野村克也のレビュー一覧

  • 超二流 天才に勝つ一芸の究め方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    100字要約
    「超二流」とは、強みと弱みを理解して強みを活かせるように頭を使うことである。如何に気づいて変化を感じとるかが原点である。責任感を持ち自主的に考えて、素直な心で壁に挑む。分水嶺となるのは感謝の心である。

    ーー メモ ーー

    「超二流」をあえて定義するならば、自分の強み・長所と弱点を理解して、強みを活かせるように頭を使う選手のことだろう。

    全てが揃っている選手など、そうはいない。だから、「大きな欲」「無謀な欲」は思い切って捨てなければならない。

    仕事に取り組むしっかりとした姿勢を持ち、自分の強みを知って時にはできないこと、苦手なことを思い切って捨てる勇気を持つ。そして自分だけの仕事観を築き上げていく。そうすれば、自然と「超二流」になれる。

    彼らが名監督になるためには、考え方に少し遊びの部分と言える「柔軟性」もあっていいのではないかと思う。
    「超二流」の者こそ真の指導者に向いている。

    人は誰しも、なんらかの可能性を持って生まれている。選手はちょっとしたことできっかけをつかんで大きく変わる事がある。

    真っすぐが真っ直ぐにならない。(西岡三四郎さん)それを武器にすればいいじゃないかと助言した。
    → 5年連続2桁勝利を挙げるまでに成長した。

    くすぶっていて芽が出ないように見える選手であっても、指導者、上に立つ者が可能性も見つけて育てることができれば、必ずチームの役に立つということだ。
    「野村再生工場」の原点

    貧乏性がゆえに、いつも謙虚に努力して工夫することができた。それがプロ野球の世界で長くやれたことにつながっているのだと思う。自分には才能があるなどとおごらないから謙虚さを忘れず、努力を続けることができる。だから最後にその道を究めた「超二流」となって勝てる。

    一流ばかりの集団が必ず勝つわけではない。「弱者の兵法」を体得。どんなタイプの選手なのかをしっかりと見極めて働く場所を与えてやる。「自分が勝てる場所」を見つけ、そこで勝負する。これだけは誰にも負けないという強みを見つける。

    主役だけが輝いてもいい映画にならないのと同じで、脇役が高いレベルで力を発揮しなければチームは強くなれない。コンバートこそ「超二流」になるチャンス。

    私が常々述べているのは、野球で「球が速い(投げる)」、「遠くへ飛ばす(打つ)」、「足が速い(走る)」この3つは努力してできることではなく、天性の素質がものをいうということだ。

    主役ばかりが揃うチームは絶対に機能しない。中心がいて、その周囲を固める脇役がきっちりと自分の仕事をする。組織の上に立つ者ならば、そうした脇役にも目を配ることも重要な仕事だと心得るべきだろう。

    技術には限界がある。それを補うのは「感じる力」何かを感じる力。いつでも何かを感じるように心がけることで、壁を突破するヒントが得られるはずだ。

    人間、最大の悪は鈍感
    感性がないことは大きな問題だと思う。いかに変化を感じ取るか。変化に気がつくか。
    感覚を大事にしながら、頭を使うことが必要だ。

    プレーヤーとしても指導者としても、いかに気づいて感じるか、それが原点になる。
    選手の育成は、「見つける」「育てる」「生かす」。感じる力をもっていなければ「見つける」ことができない。

    野球は球技の中でも珍しく、守備側がボールを持ち主導権を握るスポーツだ。要は守備の重要度が極めて高い。局面について考える。キャッチャーにとって最も大事なもの、当然それは「配球」だ。

    「意味のある苦労」は必要
    野球の試合におけるキャッチャーの役割とは何か。それは、ドラマや映画で言うところの脚本家である。サインを出して試合の筋書きをつくる。だからこそ、野球を知り尽くさなければならない。新人の頃に、基礎、基本、応用という段階をきっちり踏む機会がなかったのではないだろうか。

