平松洋子のレビュー一覧

  • おあげさん 油揚げ365日

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    食べ物の記憶は何処から入ってゆくのだろう。先ずはやはり味だろうか。
    「これ、美味しい!」
    そのあと名前を覚えてゆく。
    平松洋子は「ひろうす」で覚えた。
    西日本は一般的に「ひりょうず」「ひりゅうず」と呼ばれているらしい。
    東日本では「がんも」「がんもどき」と
    言われるモノとは今回初めて知った
    私は「ひろうず」で覚えていた。
    洋子さんも私も母親からの口伝えである
    洋子さんとは共に倉敷で
    家が15キロと離れていないからだろう
    元は「飛竜頭」ポルトガル語の当て字だそう
    「フィリョース」という小麦粉と卵のお菓子

    なるほど、油揚げを「おあげさん」て
    言ってたな
    なんか急に懐かしくなって味まで思い出す
    荏胡麻油のみの高級食材だった油が
    江戸時代に菜種や諸種色々採れる様になり
    庶民に揚げ物が一般化し
    油揚げも生まれる
    豆腐と比べ薄い、軽い、崩れない、運びやすい、日持ちする、ちょっと味噌つけて炙ればこりゃ堪らない、甘く煮て稲荷寿司へ、これまた美味い。
    そういえば宮部みゆきの稲荷寿司屋の謎は
    どうなってゆくのだろう‥‥

    たまに知っている店の描写に出会えば
    どうして洋子さんはこうも
    その店の味と雰囲気を再現できるのだろ
    と、嫉妬まじりに感嘆す
    (香川の谷川米穀店とがもうのこと)

    まるまる一冊「油揚げ」の本
    間にカラー口絵で豊富な料理例もある
    とりあえずスーパーで買ってみた
    昨日は煮てみた
    今日は焼いてみよう
    明日は福袋、或いは和えたり、炊き込み、パスタ、汁もの、鍋もの、おやつと機会があれば試してみよう

    「油揚げ二枚で三合飲める」
    お味噌塗って焼いたり、焙って七味唐辛子ふったり、生姜醤油を添えたり
    なんと白ワインにも合うらしい
    *.(๓´͈ ˘ `͈๓).*

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    2025年05月04日
  • いわしバターを自分で

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    平松洋子作品で初めて読んだ本。
    一つ一つが短く、電車の中で読むのに向いてる。ご飯の描写が多い。とても読みやすいが、一気読みするべきではないと思う。一気に読むと途中で飽きる。毎日少しずつ読むのが良い。

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    2025年04月28日
  • おあげさん 油揚げ365日

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    油揚げを愛する著者のエッセイ、29編。

    確かに主役としての顔はないのだが、それに匹敵するくらいの価値はあるのではないかと思える。
    味噌汁や炊き込みご飯に入れるのは定番である。
    きゅうりの酢の物にもちょっと焼いて短冊にして入れるとコクもでる。
    しかし、おせちの紅白なますに入れるというのは初めて聞いた。
    中盤にレシピとカラー写真があるのも嬉しい。

    後半は、萩原健一(ショーケン)の話や高橋由一の写実画「豆腐屋」の話、料理研究家の辰巳浜子さんの『料理歳時記』などなど盛りだくさん。

    難波「道頓堀今井」や松山「鍋焼うどん アサヒ」
    香川、まんのう町「谷川米穀店」、加茂町「讃岐うどん がもう」などのうどん屋さん情報もあり。

    甘めに煮てもサッと焼いても挟んでもその日の気分で、手軽に楽しめるおあげさんって常備するに限るなぁとつくづく感じた。

    うすあげじゃなくて、おあげさんと呼ぶのも可愛らしい。





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    2025年04月19日
  • 父のビスコ

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    しみじみといいエッセイだった。
    著者のバッググランドが少しわかったようなファミリーヒストリーの要素のある名著。
    著者がなんとなく向田邦子の匂いを感じるのは、感性とやっぱ昭和をガッツリ生きた時代背景もあるのかな。
    サクマの缶入りドロップス。懐かしすぎる。
    ハッカでるとがっかりしてね、また戻しちゃったりして^^;
    粉末のみかんジュースもあったなぁ。なかなか溶けなくてね。
    お父さんが最期に自分の意志で食べたのがビスコ。
    いろいろ聞きたいことをもっと聞いておけばと著者は言うけれど、最期の最期にお父さんの願いを叶えてあげたのだから、ほんとに幸せなことだと思う。
    あの赤い箱、ビスコを見るたびに思い出すね、きっと。

