野沢尚のレビュー一覧

  • リミット

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    誘拐もの。ちょうどマレーシアで誘拐未遂事件が起きたところなので戦慄しながら読んだ。
    日本でのほほんと平和に暮らすと誘拐なんて縁遠くて震えることはなかろうが、アジアにいながら読むとまた違った心理で読める。

    子供たちの成長を日々喜びとしながら生活しているものにいきなり子供の失踪、誘拐、そして死をぶつけられたら、親としては命は確かにあれど生きた心地はしない。生き地獄であろう。

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    2018年12月28日
  • 魔笛

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    読むのに疲れた一冊、でも読んでよかったと思う一冊でした。ストリーテラーが追われている犯人というのが興味深かった。そして否が応でもオウムの事件が頭をよぎってしまう。フィクションでありノンフィクションでもある、と。照屋礼子の執念が恐ろしかった。

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    2018年12月07日
  • リミット

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    野沢尚を初めて読んだ小説がこれで良かった。
    めっちゃ面白い。
    スリルとスピード感が自分にとって良本となる傾向が強いのかも知れない。

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    2018年11月08日
  • 龍時(リュウジ)03─04

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    普段小説はあまり読まない。
    それもこういった現代的な、といったら失礼だが、身近なテーマを扱ったものはあまり読んでこなかった。

    この本も、もともと自分がサッカーが好きで、かつスペインに旅行に行くことを知った友人が勧めてくれたものだ。
    疑い半分で読み始めたがみるみる吸い込まれた。

    3巻まで読み終え、この続きが読めないことを本当に残念に思う。ご冥福をお祈りします。

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    2018年08月19日
  • 砦なき者

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    ネタバレ

    おまえが深淵を覗くとき
    深淵もまたおまえを見つめている

    だったか。そんなフレーズを思い出した。
    八尋の徹底的な悪意に耐えきれず、後半、永坂が襲われるあたりからとばし読み。
    八尋の最期としては、永坂:役所広司、八尋:妻夫木聡で映像化されたドラマ版の方が好み。
    むしろ原作を読みながら自分が勝手に期待して、思い描いていたエンディングがドラマで描かれていてびっくりした。

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    2018年04月04日
  • 龍時(リュウジ)03─04

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    日本代表としてオリンピックに挑む話。
    今回はチームメイトではなく監督との関係性に悩む。
    代表に呼ばれてみたものの、役割がわからない、監督の考えていることがわからない、そんな中でオリンピックの試合ら続いて行く。
    一方で、監督についてはスポーツライターである主人公の父親が追う。が、この辺りは必要なのかが腹落ちしない。かなりの枚数を割いてるけど。結局、監督の過去が今の監督に及ぼしてあることはなんなのか、そしてそれが監督としての采配にどう影響しているのかはイマイチ読み取れなかった。
    もっと主人公のスペインでの活躍を見たかった。

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    2018年02月02日
  • 龍時(リュウジ)01─02

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    高校一年生のサッカー男子のサッカー選手として成長して行く話。
    U17の代表でスペイン代表と戦った時にあるクラブの会長の目に留まり16歳で単身スペインへ。
    現地での差別や空回りを経験してスペインサッカーを理解し、選手として一皮むける。
    そもそもU17の代表になるまでの経緯などは省かれており天才肌の主人公な感じ。
    ここまで結果を出せる日本人いないよな、と思いつつも試合の描写がリアルでおもしろかった。

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    2018年02月02日
  • リミット

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    なんとも嫌悪感があるテーマで、読み進めるのを断念しそうになった。事件の骨格と真相は割と早い段階で読めたので、ハッピーエンドになることを期待して読み進めることができた。

