平松洋子のレビュー一覧
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東京在住の著者なので、レポートもそのあたりが多いですが、大阪のふぐや食いだおれ太郎でおなじみのあの店も出てきます。
面白いのは、出版元の文春をはじめ、新潮社や共○党の社食堂についての記述。一番いまいちなのが文春というのが厳しい。
自○党にも頼んだそうですが、「公平な内容が期待できないので」と、断られたそうです。文春から頼んだので、社食に見る自民党のぜいたくみたいなことを書かれると危惧したのかもしれませんが、単に食べたいだけですよ、平松さんは。
共○党の社食は……いや、私、そのメニューはちょっと!とイデオロギーの関係でそのメニューなんか?共産主義ということはあの国の影響を受けてるのか!? という -
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谷口ジロー氏の絵に惹かれ購入。
平松さんのお名前は聞いたことがあるような、ないようなというレベル。
古い映画の話が出てくるので、それなりのお年の方と思うけれど、健啖家ですね。最初の春先の天ぷらや野菜料理の文章が素晴らしい。そのままページを捲る手が止まらなくなった。
ビールの立ち飲みや所謂B級グルメのような食べ物も出てくるが、B級なんて言葉は使わないし、素直に美味しさ、一緒に卓を囲む楽しさを伝える文章に品がある。
銀座のサンドィッチやひとり鍋など僕の知らない世界も。そして滋賀の山奥に熊を食べに行く話まで。ホントにどれも美味しそうだなあ。
神保町のランチョンと吉田健一の関係は知らなかった。次々と訪 -
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ルポと銘打っているからか、説明が多かったり、著者の感想が冗長に感じるところが多数あったが、現場のアスリートや研究者などのコメントの数々は興味深かった。
なお、最後のそれぞれの現在の章をざっと読むと分かりやすいと思うが、序盤、全体の40%ぐらいは相撲からプロレスの話で、そこから研究者、栄養士、陸上の方など別のタイプの方の話が出てくる。
最終的には他のアスリートも裏方も出てくるのだが、最初はこれずっとデカい男性の話がずっと続くのかな、と思ってしまった。
食べた物でカラダが出来る、というのはよく言われる事ではあるものの、様々な方のインタビューから改めて感じた。
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Posted by ブクログ
食べ物に関する短いエッセイがたくさん。
この趣を理解するにはもっと知識も経験も積まなければ……!と悔しいような気持ちになるものもあった。
食に対する造詣の深さや探究心には恐れ入るし、わたしももう少し美味しいものを食べることに労力や時間をかけようと思った。
料理の際の表現も面白い。
「にんにくを懐柔する」「にんにくってこんなに性格がよかったのね」
表題の「いわしバターを自分で」はコロナ禍初期の日々を日付順に綴った日記形式になっていたものの一部。
いわしバターの作り方の所に思わず付箋を貼った。美味しそうすぎます。絶対いつか作る。
飲食店が次々に閉まっていって、お気に入りの店を思ってもどかし -
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平松洋子さんの2冊目
⭐︎3.5かな〜
さっぱりとした心地良い風が吹くエッセイ
「逆境につよいのは、自分の置かれた状況にむやみに抵抗しないひと、、、
ただ嘆いても仕方がない、さっさと諦めてつぎの手をかんがえようというふうに思考が向くひと。ところが、つらい、困った、いやだ、マイナスの感情で抗っていると、おのずと気持ちが閉じて、自分で自分に疲れていってしまう」と言うボランティアさんの言葉と、文庫版のあとがきが心に残った
塩どうふ作って、メンチカツとビールも楽しみたい!!
年と共に諦めるのではなく、出来る事で
まだまだ日々を楽しんで行きたい♬