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    2025年04月10日
  • おあげさん 油揚げ365日

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    油揚げでこんなに語れるなんて❗
    油揚げLOVEな私としては、読みながら
    『そうそう、そうなのよ❗』と同調することばかり❗
    昭和な思い出話から、今すぐできそうなレシピまで、とても懐かしくて頭の中を走馬灯のように流れていく。
    読み終わった日の夕ご飯にはしっかり栃尾の油揚げの付け焼きが登場❗
    『油揚げ2枚で三合飲める』をしっかり体感しました

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    2025年03月29日
  • おあげさん 油揚げ365日

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    平松洋子『おあげさん 油揚げ365日』文春文庫。

    油揚げを偏愛する著者による29編のエッセイと45のレシピを収録した油揚げエッセイ集。

    表紙が油揚げを抽象的に表現したイラストになっているのが面白い。

    油揚げというのは豆腐を油で揚げているので、豆腐よりもコクがあり、煮崩れしないので扱いやすく、比較的安価な食材である。オーブンで焼いてネギと七味を掛けて醤油を垂らせば一品になるし、煮ても良し、味噌汁の具にしても良し、蕎麦やうどんに載せても良し、いなり寿司にしても良しと様々なバリエーションが楽しめる。油揚げを開いて、餅や様々な具材を入れた巾着はおでんダネにもなる。

    本作のレシピには無かったが、麻婆油揚げというのはどうだろうか。この場合の油揚げは厚揚げか絹揚げだ。

    紅白なますは年末年始のご馳走に欠かせない一品であるが、紅白なますに油揚げを入れるというのは初めて聞いた。

    青森のいがめんち。直ぐに烏賊のメンチカツであると解った。つい先日、魚屋が経営する惣菜屋でいかメンチというのを見付け、食べてみたが、なかなか美味かった。

    いなり寿司と言えば回転寿司に行けば、シメに必ず頼む一皿だ。昔、東京に出張すると東京駅のグランスタにある『豆狸』で様々な味のいなり寿司を土産にすると家人にはかなり喜ばれた。

    自分が住んでいる街にも三角揚げがある。さっと焼いてピーマン味噌を付けて食べても良いし、ネギや七味を掛けて醤油で食べても良い。

    地元の豆腐屋では丸い油揚げをベースにしたピザ風油揚げやお好み焼き風油揚げなどを販売している。

    確かに油揚げ入りのカレーは美味だ。個人的にはカレーうどんに油揚げが入るのが好きだ。

    本体価格780円
    ★★★★

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    2025年03月26日
  • 下着の捨てどき

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    日常のバタバタで忘れてしまっていた事を、思い出させてくれるような素敵なエッセイだった。

    自分にとっては近い将来起こり得る話もあり、予行練習的な気持ちにもなる。

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    2025年03月11日
  • 日本のすごい味―土地の記憶を食べる―

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    どれもこれも経験してみたい味です。
    とりあえずGoogle mapで散策してみました。
    そうだ栗の街が故郷の知人がいる、お土産頼んじゃおうかな。

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    2025年02月27日
  • いわしバターを自分で

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    あ、コロナ禍ってたしかに必死だったよな
    暮らしも食も、制限されてしまい、苦しかった
    エッセイストの方々はとくに生きるを文章化して、暮らしの糧にしているだろうから辛かっただろう
    そんななかでも、あえて普段ならやらなかった長時間かかる料理をしてみていたり、こだわって取り寄せしてみたり、人生を楽しむってこういうことなんだと感服した

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    2025年02月08日
  • 父のビスコ

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    生まれ、育った地での思い出を抱きながら、やがてその地を離れ、一旦は新たな土地に順応する為に故郷と疎遠になりかける。
    やがて或る事をきっかけに或いは故郷に帰り、或いは新たな土地で思いを馳せる(著者にとっての或る事とは親の病と死であり、災害であり、一冊の本との出会いであった)
     
    近代の日本、特に戦後の日本で育った一定数以上の人々に流れる通奏低音は本書にも横たわっているように思えた。
     
    大垣書店イオンモールKYOTO店にて購入。

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    2025年01月27日
  • ステーキを下町で

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    長い間の積読本。ホントに積んでいた本の山の間から見つけて、銘酒を味わうようにちびりちびりと読んできた本。おそらく6年は熟成させて、一年かけて読んだ。

