野村克也のレビュー一覧
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以下、本文より抜粋
人間は、失敗してはじめて、自分の間違いにきづくものだ。自分で気付く前に何か言われても、真剣に聞く耳を持たない。たとえ聞いたとしても頭に入っていないことが多い。やってみて、失敗してはじめて、自分のやり方は間違っているのではな
いかと考えるのである。
コーチは選手を日頃からよく観察し、それぞれの選手の心理や置かれた状況をきちんと見極め、もっとも効果が期待できるタイミングを見計らって教えることが求められるのだ。
一流とは、より多くの疑問を抱き、失敗からたくさんのことを学び取る能力に優れた人間のことをいう。
人間の感じ方はそれぞれ違う。同じことを言っても、それで大きく化ける -
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結論、以前読んだ「野村ノート」とかぶる話(イチロー攻略、江夏再生)もあるがやはり面白いです。
正しく「いかなる個人よりも全員の方が賢い」を日本で実践していた人だと思います。
非常に「適材適所」「人に気づかせ考えさせる」あたりは勉強になります。
どんな時代になってもその「人」というところの考え方は普遍なんじゃないかと思っています。
全体として、自身の野球人生から考え生まれた「人間再生」をテーマにした本です。
昭和の野球が分かるとさらに楽しく読めると思います。(一応私はS62年生まれなので現役時代は知りません。)
チェック点
・目標を自ら考えさせる。
・「人間的成長なくして技術的進歩なし」
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ネタバレ元楽天監督の野村克也氏が書いた読売ジャイアンツへの論説。
4番バッターばかり集めた結果、凋落しだしているため、V9時代の適材適所を理想としている。
清原和博氏のピアスに関して少し苦言を呈しているが、自分も同意見。やはり考え方が古い、結果を出していれば外見なんてどうでもいいかもしれない。でも、一社会人として常識的な格好をするのは当然な気もする。
技術力の限界、すなわち有形の力を、データを駆使したIDつまり無形の力でカバーする姿勢は勉強になった。
人間って生まれたときから差があるわけだし、その差を埋める、更には追い越す姿勢が大事だと思う。弱者だってずーっと強者に負けるわけにはいかないし、弱者 -
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[ 内容 ]
最下位から歓喜のCS進出、驚きの解雇通告まで―楽天野球とは何だったのか?
楽天監督1500日の真相。
[ 目次 ]
まえがき
第1章 あーぁ、楽天イーグルス
第2章 楽天のその後
第3章 楽天と貧乏くじ
第4章 楽天再生工場
第5章 選手と戦い続けた四年間
第6章 野村のDNA
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
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[ 内容 ]
歴代監督・現役監督の戦術・人間性を徹底分析。
組織は監督の器より大きくならず。
[ 目次 ]
第1章 監督の条件(「監督業」に殺された蔭山さん なぜ名参謀は名監督になれないのか ほか)
第2章 私が見た「名監督」たち(選手を動かす六つのファクター 恐怖と情感にあふれていた星野仙一 ほか)
第3章 間違いだらけの監督選び(迷走したWBCの監督選び 人材不足が監督選考を難航させた ほか)
第4章 野村流監督心得(青天の霹靂 ブレイザー・ヘッドコーチ ほか)
第5章 人を遺してこそ、真の名監督である(財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする 監督の仕事は「人づくり」 ほか)
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[ 内容 ]
ボヤいても、知将は限られた駒で勝利する。
伸び悩んでいる選手のほとんどが「自分はこれで精一杯だ」と考えている。
これではもはや成長は望めない。
人間再生の極意とは、一つの言葉と本人の「気づき」にある。
それだけで人は変わる。
[ 目次 ]
第1章 弱者を強者にするために(なるべく教えるな 目標を自ら考えさせる ほか)
第2章 楽天的、意識改革(フロントの意識改革 アスレチックスとレッドソックスの強さの秘密 ほか)
第3章 再生の極意は気づきにあり(野村再生工場 自己限定を捨てさせ、自信を与える ほか)
第4章 弱い組織を再生させる(面接 選手の気持ちが監督から離れている ほか) -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
勝利への方程式はすべて巨人の歴史に隠されている。
敵将が徹底分析した不滅の「巨人軍」のすべて。
[ 目次 ]
第1章 巨人はなぜ凋落したか
第2章 巨人への対抗心とID野球
第3章 巨人はパイオニアである
第4章 V9巨人にある手本
第5章 野村の組織論
第6章 伝統とは何か
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
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Posted by ブクログ
弱者が強者を倒すための方法論を、野村監督の実例から学べる本。割とネタを使いまわしている所もあるのだけど、それでも読みたくなるような経験が詰まっている気がする。
気になった部分を箇条書きにすると
・欲から入って、欲から離れること。
・中途半端な成績で満足せず、自己限定しないで自分の可能性を磨くこと。
・データを分析した後、それを補強するために観察すること。
・観察とは、目に見えるものから情報を引き出すこと。
割と、当たり前のような気がするけど、これを実際にやれるのは難しくて、その例を惜しみなく出せる所が、野村監督の経験がなせる業だと思う。 -
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Posted by ブクログ
「組織はリーダーの力量以上に伸びない」つまり、リーダーが力量を伸ばし、器を大きくしなければチームもそれ以上に成長しない。と何度も書かれてある。
監督の器とはで、「信頼・人望・度量」「貫禄・威厳」「表現力・判断力・決断力」と挙げているが、まずは「信頼・人望・度量だと言っている。私のリーダー感と全く同じで、「この人についていこう」という言葉まで同じだった、ただ野村さんにはこれが欠けているらしい(笑)
「選択の判断には、なんらの基準が必要だ。その基準となるものが入念な準備なのであり、準備するこからこそ、判断を誤ることが少なく集中力が持続できるのである」とある。おそらくこれが、仕事をする上で知識を