平松洋子のレビュー一覧

  • ステーキを下町で

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    食ものエッセイ。題名と表紙のステーキの絵に惹かれて。特に下町にこだわった作品ではなく、作者の方が行った全国の旨いものに関する内容。
    段落の終わり1行~2行に面白そうなことを書くことが多い文調なのだが、どうも個人的には余分なものに思えてくどかった。谷口氏の漫画とのセリフ相性も?な感じ。
    風邪っぴきのときに読んだので、あっさりした文章がほしかったのかもなぁとどうでもいいことを思った。

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    2019年09月24日
  • 肉まんを新大阪で

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    文章にも相性があると思うのだが、私は平松洋子さんの文章は読みやすくて好き。
    写真が載っているわけでも、詳しいレシピが書いてあるわけでむもないのに、味が想像できる文章ってスゴイと思う。

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    2019年04月26日
  • 野蛮な読書

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    日常的に読書をしている人の生活に関するエッセイ。
    無理して読書をしているのではなく、自然と読書が入ってきている感じが好ましいです。
    逆に、読書案内的に読むと物足りないかもしれませんね。
    日常エッセイとしてはいつも通り高品質なので、読書が趣味じゃない人にもお薦め。

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    2018年09月29日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食に纏わるエッセイ集。
    彼女の作品は、小川洋子さんとの対談集を読んだような記憶があるが、記憶違いかも…。
    76篇が収められているが、どれを読んでも食欲がわいてくるから不思議。
    それもそのはず、裏表紙裏に彼女の既刊本が紹介されているが「サンドウィッチは銀座で」「ステーキを下町で」「あじフライを有楽町で」等々、食に関するオーソリティーじゃないですか。
    知らなかったとは言え、失礼しました…。

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    2018年07月26日
  • 肉まんを新大阪で

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    久しぶりに平松さんの食べ物エッセイを読む。何だか自分の食生活が豊かになるような錯覚を起こしてしまう。

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    2018年07月22日
  • 肉まんを新大阪で

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    一篇一篇が短いのが残念。
    あと著者が年を経るに従って好みが自分とずれてきていてそこも残念・・・でもやっぱり食べ物の事を書かせたらこの人はすごいと思う。
    食べ物の事でも、食事のことでもなく、食事を通して人生を書いている。だからいつも、読後は幸福な救われたような気持になるのだと思います。

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    2018年06月07日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイ。最近では、端から文庫本で出版されるんだ。一つのエッセイが3ページ。以前はもう少し枚数があったと思うし、北海道に豚丼やさんま祭りの取材に行ったりしてたのに。
    文春はもっとページと取材費を平松さんに提供して欲しい。

    さて、さほど長くない文章だけど、どれもぐいぐい引きずり込まれる語り口、だけど切れ味が良くて、しつこさががない。
    僕は大阪単身生活5年目、東京の家族の元に帰るときは、当然蓬莱の豚まんが土産。平松さんは新幹線の棚の上にずらり、と書いているけれど、僕は座席の足元に置いている。やっぱり匂いがね、他の乗客に迷惑になると思うので。ホント美味しんだけどね。

    しかし、平松

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    2018年06月05日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイは「サンドウィッチを銀座で」、「ステーキを下町で」、「あじフライを有楽町で」等読んできましたが、女性目線の食にこだわる頼もしさが・・・。

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    2018年05月15日
  • ステーキを下町で

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    前作と比べると、飲み食いだけじゃなくて、地域のことにも触れているなぁっていう印象。
    それだけ、前作の飲み食いっぷりが印象深かったということですが。
    餃子の王将は、この話を読むと、いろんな店に行ってみたい感じですね。
    会社の近所にあるといいんだけど。
    あと、スナックも行ってみたいかな。カラオケは歌わないけどね。

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    2018年03月17日
  • 日本のすごい味―おいしさは進化する―

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    著者の作品を読むのは初めてだったのですが、食にまつわるエッセイストとしてたくさんの本を上梓されていて、25年以上のキャリアがある方ということで、洗練された文章に目を浄化されながら読みました(笑
    雑誌の連載を纏めた本なので、15の短編に分かれていて、アスパラガス、鴨狩りから鰻屋、ケーキ屋まで割と広めのテーマが並んでいて、このチョイスを見るだけでも面白く感じます。

    グルメを食べ歩いて感想を連ねる形ではなく、丁寧に取材していく中で、例えば食材がテーマであれば作り方から入って、作り手の苦労や喜びに触れられていて、1つずつの短編がまるでテレビのドキュメンタリーを見ているかのように、引っ掛かりなく入って

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    2018年03月05日
  • あじフライを有楽町で

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    「ひさしぶりの海苔弁」に続き読む。

    あとがきに、「食べ物は無数の記憶や物語をもたらす。」とある通り、自分の食の記憶を掘り起こしたり、平松さんの文と対話したりする読書だった。
    平松さんの文章は、威勢がいいけど、すっきりして、押し付けがましさがない。

