野村克也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ同じ練習でも、結果を出す人と出さない人の違いは
感じる力。
正しい努力をしているか、闇雲に数だけをこなしてはいないかを意識する。
結果を出すためには、人から信頼されなければならない。野球ができるだけではなく、真摯に練習に向き合う姿が信頼につながる。
マー君、大谷がその筆頭。
驕らず、謙虚に。
小事が大事。
人間ははじめてみると、キリがいいところまでやる性質がある。
良い習慣ならまず少しでもいいからやること。
掃除なら掃除機を持ってみること。
自分は正しい努力をしているのか。
最後までやり続ければ、努力は報われる
正しい努力をしなければ、努力は平気で裏切る
常に自問自答する。正しい努力をしてるか。
無視されて3流、褒められて2流、非難されて1流
褒めるも叱るも愛情が土台になければならない
長所を伸ばすためには、まず短所を治す
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Posted by ブクログ
思考することの大切さについて教えてくれる一冊。
まずは己を知ること。
自分とはどんな人間なのか、何が強みなのか、何があれば幸せで、何をして喜ぶのか、何のために生まれて何のために生きるのか、そこを明確化させることから全てが始まる。
自分のセールスポイントは何か?その裏側にある欠点は何か?冷静に分析する。
そのうえで、「これだけは誰にも負けない」を作る。
内省して自分の心と向き合うこと。
考え抜いた戦略に基づいて小さなことの積み重ねを行い、自己確立することで平常心が養われていく。
思考するにあたっては、圧倒的な知識量が必要となる。
知識は読書や人とのコミュニケーションから得られる。
特に読書は知識の蓄積や思考力の向上のみならず、自身の表現力を大きく向上させる非常に有効な行為である。
その際メモやノートを取りながら行うと効果はさらに上がる。
人の上に立つ人間になるのであれば、知識量や表現力は必須のスキルだ。
野村氏は自身のことを「気づかせ屋」と言っているが、一流のリーダーを端的に表現した素晴らしい表現だと思う。
人は「やらされ」では動かない。
自分で気づいて納得したことでなければ、やらない。
大量の書物や知識や経験から生まれた、借り物ではない自らの血肉としての言葉は、必ず相手に届く。
物事の本質を短い言葉で表す。
ワンフレーズで気づかせる。
切れ味の良い日本刀でスパッと一太刀で斬るような
言葉には重みが生まれ、ますます人の上に立って組織を統率する人間になっていく。
どん底から這い上がった野村氏は、確固たる自分の哲学を持っている。
大きな苦悩を経験した人間は、持論を持っている。
「限界を見つけたところからプロとしての本当の戦いが始まる」
この一文には痺れた。
限界とは、すなわち究極の自己理解であり、そこから新たな可能性、気づき、希望が生まれる。
大きな人間になるため、もがきにもがき苦しんで、それでも限界の壁に跳ね返される苦しい経験が必要なのだ。
失敗と書いてせいちょうと読む。
結果は、「自信をつけるもの」と思う。
このあたりの認知の切り替えのテクニックはさすがだなぁと感じさせられた。
こうすることで状況でも前を向くことが可能になるからだ。
また、プロとは、「どうなるか」よりも「どうするか」そのプロセスを徹底する人間のことをいう。
という点にも気づきを得た。
プロとは職人のことである。
自分は何に徹するかを見極める。
野村氏は愛に溢れた人物だ。
生きるか死ぬかの世界でしのぎを削ってきた彼の哲学から学ぶことは非常に多い。
私は野村氏が大好きだ。
彼のような人物に私もなりたいと思った。
我以外皆我師
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Posted by ブクログ
ネタバレマー君が負けない理由は、投球スタイルもあるがチームメイトの信頼がだれよりも厚いという側面が大きい。彼の野球に取り組む姿勢や熱い思いがチーム内の「マー君が投げる試合は負けないぞ」という気運になっていく。方法論以上に「信頼」や「周囲を巻き込む力」が重要。
野球以外の社会でも同じことが言えるのではないか。
マー君は「人として、こうありたい」という高い理想を持っている。そこが並みと一流の最初の
