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スペインでプロサッカー選手として順調に成長するリュウジは、アテネ五輪日本代表に招集される。しかし平義監督は創造性溢れるリュウジのプレースタイルを禁じ、ひたすら走って前線にボールを出す、チームのために奉仕するプレーを求める。真意がわからず戸惑うリュウジ。果たして監督の意図は何か? 各国代表との熱い戦いの行方は!? 実際の五輪前に執筆されたにもかかわらずスタメン6名が的中、著者のサッカーに対する慧眼と愛情が遺憾なく発揮されたシリーズ最終巻。
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Posted by ブクログ
私的サッカー小説の1番です。 スポーツ小説の中でも1番です。 これを超えるものはもうないと思っています。 なのに…、もう続きが読めないなんて…。 悲しすぎる…。 私が初めてこの本に出会ったのは、すでに野沢尚さんが亡くなった後でした。 読み終わって、興奮冷めやらぬまま続編を探そうとしてその事を知り...続きを読むました。 その時の衝撃たるや…。
傑作。 前にも書きましたが、私はサッカーをあまり見ませんが、それでも十分。 サッカーシーンに描かれた、監督とリュウジの気持ちが交錯し、監督の家庭が描かれる。 そんな言葉では語りつくせない世界があります。 今はただ、野沢氏の急逝が残念でならず、ひたすら悼むのみです。
シリーズ3作目。 舞台はアテネ五輪。 スペインリーグでの活躍が認められたリュウジが五輪で躍動する。 相変わらず細部まで綿密に表現され、想像力を駆り立てられるライバル達との試合。 実在する日本代表選手達との違和感のない融合・会話。 五輪出場国が決まる前に描いたにも関わらず腑に落ちる展開。 これら...続きを読むはもちろん面白いが、 この作品の主たるテーマは監督論。 「不安定な心を安定に導く、便利な処方箋」である「組織」と、 その「組織」を壊す「個人」を活かす勇気を持つ事の必要性。 この2要素のバランスの取り方は難しく、 ケースバイケースでもあるため、答えはない。 しかし、答えはなくとも、どちらも残しつつ共存させなければならない。 人生の絶望を経験しドイツで監督論を学んだ平義監督に置き換え、 野沢さんのそんな思いが強く伝わってくる。 ・・・とにかく続きが読めない事が残念でならない。 もっと描きたかったはず。 多くのサッカー選手・サッカー関係者・サッカー好きに影響を与えたこの龍時シリーズを遺した野沢さん。 個人的にもこのシリーズを読んで、さらに、確実に、サッカーが好きになれた。 心から感謝。 『我が魂よ、不死を求むることなかれ、ただ可能の限界を汲みつくせ ・・・』ピンダロス(古代ギリシャの詩人)
とにかく読んでいて思ったのは、野沢尚は、彼なりの愛国心を溢れんばかりに持っていたということだ。 日本人の良さと悪さをサッカーの中に表現している。 『組織とは不安定な心を安定に導く、便利な処方箋』 『どうしようもなく集団意識を持ってしまう日本人は、「自由」に憧れはするが「自由」を謳歌することができず...続きを読む、結局、慎重なプレーしかできなくなる。』 サッカー選手だけの話ではないと思う。日本人という民族全体に当て嵌まるんじゃないかな。 解放宣言が出て奴隷達が「何をしたらいいかわからない。奴隷でいさせてくれ」と泣いたという話を思い出した。 孤独に慣れない者にとって、自由の刑とは恐ろしいものだ。 オードリー・若林がある番組で「上手い、と言うと上から見ていて余裕がある感じがするけど、怖い、と言うと余裕がない感じがする」と言っていた。龍時の目指す、「殺される」と実感するようなサッカーとは、そんな感じだったのかな。 龍時、第三巻。にして、ラスト。続く予定だったそうだけれども、無念。
ライフワークとしてずっと書いていくつもりだったとのこと。 残念でなりません。 野沢先生~(泣) ご存命でいらしたなら、 今回のW杯、どうリュウジに戦わせたのかしら? 続きが読みたいデス。。
1作目からずーっと読んでいくと、 様々な面でパワーアップしたリュウジを見ることができる作品。 もはや、1人の人間として彼がカッコいい、とさえ思えます。 この作品では、 リュウジが日本代表としてのシーズンが描かれているのですが 1つ1つの試合の臨場感と、リュウジの心持ちにドキドキします。 「日本を...続きを読む捨てる」覚悟でスペインへ渡った彼にとって、 異国の地で生活し、改めて自分が日本人と感じた彼にとって、 日本代表になるということは、どういうターニングポイントだったんだろう。 思い返しただけで、何故だか感極まるものがあります。 "わが魂よ、不死を求むることなかれ。ただ可能の限界を汲み尽くせ。" 残念ながら、 これ以上のリュウジを野沢さんの作品としてみることは出来ませんが、 リュウジは可能性の限界をみることが出来たこと、やっぱり羨ましい。 左手に持つ厚みが薄くなるのを惜しみながら、心で読めた作品。
もっと龍時を見ていたかった。しかしこの巻から先の龍時には、もう逢えない。日本代表で活躍しているであろう龍時を想像するだけで泣きそうになる。――この本に逢えてよかった。けれど、逢いたくなかった。それほどに大作であった。 「我が魂よ不死を求むことなかれ。ただ可能の限界を汲みつくせ」 ただ願う。いつか...続きを読む龍時のようなプレーヤーをこの目で見れることを。 野沢尚さんはお疲れ様でした。未完結ですが龍時に出会えたのは野沢さんがいたからこそです。
完結しないなんてどうすれば……(´;ω;`) リュウジには本当にワクワクさせられました。いつか日本代表にリュウジが出てきてくれないものかと今でもずっと思っております。
著者野沢尚氏の自殺によって、シリーズ最終巻となってしまいました。 舞台はアテネオリンピック。 アテネオリンピック代表に招集されたリュウジは世界各国の代表と熱闘を繰り広げていきます。 アテネオリンピック前に書かれたものなので、出場国、選ばれる日本人選手は実際と違ったものには なってますが、個人的にはオ...続きを読むーバーエイジのメンバーは良いチョイスをしていると思います。 残念ながら、続きは読む事は出来ませんがいつの日か日本サッカー界に本物のリュウジが 現れる事を期待します。 もっと野沢さんが書く物語を読みたかったです。
単身スペインへ乗り込み、リーガを戦い抜く日本人サッカー少年リュウジを描いた、「龍時」の3作目。 続編を期待していたのにこれが最後になってしまったのは残念です。 サッカーファンならぜひ。 当然、1作目、2作目も買いです。
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龍時(リュウジ)
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野沢尚
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