平松洋子のレビュー一覧

  • あじフライを有楽町で

    Posted by ブクログ

    平松氏の本にはいつも驚きと発見があるのですが今回も素晴らしかったです。何点か挑戦してみたい品もあり、行ってみたい所もありましたが「おばちゃんの実力」が衝撃的でした!こんなおばちゃん達になりたい...。

    0
    2017年07月22日
  • あじフライを有楽町で

    Posted by ブクログ

    平松洋子『あじフライを有楽町で』文春文庫。

    様々な食をユーモアと蘊蓄と共に描くエッセイ集。安西水丸のイラストと共に綴られた食のエッセイ78編。安西水丸との饗宴はこれが最後らしい。

    平松洋子が描くリズミカルな文章からは食の大切さと面白さと共に美味しさまでもが伝わってくる。鹿タン、熊タン、ちくわカレー、塩豆腐、霜柱など食べたことのない美味そうな食のオンパレード。

    谷口ジローのファンだったことからシリーズ最初の『サンドウィッチは銀座で』を読み、平松洋子のエッセイの面白さを知った。以来、『ステーキを下町で』『ひさしぶりの海苔弁』とシリーズを読んできたのだが、本作もまた間違いなく美味しい。

    0
    2017年06月09日
  • なつかしいひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     伊藤肇さんが「人間的魅力の研究」で、人間に大切なのは「懐かしさ」と仰ってますが、確かに、思い浮かべて懐かしく感じる人たちはみんな魅力のある人ばかりですw。一方、平松洋子さんの「なつかしいひと」(2012.2)は、なつかしいひと、季節のあわい、なじむということ の3章で仕切られた珠玉のエッセイ集です。あわいは「間」、季節の合間とても解せましょうか・・・。どれも心に響くエッセイですが、特に、「猫の音」「23歳の猫の夢」の愛猫に対する著者の思いに心を強く動かされました!
     緑萌ゆる若木の季節があった。今は老衰して脚は弱り、排泄場所もいろいろ・・・。持ち上げれば張り子ではないかと思うほど軽い。ガラス

    0
    2017年03月25日
  • ステーキを下町で

    Posted by ブクログ

     平松洋子さんと谷口ジローさんのコンビによる食のエッセイ第二弾である。今回もまた方々で様々な食を求めて食べ歩いている。
     本当に様々な種類の、様々な土地の食をめぐるエッセイである。中には餃子の王将や東京駅のエキナカなど、我々にも馴染みのある場所が選ばれていて、平松さんの視点でそれらがまた新たな見方を付与されて紹介されている。
     平松さんの食への誠実さ、そこでの出会いを大切にする様などは非常に快い。エッセイに通底するそうした真心は、読書をより楽しいものにしてくれていた。

     今回も星五つで評価している。このシリーズは今少し続いてもらいたいものである。

    0
    2017年01月05日
  • ひさしぶりの海苔弁

    Posted by ブクログ

    表紙のシンプルさに、ガツーン!
    海苔弁のシンプルさをダイレクトに伝えているわけだが、私のような素人が描こうとしたら、欲張って、どうにかして断面を見せようとか思ってしまうんだろうな…
    もちろん、平松洋子さんの食のエッセイなのだが、1編ごとに安西水丸氏のイラストが載っており、それは文章との絶妙の相性を見せている。

    一方、平松さんの文章の方といえば、この人の食べ物の描写はどこまで高みを目指すのだろうと驚く。
    あらゆる食材を描いて、(いろいろ読ませていただきましたが)かぶらない。

    そして、美味しさの描写もかぶらない。
    たとえば、さんまの描写、『ぎらりと光る蒼い刀が並ぶ』
    たしかに秋の刀の魚とは書く

    0
    2016年10月31日
  • ひさしぶりの海苔弁

    Posted by ブクログ

    食欲の秋にどんぴしゃり。あまりたくさん食べることは出来ないけれど、少しでも美味しいものを多く知りたい!食べたい!な、食いしん坊の私にうってつけ。読むだけでお腹が満たされます。食べることへの執着心が増す、食への愛が溢れたエッセイ。これからは、もっとゆっくり味わって食べよう。…できる限り。まずは、お腹を満たすためだけの食事は止めようと思います。