分かれ目。人間として尊敬できる存在でなければならない。
「この人のためにがんばろう」と周囲に思われる人間か、そう思われない人間か、それによってその人自身の結果が変わる。
大谷はまだ20歳そこそこなのに、非常に謙虚でうぬぼれたようなところが見えない。だから、みんなが応援したくなる。
一生懸命努力しているのに結果が出ない人と出る人の差は感じる力。人は感じるから考える、そして行動する。これが人間の行動の仕組みの原理原則。人間の最大の武器は感性。最大の悪は鈍感。
脳生理学の先生が「人間の脳は、作業を始めたらそれを続けるようにできている。」良い習慣であれば、それを活かせばよい。
「スランプ」と口にするのは逃げである。難しいことから逃げようとしている。
長所をもっと伸ばすには、まず短所を鍛えよ。
人を育てるということは、その人の自信を育てること。
経験的にみて、プレッシャーに強い人間の共通点は、負けず嫌いで自己肯定感が強い。
人の評価は自分が決めるものではなく、周りが決めること。
指導者の基本は愛情。叱るにせよ、褒めるにせよ、基本はそこしかない。
プロ意識イコール恥の意識。プロとして恥ずかしいという意識を常に持つこと。
ベースボールを「野球」と訳したのは、第一高等中学校の野球部員だった中馬庚という説が高い。正岡子規だというのは俗説。野球用語を彼が多く訳したのは事実。
試合前のミーティングを始める前にかならず言っていたセリフ「知らないより知っていた方がいい。考えないより考えた方がいい。さあ、今日も始めよう。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレプロ野球選手で監督もしていた野村克也氏の本だったため、野球目線で人の成長や組織力の向上について書かれていたが、野球以外のこと、例えば仕事にも通じるものがあると感じた。
ポジティブなこと、ネガティブなことなど、あらゆることに対してなぜなのか?と問いかけることにより、目の前で起きた事象に対して、深く分析し、新しい視点を持つことにより成長に繋げられると言うことがこの本では書かれていた。
私は最近様々なことに対して「そういうものだ」と思い受け止めてしまう姿があったが、最低でも何か1つ質問をしたり、疑問を持ったり、問いかけるようなことをしていきたいと感じた。
最近の自分は、その場で何かを聞いて、疑問を持っても迷惑になるかもしれないと深く質問をしなかったり、聞いたことを再現できるようにしようという姿勢が足りなかったと反省した。
また、無駄なプライドを持つことによって、学びの機会を失っていたということに気がついた。
プライドを捨ててわからない事は素直にわからないと質問できるような姿勢で生きていきたい。
野球には興味がなかったが、この本の内容はとてもためになった。
やはり何かで成功している人の言葉は信用に値すると感じた。 -
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なぜか結果を出す人の理由
著:野村 克也
集英社新書 0765 B
その人が他の人に比べて抜きん出た結果を出しているのは、その技術や、方法論ということ以上に「信頼」や「周囲を巻き込む力」によるものだということである
これは野球以外の仕事の現場でも、まったく同じではないだろうか
よくよくその選手の「努力」と「成果」を見てみると、やはり原因と結果が強く結ばれていることがわかる
それは、正しい努力をしているのか、それとも、間違った努力をしているのか、ということだ
気になったのは、以下です
■同じ努力でも、なぜ結果に差がつくのか
・なぜ、一生懸命に努力をしていても、いい結果がでないのか
・その答えは実はとても簡単なことだ
・努力の仕方がまちがっているのだ
・がんばって努力したから、ちゃんと報われた。めでたしめでたし という成功物語は、
がんばって正しい努力をしたから という前提条件があってこそ めでたしめでたしという結論につながるのだ
・努力はウソをつかない、というのは、もっともベーシックなところで信じてきた言葉だ
・一流選手とは、ただ野球がうまいというだけではなく、人間といて尊敬ができる存在でなければならない
・プロと名がつくのだから、野球の素質や技術が優れているプロ野球選手はいくらでもいる。
・しかし、その中で一流と呼ばれるのは、人格や、人柄、取り組む姿勢や日頃の行いが伴っていなければいけない