    甲斐拓也が持っている感謝の気持ち
    母子家庭に育ち、苦労をかけた母親への感謝。
    プロとして成功するかどうかの分水嶺になることが多いのだ。

    プロに入ってから途端に伸びなくなることがある。それは、プロに入ることが目的になってしまっているからだ。実際はそこからスタートで、競争なのに、プロになっただけで満足してしまう。

    感謝の気持ちを持っているかどうか。野球選手に限らず、人を育てる重要な要素のひとつだと私は思っている。
    処世術に負けない本質的な能力を手に入れる。今は能力ではなく処世術で監督になれてしまう。

    プロ野球界で何か爪痕を残すために、愚直に野球眼を磨き、知識と教養を蓄えていったつもりだ。「信は万物の基を成す」信頼、信用は全ての礎ということだ。信を形成するのは、やはり純粋な監督としての力量だ。

    監督とは「説教の名人」でなければならないというのは、私の持論の一つだ。選手たちが気がつかない一歩先を見て、的確な一言を与えていく。

    自己評価は甘い、他人の評価は正しい。
    「ちゃんと見てくれている人がいるんだな」
    「腐ったら終わり」
    他人の評価は真の自分を映し出す鏡だと思って、謙虚に仕事に取り組むことを忘れてはいけない。そこで踏ん張れば、本物の力が必ずついてくる。

    「超二流」になるために、短所は最低限直す
    欠点ばかりを意識しても成長にはつながらない。要は、バランスが大切ということだ。

    人間の目というものは厄介なもので、どうしても他人の欠点ばかりが見えてしまう。
    「長所を伸ばして欠点を補う」、これは間違いだ。いくらいいところがあっても、欠点を直さないと往々にして長所を邪魔してしまう。だから、まずは欠点を直す。最低限、直す、それを第一に考えるべきだと私は思う。

    長所は意識しなくて良いが、短所は意識しなくては修復できない。そして短所を補うことができれば長所も伸びる。

    「素直さ」は「超二流」を目指す者にとって最大の武器である。自主的に考えて、素直な心で、壁に挑む。人の成長に必須なのは責任感を養うこと。

    全員が同じ方向を向いているか、勝利のために仕事をしているかどうかということ。

    責任感がなければ、創意工夫は生まれない。
    強いチームには、必ず責任感の強い主力選手がいるものだ。

    「努力には即効性がない」ということを知る

    理論や理屈ではなく、振って振って振りまくって体に覚えこませる。基礎・基本・応用の三段階で言えば、基礎はそういう地道な努力でしか身につかないものなのだ。素振りのような基礎練習はすぐに効果が出ない。さらに単純作業の繰り返しなのだ。根気よく続けて、2年3年経ってからようやくその成果が見え始める。

    一流こそ基礎を怠らない
    私は素振りをする時には、「音」を意識していた。何年も努力を積み重ねて身につけた基礎は、大きな武器になる。基礎を省いて基本や応用に取り組んでも、そこでついた力は本物ではない。

    指導者にも反復練習を見守る長い目が必要
    簡単に成果が出ないからこそ努力を続けるしかないのだ。ある程度長い目で見ながら、どれだけ基礎の反復練習を続けることができているのか。それを見極めるのも指導者には必要だ。

    固定観念にとらわれず我が道を行く
    もちろん素直なことはいいことだが、「これだ」と決断したら、時には他人の言葉に耳を貸さず、我が道を行くことも必要なのだ。

    「読み」の野球
    試合前の「想像野球」、実際の試合の「実践野球」、試合後の「反省野球」。特に大事なのは、この反省野球で、これをしっかりやらないと明日に、次につながらない。

