平松洋子のレビュー一覧
-
肉食が人間と切っても切り離せないこと、肉となる動物を愛すほどそれが「旨く食べる」ことにつながること。愛と残酷さは一体だ。食ルポというか「肉に魅入られた人間のドキュメンタリー」みたいな気分で読めてよかった。Posted by ブクログ
-
伊藤理佐先生の【おんなの窓】の単行本が大好きで、何度も読んでます。
文春にどんな感じで載ってるんだろう?と思って初めて文春を購入!
伊藤理佐先生はもちろん、ほかの読み物もおもしろかった。
【おんなの窓】の単行本は2017年から出てないけど、いつ続きが出るのかな〜
-
(抜粋)
安心するのです。胸もとをはだけた三角座布団。ぴんっと突き出た尻尾も、お約束。いつの時代も底値安定価格。冷めたら冷めたで、身がきゅっと締まっておつな味。予想を裏切ることのない、揚げ物界のご隠居さん風情がすてきだ。定食屋でも居酒屋でも、「あじフライ」の五文字を確認すると、品書きに安泰感が漂いま...続きを読むPosted by ブクログ -
食に関するエッセイの名手。今回は食からスポーツ、トレーニングにまで話題が発展。記録を追究するアスリートの食とトレーニングの実態に迫る。
相撲部屋、駅伝の実業団チームと大学選手寮、プロレスラーなど、食と競技との繋がりについて丹念に取材を重ねた一冊。Posted by ブクログ -
★大好きな渋谷のVIRONとBunkamuraが出てきた!嬉しい
★にんにくのピュレ美味しそう〜〜〜バゲットにステーキにつけて食べたいいい
★この前深大寺行った時「TOM」行けばよかったなあ。ジジロアたべたい。
平松さんの描写力ほんとうにすごい、牡蠣嫌いだけど牡蠣ごはんおいしそうPosted by ブクログ -
食に関するエッセイの多い筆者。食欲は常人以上だが品のある語り口が心地よい。
週刊文春の連載エッセイ。一話一話が短いのでスキマ時間に読むのに最適。筆者の品のある語り口と擬音が何とも心地よい。本当に食を大切にしていることがうかがえる。最近お気に入りの作家の一人。Posted by ブクログ -
食べ歩きや旅レポは文にするとどこか嫌味があることが多い(単なるヤッカミ?)。本書に限っては全くそんなことはない。この筆者、本当に食べることが大好きな感じが伝わってくる。擬音が、多いのが面白い。
いずれの食も素晴らしいが上野聚楽の話が絶品。このテーマだけで1冊作れそう。
社員以外立ち入ることの少な...続きを読むPosted by ブクログ -
さすがだな、平松さん。
流行り廃りの激しい「いいね!」スポットの紹介なんかとは全然違う。
歴史の重みに文学的要素まで加わった、本当においしい店を、とびっきりの表現で書き綴っている。
しばらく前の出版なので、それらの店が現在あるかどうかはわからないが、後追いで店に行く、と言う楽しみ方は不要だと思う。
...続きを読むPosted by ブクログ