・真のエースというものは、だれよりも速い球を投げたり、すごい変化球を投げたりして、たくさん勝ち星を挙げることよりも、いかにチーム内で信頼されているかということが重要だ
・この人のためにがんばろう、と思われる人が大きな結果を出す
・人間の進歩とは、自ら変化することだ、自分が変わらなければ成長はない
・変わるというのは、勇気のいることだ、しかし、その変化を遂げたときには、これまでとは違う結果が得られる可能性が広がっているのだ
■努力は天才を上回るのか
・長島もイチローも、だれかに言われてやっているのではなく、どんなに努力をしても、どんなにいい結果をだしても、自らは飽き足らず、さらなる努力をして、またさらなる結果をだしていく
・このタイプは頂点の中の頂点であるから、古今東西、そうたくさんはいない
・才能があって、努力しない タイプの人は、いつ本人が気づいて努力をするかで結果は大きく変えられる
感じる力が正しい修正を導く
・ピッチャーが完全に打ち取った打球をアウトにするのは当然の仕事
・ヒットになりそうな難しい打球でも、ファインプレーに見せずに簡単に合うとにできるのが理想
・そうすればピッチャーは自分のボールに自信をもって投げ続けられる
・それが野手からピッチャーへの思いやりというものだと思います
・一生懸命に努力をしているのに、なかなか結果が出ない人と、努力が報われている人の差はなにか
・それは、感じる力である
・人は感じるから考える
・そして考えた通りに行う
・感じて、考えて、行う
・それが、人間の行動の仕組みの原理原則だ
・プロフェッショナルが、自分の身一つでいきていくためには、なんといっても、己を知ることが必要だ
・今の自分には何がたりないのか、どこが弱いのか、どこを磨けばいいのか
・それを常に正しく認識できるかどうかが勝負だ
■野村式 結果を出す技術
・指導者や監督のつとめというのは、手取り足取り教えることよりも、どう気づかせるかということが重要だ
・監督とは気づかせ屋でなければならない
・努力を継続していくためには何が必要か
①好きこそものの上手なれ 好きなことを見つける、好きなことをやらせる
②強い動機 こうなりたい、という夢や目標があれば、努力は苦ではなくなる
・プロというのは1日24時間をどう使うかで勝負がきまる
・プロの世界は結果がすべてだ、言われる
・しかし、私は監督として、結果よりもプロセスを重視して選手を指導してきたつもりだ
・自分がスランプだと思っている。そうではない、「できて当然」なのではなく「できなくて当然」と自覚すべき
・短所が目立つ人でもなんとかして組織の役に立ってもらうように導いたり、上手く使ってあげたりして戦力にしていこうとしなければならない
・そこでそう、欠点ばかり責めないで、あの人のいいところを見てあげようじゃないか、という視点がでてくるわけだ
・世の中には、多くの時間をかけて短所を直すより、長所をどんどん伸ばすほうが効率的でよりよい結果につながる、といった指導法を信じている人がたくさんいる
・だが私はそれはウソだと思っている
・長所を伸ばすためには、短所を鍛えろ だ
・人を育てるということは、その人の自信を育てるということだ
■チャンスを逃さない人はここが違う
・ああ、そういうことか。球団としては、もうやめてほしかったんだな
・そう気づいた。そして、正しいのは球団の評価の方であって、私の希望や自信というのは単なる主観でしかないのだ
・人の評価というものは自分が決めるものではなく、周りが決めるものなのだ。
■結果を出す指導者の条件
・言うことをきちんといい、叱るべきときには、ちゃんと叱る
・選手に嫌われることを怖れることなく、厳しく指導する
・人間は感情の動物である
・「知っている、頭でわかっている」を「できる」にしていくためには、まず、「やってみる」「やってみせる」ということが必要だ
・「わかっている」ことを「できる」にするためには、努力が必要だ
・プロ意識とは「恥の意識」と同義語である
・「プロとして恥ずかしい」という意識を常に持ってなければいけない
・「プロなのに、こんなことも知らないのか」「プロのくせにそんなプレーをするのか」と思われてはいけない
・私は昔も今も処世術というものがない
・思ったことをそのまま言う
・どんな相手に対してもそうだ
目次
はじめに
第1章 同じ努力でも、なぜ結果に差がつくのか?