    私はバッターをA,B,C,Dの4タイプに分けて考えてきた
    ーー
    A型:直球を待ちつつ、変化球にも対応しようとするタイプ。理想型。
    B型:インコースかアウトコースか、コースに的を絞るタイプ。無難型。
    C型:バッテリーとの駆け引きで打球の方向を決めるタイプ。器用型。
    D型:状況に応じて「この球がくる可能性が高い」と狙い球を決めるタイプ。分析型。

    野球は独特なスポーツだ。一球一球「間」というものがある
    ピッチャープレートからホームベースまで18.44m。野球の本質は「準備」にある。

    ピッチャーはなぜ変化球を投げるのだろうか。それは単純明快で、真っ直ぐを生かすために変化球を投げる。

    「野球はピッチャーが投げてから始まる」とはよく言うが、それは間違いで「野球はキャッチャーのリードから始まる」が正解だ。意外と答えに辿り着く方法はシンプルなことかもしれない。

    勝負は下駄を履くまで分からない。
    監督が「勝った」と思えば、その油断は言葉にしなくても選手たちに伝わるものだ。そしてチーム全体に緩みが生まれ、絶好のチャンスを逃すことになる。だからこそ、勝負が終わるまで監督は笑顔を見せてはいけない。「江夏の21球」

    ピッチングには「稼ぐ」、「誘う」、「捨てる」、「まとめる」と4つの意図する球がある。「超二流」として成功したければ、油断大敵、執念を持て。

    「結果至上主義」が好きではない
    昨今は、すぐに結果を求められる風潮が強い。我々は「結果」とどう向き合えばいいのか。「結果は自信をつけるもの」とだけとらえればいいのだ。結果の積み重ねによって、人は自信を持つ。その自信を過信せずに重ねていけば間違いなく成長できる。

    「結果」は自分がコントロールすることができない、後からついてくるもの、と割り切る覚悟が必要なのだ。そこでおのずと大事になってくるのが、その結果に至るまでの「プロセス」ということになる。要は「今できることを正しくやる」ということだ。

    ==
    キャリアにも通じる。馬車の轍の跡が語源にあったことを思い出す。
    ==

    「プロセス」を見直し「徹底させる」
    監督の力量は、この「プロセス」にこそあるのだ。正しい道を示してあげて、「徹底させる」というプロセスを踏ませることで「結果」はついてくる。

    リーダーの考え、思いは言葉にしなくても伝わってしまう。組織とは恐ろしいもので、リーダーの考えていることは全て伝わっている。だから、リーダーたる者一時も気が抜けないし、抜いてはいけない。口に出さなくてもリーダーの心は伝わる。何も言わずに背中で引っ張るものだ。

    監督が変わればチームが変わる。リーダーの「信」によって、組織は強くなる。監督の何によって、組織が変わるのか?
    「説得力」。説得力を生むものは「経験」に他ならない。

    「説得力」は最終的に「信」につながる。当然、「信頼」「信用」があるかないかで、同じことを言われても心に響く総量が全然違う。人間とはそういうものだ。

    本番で何もしないのがいいリーダーの条件
    監督の仕事は「準備」である。試合が始まるまでのプロセス管理なのだ。試合中の「采配」ではない。

    技術面の成長を促すだけでなく、考え方のエキスを注入し、そして人間教育も行う。

    人の「成長と評価」には、3つの段階がある。それは、「無視」「賞賛」「非難」である。

    「褒める」と「叱る」は同じこと
    一言だけでもいいから、タイミング良く褒めることで自信をつけさせることができる。
    どちらも根っこに「愛情」があるからだ。自己中心的な感情が先立つと、叱るのではなく「怒る」になってしまう。それは選手もすぐに察する。愛情を持って、正しく褒めて叱る。

    思考と行動は直結しているというのが、私の持論でもあるので、とにかくミーティングに重きを置いていた。「野球とは」という本質論、これを選手に教えるのが監督やコーチにとって一番大事な仕事なのだ。

