野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方

野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方

ビジネス・実用
770円 (税込)

3pt

人材の的確な把握。選手の再生。そして強固の目標の認識。「野村再生工場」の秘密のノウハウをすべて公開する。ベストセラー注目の第三弾登場!

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野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    野村再生工場
    叱り方、褒め方、教え方
    著:野村 克也
    角川Oneテーマ21 A-86

    読んでいる最中に涙がでてきた

    野村克也は弱者に寄り添い、かれらを見、そして成り行きを見守る。
    野村野球とは、データだけにフォーカスした渇いた野球哲学では、決してない

    テスト生としてプロ入りした野村氏が、苦労して頂点に登る
    みずからを弱者と呼び、たどり着いた結論とはデータ野球である

    たとえ、不器用な選手であっても、頭を使えば、一流のピッチャーにも充分に対抗できるということに気が付いた。

    若い人間を育てるときには、「まずほめろ」といわれる
    ところが、私はほめるのが大の苦手である
    本心は、「叱ってこそ人は育つ」と私は考えているからだ。

    「失敗」と書いて、「せいちょう」と読む
    ・人間は叱られて育つと信じている私であるが、それだけに叱る際には気を遣う
    ・ただやみくもに叱ってはいけない
    ・それでは逆効果になってします
    ・とくに若手選手と接しているときに大切なのは、絶対に結果論で叱らないことである
    ・それに全力を尽くした上での失敗から学ぶことは少なくない
    ・結果よりプロセスを重視するのが私の指導方針である

    指導者は選手だけでなく、自分自身に対しても厳しくあらねばならない
    ・組織の伸長は、指揮官のレベルアップ如何にかかっている。
    とすれば、リーダと呼ばれる人間は、つねに自分がレベルアップしていくことを目指す必要がある
    ・ほんとうにいまの指導方法でいいのか
    ・もっともよいやり方があるのではないかと自分自身につねに問いかけ、グラウンド以外でも自分を磨かなければならない
    ・より高みを目指して挑み続けなければならないのである

    気になったのは以下です。

    ■弱者を強者にするために

    「教えないコーチは名コーチ」
    ・なるべく教えるな
    ・なぜか、教えすぎると選手がみずから考えることをしなくなるからである
    ・目標を達成するために、足りないものは何か、何をしなければならないのか、を考え、課題に対して自ら真摯に向き合える者だけが、一流になれるのである

    エースとしての自覚
    ・私の考えるエースの条件とは、
     ①チームが危機にあるときに救ってくれる存在であること
     ②チームの鏡であること
    端的にいえば、この二点である

    人間的成長なくして技術的成長なし というのが私の信念である
    野球選手である前に、ひとりの人間であり、社会人なのだという自覚と認識を持たなければ、チームの鏡たりえない

    人を見て法を説け
    ・人間の感じ方はそれぞれ違う
    ・同じことを言っても、それで大きく化ける選手もいれば、傷ついてしまう選手もある
    ・だからこそ、自信をつけさせるにあたっても指導者たる人間は、選手をよく観察し、それぞれに適切な指導を行わなければならない。

    意識改革
    ・考え方が変われば行動が変わる

    プロセス重視
    ・プロ野球は結果がすべて、つねに結果を求められるしそれで評価が決まる
    ・しかし、結果の裏側にあるものは何だろうか
    ・プロセスに他ならない、プロフェッショナルのプロ、とは、プロセスのプロでもある
    ・きちんとしたプロセスを踏むからこそよい結果にたどり着くができるし、結果を出すためには、どのないようなプロセスを歩むかということが重要になると信じている
    ・正しいプロセスを踏んでこそ、その組織はほんとうの意味で強い組織となるのであり、それが真理であることは、どんなに自由に気持ちよくプレーさせたとしても、あるいは、いくらいい素材を集めたとしても、一回は勝てたとしても、勝ち続けることはできないという事実が示している