第2章 努力は天才を上回るのか?
第3章 野村式“結果を出す技術”
第4章 チャンスを逃さない人はここが違う
第5章 結果を出す指導者の条件
おわりに
ISBN:9784087207651
出版社:集英社
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:800円(本体)
発売日:2014年11月19日 -
Posted by ブクログ
野村再生工場
叱り方、褒め方、教え方
著:野村 克也
角川Oneテーマ21 A-86
読んでいる最中に涙がでてきた
野村克也は弱者に寄り添い、かれらを見、そして成り行きを見守る。
野村野球とは、データだけにフォーカスした渇いた野球哲学では、決してない
テスト生としてプロ入りした野村氏が、苦労して頂点に登る
みずからを弱者と呼び、たどり着いた結論とはデータ野球である
たとえ、不器用な選手であっても、頭を使えば、一流のピッチャーにも充分に対抗できるということに気が付いた。
若い人間を育てるときには、「まずほめろ」といわれる
ところが、私はほめるのが大の苦手である
本心は、「叱ってこそ人は育つ」と私は考えているからだ。
「失敗」と書いて、「せいちょう」と読む
・人間は叱られて育つと信じている私であるが、それだけに叱る際には気を遣う
・ただやみくもに叱ってはいけない
・それでは逆効果になってします
・とくに若手選手と接しているときに大切なのは、絶対に結果論で叱らないことである
・それに全力を尽くした上での失敗から学ぶことは少なくない
・結果よりプロセスを重視するのが私の指導方針である
指導者は選手だけでなく、自分自身に対しても厳しくあらねばならない
・組織の伸長は、指揮官のレベルアップ如何にかかっている。
とすれば、リーダと呼ばれる人間は、つねに自分がレベルアップしていくことを目指す必要がある
・ほんとうにいまの指導方法でいいのか
・もっともよいやり方があるのではないかと自分自身につねに問いかけ、グラウンド以外でも自分を磨かなければならない
・より高みを目指して挑み続けなければならないのである
気になったのは以下です。
■弱者を強者にするために
「教えないコーチは名コーチ」
・なるべく教えるな
・なぜか、教えすぎると選手がみずから考えることをしなくなるからである
・目標を達成するために、足りないものは何か、何をしなければならないのか、を考え、課題に対して自ら真摯に向き合える者だけが、一流になれるのである
エースとしての自覚
・私の考えるエースの条件とは、
①チームが危機にあるときに救ってくれる存在であること
②チームの鏡であること
端的にいえば、この二点である
人間的成長なくして技術的成長なし というのが私の信念である
野球選手である前に、ひとりの人間であり、社会人なのだという自覚と認識を持たなければ、チームの鏡たりえない
人を見て法を説け
・人間の感じ方はそれぞれ違う
・同じことを言っても、それで大きく化ける選手もいれば、傷ついてしまう選手もある
・だからこそ、自信をつけさせるにあたっても指導者たる人間は、選手をよく観察し、それぞれに適切な指導を行わなければならない。
意識改革
・考え方が変われば行動が変わる
プロセス重視
・プロ野球は結果がすべて、つねに結果を求められるしそれで評価が決まる
・しかし、結果の裏側にあるものは何だろうか
・プロセスに他ならない、プロフェッショナルのプロ、とは、プロセスのプロでもある
・きちんとしたプロセスを踏むからこそよい結果にたどり着くができるし、結果を出すためには、どのないようなプロセスを歩むかということが重要になると信じている