    「よほどのことがない限り、こっちから教えるな」とコーチに伝えていた野村監督。大切なことは、選手自身が考えること。問題意識を持たせて、自ら考えるクセをつけさせる。

    コーチや監督が言葉でいろいろ言ったところで、それは本当の身にはならないということだ。そして本当に困って相談してきたら、徹底的に教えてアドバイスをする。

    選手の状況をしっかり把握して、いつでも対応できるように準備をしておく。選手の成長のベースになるのが、やはりどれだけ頭を使えるか。「人を見て法を説け」という基本を大切にしていた。

    「才能を生かす」という意識を持つことで道は開ける。才能を埋もれさせず自分の強みを生かす術をしっかりと身につける。

    「性格」による「向き不向き」を侮るなかれ
    キャッチャーは「冷静さ」と「大局観」的な視野を持ち、常に「気配り」ができる性格でないと務まらない。

    性格の「適材適所」を見極める。指導者や組織のリーダーは、そうした部分への目配りも必要だと思う。時には長い目で判断して、人を育てて組織の力になってもらう方法もあるということを、ぜひ肝に銘じてほしい。

    人や組織には「合う、合わない」という越えられない壁のようなものが存在するということだ。「屁理屈と感じる人、興味のない人はご遠慮ください」

    私の野球哲学は、野球そのものの話の前に「生きるとは」「仕事とは」「野球とは」といった「とは理論」の「人間教育」から入る。

    組織を活性化させるためには、「財産」に「個性」を足す。先人が築いた財産や哲学は無下にしてはならない。個性は受け継がれてきた哲学に付け加えていけばいいだけのことだ。

    「人間教育」は指導者の最大の仕事
    野球・コーチの仕事は、野球の技術だけを教えることではない。「人間教育」こそが、あらゆる指導者にとって一番大事なことだという事実をしっかり理解してほしい。

    プロに入ってもそこが到達点ではなくスタート地点だということだ。「親の心子知らず」

    素質だけでは、いずれ成長は止まる
    ものの考え方の基準を提供するのが指導者の仕事だ。野球を教えるためにコーチがいるのだから、監督は人間教育に専念できる。
    「人間的な成長なくして技術的進歩なし」

    一流選手は皆「親孝行」
    意欲の源泉となる感謝の心。人間教育を教える際に先ず言うのが、「感謝」だ。人は一人では生きられない。だからこそ、「他人があってこその自分であり、人のためになってこそ人間である」という感謝の心を忘れてはいけないのだ。「親」への感謝を持ちなさい。

    他人からの厳しい評価は実にありがたいものだということに気づかされる。トップに立つと、誰も直言してくれる人がいなくなってしまうのだ。謙虚に「ノムラの考え」をバージョンアップしてきた。

    大半の連中がやっていることは、解説や評論じゃなくてただの「雑談」に成り下がっている。人の上に立つ者こそ、自分が弱者であるいう認識を持つべきなのだ。「謙虚」に「自信」を持つことで、必ず人は成長できる。

    0
    2019年11月16日
  • あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将

    Posted by ブクログ

    監督は選手に信じさせなければならない
    蔭山監督、鶴岡監督の後任
    鶴岡監督が一目置く人物
    就任4日目で亡くなった
    監督してのプレッシャーはすごい
    名参謀は名監督になれない
    野球に詳しくても監督はできない
    組織はリーダーの力量以上には伸びない
    異分子や異端児を拒否せず能力の見極め
    一度の失敗で失格の烙印を押してはならない
    地位が人をつくる
    野間口と武田勝が同時期にシダックスにいた
    当時は野間口の方が断然上
    信頼を判断基準にしてはならない
    古田との確執
    好き嫌いで選手を起用するのは最低の監督
    動かすには
    恐怖、強制、理解、情感、報酬、自主的
    西本監督、選手に信任投票させる(不信任4)
    古葉監督、南海の経験から日本一に
    広岡達朗、やはり性格に難あり
    鶴岡監督、グラウンドには銭が落ちている
    プレーにその価値がある
    野村には厳しかったが感謝もしている
    褒め方、直接と間接
    野村を抜擢したのは鶴岡なのだがなぜか自慢しない。なぜだろう
    三原監督、敵には冷たく味方には熱く鼓舞
    仰木監督の師匠
    川上監督は全てのファクターを持つ名将
    監督の賞味期限は短い
    努力する前にやめてしまうのはもったいない
    WBCの原は最初から決まっていたようなもの
    評論家の方が監督より学べる
    ID、インポートデータ
    なくて七癖、人には癖がある
    財を残すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上
    己を過信すれば成長は止まる
    親孝行なら大成する
    他人があって初めて自分も存在する
    叱られたら対策を考える
    無視、称賛、非難の繰り返しで人は成長する

