【感想・ネタバレ】一流非難 プロ野球スーパースター異説のレビュー

あらすじ

“日本球界の至宝”野村克也氏が、日本を代表する超一流選手たちを一刀両断。長嶋茂雄、王貞治といった球界レジェンドから、大谷翔平、ダルビッシュ有、田中将大といった新時代のスターまで。辛口ながらも野球愛にあふれた“ボヤキ”は、まさに野村氏から球界への「最期のメッセージ」。

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Posted by ブクログ

非難されてこそ一流という野村さんの、昭和から平成までを彩る名選手名監督たちの評論集という感じ。
テレ朝だったかな、野村スコープを用いた解説の面白さを知ったのは。
一時期この人の書く本は、ボヤキはボヤキでも自分をもっと認めてくれよ的な感じが鼻について敬遠していたのだが、久しぶりに読んでみれば、非難されてこそという野村さんの野球に対する愛情が伝わってくる良い本だった。
でも、なんでだろう、原辰徳だけは愛情が感じられない話で終わってしまった。
宮本のところで言ってる、努力の方向を間違えずに努力しろという話は、今の自分にとって大事な考え方のように思う…
また、落合には人の見えないものが見えていたという話は、「嫌われた監督」を読んだ時にも思ったのだが、野村さんに解き明かして欲しかったな。

にしても、もう、この人はいないのだなぁ…

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

「週刊大衆」で2019年5月から2020年3月まで連載されていた「野村克也 プロ野球スター名選手 新ボヤキ論」をまとめたものです。
野村さんは2020年2月に亡くなりましたので、本書で語られていることは"最後のボヤキ"になります。

取り上げられた「超一流選手」は以下の31人です

長嶋茂雄、王貞治
田中将大、大谷翔平、ダルビッシュ有
野茂英雄、イチロー、松井秀喜、新庄剛志、上原浩治
川上哲治、金田正一、山内一弘、中西太
稲尾和久、杉浦忠、森祇晶、江夏豊、福本豊、田淵幸一、門田博光
落合博満、江川卓、原辰徳、桑田真澄、清原和博、阿部慎之助
古田敦也、宮本慎也、稲葉篤紀、辻発彦

実績から選べば、張本勲が入っていても良かったが、ボヤキじゃなくて本気の批判になっちうからか無かったね。
新庄については早くも現役復帰を目指しているという話題にふれており「バカか、おまえは」と言っている。

野村さんの本やインタビューなどに多く接している人にとっては聞いたことのある内容が多いと思いますが、何度聞いても面白いです。
「江川は、高校時代が一番すごかった」という人は少なくないし、私もそう思っています。野村さんも同様に感じていたことは初耳でした。

1選手6ページくらいなので、ちょっと空いた時間に読みたい選手へのボヤキを楽しめます。

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2020年12月26日

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