・正しいプロセスを踏んでこそ、その組織はほんとうの意味で強い組織となるのであり、それが真理であることは、どんなに自由に気持ちよくプレーさせたとしても、あるいは、いくらいい素材を集めたとしても、一回は勝てたとしても、勝ち続けることはできないという事実が示している
・充分に準備をしたからといって、必ずしも成功するとはかぎらない
・だが、成功する確率ははるかに高くなる
・考えた末、出てきた結論は、「困ったときは原理原則に返る」
・強い組織をつくるために、徹底させなければならないのが、「フォア・ザ・チーム」、すなわち、チーム優先主義だ
・人間的成長なくして技術的進歩なし
人間と言う字は、人の間と書く
これは、人の間にあってこそ、人のためになってこそ人間と呼べる
■楽天的、意識改革
・チーム強化というものは、補強と育成の両面でなされなければならない
・「守り勝つ野球」 相手に点をやらなければ、絶対に負けない
・人間の価値は他人の評価で決まる。他人の評価が正しい
■再生の極意は気づきにある
・再生するためには、絶対に欠かせない素質がある
①闘争心
②感じる力、考える力、と言い換えてもいい
鈍感は人間の最大の罪である
再生とは、よく観察し、気づかせること
・考え方を変えるために本人が気づくことができるにかかっている
・したがって、指導者は、気づかせてやること、が大切になる
・再生の極意があるとすれば、それはいかに、気づかせるか、ということに尽きるのではないかと私は思っている
・長年プロ野球で生きてきた私は、まだ可能性が残っているのに年齢や故障のために引退に追い込まれた選手や、指導者が長所に気づいてやれないために志半ばで野球界を去っていった選手を何人もみてきた。
・そして、そのたびに残念に思うと同時に、憤りを禁じ得なかった
・どうしてこの選手のよさに気づいてやれないのか、と。
■弱い組織を再生させる
・確固たる意志をもって、毅然とした態度で、「おれのいうとおりにしていれば必ず勝てる」と選手にいい続け、信じ込ませるができなければいけない、でなければ、チームはそこから崩壊していく
・見ている人は見ているよ
・仕事は絶対に手を抜いたらダメだ
・全知全能を使ってベストを尽くしなさい
・必ず誰かが見ているから
・私は弱いチームを強くことが好きなのだ
・生きがいといってもいい
・現役から監督時代を通じてずっと、強いチームに勝つためにどうすればいいのか、全身全霊を使って考え、準備し、実践してきた。
・そうしてきたからこそ、いまの私があるといっても過言ではない
■私の人生もまた再生の歴史である
・考えて考えて抜いたが、特効薬はみつからなかった
・ただ、ひとつだけわかったことがあった
・それは、「自分は不器用なのだ」ということだった
・出て来た結論は、「頭を使うこと」だった
・私は読みがはずれたらどうすることもできないが、狙い球が来た時は打てる
・では、より正確に読むために必要なものは何か
・いうまでもない、データである
目次
まえがき
第1章 弱者を強者にするために
第2章 楽天的、意識改革
第3章 再生の極意は気づきにあり
第4章 弱い組織を再生させる
第5章 私の人生もまた再生の歴史である
あとがき
ISBN:9784047101517
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:705円(本体)
発売日:2008年08月10日 -
Posted by ブクログ
20代〜30代前半の過ごし方の答え
「いかにそなえるか」
そなえとは、確率の高いものを選択すること。
【素敵な野村さんワード5選】
⚫︎人生のひとつの節目、大きな岐路を迎えるのが35歳
ex.サラリーマンは管理職、野球選手は引退
35歳以降の差が生まれる要因
「人が自分を見ている」意識があるか。
人がいないと生きていけない。つまり、人の評価で生きている。必ず誰かが見ている。
