平松洋子のレビュー一覧

  • 日本のすごい味―おいしさは進化する―

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    奈良を旅行中に、確か平松さんが東大寺前の奈良漬けの店を紹介してたよなと検索して知った本。

    帯の背に「北へ東へ」とある東日本版をまず読む。
    アスパラガス、秋田牛、鴨猟などの生産者や料理店のルポ。平松さんのエッセイでもかなり作り手に寄った内容になっている。
    凍みこんにゃく等、失われそうな味を守るため各地で頑張っている姿を取材している。

    しょっつるはハタハタから作るんだな。魚醤は元々、淡水の小魚作るのが、海の魚に切り替わったのか。

    この本にあげられた食材のどれか食べてみたいなあ。

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    2020年05月04日
  • あじフライを有楽町で

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    あじフライ美味しそう…有楽町に食べに行きたい…解説の「平松さんの喰らうという行為や、出てくる食材には、物語が詰まっている」の言葉の通りの本。
    こんなにいろんなエピソードがあってすごいなぁ。
    食べる楽しみを本当に大切に、というか、もう人生の中心に据えているんだろうな。

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    2020年04月21日
  • 本の花 料理も、小説も、写真も

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    「野蛮な読書」を読んでから、平松洋子の書評にはまっているいる。取り上げる本のジャンルが広く、こちらの想像の範囲を軽々と越えており驚かされた。狩猟の本が2冊も入っているなんて。

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    2020年04月12日
  • 本の花 料理も、小説も、写真も

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    平松洋子さんというと、「食」についてのエッセイを書く人、というイメージがあり、そういうものを読まない私は、当然この方の著書も読んだことがなかった。

    2月末(2020年)の書店で、文庫新刊の棚に本書が並んでおり、タイトルに惹かれて手に取りパラパラめくってみたが、そこに並んでいるのは知らない本の名前ばかりでそそられなかったので、棚に戻した。

    しかしその後、書店に行くたびにこの本が目に入り、なんだか気になるように。
    たまにはこういうのもいいかな、本の感想を書くときの参考になるかもしれないし、ここまで気になるなら、と思い買ってみた。

    平松さんが本について書いた文章が一冊にまとめられている。
    「食の本棚」、「物語の本棚」、「暮らしの本棚」と分けられていて、それぞれの合間に対談や日記が挟まれる。
    数年前まで購読していた『本の雑誌』に載っていたらしい記事もまとめられていて、ちょっと懐かしい気持ちになったりも。

    やはり私があまり読まないような本について書かれていることが多いが、とにかく本が好きで読書が楽しくて仕方ない様子が読み取れて、その幸福感が伝わってきて、私も本書を読んでいる時間、ふんわり幸せな気分だった。
    ジャンルは違えど、やっぱり本好き読書好きの人間には、相通ずる共通の感覚があるのだ。

    今後、読む本のジャンルの幅をもう少し広げてみようかな。
    本書を読んだら、これまで知らなかった世界をのぞき見たようで、自分の視野が広がる気がした。
    読んでみたいと興味を引かれた本も何冊かあったし、日本語表現の勉強にもなった。

    普段自分が見ているものと違う方角にあるものに、あえて目を向けてみるのもおもしろい。

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    2020年03月27日
  • かきバターを神田で

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    冒頭の「横串の女」の近所のお店の女主人らしきの焼き鳥を食べる描写に引き込まれる。

    だけど、平松さんのキッチン周りの近辺雑記ぽいなあと思いながら、読み進めると、シカ猟、フィンランドのサウナ、ジェノヴァのパスタ、ベルリンのカレーまみれのソーセージとか色々の食べ歩きもあって段々楽しくなってくる。
    台所周りのことも、平松さんの文章の熱量は変わらないんだけどね。
    解説に「生真面目かつ柔らかい文体」とある。僕は威勢が良くて上品な文章だと思う。

    鈴木清純「ツゴイネルワイゼン」のちぎりこんにゃく鍋、恐かったなあ。何が怖いんだか判らないのに、本当に不気味だった。

    「トマトをちぎる。」やってみようかな。

    表題となった「かきバターを神田で」。
    このタイトルは」違うんじゃないかな。シリーズタイトルは語呂の良さで揃えたいんだろうけれど、アレッと思った。

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    2020年03月03日
  • かきバターを神田で