    まぁそういう本である。一章一章、時には数頁づつ読んでも、味は変わらない。少し古い話題はあるが、それも味わい深い。実際には14年前ほどの文章が載っている。「オール讀物」連載。我が倉敷が産んだ食のルポライター平松洋子は、食の最前線や話題の店は一軒たりとも取り上げない。何度も通って初めてわかるような名店の、ありふれた食材を料理したような名物を、時にはそれを食べるためだけに、北海道や沖縄や鹿児島や青森や、時には東京赤羽辺りを、取材と称して担当編集者と食べにゆくのである(流石大手出版社!)。

    まるで偶然行ったか、思いついていったかのような書き振りではあるが、私にはわかる。必ず下調べしている。だからこそ、取材対象者はホントのことを話すのである。そして彼女はホントに食べることが好きなのだ。食のライターとして、唯一無二の人物になった所以である。単なる旅行誌の名物巡りならばごめんだけど、ふと手に取ってしまうのはそういう訳なのだ(←その割には長い間積読!)。

    前回、同じようなシリーズ本を読んで東京旅の参考本にした時(17.12.31)に、年末年始ということもあってほとんど役に立たなかったので、これをガイド本として使うのは保留とさせてもらいたいが、いまだにお店は健在だと確かめたので、沖縄与儀のすずらん食堂、ゆいレール石嶺駅前の「御殿山」の沖縄すば(蕎麦)、または栄町市場には、いつか是非行きたい。

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    2025年01月26日
  • 父のビスコ

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    平松洋子『父のビスコ』小学館文庫。

    第73回読売文学賞受賞作。

    父の死と家族で過ごした倉敷の時間。親子三世代の記憶を紡ぐ初めての自伝的随筆集。

    平松洋子と言えば食のエッセイのイメージが強いが、このようなしっとりとしたエッセイも良いものだ。前半は面白いのだが、『「旅館くらしき」のこと』から最後までは断片的に倉敷や家族のことが描かれるだけで、ちょっとがっかりした。


    『父のどんぐり』。平松洋子の昭和3年産まれの父親の食の記憶。先日、亡くなった自分の父親も昭和6年産まれであるが、戦中戦後に少年時代を過ごした人たちは食べるために毎日が必死であったと聞く。自分の父親はその頃の飢餓の記憶の反動で、草大福や饅頭、かりん糖といった甘い物やカツ丼、天丼などの高カロリー、高コレステロールの食べ物に異常に執着し、身体を壊した。

    『母の金平糖』。サクマの缶入りドロップスと祖父が戦地から持ち帰った金平糖の話。戦時中は金平糖も贅沢品であっただろう。本作にも書いてあったが、自分もサクマの缶入りドロップスのハッカ味が出るとブルーになる。金平糖の不思議な形状は可愛らしくもあり、あの刺々は口に入れた時に金平糖の存在を感じる。

    『風呂とみかん』。温泉でみかんを食べるとは。みかん風呂とは知らなかった。

    『冬の鉄棒』。銀座の蕎麦屋で芹そばを待つ間に耳にした夫婦の会話。芹を1把使った芹そばはさぞや美味いだろう。年末になると芹の値段が上がる。先日、買い物に行った産直でも1把348円だった。

    『白木蓮の家』。桜が咲き誇る前に白い花を付ける白木蓮の家に一家で住んでいた時の思い出。

    『ピンクの「つ」』。韓国の南大門市場で見付けたガラス瓶に入ったアミの塩辛。韓国の氷点下20度の耳を切るような寒さが紹介される。自分は盛岡産まれの盛岡育ちだったが、昔は氷点下13度とか16度とか普通だった。氷点下10度以下となると確かに耳が千切れるような寒さだ。そんな中、自転車やバイクで高校や大学に通っていた。

    『ばらばらのすし』。確かに小学校の運動会で万国旗を目にすることが無くなった。それどころか、今の小学校では徒競走で順位を着けないことが主流なのだとか。当たり前だったことが無くなることの寂しさよ。

    『ふ、ぷかり』。麩の話。板麩は山形だけで無く、岩手でも食べられる。何しろ板麩はすき焼きには欠かせない食材の一つであるのだ。宮城の登米地方で食べられる油麩は油麩丼で有名だ。親子丼やカツ丼とも違うコクのある油麩丼は本当に美味い。

    『やっぱり牡蠣めし』。牡蠣は火を通した方が味が濃くなり、美味い。焼き牡蠣も美味いが、牡蠣めしも捨て難い。今年は海水温が高く、三陸地方の牡蠣は不漁どころか壊滅的らしい。市場には出回らない唐桑の牡蠣が食べたいものだ。