⚫︎心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
(インドヒンズー教の教えより)
⚫︎「固定観念は悪。先入観は罪」
オリックス監督とヤクルトスカウトがイチローのバッティングフォームとピッチャーであるとみなしていたことが正に該当。
⚫︎変わることを厭わない。よいと思ったことは何でも試してみて、うまくいけば素直に取り入れる。
(古田敦也選手を称して)
⚫︎「人間の最大の悪は鈍感である」
ほんとうに自分は正しい努力をしているのか、毎日自分に問いかけろ。 -
Posted by ブクログ
野球選手としても、監督としてもすぐれた業績を残した野村克也氏の書。
その教えは、理路整然としていてわかりやすく、感情にあふれていて、人に温かい。
気になったことは次です。
・原理原則、野球界に関わらず、どの世界でもそれが仕事をするうえでの礎になる。
・プロフェッショナルなのだから、野球の専門家になるべきである。
・戦いには4つの要素がある。戦力、士気、変化、心理、その中でも、士気:ムードは非常に大事である。
・大事になるのは、人間みな人生を生き抜くという使命をもって存在していることを選手に説き、その使命感を選手ひとりひとりに認識させることである。
・人生は幸福への努力である。
・一生懸命練習すれば技術は伸びる。しかし、技術だけでは限界がある。
・世の中に存在するものすべて理がある。
・決断と判断とは違う。決断とは賭けである。判断とは、頭でやるもの知識量や修羅場の経験がものをいう。
・小事が大事を生む。頂点に立つということは小さなことの積み重ねだ。
・野村野球はデータ野球というがそうではない。データとは試合の前までに用意するもの。一方情報とは試合の中で拾うものである。
・エースと4番は、鑑でなければならない。彼らの行動にチーム全体が正しい方向に進めるかどうかがかかっている。中心になる選手がいるからチームはうまく機能するのだ。
・選手の成長のためには個人記録やタイトルは絶対に必要なものである。
・仕事をする上で必要なこととして3つの能力が必要とされる。問題分析能力、人間関係能力、未来創造能力である。
・人間3人の友人をもて。原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。
・将来性ほどあてにならない言葉はない。
・いずれにしてもやる気を見せないかぎり、お金を払って試合を見に来てくれるファンの前で使うわけにはいかなかった。
・チームをつくるにはまずひとりひとりの選手をつくらなくてはならない。
・無知であることを自覚させ、無知は恥なのだと気づかせなくてはならない。
・まず社会人としての最低限の常識・礼儀・マナーをしつける社会人教育こそ重要なのである。
・私は、3つのポイントをもとに実践指導をしている。それは、ツボ、コツ、注意点である。
・地位が人をつくる。
・士は己を知る者のために死す。
・この選手を力いっぱい育ててやりたい、立派な人間にしてやりたいとおもったとき、何も誉めたり優しく接することだけが愛情ではないということだ。
・元首相の中曽根氏が良く使われる言葉に「結縁、尊縁、随縁」がある。人生とは縁である。縁を結び、縁を尊び、縁に従うという意味だ。
・人間学のないリーダーに資格なし。
目次は以下の通りです。
はじめに
第1章 意識改革で組織は変わる
第2章 管理、指導は経験がベースとなる
第3章 指揮官の最初の仕事は戦力分析にある
第4章 才能は学から生まれる
第5章 中心なき組織は機能しない
第6章 組織はリーダーの力量以上には伸びない
第7章 指揮官の重要な仕事は人づくりである
第8章 人間学のない者に指導者の資格なし
終章