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    もう…文句のつけようもない名人の味わい方、書き方。
    目玉焼きをごはんにのっけることについては一家言あるワタシですが、黄身をごはん側に伏せるっつーのは盲点だったなあ…見た目は寂しいが、味はいいなあw

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    2020年02月24日
  • かきバターを神田で

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    オノマトペも活用し、豊富な語彙と軽妙な文章で、眼前に料理を表出し、読者の食欲を刺激する著者の凄腕。
    定型の驚きしか発せられないテレビのグルメレポーターも、著者のエッセイを読んでみてはどうか。
    様々なレシピも記載され、意欲ある読者は試してみるのもいいかも。

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    2019年12月04日
  • ステーキを下町で

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    食ものエッセイ。題名と表紙のステーキの絵に惹かれて。特に下町にこだわった作品ではなく、作者の方が行った全国の旨いものに関する内容。
    段落の終わり1行~2行に面白そうなことを書くことが多い文調なのだが、どうも個人的には余分なものに思えてくどかった。谷口氏の漫画とのセリフ相性も?な感じ。
    風邪っぴきのときに読んだので、あっさりした文章がほしかったのかもなぁとどうでもいいことを思った。

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    2019年09月24日
  • 肉まんを新大阪で

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    文章にも相性があると思うのだが、私は平松洋子さんの文章は読みやすくて好き。
    写真が載っているわけでも、詳しいレシピが書いてあるわけでむもないのに、味が想像できる文章ってスゴイと思う。

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    2019年04月26日
  • 野蛮な読書

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    日常的に読書をしている人の生活に関するエッセイ。
    無理して読書をしているのではなく、自然と読書が入ってきている感じが好ましいです。
    逆に、読書案内的に読むと物足りないかもしれませんね。
    日常エッセイとしてはいつも通り高品質なので、読書が趣味じゃない人にもお薦め。

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    2018年09月29日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食に纏わるエッセイ集。
    彼女の作品は、小川洋子さんとの対談集を読んだような記憶があるが、記憶違いかも…。
    76篇が収められているが、どれを読んでも食欲がわいてくるから不思議。
    それもそのはず、裏表紙裏に彼女の既刊本が紹介されているが「サンドウィッチは銀座で」「ステーキを下町で」「あじフライを有楽町で」等々、食に関するオーソリティーじゃないですか。
    知らなかったとは言え、失礼しました…。

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    2018年07月26日
  • 肉まんを新大阪で

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    久しぶりに平松さんの食べ物エッセイを読む。何だか自分の食生活が豊かになるような錯覚を起こしてしまう。

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    2018年07月22日
  • 肉まんを新大阪で

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    一篇一篇が短いのが残念。
    あと著者が年を経るに従って好みが自分とずれてきていてそこも残念・・・でもやっぱり食べ物の事を書かせたらこの人はすごいと思う。
    食べ物の事でも、食事のことでもなく、食事を通して人生を書いている。だからいつも、読後は幸福な救われたような気持になるのだと思います。

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    2018年06月07日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイ。最近では、端から文庫本で出版されるんだ。一つのエッセイが3ページ。以前はもう少し枚数があったと思うし、北海道に豚丼やさんま祭りの取材に行ったりしてたのに。
    文春はもっとページと取材費を平松さんに提供して欲しい。

    さて、さほど長くない文章だけど、どれもぐいぐい引きずり込まれる語り口、だけど切れ味が良くて、しつこさががない。
    僕は大阪単身生活5年目、東京の家族の元に帰るときは、当然蓬莱の豚まんが土産。平松さんは新幹線の棚の上にずらり、と書いているけれど、僕は座席の足元に置いている。やっぱり匂いがね、他の乗客に迷惑になると思うので。ホント美味しんだけどね。

    しかし、平松さんて何処に行っても行きつけのお店がありそう。気になったのは、東大寺近くの奈良漬。いままで、奈良漬けに興味を持ったことないけれど、この文章には魅かれるなあ。

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    2018年06月05日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイは「サンドウィッチを銀座で」、「ステーキを下町で」、「あじフライを有楽町で」等読んできましたが、女性目線の食にこだわる頼もしさが・・・。

