感情タグBEST3
Posted by ブクログ
正直、良すぎる。
要領が良くなく、器用でない人間がいかにして勝ちを掴むか。
負けから何を学び、失敗をいかに成長へとつなげるか。
自分の生き様とすごく重なる。
曲がりなりにも同じような考えで仕事に取り組んできた自分にとって、
改めて反省されたこと、今後の自分への気付き・示唆に満ちていた。
何故か共感されられる面をたくさん持つノムさん。
そんなノムさんの著書は何冊か読んだ中で、この本はダントツ。
Posted by ブクログ
素晴らしい。
この本から学ぶことは数えきれないほどある。
失敗=成長
まさしくその通りだと思う。
失敗や挫折を繰り返し、不器用な私が今までどれだけ敗北をむだにしてきたのか、そして怠けてきたのかを気づかされた本。
何度も読み返して今後に活かしたい。
Posted by ブクログ
「南海電車に飛び込んで死にます」 一年目のオフで契約更新にノーを突きつけられた著者が人の三倍練習しだし、プロの野球選手として戦略を練りだしたスタートである。
出版社側も恐れおののき、野村監督も当初ムカッときたという、曰くつきの一冊。でも、近視眼的な戦略を笑い、予算と期間を合意し成果を出す、あるいは暗黙知を形式知に変え、人を育てるテキスト化を語ると言う意味で、こんなにいい一冊は無いのではないか。
相手の変化に気づき、自分を変化させる。
プライドや成功体験は変化の阻害要因足りえる。マーくんを敢えて福岡ソフトバンクホークスのホームで、六安打六失点でデビューさせ降板させた「その後」を見ている野村監督の視線は怖くもあり、優しい。
そこで照れ笑いしたりヘラヘラして帰ってきたらどーしよー・・・。でも、マーくんは悔しそうな顔で(期待通り)帰ってきて、ベンチで泣いていた。
全部見て全部データ化する。それから、ぼやきも含めてw答えはくれないが一緒に考え抜いてくれる。そういうコーチングはもしかしたら、理想のコーチングかもしれないと感じました。
Posted by ブクログ
最近読んでいる書籍に共通する「頭を使って考えて仕事をする」が裏?テーマ。
致命的な失敗をしたことが無いのが最大のウィークポイントと思っていたが、この本を読んでみると、知らないうちに色々と失敗を重ねていて学習していけてたのかなと考え直した。
今自分にのしかかっている課題の解決へのヒントが多かった。
Posted by ブクログ
そう!
こういう本が読みたかった!!
野村克也元監督が、「いかにして上手く負けるか」について書いている本。
「いかにして勝つか?」「いかにして成功するか?」について書かれてる本は、世の中に溢れているけれど、本書は一味違う。
負けから学んで次の勝利にどう導くか、いい負け方とは何か、それについて自身の監督経験から述べている。
負ける時に欠かせないのが、5W1H。
ただ、著者はそれだけではない。
「もうひとつ、『Why not?』、すなわち『どうしてできなかったのか』を考えなければならない。『なぜ三振したのか』を突き詰めたら、さらに一歩進んで、『どうして打てなかったのか』、逆にいえば『どうすれば打つことができたのか』を抑えておく。さもなければ、今後の対策として充分とはいえないのである。これは意外と見逃している人が多いのではないか。」(p.141)
なるほど、次の行動に繋げるには、原因突き詰めて対策考えないと意味がない。
自分自身は抜けていたかもしれない。
本書は他にも負け方について気づかされる点は多かった。
余談だけど、イケメンさんそういう意味では損してるよね?って思う笑
Posted by ブクログ
負けても、なぜ負けたか原因を追求し、改善する。成功するにはその繰り返しだということがわかる。
偶然の勝利はあっても、偶然の負けはない。必ず原因がある。
そして、自分の役割、個性をちゃんと把握することが大事だし、それは自分自身だけじゃなくて、周りの人がきっかけで気づくということがわかりました。
ただ、王さんや長嶋さん批判な内容が多いのは気になりました。
名将の言葉、一つ一つに深みがありました。
Posted by ブクログ
ぼくは好きでやってることに関して「努力した」という評価に疑問を感じます。ただ好きでやったことなのに価値観の違いだけで、他人によく頑張ったとか言われてもピンときません。
ですから、すごいことでも、本人が好きでやってることについては努力という点での評価はあまりしません。
目標に向けて何故それを今するのかとか、何故今それをしなければいけないのかという思考やプロセスを重要視しています。
そういうぼくの今の思考感覚は野村克也氏の価値観と馴染み、本書からもいくつかキーワードを拾うことができました。
野村克也氏の野球人生は、長くユニフォームを着るという点では野球を志した人たちにとって理想のようなものですが、その裏には、体力的技術的な限界点へたどり着いた後の成長があったようです。
技術的には2割5分の打率を、後にID野球と言われる「考える野球」(データ収集と分析)によって3割にします。
野村氏は努力について、最初はいやいやでも、しなくては気持ち悪くなる程度まで続けるとそれは努力ではなくなると言っています。
負けかたの善し悪しは後に勝ったときに語られるもので、成功したときに努力論も花開き、結局最後には勝たなければならないのだと感じました。