いとうみくのレビュー一覧

  • 車夫

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    素朴で、かつ躍動感のある文章が印象的。

    物語としては、両親に見放された主人公、ヤクザに追いかけられる男、離婚経験のある女将など決して幸せに溢れた人たちではないが、いずれも読後感のある心温まる物語。

    最初の「尾行にはむきません」がお気に入り。素性も背景も分からない主人公・走の、それでも良い奴感の漂う雰囲気と、親思いでヤキモチ焼きの少女のやり取り、結末が心地よい。

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    2019年11月28日
  • 唐木田さんち物語

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    八人兄弟の話、わけわかんなくなるかと思えば書き分けられている。お姉ちゃんの結婚でドキドキさせたかと思えば、さらに引き続いていく物語は、目が離せない。

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    2017年12月30日
  • チキン!

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    ネタバレ

    はい。今年も「読書感想文」の季節がやってきました(笑)
    毎年夏休みは、姪っ子の宿題のお手伝い。今年6年生の姪っ子が選んだのはこの本でした。

    なかなかおもしろかったです。
    トラブル回避のために、なにごとにも関わらないように生きている主人公の男の子。
    お隣のおばあちゃんとの将棋をしながらするおしゃべりが楽しみ。
    そんな彼の生活が、ひとりの転校生の女の子によって一変する。
    彼女は、間違ったことが大嫌い。ルールを守らない人には、はっきりと怒る。そのため徐々にクラスで浮いた存在になっていく。本来の彼なら関わることなく遠巻きに見ているところなのだが、なんとこの転校生はお隣のおばあちゃんのお孫さん。いやで

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    2018年01月03日
  • キナコ

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    ネタバレ

    キナコはネコだけど私の大事な妹。それなのに、お母さんはもうすぐ赤ちゃんが生まれるからキナコをしばらく余所へ預けると言い出して…。ネコと離れたくない女の子の気持ち分かるわ~。でもその気持ちが裏目に出てしまってネコがいなくなっちゃうのが切ない。ぽっちゃりネコのキナコちゃんが可愛い。

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    2016年01月28日
  • 蒼天のほし

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    夜間保育園を利用する親、子、
    そして働く職員の話
    内容的にはまぁ予想の範囲内で特別な印象はないけど
    親子の絆、親が親になっていく様が描かれていた
    天使のにもつは読んでないから読んでみよう

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    2025年10月29日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    生理がきたら赤ちゃんを迎えるため
    将来はママになって女の子はそのために家事を覚えなきゃいけないのか

    甲子園に出たいでも甲子園だけは男子だけ

    元彼と友達になって好きな人ができたと打ち明けられた相手は男子
    男子が好きだと知って冷やかす周り黙ってる相手

    家族の形はそれぞれ

    痴漢に会うのは女子だけじゃない
    だけど男子で痴漢に会えば声があげづらいけど勇気を出す

    日常の生活の思いの違い考えたかの違いジェンダーと言われていても声を上げづらい言いづらいことはたくさんある

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    2025年10月18日
  • 蒼天のほし

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    夜間保育園を舞台に母子家庭の母娘や保育士、園長など立場の違う人視点で語られる。夜間保育園の抱える問題、いっぱいいっぱいの母子の様子など思わずみんなを応援していました。
    園長先生の「お互いに迷惑をかけあえる社会」という言葉が心に残りました。

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    2025年09月14日
  • 朔と新

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    視覚障害者の登場人物をブラインドマラソンという舞台で描かれている。事故で目が見えなくなった兄とその原因が自分のせいと思う弟のやりとりがうまく描かれている。
    中学校の教科書掲載の本

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    2025年09月02日
  • 真実の口

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    虐待されてるであろう5歳のありすに気づいた高校生3人がなんとかしようとする話

    3人もそれぞれに家庭環境が違い、親がいて、当たり前の家庭で育つことの大切さを感じた。
    何とかしようとするもいろいろ間違うし、最後は大人である西村さんにも救われるが、西村さんの存在もリアルに理解できた

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    2025年08月17日
  • 蒼天のほし

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    いとうみくさんは児童文学の名手だけど、これの対象は大人じゃないかな?と思う。夜間保育園を舞台とした作品。

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    2025年07月31日
  • 真実の口

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    虐待されていると思われるありすをパパの所に連れて行ってあげる高校生3人のお話

    ありすが母親から受けている仕打ちはひどい物で、可哀想という気持ちと、私は母親の苦しみも考えてしまいます。
    本当は大好きで、愛したいと思うのに、現状の苦しみに耐えられなく、子どもに冷たくしてしまう気持ち。わからなくもないです。
    そうならない為にどうすれば良いのか、考える事も大切だと思いました。

    湊の弟思いに感心しました。

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    2025年07月30日
  • 蒼天のほし

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    子どもを持ち、園に通わせるようになった身からしてみれば読んでて他人事じゃないものばかりで苦しくなった。斗羽の中学時代も知りたいので読んでみようっと

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    2025年07月06日
  • つくしちゃんとながれぼし

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    「色鉛筆貸して”隣の席のイワクラくんにそう言われたけど、つくしちゃんは貸したくない。だってイワクラくんは以前に貸した消しゴムをボコボコにして返して来たりするから。大事な色鉛筆、貸したくない…。
    小学生のつくしちゃんの友達や家族との交流の日々を描いた児童書。
    モヤモヤしたりたのしくなったり。子どもならではの思いが懐かしい。
    大人も楽しめる一冊。

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    2025年03月26日
  • つくしちゃんとながれぼし

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    ちょっぴり切ない3遍からなるお話し。
    主人公は小2女の子。
    素直でじぶんの気持ちをしっかりと言えるのはすごいな。

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    2025年03月23日
  • つくしちゃんとながれぼし

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    2.3年。つくしちゃんとおねえちゃん続編。つくしの物を壊してしまう友達のお話のだいきらい、預かった猫から離れたくないつくしのお話おもち、トランペットを吹く男の話題をするながれぼしの3編。
    性格の違うおねえちゃんとの絶妙な会話やお話のテーマと悩みにリアルさが感じられる。抽象的さと考え方の大人っぽさがある。

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    2025年02月26日
  • 真実の口

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    ネグレクト・DVを受けている幼児に、中学生がどう関わっていくかというテーマの本。もう一つ二つ展開があってもよかったかなあ。車夫がめちゃいいだけに期待してしまった。

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    2024年09月23日
  • キッズ文学館 1ねん1くみの女王さま どきどきキャンプ

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    小1最強女王のひめかちゃん。
    わがままいっぱいでみんなをブンブン振り回すけど、なぜか憎めないんだよねーー。

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    2024年09月08日
  • 真実の口

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    いとうみくさんは子供にも分かりやすい難しいことの無い目線で優しく重たいことと、リアルはそんなに甘くないことを表現してくれているなと感じた。子供でも読めるし、考えさせられる。描きすぎないところで事実の見えなさと取っ掛りにしかすぎないところがまたリアル。

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    2024年08月28日
  • 真実の口

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    カテゴリーとしては児童文学~YAだと思うのだけど、なんだかすっきりとしない終わり方。現実的な展開なのかもだけど。

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    2024年07月18日
  • 唐木田さんち物語

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    五男三女の八人兄弟、十人家族の唐木田家。四男の志朗はそんな家を他の家とはちょっと違うと感じている。
    ある日長女が結婚すると言い出した。でもすんなりおめでとうとはいかない事情があって、それを解消する為に兄弟達が動き出す。
    大家族の楽しい暮らしを描いた作品。
    仲のいい家族で読んでいて気持ちがいい。

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    2024年07月17日