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    2018年05月15日
  • ステーキを下町で

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    前作と比べると、飲み食いだけじゃなくて、地域のことにも触れているなぁっていう印象。
    それだけ、前作の飲み食いっぷりが印象深かったということですが。
    餃子の王将は、この話を読むと、いろんな店に行ってみたい感じですね。
    会社の近所にあるといいんだけど。
    あと、スナックも行ってみたいかな。カラオケは歌わないけどね。

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    2018年03月17日
  • 日本のすごい味―おいしさは進化する―

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    著者の作品を読むのは初めてだったのですが、食にまつわるエッセイストとしてたくさんの本を上梓されていて、25年以上のキャリアがある方ということで、洗練された文章に目を浄化されながら読みました(笑
    雑誌の連載を纏めた本なので、15の短編に分かれていて、アスパラガス、鴨狩りから鰻屋、ケーキ屋まで割と広めのテーマが並んでいて、このチョイスを見るだけでも面白く感じます。

    グルメを食べ歩いて感想を連ねる形ではなく、丁寧に取材していく中で、例えば食材がテーマであれば作り方から入って、作り手の苦労や喜びに触れられていて、1つずつの短編がまるでテレビのドキュメンタリーを見ているかのように、引っ掛かりなく入ってきます。
    オーバーリアクションに美味しさを表現するような本ではないのですが、(どちらかと言うと)抑制的な味の表現や、食の背景にあるストーリーを描き出すことで、その食材への興味を掻き立ててくれる一冊です。

    とりあえず、聖林館のピッツァ、くちこ、坂網猟の治部鍋、新橋の鮎正、凍みこんにゃくはどこかで食べていきたい…!

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    2018年03月05日
  • あじフライを有楽町で

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    「ひさしぶりの海苔弁」に続き読む。

    あとがきに、「食べ物は無数の記憶や物語をもたらす。」とある通り、自分の食の記憶を掘り起こしたり、平松さんの文と対話したりする読書だった。
    平松さんの文章は、威勢がいいけど、すっきりして、押し付けがましさがない。

    神戸の昭和の佇まいのお好み焼き屋でビールを飲んでる図なんて、渋いなあ。こういうのが似合う人はなかなかいないと思うよ。

    沢山の柚子を仕込む台所仕事とか、筍料理とか美味しそうだなあ。

    「ひさしぶりの‥」にも深夜の料理の話があったが、
    (引用)はっと我に返ると、深夜に台所に立ってごそごそやっていることがある。ワインを飲んで相当楽しくなっているときで、知らないうちに包丁でざくざく刻んでいたり、鍋に火がかかっていたりするから不気味だ。

    考えずに手が勝手に料理をしているという。家のオカーサンが夜中に変な料理してたら怖いだろうなあ。

    東銀座のナイルレストランのムルギ―ランチの話もあった。僕はムルギランチと伸ばさず呼んでいたが。
    いつだったか、僕は別の料理も食べてみたいと他のカレーを頼んだのだが、番頭さんから「ダメ、それ遅いね。ムルギランチ美味しいよ」と無理やりムルギランチにさせられてしまったことがある。まあ、ムルギランチ美味しいから文句はないんだが。それから、あの真っ赤で、悪魔的に辛いラサムスープの話も欲しかったな。

    表紙口絵の水丸のイラストは、他からの出典とのこと。水丸さんとのタッグもこれで見納め。

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    2018年01月27日
  • 洋子さんの本棚

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    2人の洋子さんが語り合う本の世界。

    と言っても、私は読んだことのない本が多くて、そこから脱線していく話の方が面白く読めた。
    山極寿一の人間の白目と目の表情の話とか。
    お母さんのために置いておきたいパンを少しずつ食べていってしまう娘さんを想って泣く話とか。

    紙の中にある出来事が、身体を持つ人間を通して、その人にとって意味のある「何か」となるような。
    そんな濃い対談だった。

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    2017年12月02日
  • あじフライを有楽町で

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    約3ページほどのエッセイがみっしり詰まっている。食エッセイといえど多岐にわたるジャンルをネタに書かれており全く飽きない。塩豆腐は作ってみたくなった。万人におすすめ。

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    2017年11月23日