    0
    2017年06月27日
  • ひさしぶりの海苔弁

    Posted by ブクログ

    相変わらず平松洋子のエッセイは美味しい。しかも、このエッセイ集にはユーモアと蘊蓄もたっぷり詰まっている。安西水丸のイラストと共に綴られた食のエッセイ83編と文庫版のあとがきにかえて、平松洋子と安西水丸の対談を収録。

    どのエッセイも絶品なのだが、最も関心したのは『かまぼこ板の美学』冒頭の“ちくわは穴を食べるものだと思う。”という一文。何と哲学的で深い視点であろう。

    また、『奥州のぬか釜ごはん』で、岩手県奥州市の『農家レストランまだ来すた』が紹介されているのも嬉しい。平松洋子も胆沢区の絶品天日干しの新米の羽釜炊き御飯を味わったかと思わずニヤリ。次のエッセイ『ピーマンうどん』も同じ奥州市が舞台な

    0
    2016年09月07日
  • 小鳥来る日

    Posted by ブクログ

    平松洋子さん、立ち食いそばレポート、大好きです。さて、蕎麦はさておき、庭に小鳥が飛んで来ると嬉しく幸せな気持ちになります。「小鳥来る日」(2016.3)、生きていることの悦びを感じる・・・そんなエッセイ、ユーモアたっぷりで面白く、そして懐かしさと温もりがある72編のエッセイです!「五月の素足」「猫の隊列が通る庭」「いまどきの同棲時代」「化粧ひとり芝居」「本屋さんは町の縮図である」「落ち葉はどこまで掃くか」「旅はせっかくでできている」「端っこのおいしさ」「ストッキングで闘う」etc

    0
    2016年06月21日
  • ステーキを下町で

    Posted by ブクログ

    全編おいしいものへのあくなき熱意に満ちた本。
    食べ物への熱意、食べっぷりの小気味よさ。とりあげられる食べものは徹底して庶民の食べもの、地元の人の日常の食事。
    作っている人への敬意も気持ちがいい。

    0
    2016年01月13日
  • サンドウィッチは銀座で

    Posted by ブクログ

     様々な食にまつわるエッセイである。正確に言えば、飲食店に関するエッセイというべきかもしれない。
     本当にこの方はグルメだと感心させられるが、お値段もそれ相応の料亭から立ち飲み屋、ビアホールに社員食堂まで、ありとあらゆる飲食店を取り上げ、エッセイに描いている。食べるものも様々であり、中には熊肉のような珍しいものもあるが、ごく普通のメニューが特に目につくところだろうか。
     エッセイごとに挟まれている谷口ジローさんの掌編漫画もまた味わい深い。特に最後の「百年も、二百年も」に置かれた漫画などは本当に洒落ている。

     やや筆が踊り過ぎている嫌いもあるが、良いエッセイだった。堪能させていただいた。星五つ

    0
    2015年11月27日
  • ステーキを下町で

    Posted by ブクログ

    文庫化されたので、再読。平松洋子の食探訪記と谷口ジローの漫画の名コラボの第2弾である。北は北海道から南は沖縄まで食を巡る旅が描かれている。平松洋子の食を描いた名文を谷口ジローの素晴らしい描写の漫画が大いに盛り上げ、読めばヨダレが止まらぬこと請け合い。

    何よりも嬉しいのは、平松洋子が震災後に三陸を訪れ、うに弁当の復活を伝えてくれた『三陸の味、北リアス線に乗って』である。

    『朝の大衆酒場、夜はスナック』に描かれるまるます家は、谷口ジローの傑作『孤独のグルメ』にも登場する。

    『文庫版のためのあとがき』も追加収録。

    0
    2015年08月07日
  • サンドウィッチは銀座で

    Posted by ブクログ

    あ、文庫本になったんだー。
    と気軽な気持ちで読みはじめたのだけど、ついつい引き込まれて一気読み。
    平松さんの文章はリズムがあって、一緒にお店に言っている気分にさせてくれる。
    どれも好きだけど、特に印象に残ったのは、池袋、オムライス、サンドウィッチ、昭和の大衆食堂、百年も二百年も。
    さらに共感をおぼえたのは、おわりに の風景の一部になりにゆく。
    国籍、人種、年齢の何物をも超越した、平松さんの包容力に魅力をおぼえる。食ってすごいな。
    やっぱり、平松さんの本にハズレなし。

