あらすじ
転校生の真中さんは、言いたいことをなんだってはっきりいう性格で、まわりの人とトラブルばかり。
面倒なことをさけて生きてきたぼくのゆるゆるとした毎日は、真中さんによって一転した……。
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子どもや若者だけでなく、全ての人に生き方を問いかけている素晴らしい作品である。自分の人生を見直して、素直に反省して、今から少しでも正直に生きていきたい。
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2017年課題図書(高学年)
争い事を避けて過ごしてきたぼく(日色)と、まっすぐ前にしか進めない、不器用だけど潔い、将棋の駒の香車みたいな真中さんの物語。
どっちの性格もそれぞれいい。どっちのタイプも必要、と思えるお話。
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うわあああ…めっちゃ凄くなったな主人公…(´・ω・`;)
最後の教会まで連れてくとこめっちゃかっこよかった☆彡.。
あとわいは好きだよ?仙道さん
とにかく面白かった✩✩
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空気を読み合い本音を避けることで平和を保ってきたクラスに本音をズバズバ言う転校生がやってきて、うわべだけのクラスの調和を壊しながらそれぞれの本音を引き出し、本当の絆を再構築していく話。
言いたいことを飲み込んで波風立てずに日々をやり過ごしていくのは、子供の世界でも大人の世界でもよくある話。でも、本音でぶつかり合えば実は理解し合えることって実は多いのかもしれない。大事なのは、ケンカ腰に文句を言うのではなく分かり合いたいという気持ちをもって相手に向かい合うこと。相手を信じる勇気を持つことの大切を教えてもらえた本だったように思う。
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真中さんみたいな子、時々いる。やっぱりたいてい浮いている。
物語の中の真中さんには拓(たく)がいて良かった。
時々いる真中さんみたいな子にも、拓みたいな子との出会いがあるといいなあと思う。
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「チキン!」という題名に興味を持ち、読んでみました。「チキン」とは少し鈍い人のことだそうです。この表紙に一番大きく描かれているのが「真中さん」、後ろにいる男の子が「日色」です。真中さんと日色の関わりが面白かったです。全体的に文量もそこまで多くないので、読みやすいかと思います。
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2017年度課題図書。
小学生の頃から空気を読まなきゃうまく生きていけない雰囲気の日本社会。転校生の凛はものごとはっきり言いすぎて周りとトラブルになってしまう。
それを、同級生の男子、拓の視点で語られるのがおもしろい。
「ケンカ、見てるだけで腰引けてたよ」と、「チキン」と凛に言われた拓。
「ぼくは、人がまちがっていることをしていても、いつも気づかないふりをする。目をつぶって近づかない。人ともめるのがイヤだから。それに、まちがったことをして困るのは、ぼくじゃない。ぼくには関係ない。そんなふうにも思ってた。だから、人ともめることもなかった。」
凛のおばあちゃんで、拓がよく遊びに行く麻子さんの言葉
「人間ってまちがいながら生きていくもんなんだよね。まちがっているってわかっても、それを認めることができないときだってあるし」
大人になっても(大人になると余計に、かな)間違いを認めるのは難しい。
最終的には、グラスの子たちが遠慮なく正直な気持ちをはっきり口にすることで、もめごとも起こるけれど雰囲気はよくなった、という展開。
なかなかこうはなれないと思うけど、登場人物のいずれもどのクラスにもいそうなので、読んだ子それぞれ、何か感じることのできる作品だと思います。
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小学生たちの教室という、小さいけど子ども達には世界のすべての中での息苦しさと成長をとても小気味良いストーリーで一気読みさせてくれる本です。
小学6年生の設定ですが、登場人物たちがそれにしてはもうちょっと幼いかも。
小学生の課題図書に適した一冊でした。
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はい。今年も「読書感想文」の季節がやってきました(笑)
毎年夏休みは、姪っ子の宿題のお手伝い。今年6年生の姪っ子が選んだのはこの本でした。
なかなかおもしろかったです。
トラブル回避のために、なにごとにも関わらないように生きている主人公の男の子。
お隣のおばあちゃんとの将棋をしながらするおしゃべりが楽しみ。
そんな彼の生活が、ひとりの転校生の女の子によって一変する。
彼女は、間違ったことが大嫌い。ルールを守らない人には、はっきりと怒る。そのため徐々にクラスで浮いた存在になっていく。本来の彼なら関わることなく遠巻きに見ているところなのだが、なんとこの転校生はお隣のおばあちゃんのお孫さん。いやでもむりやり巻き込まれていく。
転校生の女の子にも実は色々な事情があって、かたくなになっているところもある。けれど、彼女の言うことはいつも正しくて、ただ言い方がきつい。そのため敵を生むけれど、そんな彼女に助けれれるひともいる。そして振り回されながらもいろいろなことに気づかされていく男の子やクラスのみんな。
こういうのって大人の世界でもあって、さらに大人な分たちが悪かったりする。
悪いことをする人はもちろん悪い。けれど、それを見て見ぬふりをする人も、だめなんだよね。逃げてばかりでは何も解決しない。
これを読んだ子供たちがそこに気づいてくれたらいいなって思う。
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小5の娘の読書感想文の課題図書だったので読んでみた。
ストリー自体、各登場人物の個性、伏線の張り方など、読んでいて飽きさせないなかなか面白い本だった。
子供向けの本を読むのも悪かないなぁ、と感じさせる1冊。
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真中さんのまっすぐさに心を打たれながら、ちょっと涙が出ました。悪いことは悪いってしっかり指摘できる真中さんは強いし、でも悪いこととわかっててもうまくスルーする日色くんも強いんだなあと思いました。文中の、真中さんは正しいけど1人でがんばらなくてもいいんだよ、っていう言葉がすごく良かったです。
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6年生の拓は、もめごと争いごとの嫌いな、おとなしい男の子。近所のおばあさん・麻子さんと将棋をさすのが好きな、地味な性格なのだ。
拓のクラスに転入してきた真中さんは、言いたい事は何でもハッキリ言う女の子。言ってる事は間違ってなくても、正直、うざい。
でも麻子さんの孫だという真中さんは、お母さんが病気で亡くなって、なんでもハッキリ言ってしまう自分の性格のために弟がイジメられたりしたので、1人、おばあちゃんの所に来たのだ。
真中さんには「チキン」と言われる拓だけど、真中さんを知るうちに、少しずつ変わってゆく。クラスのみんなも、トラブルあったりしながらも、真中さん のいい所を知って、変わっていく。
2ヶ月で転出してしまった真中さんだけど、拓への手紙には
、真中さんが拓をチキンではない、自分も家族から逃げずに戻る、と書かれていた。真中さんも成長してえう。