    神戸の昭和の佇まいのお好み焼き屋でビールを飲んでる図なんて、渋いなあ。こういうのが似合う人はなかなかいないと思うよ。

    沢山の柚子を仕込む台所仕事とか、筍料理とか美味しそうだなあ。

    「ひさしぶりの‥」にも深夜の料理の話があったが、
    (引用)はっと我に返ると、深夜に台所に立ってごそごそやっていることがある。ワインを飲んで相当楽しくなっているときで

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    2018年01月27日
  • あじフライを有楽町で

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    約3ページほどのエッセイがみっしり詰まっている。食エッセイといえど多岐にわたるジャンルをネタに書かれており全く飽きない。塩豆腐は作ってみたくなった。万人におすすめ。

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    2017年11月23日
  • 日本のすごい味―土地の記憶を食べる―

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    平松洋子 著「日本のすごい味 土地の記憶を食べる」、2017.9発行、わさび(下田)、蒲鉾(大阪)、柚子(高知)、梅干し(和歌山)、奈良漬(奈良)、豆餅(京都)、五島うどん(長崎 表紙)など日本の15の味、その土地その土地の「すごい味」を生み出す「すごい人」を「すごい食のエッセイスト」平松洋子さんならではの取材でまとめていらっしゃいます。熊や豚の解体作業にまで立ち会う平松さん、すごいです。私にはとうてい無理です。食するならば、本来はそうであると頭ではわかっていても。自分が矛盾してるとつくづくそう思います。

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    2017年11月12日
  • なつかしいひと

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    ネタバレ

    つくづく平松さんのエッセイは大人の女性の文章で、一歩引いた目線で静かに物事を捉えておられるな、と感心する。
    今回も気になる文章が多数。
    「ほんとうにだいじなものは、記憶のなかにこそ静かに潜んでいるのかもしれない」
    「現在を支えているのは、おびただしい過去の堆積である。だからこそ、たったいまを生き抜けば現在は更新され、明日へ連なってゆく」等々。

    真夏の暑い日に平松さんが作られた、刻んだトマトの入った冷たい茶碗むしをつるんと食べてみたい。

    私の地元を「雲の美しい土地」と書いておられて、なんだか嬉しい。
    風と共に何処からか雲が低く湧き広がっていく様子が目に浮かぶ。
    平松さんのように空を見上げて雲

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    2017年09月17日
  • あじフライを有楽町で

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    ミスマッチのような、ベストマッチのようなユニークな題名にまず魅かれた。
    食を巡る78編のエッセイ。
    どの単元を読んでいても、口中に唾がたまり、よだれも出るかと思えるほど。
    食べること、生きることに意欲がわいてくる。
    ただ、空腹時に読むことはお勧めできません。

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    2017年07月21日
  • サンドウィッチは銀座で

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    東海林さんの食べ物エッセイをよく読むので、普通に呑んで食べてっていうエッセイは、ちょっと新鮮でした。(^^;
    ちゃんと食事にお酒が付いてくるのが好印象。
    特に高いのもばかり食べているわけじゃないですしね。
    マンガのパートが、エッセイの内容に近いけれど、完全に一致しているわけじゃない(フィクションを含むって感じ)が、この手の本では珍しいかな。
    一人鍋で呑むのはやはり落ち着いた感じでいいですよね。
    あと、熊鍋とかは一度食べてみたい感じです。

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    2017年02月01日
  • ひさしぶりの海苔弁

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    池波正太郎御大に始まり、グルメエッセイをこよなく愛する僕にとって、著者の本は一種の精神安定剤のようなもので、何も考えずにぼーっとしながら読むことができる。

    挿絵は惜しくもなくなってしまった安西水丸で、83編の様々なエッセイに合った独自のイラストレーションが楽しい。

    タイトルにもなっている海苔弁は、東京駅構内のスーパー「KINOKUNIYA」のスペシャルな商品が紹介されており、次の出張のタイミングでぜひ買いたいという気にさせられた。

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    2016年11月12日
  • アジア おいしい話

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    行ったことのない国の見知らぬ人の台所。

    なのにこんなにも気になる。

    料理はもちろんだけど、道具に焦点をおいてあるのが面白い。

    石のすり鉢か…欲しいかも。。
    椰子の殻のスプーンも欲しい。

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    2016年08月28日
  • 野蛮な読書

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    ところどころに面白い本が出てきて、最後まで読んだけど、すごく好みのエッセイストではないなぁ。でも、知識やっぱり興味の深さが面白く、出会えなかったであろう本に出会えるのがよかった。

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    2016年06月30日
  • ステーキを下町で

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    平松さんが紹介してくれる食べ物やお店はわりと都内やその近郊が多い感じがして、それはそれで役に立つし親近感もあってよいのだけど、この本では北海道から沖縄まで旅して回っている。もともとは「オール讀物」に連載されていたものなので、文藝春秋のふんだんな取材費を背景にいろんなところに行けたのかな。
    各編におまけのように1~2ページの漫画(谷口さん画)が入っているんだけど、これだけなら別にある意味ないんじゃない?

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    2016年05月01日