肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行

肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行

作者名 :
通常価格 800円 (728円+税)
紙の本 [参考] 836円 (税込)
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作品内容

牛、馬、猪、鹿、鴨、鳩、鯨、羊、すっぽん、内臓……
「人はなぜ肉を食べるのか」
問いを掲げた平松さんは、日本全国十か所をめぐり、
十種の「肉」と人とのかかわりを徹底取材。
ひとつの文化として肉をめぐる諸相をとらえ、
動物とその肉について、見て、聞いて、食べて、
深くその根源を考えた前代未聞のルポルタージュ。

 胸骨の端にそっと指を入れて横隔膜といっしょに引き上げると、
 紫色に光る かたまりがぽろんと現れた。 (中略)
 ぷりっぷりのレバーの一片をそっと口の なかに入れた。(本文「4章 鳩」より)

「生きもの」が「食べもの」になるまでの間には実に様々な工夫や技術が介在し、
「うまい肉はつくられる」ことがわかる。

信念を貫き、魅力的な多くの日本人の「仕事」の
歴史にも光を当てたエキサイティングな傑作ノンフィクション。

解説=角幡唯介

※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    「サンドイッチは銀座で」のシリーズでも熊を食べに行く話があったので、そんなには愕きはしない。だけど、普段の軽妙さは影を潜め、文章にずっしりした重さがある。

    羊、猪、鹿、鳩、鴨、牛、内臓、馬、すっぽん、鯨の10章。
    ルポだけど、着飾った奇麗ごとの無い文章。育てて、その命をいただく生業への共感が身に迫...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月16日

    平松洋子『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』文春文庫。

    『人はなぜ肉を食べるのか』をテーマに平松洋子が日本全国を巡り、10種類の肉と人との関わりを取材したルポルタージュ。

    何時もは食の割合が多いが、本作では取り分け食肉の文化や歴史、食肉に関わる人の仕事が多く描かれている。

    『第1章 羊』。北...続きを読む

    0

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