    それにしても母は強いが、警察ってここまでアホなのかね。リァリティにかける気がしたのが少し残念。

    ロードノベル的な要素もあり、アクションも有り、てんこ盛りの大サービスだが、子供が監禁されてるところの描写は耐えられなかった。よって減点1。

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    2017年12月31日
  • 破線のマリス

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     読み始めてすぐに、この本は一度読んだことがあるのではないかと思った。最後までそうじゃないかと思いながら読んでいたのだが、それでも途中で結末を思い出すことはなく、結局これが再読だったのかどうかはわからなかった。でも再読だったとしても損をしたとは思わせないサスペンス。画像での印象操作のことが主題だが、作者がテレビドラマの脚本家だっと聞けば、そのリアルな描写にも納得してしまう。話は映画を見てるようにどんどんとスリリングに展開してゆくし、その顛末も衝撃的で、最後まで面白かった。

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    2017年10月18日
  • 砦なき者

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    面白かった。 マスコミが育てた化け物はマスコミが始末せねば。ラストにどんどん化けの皮が剥がされて行くと予想したのに・・ カリスマとしたまま終るとは。 最後の遺書で賛同した若者らに「こんな作り物の自分に騙されてばかだなぁ」くらい言って欲しかったな。

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    2017年06月30日
  • ひたひたと

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    ひたひたとはラストが怖かったし驚いた。被害者から加害者になってしまう心理。すごい。
    この本が著者の最後とは本当に残念。他の作品もまた読んでみたい。

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    2016年06月14日
  • リミット

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    連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに…。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点

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    2016年02月17日
  • 砦なき者

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    実際にありそうで怖い。
    これ、前にドラマ? になったよね。
    最後だけ見た記憶が甦った。
    TVとは全然違う結末で、これはこれでよかった。

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    2016年02月13日
  • 破線のマリス

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    テレビ出身の作者による女性編集者の話。普段は知りようがないテレビの編集の仕事がリアルに描かれる。本番ギリギリまでの編集の緊張感や、放送業界のジレンマなどが詳しい。ストーリーもサスペンスタッチで緊張感を保ちつつスピード感を持って進んでいくので、あっと言う間に終わった感じ。ただし、やはりテレビ的というか、映像化を意識したような進行だったかなとも思う。自分なりにキャスティングしてたもの。主役は松嶋菜々子かなぁ。

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    2015年12月20日
  • 魔笛

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    2015/07/01 -07/07
    人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉
    白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか?
    白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!2千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔(なるおりょうすけ)は実行犯の照屋礼子(てるやれいこ)を突きとめるが、彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。迫真の野沢サスペンス。

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    2015年07月07日
  • ひたひたと

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    「第13号的伤」和「HitaHita to(拟声))」挺普及了策划。有色情。不过「群生」的策划好好啊!槙野的心情有名意思! 些成语。

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    2014年11月11日
  • ラストソング

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    故郷の駅が撮影に使われたって事でなんとなく昔映画を見て、その時は年代がずれていたせいか印象に残らず。でもそのあとにはまりにはまった野沢脚本だと知り。遅ればせながらノベライズを読んでみた。いつも右側に海が見えた。その描写がとても切ない。

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    2014年10月08日
  • 呼人

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    生と死(老いと若さ、大人と子供、地球環境)、
    愛(家族愛、夫婦愛、男女愛、無償の愛、友情)、
    思想(政治、宗教、戦争、歴史、差別)、どこに引っ
    掛かっても読み手なりの葛藤と向き合えるいい本
    だと思う。そこら無視してエンターテイメントとし
    ても楽しめるし詰まってるのに重すぎない。強いて
    駄目出しするならなんで死んだんだバカタレがと。

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    2014年09月19日
  • 呼人

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    「人間は限りある明日の中で、できることとできないことを峻別する。明日が少なくなるほど、人間はこれまでに得てきたものを必死に守ろうとする…でもね、子供の強みは明日がいっぱいあることなんだ。どんな修正もきく。自分という人間はこの世の中にどれほど必要なのか、ゆっくり考える時間がある」

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    2014年08月27日
  • 龍時(リュウジ)02─03

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    中田英寿や稲本潤一など実在選手の名前なども出て来て、
    フィクションなんだけどおもしろ味があった。
    試合の中のプレーの描写などこと細かくて、情景がよく想像できる書きぶりで読みごたえがある。
    監修、解説してる方々もサッカー関係者でサッカー好きならなおさらだと思う。

    03-04へづづく

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    2014年06月29日