    『「悲しくてやりきれない」』。きゅうりもみは夏の定番料理である。都会の方には馴染みの無い料理かも知れないが、シンプルながら美味い。

    『「四季よ志」のこと』。倉敷の実家の隣りにあった『四季よ志』と谷崎潤一郎の『美食倶楽部』を重ね見る幼い頃の記憶。幼い頃の食の記憶は大人になっても色褪せない。

    『饅頭の夢』。作中で紹介される内田百閒の『饅頭を食ふ夢』が良い。

    『おじいさんのコペパン』。作中に盛岡の福田パンが登場する。盛岡市民にとってコペパンと言えば福田パンなのだ。何しろ福田パンは盛岡市内の殆どの高校で昼休みに訪問販売を行なっていた。家から持参した弁当は2時限目の終わりの休み時間に食べ、昼休みは1個100円の福田パンのジャムバターやあんバターなどを2つ食べるのが常だった。福田パンの本店に行けば、ジャムやバターの他にポテトサラダやナポリタン、焼きそば、コンビーフなどを挟んでくれた。福田パンは今や盛岡市内の何か所かに支店を出し、岩手県内の殆どのスーパーで販売しているので、有難味が薄れた。そして、自分の高校時代よりコペパンは小さくなり、モッチリ感は無くなり、フワっとした普通のパンに変わってしまった。

    『すいんきょがでた』。楳図かずおの『へび少女』『赤んぼ少女』と同じレベルの恐怖が『すいんきょ』らしい。自分も楳図かずおの数々の恐怖漫画は未だに記憶に残っている。

    『眠狂四郎とコロッケ』。昔の映画館は良かった。入れ替え制など無く、一度入れば最後まで居ても良かった。東映まんがまつりの後に任侠映画。子供は何本立てだかのまんがまつりが限界で、同行していた父親が楽しみにしていた任侠映画は冒頭を見ただけで帰宅したものだ。

    『インスタント時代』。十円噴水ジュースとは懐かしい。渡辺ジュースの素は名前だけ聞いたことがある。

    『ショーケン 一九七一』。1971年に誕生したカップヌードルは冬に通っていたスケート場にあった自販機でよく食べていた。当時は自販機価格で100円。スケート場の入場料と貸靴料、カップヌードル代で200円持っていれば1日一杯楽しめた。

    『ミノムシ、蓑虫』。襤褸を纏ったような蓑虫を小学校の貧乏な同級生に重ね合わせるとは随分と悪趣味なエッセイだと思った。

    『「旅館くらしき」のこと』。毛色が変わり、旅館くらしきをテーマにしたエッセイである。

    『倉敷川 流れるまゝに』。(畠山繁子著より) 先の『「旅館くらしき」のこと』とセットで掲載。

    『流れない川』。2018年の西日本豪雨が倉敷を襲う。

    『民藝ととんかつ』。とんかつ茶漬とは一体如何なる物なのか。

    『祖父の水筒』。住職を務めた祖父にまで赤紙が届く。

    『場所』。祖父が住職を務めた寺の話。

    『父のビスコ』。表題作。読書家の父親の死。父親が最後に食べたいと言ったのは……

    『支流 あとがきに代えて』。

    本体価格730円
    ★★★★

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    2024年12月31日
  • あじフライを有楽町で

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    タイトルと表紙に惹かれて。一つ一つのエピソードのイメージと読んだら興味の唆られる感じがなんとも良い。平松さんと穂村さんの黒にんにくのエピソードは面白かった。大正軒は行ったことないので行かなきゃ。

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    2024年12月15日
  • いわしバターを自分で

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    もうすっかり忘れかけていたコロナ禍独特の空気感とか息苦しさを思い出してクッと胸の奥が痛んだ。それと同時にそんな中で楽しみをと思い、おうち居酒屋をやったりパンケーキを作ったりした細やかな日々を思い出した。

    今度、いわしバターを自分でやってみようかな。

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    2024年12月03日
  • 下着の捨てどき

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    下着の捨てどき…、私もよく分からないなあと思い読んでみました。エッセイ本で、日常生活を送る上で心に刺さる話ばかりでした。特に好きな話がこちらの話です。