    0
    2019年11月13日
  • 野球と人生 最後に笑う「努力」の極意

    Posted by ブクログ

    本屋の店頭で野村監督と目が合ったので購入。
    野村監督の影響で菜根譚を読んだりもしたのですが、世間一般に言われる「成功者」はやっぱり等しく同じことを言っている気がするのです。そこに辿り着く道筋がほとんど決まっているならそれを実践するだけで誰もが成功できるはずなのに、それが簡単じゃないんだから人生って面白ぇなあと。
    上に書いた通り、最初は野球要素に惹かれて読んでたんですが、途中から人生訓とか生き方の話になっています。それは野村監督にとって野球=人生だったからに他ならないのかなと。あと、サッチーの話でちょっと涙ぐんでしまった。
    自分は無力で才能がない。そう気付いてからがスタートです。目指せ月見草。

    0
    2019年11月07日
  • ありがとうを言えなくて

    Posted by ブクログ

    沙知代さんてめちゃくてで、すごい話でした。
    野村さんは、好きとか愛しているとかではなく、沙知代さんに囚われてしまったという感じでしょうか?

    この前のOB戦、むちゃくちゃ楽しそうな顔が印象的でした。

    0
    2019年07月21日
  • 野村メモ

    Posted by ブクログ

    以前よりこの方の発言には含蓄があるな、と思っていたので手に取った一冊。本書はメモの必要性についてが主題のため、何かにつけてメモに集約しているが、これは今の流行りに乗せるべく編集側の戦略ではなかろうか(笑)
    大事なことはメモを継続することもそうだが、何のためにするのか、その哲学みたいなところがブレない点ではなかろうか。
    結果を出してきた方の考え方、野球というスポーツの話に限定せず、日常のビジネスにも応用できる話だろう。
    若い人にもオススメの一冊です。

    0
    2019年05月07日
  • 野村ノート

    Posted by ブクログ

    進歩するためには、そして成果を得ようと思うならば、綿密に観察し、考え、働きかけることを、弛まず継続しなくてはならない。感性の赴くままだけに日を消していては、長持ちしないぞ、という自己啓発でもあり、マネジメントの極意でもある。

    0
    2019年02月10日
  • 名将の条件 監督受難時代に必要な資質

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ野村節。
    やはり共感できることが多く、とても観察眼と野球哲学に長けているなぁと改めて感服。
    遠慮なくぶった斬る論調もかえって清々しい。

    0
    2019年01月18日
  • 巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは

    Posted by ブクログ

    東北楽天ゴールデンイーグルスの野村監督による古き良き強い巨人軍についての本。

    私は子供の頃から巨人ファンだった。だが、最近はほとんどプロ野球を観ることがない。最後に球場に足を運んだのは何年前だろうか。それでもメジャーリーグやパ・リーグのテレビ中継はたまに観たりする。いつから巨人戦を観なくなったのだろうか…

    さて、本書では、昔の圧倒的な強さを誇っていた巨人軍が野村氏から見てどういうチームだったのか、そしてその巨人に対抗するために選手として、監督として、何を考え、どういうことをやってきたのかを書き著している。

