平松洋子のレビュー一覧

  • ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け
    人の体は、食べるものが作るのである。

    極めて当たり前のことを、その、身体が資本のトップアスリートの食事から語る。

    力士。プロレスラー。

    偏ってまんな。

    勿論、陸上選手であったり、栄養士であったり寮のお母さんであったりもするのだが、後半、食事筋肉脂肪より、女子選手を取り巻く環境がぐんと出てきて...続きを読む
  • かきバターを神田で
    無性に、トマトをちぎって食べてみたくなりました。これやろう。
    今回は食べ物が中心ではない回が多かった印象です。あの店のあのメニュー、ではなくお店や店主について書かれた回も興味深いです。「名曲喫茶クラシック」のお話素敵でした。
    お腹の調子が…と思っているので、せっせと蒟蒻ときのこを食べています。元気に...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    巻を重ねても毎度毎度美味しそうでした。
    だいたい、こちらとは離れた地域にあるお店や食材なので、ずっと目新しいものもあるのがすごい。
    缶入りのお菓子は何歳になっても心ときめくお菓子です。缶が素敵なだけでは買うことはないけど、お菓子が美味しそうな上に缶もかわいいとなると途端に誘惑に弱くなります。仕事がん...続きを読む
  • ひさしぶりの海苔弁
    とにかく海苔弁がたべたくていてもたってもいられなくなる。
    作って食べてみたものの、海苔がぱりっと縮んでしまい、いまいちな味に。子供の頃に食べた、懐かしい海苔弁が作れるよう、がんばろうと思わされた。
    平松さんのこのシリーズは制覇すべく少しずつ読んでいるが、読み終えて再読したくなる中毒性があるなと思う。
  • ひさしぶりの海苔弁
    平松洋子と言えば毒舌書評だが、料理・食事にもそれなりに造詣の深い人らしく、週刊文春に連載した食エッセイをまとめた一冊。しかし、書評ほどのキレも深みもなく、凡庸。まあ、もともと週刊誌の埋め草連載だしな。
  • かきバターを神田で
    おいしそ〜と思ってたらスルスル読めた
    食通的な部分と庶民的な部分が両方あって飽きなく読めるところがよき
  • 泥酔懺悔
    ★3.5
    飲める人と下戸の人の話がどちらも楽しめるお話がたくさん!

    私はたまに飲んで、さらにたまのたまに記憶もなくします、、。

    気心の知れた友達と飲むお酒は最高です!
  • 洋子さんの本棚
    小川洋子さんって、すごい売れっ子作家さんなのに作品に出てくる人とおんなじで慎ましい人、無欲な人って印象なんだけど、よりその印象が強まった。

    親の嫌いな部分、欠点ばかり似てきてしまったなあと思っているけど、小川さんの「子どもが自分に似ちゃったなぁと思うのはたいてい欠点の方。ああ、やっぱり、みたいな」...続きを読む
  • 食べる私
    食と人生がこれほど密接にかかわっていると感じたことはないかもしれません。
    思い出や幸せ、あるいは不幸、死生観にまで。食の好みや関心のルーツは、本当に人生にあるのかもしれません。
    私もおいしいものは好きですが、それでもただ漫然と好きな物を食べているだけだったのではないか? これほ本当に私の必要としてい...続きを読む
  • いわしバターを自分で
    第一部は、身辺雑記風。
    第二部は新型コロナの日々。平松さんも取材で飛び廻る訳も行かない。馴染みやご近所のお店の苦労が語られる。コロナが落ち着いたら、こんなことあったねと読めるんだろうか。
    平松さんも配信ライブ鑑賞するんだ、と読むと、「生きていると言ってみろ」の曲が出てきた。僕は泉谷しげるプロデュース...続きを読む
  • 泥酔懺悔


    どうも、私です。
    ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)

    お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りた...続きを読む
  • いわしバターを自分で
    「肉まんを新大阪で」あたりでもういいかな…と思って続刊を買ってなかったのだけど、「コロナ禍の食い意地に効く!」の帯に興味を引かれました。
    コロナ禍の…にあたる部分は全体の三分の一くらい。突然の非日常の中でも、著者の視線はやはり鋭く面白い。
    しかし、早く日常が戻ってきて欲しいと思っているうちに、コロナ...続きを読む
  • いわしバターを自分で
    星をつけるなら3.5。
    3でもなく、4でもなく。

    読んでいると、だんだんとお腹がすいてくる。
    面白い話と、まあまあな話が繰り返し押し寄せてくる。
    時々、ハッとすることばも散りばめられている。
  • かきバターを神田で
    食べ物エッセイで、読みながらこんなにお腹が空いたのは初めて!
    食べ物の描写が上手いなー
    食べ物を愛したはるんやろな

    楽しく気楽に読めました

  • あじフライを有楽町で
    ドラマ『孤独のグルメ』で
    ゴローさんも美味しそうに食べてたなぁ、あじフライ。
    平松さんが食べたお店(東京交通会館のキッチン大正軒)
    他の揚げものも全部美味しそう!

    前巻の続き?で「海苔弁アンケート」なんてのも。
    私なら「すきな海苔弁のおかず」は
    ちくわの磯辺揚げと回答するね。

    他にも、これまた前...続きを読む
  • 肉まんを新大阪で
    食べものの香りというのは
    本当にもう、キョーレツですよね。
    好きに振れるか嫌いに振れるかが、ちょっと微妙だけど。
    好きに振れたとき漂うその香りにすら幸せを感じる。
    そんなソウルフード(笑)
    551の蓬莱♪

    なんか今回の巻は、味園ユニバースやら
    奈良漬けやら湖北の名物やらと
    関西にも足を運んでくれて...続きを読む
  • ひさしぶりの海苔弁
    「週刊文春」連載のエッセイに
    今回は安西水丸さんの挿絵つき。
    この大胆な表紙の装丁よ!

    海苔弁の思い出といえば
    私にとっては「バイトの昼飯」だわ。
    ファストフードでバイトしてて
    昼は米のメシが食べたかった(笑)

    魔が差して入ってしまわはった
    高級紅茶店はもしや右京さんご愛用のあの店?
    高いと思っ...続きを読む
  • かきバターを神田で
    シリーズも6冊目か〜。
    いつもほっこり、おいしいもの。

    ホームのベンチでおにぎりを
    食べ始めた若者に目がくぎづけの「駅ホームの秘儀」
    仕事で訪ねたドイツで屋台を探す
    「カリーヴルストをベルリンで」
    阪神百貨店で買えるというおこわの話
    「浪花のとん蝶」

    「こんにゃく問答」のこの文章↓がすてき。

    ...続きを読む
  • ステーキを下町で
    今回も平松さんのエッセイに
    谷口ジロー氏の漫画がついている
    ぜいたくな作りの文庫本。

    食欲旺盛な上に丈夫な胃をお持ちで
    うらやましいかぎり。
    だからこそ書いてある文章を読んでて
    楽しいんだよね。

    大衆酒場と夜の街をウロウロした回が
    秘密の場所をのぞきこむような
    わくわく感にあふれている。

    関西...続きを読む
  • サンドウィッチは銀座で
    ぜいたく~!
    平松さんのエッセイに
    谷口ジロー氏の漫画がついてるぜ。
    ああ…おいしそう。

    社員食堂に行ってる回がおもしろかった。
    それもタニタみたいな
    オッシャレ~なとこと違いまっせ(笑)
    文芸春秋や新潮社、横河電機、共産党本部など。
    すごいチョイスですね。

    東西のおいしいオムライスを味わったり...続きを読む