平松洋子のレビュー一覧

  • 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行
    肉食が人間と切っても切り離せないこと、肉となる動物を愛すほどそれが「旨く食べる」ことにつながること。愛と残酷さは一体だ。食ルポというか「肉に魅入られた人間のドキュメンタリー」みたいな気分で読めてよかった。
  • 週刊文春 2023年11月9日号

    伊藤理佐先生

    伊藤理佐先生の【おんなの窓】の単行本が大好きで、何度も読んでます。
    文春にどんな感じで載ってるんだろう?と思って初めて文春を購入!
    伊藤理佐先生はもちろん、ほかの読み物もおもしろかった。
    【おんなの窓】の単行本は2017年から出てないけど、いつ続きが出るのかな〜
  • 洋子さんの本棚
     平松洋子さんと小川洋子さん、2人の洋子さんが、各章のテーマに沿った心に残っている本を挙げて対談する対話集。本の紹介のようにもなっていて、読みたい本リストがまた増えました。
     特に心に残っているのは、「人生のあめ玉」の章。親と子どもとの関係で、子どものかわいらしさの記憶、そう言うものが5つでもあれば...続きを読む
  • あじフライを有楽町で
    (抜粋)
    安心するのです。胸もとをはだけた三角座布団。ぴんっと突き出た尻尾も、お約束。いつの時代も底値安定価格。冷めたら冷めたで、身がきゅっと締まっておつな味。予想を裏切ることのない、揚げ物界のご隠居さん風情がすてきだ。定食屋でも居酒屋でも、「あじフライ」の五文字を確認すると、品書きに安泰感が漂いま...続きを読む
  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    食に関するエッセイの名手。今回は食からスポーツ、トレーニングにまで話題が発展。記録を追究するアスリートの食とトレーニングの実態に迫る。

    相撲部屋、駅伝の実業団チームと大学選手寮、プロレスラーなど、食と競技との繋がりについて丹念に取材を重ねた一冊。
  • いわしバターを自分で
    ★大好きな渋谷のVIRONとBunkamuraが出てきた!嬉しい

    ★にんにくのピュレ美味しそう〜〜〜バゲットにステーキにつけて食べたいいい

    ★この前深大寺行った時「TOM」行けばよかったなあ。ジジロアたべたい。

    平松さんの描写力ほんとうにすごい、牡蠣嫌いだけど牡蠣ごはんおいしそう
  • 下着の捨てどき
    軽やかで楽しくて気づきも多くて最高。
    やっぱり平松洋子さんだぁ。

    同じ人生でも、平松さんみたいな文章に書きつけて行くような気分で過ごしたら、振り返ったときの色合いがぐんと明るくなりそう。
  • 食べる私
    宇野鴻一郎の話とか、なんか、もう、うへーという感じ。食べることに興味のない人のほうが面白い。やっぱ筆力ですね。
  • ステーキを下町で
    自分の食べたいもの、好きなものを美味しくいただく。それが丁寧に愛情持ってつくられたものならば、もうそれ以上のことはないんじゃないかと。。

    何でもお取り寄せできる今だけど、やはりその土地に行って、その空気を感じながら食べるのが、一番だと思う。行ってみたい!!
  • 父のビスコ
    食をきっかけに折々に蘇る幼き日々の記憶。生まれ育った倉敷と祖父母、両親との懐かしき思い出。

    食に関するエッセイで知られる筆者。今回の作品は自伝的要素が強い。岡山県の郷土料理であったり幼少期の食をあるきっかけで舌から思い出す内容。祖父母、両親の晩年に至るまでの絆が情緒溢れる文体で表現されている。私的...続きを読む
  • かきバターを神田で
    週刊文春連載の食エッセイ。これだけ食欲があっても品のある文章。

    一つ一つの話が絶妙な短さ。だからこそあえて少しずつゆっくりと読みたいエッセイ。このシリーズは最近の食エッセイとしては東海林さだおと双璧だろう。
  • かきバターを神田で

    是非、平松さんを食レポに

    平松さんの作品を読んでいるといつも自分も一緒に味わっているような気分になります。高級な料理から超庶民的な食べ物までとても的確な臨場感豊かな筆致でいつも一緒に食べているような気分になります。是非一度平松さんのテレビでの食レポを見てみたいです。並みいる芸能人の食レポでは足元にも及ばないような、あまりにも...続きを読む
  • かきバターを神田で
    横串の女、おじゃまします、深酒の巨匠、道民魂、画伯の好物、セコスタンスでいこう、冬の煮卵、カリーヴルストをベルリンで、春うらら屋形船、水なすの季節、トマトをちぎる、なすそうめん、茂吉の鰻、とんかつの夏、アナ…
  • ステーキを下町で
    平松洋子の食事モノは見ると買わずにいられないモノのひとつ。
    なんたって ぱんちょうの豚丼がいちばん惹かれた。
    北海道ってこともあるけど なにしろ豚丼大好きなわたし。帯広には美味しい豚丼屋さんがたくさんあるとは聞いてたものの 札幌にも大好きな店があり そこで充分しあわせと思っていたので そんなに聖地帯...続きを読む
  • ひさしぶりの海苔弁
    うちでは母親のレパートリーにのり弁という概念はなく のり弁を初めて知ったのは たぶん高校生の時 友達のお弁当で見た時だったと思う。でも実際に自分で食べたのは それよりずっとあとで お弁当屋さんのお馴染みののり弁。のり弁の上に白身魚のフライとか ちくわの青のり天ぷらとかが乗ってるポピュラーなやつ。美味...続きを読む
  • あじフライを有楽町で
    食に関するエッセイの多い筆者。食欲は常人以上だが品のある語り口が心地よい。

    週刊文春の連載エッセイ。一話一話が短いのでスキマ時間に読むのに最適。筆者の品のある語り口と擬音が何とも心地よい。本当に食を大切にしていることがうかがえる。最近お気に入りの作家の一人。
  • サンドウィッチは銀座で
    食べ歩きや旅レポは文にするとどこか嫌味があることが多い(単なるヤッカミ?)。本書に限っては全くそんなことはない。この筆者、本当に食べることが大好きな感じが伝わってくる。擬音が、多いのが面白い。

    いずれの食も素晴らしいが上野聚楽の話が絶品。このテーマだけで1冊作れそう。

    社員以外立ち入ることの少な...続きを読む
  • サンドウィッチは銀座で
    さすがだな、平松さん。
    流行り廃りの激しい「いいね!」スポットの紹介なんかとは全然違う。
    歴史の重みに文学的要素まで加わった、本当においしい店を、とびっきりの表現で書き綴っている。
    しばらく前の出版なので、それらの店が現在あるかどうかはわからないが、後追いで店に行く、と言う楽しみ方は不要だと思う。
    ...続きを読む
  • 食べる私
    おもしろかった! いろんな人の食をめぐるインタビュー集。
    平松洋子氏の文章はいつも対象を愛する目に満ちて、読んでいてとても幸せな気持ちになるのだが、それは人に対してもそうなのだ。
    自分がインタビューされたとしたら、と、自分の食についていろいろ考えた。
  • 肉まんを新大阪で
    平松さんのエッセイ、大好きです。
    今回も美味しそうなものがたくさん!
    食の奥深さを感じさせてくれながらも、そんなに背伸びしなくても楽しめそうな雰囲気が嬉しい。

    平松さん、散歩の達人(雑誌)が好きなんだ。
    子供が大きくなってきたら、行きたい街を一緒に探して散歩に行きたい。計画を立てるのも楽しそう。美...続きを読む