    さすが、名選手にして名監督であるだけのことはあると思わせてくれる内容。野村監督に対する印象が随分変わった。

    0
    2019年01月03日
  • 野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方

    Posted by ブクログ

    マイミクてつやんさんからお借りした本。
    天性のものは教育でなんとかなるものではない、ということ、ちょうど同じことを別の方がおっしゃっていました。

    0
    2019年01月01日
  • 野村メモ

    Posted by ブクログ

    「メモは連想を呼び創造力を刺激する」というこの本のメッセージを心に留めておきたい。普通の選手が1日1試合しかこなさないのに対し、野村さんは1日に3試合(想像、実際、復習)こなしていたという。これを実行していくにはメモが非常に重要で、毎日しっかりと実施していたからこそ圧倒的な成績を残せたのだろう。

    0
    2018年12月27日
  • 野村ノート

    Posted by ブクログ

    野球指導者は必読の本。


    *野球がいかに考えるスポーツ、駆け引きと戦略のゲームなのかがよく分かる
    *野村氏の、人材育成論、マネジメント論も大変参考になる


    私は監督をやっていくうえで、次の5原則に従って職務を遂行してきた

    ①「人生」と「仕事」は常に連動しているということを自覚せよ(仕事を通じて人間形成、人格形成をしていうということ。)
    →これは、私自身実感することである。人との関わりの中でしか、人間としての成長はおきえないことだと思う。なぜなら、人間力は、文字通り、人間との関わりの中でしか発揮できない。人間とコミュニケーションを取る中でしか、発現しないものだからである

    *「人生」という言葉には4つの意味がある
    ・人が生まれるー運命
    ・人として生きるー責任
    ・人を生かすーチーム力
    ・人を生むー育成

    *不確定要素の多いスポーツにあって、常に安定した成績を残すためには、やはり原理原則に基づいた実践指導が何よりも大切となる
    →ビジネスにも当てはまる。不安定な戦場こそ、揺るぎない人生の法則というものを心得るべし

    *決断は度量の広さでやる。判断は頭でやるもの


    *諸葛亮孔明の言葉
    「優れた人は静かに身を修め徳を養う。
    無欲でなければ、志は立たず、
    穏やかでなければ道は遠い。
    学問は静から、才能は学から生まれる。
    学ぶことで才能は開花する。
    志がなければ学問の完成はない。」

    *早くにプレイングマネージャーになってしまったがゆえに、自分のわがままさ、自己中心さが自ずと選手に
    伝わってしまった
    →早くから裁量権を握りすぎるのも、よくないことがある。人間、謙虚さが大事である。ベンチャー企業で働くときも、内省することを心がけるべし

    *4番とかエースは育てられない
    →将来的に花開く選手はほとんど即戦力だった
    →ビジネス界にも、同じことが言えると思う

    *超ローコンテクストなコミュニケーションスタイルの星野監督によって、阪神は復活を果たした。ノムさんよりも、もっと熱く、直接的な監督が必要だった

    *監督と、選手の要求するものは常に相反するものである

    *4番は、何よりも試合を休まないことが大事。金本がいい例

    *野球は点を防ぐゲーム

    *人間教育ができて初めて育成といえる

    0
    2018年12月25日
  • あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将

    Posted by ブクログ

    野村ジャパンを見てみたかった。
    この本を読んでさらにその思いを強くした。

    揺るぎない野球理論とそれを表現する言葉。
    野村監督はそれを持っているから、著作を
    読んでもテレビ解説を聴いても、いちいち
    納得してしまう。

    第一章 監督の条件
    第二章 私が見た「名監督」たち
    第三章 間違いだらけの監督選び
    第四章 野村流監督心得
    第五章 人を遺してこそ、真の名監督である

    この本の中では、やはりWBCの監督選びという
    タイムリーなトピックを切り口にした第三章が
    よかった。

    それにしても、古田のことは相当面白くない
    ようで…。

    0
    2018年11月18日
  • なにもできない夫が、妻を亡くしたら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ご存知野村監督の著作。一見悪妻に見えたサッチーが、いかに野村監督を「運転」してきたかがよく見える一冊。やはり家では素直に妻に従ったほうが、円満になるのだろうか。

