野村克也のレビュー一覧
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ノムさん。ノムさん。阪神の負け越しや楽天の試合後のぼやき、口数が少ないイメージだった。でも、心や頭の中では沢山考えてた。考えて考え抜いて、不器用な人間でも生きられる道を模索してたどり着いた。野球を通して人間形成を促す。プロ選手になることがゴールじゃない。厳しくもあたたかい言葉。
「失敗」と書いて「せいちょう(成長)」と読む。
最高を、最幸とか、仕事を志事とかいうの好きじゃないけど、この言葉は心にスっと入った。失敗を振り返り、改善をしていく。物事が上手くいってばかりでは振り返らない。失敗は成長する機会なんだ。失敗もあながち悪いものではないかもしれない。心強い言葉だった。
自分で考えることが大事。何事も。親や先生、コーチから与えられることばかりこなすと考える機会も同時になくなる。
そういや新庄が阪神時代、槇原の敬遠を打ってサヨナラ勝ちしたエピソードを思い出した。新庄は敬遠球も打てるように練習してたし、コーチにも来たら打っていいかを確認してた。実際にその時が来て、コーチが監督であるノムさんに聞いたところ「好きにせぇ」と言っていたそうだ。それでgoサインが出たのだけど、「好きにせぇ」は「自分で考えろ」ということだったのかもしれない。そんなことを、ふと思い出して私なりに解釈した。
そしてノムさんはすごい、とよく言っていた野球少年であり、元カレ。ありがとう。ようやく君が言っていたことがわかったよ。 -
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野球に疎くても楽しく読める一冊。でも野球が好きならもっと楽しく読める一冊。タイトルに引かれて手にとって、著者をみてビックリ!プロ野球の監督されてた方だよね?!ということであまり期待せず読んだら、いろんな選手と接してきた経験に裏打ちされた結果を出し続けるための方法や野球への熱い想いが伝わってきて良い本でした。野球絡みのエピソードが多いので野球好きならより楽しめると思います。
●プロ意識とは恥の意識
すごく納得しました。プロなのに・・・と言われないようにするにはどうすればいいでしょうか?これはプロ野球選手に限らずひとりひとりの仕事に対する態度にもすぐに活かせると思います。
●人材育成の大切さ
え?野球なのに人材育成?才能じゃないの?違うんです。プロ野球選手だけでなく、コーチ・球団全体・球界・高校生以下の野球全部。それは現状維持では先細っていしまうという著者の危機感から来ている考え方。変動する時代の中で質を高めていき、存続するにはどうするか考える。ビジネスにも通じるところがあると思いました。
●よき高校野球選手である前によき高校生であれ
著者が高校野球の監督だったらそう言うそうです。世の中の部活でここを教える指導者ってなかなかいないような気がします。野球が上手ければ何してもいいってのは冷静に考えてありえませんよね。でも、それがまかりとおってしまっている現実もあるようです。プロの世界でもプロになって1軍になったらゴール的な選手もいて・・というようなエピソードもでてきます。結果を出し続ける人はどのような心構えか・・そんなことを考えさせられました。
●最後にオススメの読み方
著者のウィキペディアや語録をざっと読んでどんな方か把握してから読むのがオススメです。(わたしは読後に気になって読みましたが)
血液型占いが好きとか知っておくと「あ、それでこんな事を言っているのか」となってより楽しめるかもです。 -
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イチローの野球選手としての能力には最大級の賛辞を惜しまないけれど、プロ野球選手としての心構えに疑問符を打つ野村克也。
自分のベストパフォーマンスを見せる事がファンサービスであり、プロフェッショナルの仕事だというのがイチローのポリシーであり、著者は「チームの勝利のために知識と技術を駆使するのがプロとしてのベストパフォーマンス」というスタンス。
どちらが正解かは人それぞれの基準や嗜好によるので一概には言えないが、ノムさんが言うようにイチローレベルの選手だからこそイチローの発言は説得力がある。
いずれにせよ「有言実行」を体現し続けたおよそ20年のプロ野球選手としての生活は、想像を絶する苦しさだったに違いない。
それはそうと、ノムさんの著作はどれも読みやすく首尾が一貫している。
ライターが居たのか自身で書いていたのか…野球だけでなく文才もあったのかもしれない。
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◼️まとめ
・1つ1つ考えて行動すること、人生は結果は自分の変化の表れ
・何事も積み重ねが大事、努力しないと才能も開化しない(なにが得意かわからない)
・指導者は周りに気づきを与えて組織を動かさないといけない、そのために勉強、経験が大事
◼️メモ
・心が変われば人生が変わる(ヒンズー教の教え)
心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
・小事は大事を生む
・勉強してこそ才能は生まれる
イチローや野村の成功は毎日の積み重ね
何もせずに才能は見出せない
・リーダーがいかに組織において重要か
リーダーがどう振舞うかでメンバーの動きも大きく変わる
組織を引っ張るためには「自分が引っ張る」「自分が勝利に導く」という強引さも必要
根性見せるなどで人格が評価され信頼獲得に繋がる
・指揮官の重要な仕事は人づくり、教育
自由奔放にするだけでは行き止まる
気づきを与えて変えないといけない(精神面、技術面とも)
そのために理論、実践とも勉強、経験を積まないといけない -
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人の見抜き方、リーダー論、組織論が詰まった一冊 これまで読んだ3冊とは少し毛色が異なり、人の見抜き方やリーダー論、組織論と野球に限らず一般的に通じるものとなっていた。指導時だけでなく、自分自身が指導を受ける際にも参考にすべき点は非常に多い。「根拠をもって行動しているか」、「コーチは言いすぎない人が良い」、「組織の力量は、監督の力量以上にはならない」、などは、自身がマネジメント側になることを意識して行動するさいだけでなく、今マネジメントされる側の立場の時から実践しなければならない。人を見抜く、人を伸ばすために必要なこと、大事なことは何か、考えさせてくれる一冊。将来組織を統べる立場になることを見据え、特に先述の3点は己に言い聞かせながら、日々練磨していく。
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大ヒットした本なのだが、なぜか読んでいなかった。
野村監督の一周忌で思い出して購入。
野球をやる人、見る人には必読か。リーダー論など、一般の社会人や管理職にもためになる「教え」が数多く掲載されている。
意外だったのは、「野村野球=データ野球」と思っていたのだが、あくまで「データとは観察のもととなるもので、試合の前までに用意するものだ」としたうえで、試合の中で「情報」を拾い、賭けに出る。
勝負師なのだ。
「賭けに出ることのない戦い方では、それこそ戦力の差がそのまま結果となり、弱者はいつまでたっても勝つことはできない」という指摘は、きわめて正しい。
本書執筆の時点と状況が一変してしまったのが、セ・パの実力や人気だ。
本書では、前後期制やDHなどが「次々と打ち出されたパ・リーグの愚策の数々」と批判されていたが、それでもパ・リーグは変革を止めなかった。今や、完全にパ・リーグが圧倒的に強くて、人気がある、だ。
パ・リーグ育ちで、かつての不人気っぷりを体で知っているからこそ、野村監督ほどの洞察力をもってしても、現在のパ・リーグの隆盛は見通せなかったか。