平松洋子のレビュー一覧

  • すき焼きを浅草で
    小学校から高一までずっと水泳部、高二で茶道部に変わった平松洋子さん「すき焼きを浅草で」、2020.5発行。わさびは一年中収穫される多年草だそうです。わさびめし、食べてみたいです(^-^) 確か、孤独のグルメでも、五郎さんが食べてたような~。熱々のごはんの上に、おかかをふんわり散らして広げ、まんなかに...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    酒場、食堂、喫茶店。この三つがあればこそ、街の色香は立ち上がる。はいっ(^-^) 平松洋子さんの十八番、食のエッセイ「肉まんを新大阪で」、2018.5発行(文庫)。「炒飯の音」、秀逸です。音の変化で料理の進行具合がわかるのが炒飯という料理である。そして食べる前に、おいしさもあらかた音で予想がつく。カ...続きを読む
  • かきバターを神田で
    p22 「かきバターを神田で」
    とんかつ万平に行かねば、と強く思う。
    p32 「深酒の巨匠」
    ただただ唖然とする話
    p185 「なすそうめん」
    この夏試す価値がありそう
    p214 「月よみ堂で」
    パセリのポテトサラダ、絶対旨いはず
    p222 「茂吉の鰻」
    p232 「とんかつの夏」
    鰻ととんかつ、日...続きを読む
  • すき焼きを浅草で
    大人気シリーズの第七弾。銀座のセリそば、小倉のカクテル、仙台の中華そば等々、見たい、食べたい、かぶりつきたい!悶絶シリーズ最新作。
  • 食べる私
    当然ながら幼年期の生活習慣や育った環境により大きな影響を受ける「食」についてだから、ひとそれぞれ独自の人生観みたいなものが垣間見えて興味深い。

    毎回インタビューの際に、しっかりとその人となりやバックボーンについて勉強してから臨む平松洋子さんの姿勢に非常に感銘を受けた。
  • 日本のすごい味―土地の記憶を食べる―
    「おいしさは進化する」編は帯に「北へ東へ」とあり、こちらの「土地の記憶を食べる」編は「西へ東に」とある。
    東海以西ということかな。

    初っ端が「熊鍋」。平松さんのエッセイでも熊猟の話はあったけど、カラー写真付きのレポは強烈。しかし、ただ捕ればよいというものじゃないという処理の仕方とか、融点が低いので...続きを読む
  • 日本のすごい味―おいしさは進化する―
    奈良を旅行中に、確か平松さんが東大寺前の奈良漬けの店を紹介してたよなと検索して知った本。

    帯の背に「北へ東へ」とある東日本版をまず読む。
    アスパラガス、秋田牛、鴨猟などの生産者や料理店のルポ。平松さんのエッセイでもかなり作り手に寄った内容になっている。
    凍みこんにゃく等、失われそうな味を守るため各...続きを読む
  • あじフライを有楽町で
    あじフライ美味しそう…有楽町に食べに行きたい…解説の「平松さんの喰らうという行為や、出てくる食材には、物語が詰まっている」の言葉の通りの本。
    こんなにいろんなエピソードがあってすごいなぁ。
    食べる楽しみを本当に大切に、というか、もう人生の中心に据えているんだろうな。
  • 本の花 料理も、小説も、写真も
    「野蛮な読書」を読んでから、平松洋子の書評にはまっているいる。取り上げる本のジャンルが広く、こちらの想像の範囲を軽々と越えており驚かされた。狩猟の本が2冊も入っているなんて。
  • 本の花 料理も、小説も、写真も
    平松洋子さんというと、「食」についてのエッセイを書く人、というイメージがあり、そういうものを読まない私は、当然この方の著書も読んだことがなかった。

    2月末(2020年)の書店で、文庫新刊の棚に本書が並んでおり、タイトルに惹かれて手に取りパラパラめくってみたが、そこに並んでいるのは知らない本の名前ば...続きを読む
  • かきバターを神田で
    冒頭の「横串の女」の近所のお店の女主人らしきの焼き鳥を食べる描写に引き込まれる。

    だけど、平松さんのキッチン周りの近辺雑記ぽいなあと思いながら、読み進めると、シカ猟、フィンランドのサウナ、ジェノヴァのパスタ、ベルリンのカレーまみれのソーセージとか色々の食べ歩きもあって段々楽しくなってくる。
    台所周...続きを読む
  • かきバターを神田で
    もう…文句のつけようもない名人の味わい方、書き方。
    目玉焼きをごはんにのっけることについては一家言あるワタシですが、黄身をごはん側に伏せるっつーのは盲点だったなあ…見た目は寂しいが、味はいいなあw
  • かきバターを神田で
    オノマトペも活用し、豊富な語彙と軽妙な文章で、眼前に料理を表出し、読者の食欲を刺激する著者の凄腕。
    定型の驚きしか発せられないテレビのグルメレポーターも、著者のエッセイを読んでみてはどうか。
    様々なレシピも記載され、意欲ある読者は試してみるのもいいかも。
  • ステーキを下町で
    食ものエッセイ。題名と表紙のステーキの絵に惹かれて。特に下町にこだわった作品ではなく、作者の方が行った全国の旨いものに関する内容。
    段落の終わり1行~2行に面白そうなことを書くことが多い文調なのだが、どうも個人的には余分なものに思えてくどかった。谷口氏の漫画とのセリフ相性も?な感じ。
    風邪っぴきのと...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    文章にも相性があると思うのだが、私は平松洋子さんの文章は読みやすくて好き。
    写真が載っているわけでも、詳しいレシピが書いてあるわけでむもないのに、味が想像できる文章ってスゴイと思う。
  • 野蛮な読書
    日常的に読書をしている人の生活に関するエッセイ。
    無理して読書をしているのではなく、自然と読書が入ってきている感じが好ましいです。
    逆に、読書案内的に読むと物足りないかもしれませんね。
    日常エッセイとしてはいつも通り高品質なので、読書が趣味じゃない人にもお薦め。
  • 肉まんを新大阪で
    平松洋子さんの食に纏わるエッセイ集。
    彼女の作品は、小川洋子さんとの対談集を読んだような記憶があるが、記憶違いかも…。
    76篇が収められているが、どれを読んでも食欲がわいてくるから不思議。
    それもそのはず、裏表紙裏に彼女の既刊本が紹介されているが「サンドウィッチは銀座で」「ステーキを下町で」「あじフ...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    久しぶりに平松さんの食べ物エッセイを読む。何だか自分の食生活が豊かになるような錯覚を起こしてしまう。
  • 肉まんを新大阪で
    一篇一篇が短いのが残念。
    あと著者が年を経るに従って好みが自分とずれてきていてそこも残念・・・でもやっぱり食べ物の事を書かせたらこの人はすごいと思う。
    食べ物の事でも、食事のことでもなく、食事を通して人生を書いている。だからいつも、読後は幸福な救われたような気持になるのだと思います。
  • 肉まんを新大阪で
    平松洋子さんの食エッセイ。最近では、端から文庫本で出版されるんだ。一つのエッセイが3ページ。以前はもう少し枚数があったと思うし、北海道に豚丼やさんま祭りの取材に行ったりしてたのに。
    文春はもっとページと取材費を平松さんに提供して欲しい。

    さて、さほど長くない文章だけど、どれもぐいぐい引きずり込まれ...続きを読む