    0
    2018年11月08日
  • 野村の極意

    Posted by ブクログ

    元楽天監督、野村克也氏の名言と迷言を、それが発言された状況とともに掲載する本。「極意」と感じはしないが、それでも十分楽しめる。野村ファンのみならず、管理職の人にもお勧めしたい。

    0
    2018年10月23日
  • 人生に打ち勝つ 野村のボヤキ 一流か二流か――手を見ればわかる

    Posted by ブクログ

    3年ぶりに再読してみたが、やはりタメになる話ばかり。
    プロとしての心構え、才能とは何か、選手へのコミュニケーション、リーダーシップなどについて、具体的な経験談が満載されている。

    今回、特に響いた話
    − 二流の店には二流の人間しか集まらない。一流の店に行き、一流の人と出会い、一流の考え方を知る。遊ぶなら一流の店で遊べ。
    − ケチという風評は男の人格にかかわる。

    交渉事の極意は2つ。(江本のトレードの話)
    - 時間をおく
    - とぼける

    だろうは敵と思え。
    あいまいな指示
    「あいつは分かっているだろう」の「だろう」に頼る者はリーダーとして失格。

    色々あるが、全ておっしゃる通りです。
    また、読み返したい。

    0
    2018年10月08日
  • なにもできない夫が、妻を亡くしたら

    Posted by ブクログ

    頭ごなしに自論を主張するのではなく、科学的根拠等前置きしながら自論を述べるのは野村さんらしいと思った。
    例えば老人がすぐキレるのは前頭葉の衰えもあるがそれ以外に・・・、のような感じ。
    多分中高年向けに書かれた書物だと思うけど、生き方は若い人にこそ読んで欲しいと思った一冊。
    再読したい。

    0
    2018年09月30日
  • 暗黒の巨人軍論

    Posted by ブクログ

    野村克也が書いた巨人軍を腐す本。

    といっても、巨人軍が往年のV9時代と比べて凋落したのは理由があり、その理由を丹念に述べているので説得力がある。
    清武GMがFAに頼らず自前の戦力を拡充したのは評価しており、ただ一方的に腐してるわけではない反面、長嶋以降の監督に対しては監督として合格点をあげてない。
    また、今では死語と化してる『巨人軍は紳士たれ』を繰り返し言うあたりに、巨人愛を感じた。

    0
    2018年08月20日
  • 野村の哲学ノート 「なんとかなるわよ」

    Posted by ブクログ

    人生においてかけがえのない人に出会うということはとても素敵なことだなぁと感じた。野村さんにとってその人は間違いなく沙知代さんだったのだろう。野村さんが愛人問題や引退するときに支えて、「なんとかなるわよ」と励まし続けた沙知代さん!!
    投手はポジティブで捕手はネガティブであるべきという野村さんの考えにマッチした人だったんだなぁ。

    他に心に残ったことは、次の2つ
    ・進歩とは変わることである。
    ・愚痴は不満、ボヤキは理想と現実のギャップ(理想を持っていなければボヤケナイ)

    0
    2018年07月20日
  • 野村克也 野球論集成

    Posted by ブクログ

    野球の基本的な考え方が投手編、捕手編、打者編、走塁、守備編と分けて事細かに
    書かれている。
    教科書のような本だ。

    特に野球をやっている人には役に立つであろう。
    見ている方もここまで考えていることがわかり野球を見るのも面白くなるでしょう。

    0
    2018年04月24日
  • 野村のイチロー論

    購入済み

    深い読みに感心した

    野球人としてのイチローと社会人としてのイチローを、鋭い分析で、さすがノムさんである。
    団体競技に身を置く者としての心構えができているのか、そこがポイントであろうか?

    0
    2018年02月02日