    ・充分に準備をしたからといって、必ずしも成功するとはかぎらない
    ・だが、成功する確率ははるかに高くなる

    ・考えた末、出てきた結論は、「困ったときは原理原則に返る」

    ・強い組織をつくるために、徹底させなければならないのが、「フォア・ザ・チーム」、すなわち、チーム優先主義だ

    ・人間的成長なくして技術的進歩なし
     人間と言う字は、人の間と書く
     これは、人の間にあってこそ、人のためになってこそ人間と呼べる

    ■楽天的、意識改革

    ・チーム強化というものは、補強と育成の両面でなされなければならない

    ・「守り勝つ野球」 相手に点をやらなければ、絶対に負けない

    ・人間の価値は他人の評価で決まる。他人の評価が正しい

    ■再生の極意は気づきにある

    ・再生するためには、絶対に欠かせない素質がある
     ①闘争心
     ②感じる力、考える力、と言い換えてもいい
     鈍感は人間の最大の罪である

    再生とは、よく観察し、気づかせること
    ・考え方を変えるために本人が気づくことができるにかかっている
    ・したがって、指導者は、気づかせてやること、が大切になる
    ・再生の極意があるとすれば、それはいかに、気づかせるか、ということに尽きるのではないかと私は思っている
    ・長年プロ野球で生きてきた私は、まだ可能性が残っているのに年齢や故障のために引退に追い込まれた選手や、指導者が長所に気づいてやれないために志半ばで野球界を去っていった選手を何人もみてきた。
    ・そして、そのたびに残念に思うと同時に、憤りを禁じ得なかった
    ・どうしてこの選手のよさに気づいてやれないのか、と。

    ■弱い組織を再生させる

    ・確固たる意志をもって、毅然とした態度で、「おれのいうとおりにしていれば必ず勝てる」と選手にいい続け、信じ込ませるができなければいけない、でなければ、チームはそこから崩壊していく

    ・見ている人は見ているよ
    ・仕事は絶対に手を抜いたらダメだ
    ・全知全能を使ってベストを尽くしなさい
    ・必ず誰かが見ているから

    ・私は弱いチームを強くことが好きなのだ
    ・生きがいといってもいい
    ・現役から監督時代を通じてずっと、強いチームに勝つためにどうすればいいのか、全身全霊を使って考え、準備し、実践してきた。
    ・そうしてきたからこそ、いまの私があるといっても過言ではない

    ■私の人生もまた再生の歴史である

    ・考えて考えて抜いたが、特効薬はみつからなかった
    ・ただ、ひとつだけわかったことがあった
    ・それは、「自分は不器用なのだ」ということだった

    ・出て来た結論は、「頭を使うこと」だった
    ・私は読みがはずれたらどうすることもできないが、狙い球が来た時は打てる
    ・では、より正確に読むために必要なものは何か
    ・いうまでもない、データである

    目次
    まえがき
    第1章 弱者を強者にするために
    第2章 楽天的、意識改革
    第3章 再生の極意は気づきにあり
    第4章 弱い組織を再生させる
    第5章 私の人生もまた再生の歴史である
    あとがき

    ISBN:9784047101517
    出版社:KADOKAWA
    判型:新書
    ページ数:192ページ
    定価:705円(本体)
    発売日:2008年08月10日

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    野村監督はガチガチのデータ分析オタクでした。

    「野球は知力の勝負」であり、
    目標を最初に立て、目標達成に向けて課題をデータで浮き上がらせ、解決していく…
    これはビジネスと何ら変わらない。

    更にグラウンド上の刻一刻変わる状況や、選手の心理的な情報も駆使して、最善手を選択する難しさ。
    プロの超一流の思考に触れ、野球の楽しさを再認識しました☺️

    0
    2021年12月30日

    Posted by ブクログ

    野村監督が名将と言われる所以がわかった。
    選手にはなるべく教えず、考えさせること。
    疑問が生まれるように仕向け、自ら教えを乞いにくるようになるとスポンジが水を吸い込むように吸収するとあり、なるほど!と思いました。
    「考え方が変われば行動が変わる」、「プロフェッショナルのプロはプロセスのプロ」「再生とはよく観察し気づかせること」など刺さる言葉がいくつもありました。
    時々読み返していきたい。