    『拡大鏡は見た』 "ひとは見たくないものは見ないらしい"、この言葉はグサッと刺さりました。シミ、シワ見えてないフリをしてる、私。

    『再会タクシー』 東京はタクシーがいっぱい走ってると思うけど、同じ運転手さんのタクシーに乗るって運命だな。

    『また逢えたら』 紹介されてる料理作ってみたい。レシピが載っているのはありがたい。

    『夜中の腕まくり』 牛すじの醤油煮込みを夜中に手間暇かけて作る話なんだけど、平松洋子さんにとって至福の時間なんだろうな。「時短料理もいいけど、手間暇かけて作った料理はやっぱり美味しい」、という母との会話が頭に浮かんだ。

    『Ⅲの下着の捨てどき』に出てくる9つの話は全部良かった。私が悩んでいる事がそのまま書かれてた。

    結局、下着の捨てどきはまだ悩み中。
    【「下着だけは、いつ交通事故にあっても恥ずかしくないようにしておきなさい」
    下着の捨てどきは、女の試金石である。】
    という文章は心に留めておこうと思いました。

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    2024年09月21日
  • 下着の捨てどき

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    平松さんのエッセイはいつもこざっぱりとしていて、すぐ忘れてしまいそうなやさしい文章。
    かと思いきや生活のあらゆる場面で時折平松さんの言葉が降ってくるとき、こうして心に残っていたのだなあと気付かされる。
    こういう文章はいくらでも読みたい。

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    2024年08月24日
  • 酔いどれ卵とワイン

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    エッセイならではの読みやすく楽しい感じ、他人の人生を垣間見るときのへぇ、とためになる感じ。

    そのどちらもありながら、「食」というほのかに共通する出来事で本としての統一感もあり、作者の人生の幹があるようであり、巻末の対談では戦争と承認まつわる会話があり。このひとの「食」はきちんと根を持っており、このエッセイの根幹がしっかりしていることに納得。ただつらつらと日常を記しただけではない話が読めたのだと謎の満足感と安心感があった。
    そして、ジャムを作ったりみかん風呂にしたり…自身の暮らしを改めたいなという自戒でありながらも明るい、プラスの気持ちに。

    「電気を食う」「生産と消費者のレールを外れる」という言葉は、なんだかふいに、調べても出てこない、人と話さないと得られない気づきを投げかけられたようでした。ボールをこっちにも渡されたような、はっとした気持ちになりました。

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    2024年08月03日
  • かきバターを神田で

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    食への貪欲さが、これまで私が知っているレベルとは桁違いでした。こんなに食の世界は奥深く幅広いんだなーと知らされた感じです。文章が簡潔で小気味良く、読んでいて楽しかったです。

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    2024年07月20日
  • 酔いどれ卵とワイン

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    ちょっと歳上のお友だちと、喫茶店で甘いものを摘みながら楽しくお喋りしているような。
    読んでいて心地良いエッセイでした。

    実はエッセイは苦手でほとんど読まないのですが、素敵なタイトルにそそられて手に取りました。
    平松さん、存じ上げなかったのですが、素敵なお人柄なんだろうなぁ。
    他の著作も読んでみたくなりました。

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    2024年07月03日
  • 日本のすごい味―土地の記憶を食べる―

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    食のエッセイストが出会うのは、その土地を支える食材と人。
    その土地だからこその美味しさを知り、語る、15の探訪記。
    熊鍋 わさび 蒲鉾 オイルサーディン クラフト・ビール
    柚子 梅干し 奈良漬 鮒ずし チーズ かごしま黒豚
    栗きんとん 豆餅 五島うどん イラブー汁
    ・あとがき ・取り寄せ(地方発送)について

    日本各地のすごい味を巡る、15の探訪記。
    その土地ならではの、食材。
    その土地ならではの、自然環境。
    その土地ならではの、人とその土地への想い。
    そして、歴史や生き方をも内在する、その土地の記録。
    猟師と料理人の共通の価値観は、世界一美味しい熊の肉。
    すべての工程が手作業の、缶詰。
    ごっくん馬路村ゆずドリンクは、ゆずの美味しさ満点です。
    蒲鉾屋の家訓は「とにかく うまいもん!」
    伝統製法の奈良漬は、声なくして人を呼ぶ。
    鮒ずしづくりは、百匁百貫千日。
    その土地と環境が育む、かごしま黒豚。
    イラブー猟とイラブー汁は、どちらも希少な伝統文化。
    余計なことをせず正直にちゃんとこしらえる、豆餅は、
    下鴨神社まで行ったのに旅程の関係で買いに行けず、
    未だに悔やんでいます。食べたいなぁ。

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    2024年04月04日