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Posted by ブクログ
2017年度課題図書。
小学生の頃から空気を読まなきゃうまく生きていけない雰囲気の日本社会。転校生の凛はものごとはっきり言いすぎて周りとトラブルになってしまう。
それを、同級生の男子、拓の視点で語られるのがおもしろい。
「ケンカ、見てるだけで腰引けてたよ」と、「チキン」と凛に言われた拓。
「ぼくは、人がまちがっていることをしていても、いつも気づかないふりをする。目をつぶって近づかない。人ともめるのがイヤだから。それに、まちがったことをして困るのは、ぼくじゃない。ぼくには関係ない。そんなふうにも思ってた。だから、人ともめることもなかった。」
凛のおばあちゃんで、拓がよく遊びに行く麻子さんの言葉
「人間ってまちがいながら生きていくもんなんだよね。まちがっているってわかっても、それを認めることができないときだってあるし」
大人になっても(大人になると余計に、かな)間違いを認めるのは難しい。
最終的には、グラスの子たちが遠慮なく正直な気持ちをはっきり口にすることで、もめごとも起こるけれど雰囲気はよくなった、という展開。
なかなかこうはなれないと思うけど、登場人物のいずれもどのクラスにもいそうなので、読んだ子それぞれ、何か感じることのできる作品だと思います。
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