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    こっちからガミガミ積極的に指導するのではなく、相手から聞かれた時に丁寧に指導する。
    聞いてくるということは、興味を持った、もっと向上したいという現れだから。

    0
    2018年05月21日

    Posted by ブクログ

    60野村再生工場
    ・ピッチャーはなぜ変化球を投げる必要がある?
    プロが投げるボールには一球一球根拠がなくてはいけない→スライダーを生かすためにシュートをマスターする必要がある
    ・欲から入って欲から離れる
    ・満足→妥協→自己限定は、成長の敵:楽しむFUNではなく、ENJOY

    ・何かに限界を感じたり、行き詰まったりした時に読む本


    満足→妥協→限定は再生の最大の敵

    人は、無視、賞賛、非難の段階で試される

    0
    2018年12月17日

    Posted by ブクログ

    頭を使って行動しろということ。
    人には傾向や癖が必ずあり、それを把握して対策を打てば上手くいく。
    何も考えずに行動するから上手くいかない。相手をじっくり観察することに時間を注ぐ。

    0
    2015年09月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通りのことを、事細かく(そこまで書いてしまっていのか)っていうくらい書いている当書。

    楽天の監督をしていた頃の山崎とのやりとりや(互いに嫌っていたらしいが意外にそうでもなかった)、監督を歴任した阪神やヤクルトでのエピソード。
    あの場面の選手との会話などこと細かく書いている。
    ヤクルトvs西武の日本シリーズで満塁ホームランを打った杉浦亨が、その後の試合でまた満塁の場面が来る。そこで力んだのか、いただきと思ったのかちょっとした欲で凡打になってしまい、日本一にもなれなかった。
    楽天磯部に対しての見方も、マスコミだけ伝わるイメージとは違った。元近鉄出身の選手はチームのためというより個人成績主義な人が多かったとか。だから楽天はすぐには強くならなかった。など。

    キャッチーをしている時の打者との駆け引きとかも聞けて、非常に興味深いものがあった。

    指導者は選手を好き嫌いで判断してはならない。一切の先入観を排しどの選手が組織に有用かという観点から判断すべきである。

    ためになる話ばかりでした。

    0
    2013年10月16日

    Posted by ブクログ

    ノムさんが好きになった。
    自分でも、もっと何事にも考えをもち行動しなければならない。
    失敗と書いてせいこうと読む。

    指導する立場の方にオススメです。

    0
    2012年02月29日

    Posted by ブクログ

    みなさんご存知元楽天監督。ぼくはこの人好きです。本当は、ぼやくのだってかなりエネルギーを要するはずだしね。ノムラのエッセンスがぎっしり。これまでのノムラ本も読んでますが、それはここでは割愛します。

    0
    2012年01月29日

    Posted by ブクログ

    野球をやっていた頃にはよく読んでいた、野村監督の本を久しぶりに読んでみました。

    (他の野村監督の本と内容が一部かぶる部分もありますが)いろいろなチームで監督が育てた選手や、さまざまな戦略の話はプロ野球ファンにとってはどれも興味深い話ばかりです。(特に95年の日本シリーズのイチロー対策の話は読み応えがあります。)

    しかし、この本の良いところは、決して野球のみならず、ビジネスの世界を始め、様々な場面で、活かせるアイデアや考え方が載っていることです。

    野村監督ファンのみならず、組織を率いている人、部下を育てなければいけない人にお勧めです。

    やっぱり、一度野村監督にWBCを率いてもらいたい・・・

    0
    2011年08月22日

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