あらすじ
あぁなんておいしい! と舌鼓を打つ時、その料理の向こうにあるおいしさの秘密を知りたくなる。固いごぼうやにんじんをふんわりと仕上げるベトナムのおろし金、蒸し焼きには欠かせないバナナの葉、煮えた野菜とココナッツ殻のしゃもじとの絶好の相性……。アジアを旅して、あちこちの家の台所や店の厨房、市場の軒先、路上の雑貨屋で見て、聞いて、教わった、おいしさのコツ。
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美味しそうなだけじゃない!
調理器具にスポットを当てた本。
使う人、使う国の解説もあり、雑学的な面白さもあります。
料理をする人なら自分も使ってみたい!と思わせる興味深い調理器具がてんこ盛りなので、あれこれ想像を膨らませながら読めました。
一点残念なのが、電子化にあたり挿絵が省かれてしまったこと。
文字だけでは形が想像しにくいものも沢山あり(なにしろ見たことも聞いたこともない器具ばかり)、挿絵があればなーと何度か思いました。
Posted by ブクログ
行ったことのない国の見知らぬ人の台所。
なのにこんなにも気になる。
料理はもちろんだけど、道具に焦点をおいてあるのが面白い。
石のすり鉢か…欲しいかも。。
椰子の殻のスプーンも欲しい。
Posted by ブクログ
アジア料理の本ってのは色々出てるし、そんな本を読むために涎がとまらなくなる。
この本もそういう類の本だと思ったのだが、ちょっと視点が変わっていて、主役が料理ではなく調理道具。これ良いなぁ。
スティーブジョブズじゃないが、機能を追求したデザインが結果的に美しいって品物って、長く大切に使いたくなると思う。特に日常茶飯事に使う道具こそ、そういう使い易くて美しいモノにこだわりたいと思う。そんな品物が市場なんかで無造作に売られている、そういうアジアの光景が良い。
俺もそういう道具にこだわりたいなと思っている。値段じゃなくブランドじゃなく愛着で選ぶ。人生の達人はおのずとそういう審美眼を持っているんだなぁと感心した次第。
Posted by ブクログ
アジアを旅して見つけた台所用品。
わたしもアジア雑貨をキッチン用品として使っているので、興味深く手に取った。
この本の文章は、特にクセがあるように感じます。