平松洋子のレビュー一覧

  • あじフライを有楽町で
    食べ物についてのエッセイ集。個人的に言えば、若干味の指向性が異なるところがあるようで、ほんの少しだけど「この料理なら、僕はそれほど美味しいとは思わないなあ」と感じるものがあった(実は香味野菜的なものがやや苦手である)。それでも、読んでいるうちに「だまされたと思って食べてみようかな」と思うくらい、それ...続きを読む
  • 泥酔懺悔

    素直に読めます

    女性のみなさんの「酒」に関するエッセイ集。
    大酒飲みあり、そうでない方あり。
    みなそれぞれいろいろな思い出があることに気づかされます
  • あじフライを有楽町で
    平松さんの食のエッセイは、何冊か読ませていただいている。
    しかし、かぶっている、とか、デジャヴ、みたいなことが一つもない。
    毎回新しい発見なのだ。
    毎日、ごはんとお味噌汁の食事でも、その時のちょっとした加減や、自分の心持で、一度として同じ食事は無い…みたいなものだろうか。

    この本で、アッと言わされ...続きを読む
  • あじフライを有楽町で
    週刊文春連載のエッセイをまとめた一冊。食については含蓄豊富で楽しめる作品。亡き安西水丸氏との共作もこれが最後か。
  • サンドウィッチは銀座で
    美味しそうだな〜‼︎
    漫画は各編のうしろにあれば、
    もうちょい落ち着いて読めたかな〜
    食べに行きたくなりました‼︎
    社食シリーズでもいいな。お弁当派だけれども‼︎
  • ひさしぶりの海苔弁
    週刊文春に掲載されていた食事に関するコラム
    83回をまとめた一冊。

    本書のタイトルもインパクトありますが、
    83個のコラムのタイトルもインパクトのあるものが
    多数あります。

    1つ1つの話は非常に短いエッセイですが、
    筆者の経験や分析が散りばめられており、
    話題になっている食事が食べたくなる内容ば...続きを読む
  • ステーキを下町で
    平松洋子氏が日本全国色々なおいしい物を食べに行かれるのですが、えっどこにいけばそんなおいしい物に出会えるの~!という感じでした。挿画は谷口ジロー氏。
  • なつかしいひと
    平松さんの文章、だんだんと渋い味が出てきた気がします。
    もの静かに日常を見つめ、ひっそりと切り取る、それだけで美しい作品になる…そんなかけらの数々。
    物を書く、特にエッセイを書かれる方は皆そうだけど、どうして昔のことを良く覚えているのだろう。
    その、一つ一つが、素敵な文章になる。
    普通の人が、目にと...続きを読む
  • ひさしぶりの海苔弁
    大好きな平松さんのエッセイ。
    そう言えば私海苔弁て食べたことないや と思いつつ読んでみる。作りたいなって思うことはあってもあまりに簡単なためかやっぱりまだ作ってない。から食べてない。
    貝づくし 粉わかめ さぬきうどん 丁寧なジェノベーゼ
    毎度毎度お腹が空く。
    青いレモンは読んでいるだけでエラが痛くな...続きを読む
  • 小鳥来る日
    平松さんの本はこれまでに何冊か読んだが、すべて食べ物に関するものだった。
    この本は、食がテーマというのではなく、生活の中で見聞きし、感じたことが書かれている。

    食べ物のエッセイは、いわば『動』のエネルギーにあふれ、元気が外へ向かってほとばしっているような感じであるが、この本は、『静』
    思いのエネル...続きを読む
  • 野蛮な読書
    書評集。
    最初は合わなかったのか、ひとつの章の中にたくさんの本が紹介されていて、めまぐるしく話が変わるのでだんだん読み疲れてきて、途中で読むのやめよう…でももうすこしと頑張って写真集の章まで読んでみたらこれがすごいよかった…!!
    重い話にぐーっと引き込まれて、その写真集がすごく見たくなった。
    凄いの...続きを読む
  • 野蛮な読書
    経験も知識もものすごく豊富ですごい人なのに、飾らない、庶民感覚を忘れない、こんな私でも共感できてしまうような文を書けるのがすごい。
  • ステーキを下町で
    孤独のグルメのマンガの画を描いている谷口ジロー氏のイラストに惹かれて購入した本。帯広のぱんちょうの豚丼や東向島のかたやまのステーキ、餃子の王将など普段遣いの出来るもしくは旅先で食べるB級グルメのショートエッセイ。何も考えずにさらっと読める。また短編なので細切れで読んで行くこともでき、またグルメ本とし...続きを読む
  • ステーキを下町で
    テレビには食レポと称しておいしさを伝えんと工夫を凝らした映像が毎日のように溢れている。紋切り型の美辞麗句や繰り返される感嘆の声に食傷気味になるそれらと異なり、本著では店の佇まい、店員や客の様子、そしてメインたる料理の描写によって食事の魅力が鮮やかに再現される。味についてはほとんど詳細されてないのに描...続きを読む
  • ステーキを下町で
    前作の「サンドウイッチは銀座で」も良かったけれども、この二作目は超えました。お店、味、感想、そして地域性からの味わいイロイロあってご馳走様。
  • アジア おいしい話

    美味しそうなだけじゃない!

    調理器具にスポットを当てた本。
    使う人、使う国の解説もあり、雑学的な面白さもあります。
    料理をする人なら自分も使ってみたい!と思わせる興味深い調理器具がてんこ盛りなので、あれこれ想像を膨らませながら読めました。
    一点残念なのが、電子化にあたり挿絵が省かれてしまったこと。
    文字だけでは形が想像しにくい...続きを読む
  • 野蛮な読書
    「読みたい」力を掻き立てる、洋子さんが日常に平行して野蛮に103冊の本を紹介していくエッセイ。

    フードジャーナリストなだけあって、食の描写が凄いんです。書評も秀逸…。叶恭子の本が紹介されたと思ったら官能小説を紹介したり、平松さんの気取ってない柔らかな文章、クスッと笑えるユーモア。
    個人的に"わたし...続きを読む
  • サンドウィッチは銀座で
    てんぷらを揚げてる油の音や、トーストしたサンドウィッチを切るサクッという音が聞こえてくる本。
    タイトルはおしゃれすぎるけど、それを狙った本ではなかった。
    社員食堂訪問しまくる記事が好きだ。
    挿絵が無くても、十分伝わるけれど…挿絵も味。
    谷口氏のファンには嬉しいだろう。
  • サンドウィッチは銀座で
    混ぜるな危険ならぬ読むな危険です。
    もしあなたが、ダイエットをお考えなら
    軽快な文体とリアルに想像させる描写で、ダイエットは敢え無く崩れ去ることでしょう
  • 野蛮な読書
    読書にまつわる少し長めのエッセイ。読書だけでもないし、生活だけでもない。平松洋子さんの文章は初めて読んだけれど、構成と比喩がダイナミックで迫力がある。「わたしの断食一週間」で子規の『仰臥漫録』を読むっていうのはよーくわかる。私はやたら恋愛ものが読みたくなった、断食中。食を意識せざるを得ないからストレ...続きを読む