平松洋子のレビュー一覧

  • 本の花 料理も、小説も、写真も
    本を読む事について、改めて深く考えさせてもらった。
    著者の本に対する愛情に裏打ちされた知識と、本を紹介する秀逸な文章に魅了されっ放しの一冊。
    読みたい本の幅が一気に広がり、楽しみを抑え切れない。
    タイトル通り、〜も、〜も、と色々なジャンルを分け隔てなく読むスタイルは、自分の好みそのもので、何度もこの...続きを読む
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    ひとくくりにアスリートと言いましても
    その使う筋肉は全然違うもので
    求められる栄養にも緻密に考えられてるんですね
    すごくストイックでびっくりします

    ある意味 体をコントロールするって
    自分の意思が反映される
    こうなりたい と思う自分になる
    某番組ではないけれど
    「筋肉は裏切らない」
    その意思が見え...続きを読む
  • すき焼きを浅草で
    サバランへの偏愛。題名より予想していた浅草今半。変わらず平松さんの生活が垣間見えて、くすくす笑えて、ときにしっとりできる。特に初めて出会ったのがあぶたま。どれも食べてみたい。
  • サンドウィッチは銀座で
    うんまいモノが食べたくなる
    食欲増進エッセイ

    その中でちょっと異色?な
    「熊を食べにゆく」
    命のありがたみを感じた

    みとのブックフリマにて購入
  • 洋子さんの本棚
    小説家って凄いなあ。2人の文筆家の会話、言葉のキラキラした深い深い広い広い海の中に漂わせてもらった。心地よくて、楽しくて、読んでみたくなる本も沢山。
  • いわしバターを自分で
    コロナ渦前後のエッセイ。オイルサーディンを豪快にコッペパンに挟むあの人が忘れられない...。暑い日の台所事情や、日本各地の美味しそうなものなど、家にも外にもわくわくするエッセイが詰まっている。
  • ステーキを下町で
    ひたすらお肉が食べたくなる。500gはすごい。ぱんちょうの豚丼、沖縄のすば、京都のうどん、東京のきらびやかな駅弁たち。どれも読みながら悶絶するくらい美味しそう。
  • あじフライを有楽町で
    一編2.3ページ、スイスイ読める連載集。有楽町という文字には、"楽"しいが"有"り。近隣のおいしいお店が参考になるし、お家での料理にも手が出る。煮物は温度が下がる時に味が入る。全国各地でも平松さんの食い意地エピソードが面白い。血眼になりながら旬の食材を追いかける様子がありありと浮かぶので、クスリと笑...続きを読む
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    スポーツのルポルタージュは初読み。筆者の愛が溢れてて読後感良かったです。
    相撲、プロレス、筋トレ、タニタ、スポーツ選手を支える周りのプロ、スポーツの陰と未来。面白かったです。
    とにかく次は、「我が友、スミス」を読みます!
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    タイトルに惹かれ平松洋子さんを初めて読みました。この方が運動好きだと知り、親近感が湧いて他作品も読みたいと思います。アスリートの食事のひとつひとつがこれほど心体に影響するのか、でも我々一般人だって意識を持って大事にしなくてはと思わせる内容です。しみじみ「医食同源」と言う言葉を噛みしめずにはいられませ...続きを読む
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    最初はなぜ筋肉を鍛え上げることとは縁遠そうな人がこれを書こうとしているのだろう、と思いながらよみはじめた。そして、読んでいると引き込まれて読んでいた。取材力と文章力。
  • 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行
    牛、馬、猪、鹿、鴨、鳩、鯨、羊、鼈、内臓。人はなぜ肉を食べるのだろう、土地に根差した知恵と工夫、長い歴史を通じて人と獣の間に培われてきた親密な関係性に光を当てた傑作ノンフィクション。
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    アスリートと栄養学のかかわりについての話かなと読み始めて。力士やプロレスラーの身体づくりの話に、やっぱりそうかと思っていたら、だんだん広がって、深い話になっていく。身体と心。競技者と指導者。アスリートの人生。女性の身体。安易な「感動」。
    「脳筋」なんて言葉があったけれど、逆だ。筋肉は脳が作る。考えな...続きを読む
  • 父のビスコ
    2月の平松洋子さんの講演会で、日本各地の美味しいものをレポートしてきた平松さんに「岡山の美味しい食べ物を教えて下さい」という質問が出た。
    「なかなかその質問に答えるのは難しいんです。というのは、私は岡山では滅多に店で食べなかった。私の味の記憶は全部家庭料理なんです。あの酢の物の味。柔らかくて、記憶と...続きを読む
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    「身体づくりはトレーニング2割、食8割」
    食事や栄養は大切、わかっていても実践するのは難しい。アスリートやアスリートを支えるプロフェッショナルへの尊敬の念がより強くなった。
  • 下着の捨てどき
    子育て中は目の前のことで必死で、このイバラを抜けたら自分の前に立ちはだかっているのは、自分自身だった。

    っていう。著者の言葉。

    こわっ。自分の前に立ちはだかる自分自身。
    ただ、薄々感じてはいる。20代の頃のようにはいかない体と、写真に写れば写るほど老いる自分。笑
    わかってはいるけどここまでか!!...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    最近、平松さんのエッセイにはまっている。

    週刊誌の連載だとのことで、一つ一つは短い。
    そのため、取り上げる食材、料理、食文化の幅が広く、読み進めてもちっとも退屈しない。

    京都の炒り番茶。
    ほうじ茶とは違う。
    独特の「煙臭い」お茶だとのこと。
    山形の冷たい肉そば。
    鶏肉が入った日本そばで、見た目は...続きを読む
  • 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行
    「サンドイッチは銀座で」のシリーズでも熊を食べに行く話があったので、そんなには愕きはしない。だけど、普段の軽妙さは影を潜め、文章にずっしりした重さがある。

    羊、猪、鹿、鳩、鴨、牛、内臓、馬、すっぽん、鯨の10章。
    ルポだけど、着飾った奇麗ごとの無い文章。育てて、その命をいただく生業への共感が身に迫...続きを読む
  • いわしバターを自分で
    あの時期がひしひしと追い出される。息苦しさも、小さな連帯も、良かれと思ってうまくいかなかったことも。
  • いわしバターを自分で
    「サンドウィッチは銀座で」など、これを食べにあそこへ、というタイトルでずっときたシリーズ。新刊は「いわしバターを自分で」。このタイトルだけで、コロナ禍の日々のことだ、と気付く。
    あのなんとも息苦しかった日々、毎日怯えたように、萎縮して暮らすしかなかった期間。
    2020年5月半ばだったろうか、スーパー...続きを読む