【感想・ネタバレ】短期決戦の勝ち方のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年06月13日

本書が出版された時に野村氏は83歳でした。
83歳にして、この理路整然とした言行と論理展開には驚嘆します。
異次元の知性と理性です。
私は野村氏の著作が非常に好きで何冊も読んでいます。
そのすべてから圧倒的な知性の高さを感じます。
私も知性を磨く努力をし続けているつもりではいますが、死ぬまでどんなに...続きを読む努力したところで、野村氏の足元にも及ばないと思います。
これは謙遜などではなく、正直な気持ちです。
それほど素晴らしい知性を野村氏の著作からは感じることが出来ますので、本当にお勧めします。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

 示唆に富んでいる。さすがノムさんだ。
■ベテランを起用しなければ勝てない。
・長いペナントレースを勝ち抜き優勝するための6つの条件。
①接戦をものにる
②お得意さんのチームを作る
③先発ピッチャーが崩れた試合をものにする
④連敗を最小限に食い止める
⑤データの収集と活用
⑥生え抜きのベテランをうま...続きを読むく使いこなす
■とりわけ大事なのはベンチにいる控えのベテランの扱い。
・控えのベテランがベンチでふてくされているようだとチーム全体が暗くなる。逆にベテラン元気なら負けていてもチームの士気は落ちない。
・どの組織にも盛りを過ぎたベテランはいるだろう。はつらつとした若手に比べ,地味に見える彼らの経験は,組織が追い込まれた時にこそ力を発揮する。このことはよく覚えておいた方がいい。
……カープでいえば新井さんだね!!
■短期決戦で有効なことは日本野球が得意とするスモールベースボール。
■財を遺すは下,事業を遺すは中,人を遺すは上なり(後藤新平)
■茶髪や長髪やピアスなどの見た目の乱れは野球選手としての体力・気力・知力の乱れを示している。
■勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし(松浦静山)

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Posted by ブクログ 2020年05月09日

故・野村克也氏による、文字通り短期決戦、具体的にはCSや日本シリーズ、そして国際戦において勝つ方法を分析した一冊。

故人をしのぶと同時に、日本代表監督としての野村監督を見たかったと感じた。

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Posted by ブクログ 2019年04月14日

日本のプロ野球は143試合の長いシーズンで勝敗を競い合うスポーツだ。しかし、シーズンを終えて次に挑むのは日本シリーズなどの短期決戦。また、WBCなどの国際試合も短期決戦だ。

野球において、短期決戦をどう考えるのか。そしてチームや監督はどのような準備、心構えで挑むべきなのか。数々のプロ野球の短期決戦...続きを読むを経験した著者が、その極意を語る。

短期決戦に強いチームや監督の分析にはじまり、著者お決まりの弱いチームや監督への毒舌も忘れない。日本代表チームで実力のない監督たちの就任批判はその通りだと思う。

その一方で、愛弟子、古田へのダメ出しは辛辣だ。ケチだ、人望がない、派閥大好きと、先輩としての「愛のムチ」のつもりだろうが、言われた方はたまったもんじゃない。

そんな愛弟子批判をしておきながら、ライバルの西武、森祇晶監督の教え子たちが次々と監督となり、実績を残していることをうらやましいと感じる。

それなら、弟子たちへの発言に注意したほうがいいんじゃないの。と、本書のテーマ「短期決戦の勝ち方」よりも気になってしまった。

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