    0
    2015年07月26日
  • 野蛮な読書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どちらかというと食にまつわるエッセイで知られた平松洋子さんのジャンルにとらわれない書評集『のようなもの』。
    のようなもの、というのは正統な書評集とはいいにくいからだ。
    普通、主題の本を決めたらそれにまつわる感想やエピソードなどで構成するのが、普通の書評ならこの本は一冊から五冊十冊と広がっていく連想ゲームのようなエッセイなのだ。
    たとえば冒頭、向笠千恵子さん(この人も有名なフードライター)が『日本の朝ごはん』で紹介されているさかもとという民宿に宿泊し、そのすばらしい経験を書きながら読んでいる本の内容にふれていくのだけれど、無理が無い。
    これはかなり難しいテクニックの書評…というより読書日記だ。

    0
    2015年07月04日
  • 野蛮な読書

    Posted by ブクログ

    武田百合子、池澤夏樹、森茉莉、沢村貞子、宇能鴻一郎、小山清、開高健、獅子文六、室生犀星、古屋誠一などなど、気になる本がたくさん。メモしながら読んだため時間がかかった。平松さんの生活に本が溶け込んでいて、とてもうらやましく思った。特に好きなのは沢村貞子についての章。

    0
    2014年12月14日
  • 野蛮な読書

    Posted by ブクログ

    第28回講談社エッセイ賞受賞作。

    最初のエッセイ『能登とハンバーガーと風呂上がり』の冒頭、京都土産のカステイラを箸で食べるくだりで、平松洋子流の野蛮の定義を披露し、そこからのサラサラと流れる小川のように読者を読書の世界に誘う手腕は見事である。衣食住や日常に絡めながら、紹介される本は103冊。この103冊のジャンルは様々であるが、いずれも旧作であり、実にお洒落な本ばかりである。相変わらず、食べ物の描写もお見事であるが、今回は平松洋子の知の世界というのも味わうことが出来た。

    平松洋子作品を最初に読んだのは、谷口ジローとの共著『サンドウィッチは銀座で』であり、この一冊で、平松洋子の美味しい文章の

    0
    2014年11月02日
  • サンドウィッチは銀座で

    Posted by ブクログ

    平松洋子さんの文章を初めて読みましたが料理を楽しく思い浮かべることができて本当に食べに行きたくなりました。挿絵の谷口ジローさんの絵がまたいいです♡

    0
    2014年03月15日
  • なつかしいひと

    Posted by ブクログ

    平松さんの文章は、情景が詩的に頭に浮かぶからすごい。それも静かな凛とした雰囲気のものが多い。
    この本も同様、場面場面が現実味をおびて浮かびあがってくる。
    街で会った見知らぬ人から、恋人であろう人、家族など、色々な人、場所が登場する。余韻を残す終わり方が、1話1話、続きを想像させる、いい本だと思う。

    0
    2012年03月21日
  • あじフライを有楽町で

    Posted by ブクログ

    平松洋子さんの文章も物事の捉え方も大好きすぎる。
    若干私よりお姉様故、選ばれるお店や食材などが渋くて良い。
    昭和ってこうだったなぁと思いつつ、頷きつつの読書。じんわりと楽しみました。

    0
    2026年02月11日
  • 野蛮な読書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平松洋子を読んでいると、内容が広くて深くてほんとうにいつも感心する。内容そのものよりも感心する、が勝つほどの印象。
    今回はでも、沢村貞子に関してがとても印象に残った。

    憧れる昭和のキリリとした女性。

    0
    2026年02月02日
  • 酔いどれ卵とワイン

    Posted by ブクログ

    著者の方は本当に「食」がお好きなんだな、というのが読んだ印象。食べるだけでなく作るほうも、作るにしてもこだわるだけでなく時短メニューも。あらゆる方面で。仕事だから、という面もあるだろうけれど、子供時代の思い出話も混じってくるあたり根っからお好きなんだろう。


    0
    2026年02月02日