いとうみくのレビュー一覧

  • キッズ文学館 1ねん1くみの女王さま ゴーゴー!がくげい会

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    普通通りするはずだった白雪姫の学芸会がひめかちゃんの〇〇の行動でげき内容を変えてしまうお話です。とても面白かったのでぜひこのお話を読んでみてください!!

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    2025年11月30日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    シリーズ前作も大した切れ味のアンソロでしたが、今回もすごかった。今児童書やYAジャンルではかなり最先端の意識が描かれていますが、その一歩先を書く、という志を感じました。どれも良かったですが「ぼくと、体と」が選んだテーマもラストの切り方も一番凄かったかな。
    なぜ自分が痴漢に遭うのか? 顔か? と思って好みのタイプを顔でジャッジする自分の価値観に気付いてしまうなど、こういう言い方はよくないんですが男子主人公だからこその物語になっていて大変よかったです。性の話がサラッとした自然な形で出てくるのも男性作家だから可能なのかもしれない。

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    2025年09月29日
  • 蒼天のほし

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    「天使のにもつ」で中学生だった主人公が、保育士になって夜間保育園に勤めるようになって再登場。彼自身が成長しているのを見るのも面白いが、今回の彼は脇役に回ることが多い。彼が中心になる話では、男性保育士に女児のオムツ替えをして欲しくないという親が登場する。まだそういう話があるのかと思う。確かに最近も、教育者による事件が起きているけれど、保育の場に男性がいることが当然だし、メリットがあることについて、まだまだ認識が浅いのだと思う。
    他に保育園で働く人や、保育園を利用する親子を描いた4つの短編が入っている。これまで夜間保育園という存在について知らなかった。でも、子どもは親だけでなく社会全体で育てるべき

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    2025年09月22日
  • 真実の口

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    ある雪の降る冬の夜、中学3年生の律希、湊、七海は、祠の前で震えている4歳の少女を見つけます。少女はなかなか口を開こうとしませんが、ようやく「ありす」と名乗ります。少女の様子から迷子と思い、三人は彼女を交番に連れて行きます。少女の母親が迎えに来て少女は無事に家に帰されます。

    1ヶ月後、三人は事件事故の未然防止に大きく貢献したとして警察署から感謝状を受け取り、その表彰されている映像やインタビューの様子が「お手柄中学生 仲良し三人組!」として報道されるのですが、少女が警察に行くのを拒み、さらに遅い時間に一人でいたことに、彼らは疑問を抱き続けます。

    半年後、別々の高校に進学した三人は、あの少女では

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    2025年09月17日
  • 蒼天のほし

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    トレンディでドラマになりそうな夜間保育園のおはなし。

    どんな環境にある子どもでも保育を受ける権利がある…。

    (夜間)保育を必要とする環境というのは親の「都合」によって多様であっても良いのだなというのが気づきだった。

    例えば母子家庭でお母さんが看護師さん。どうしても夜勤の対応をしなければ働き口がない。
    この場合は世間的にも仕方がないと捉えられることも多そう。

    だけど、お母さんの職業がホステスだったり、会社員だけど自己実現のために残業や接待も参加したい。これだときっと世間の風当たりはもっと強い。

    実際、いま私が死んだら、夫は自己実現と子育てを天秤にかけ、どちらかを選ぶのだろうと思っていた

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    2025年08月30日
  • 大渋滞

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    ネタバレ

    大渋滞にハマってしまったら余計に喧嘩がヒートアップしてしまい、離婚してしまうと思った。でも、無事仲直りをして離婚しなくてよくなった。予想外の結末でとても良かった。

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    2025年08月03日
  • キッズ文学館 1ねん1くみの女王さま どきどきキャンプ

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    ネタバレ

    他のしレーズも大好きで、偉そうにしてる様子が好きで、荷物をたくさん持ってて、友達に持たせるのがははーん考えたなって思いました。
    荷物をキャリーケースに入れて運ぶのが面白くて、図書室にみんなが、頑張って取ってきたのに
    寝てたのも面白かった。

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    2025年07月23日
  • 蒼天のほし

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    祖母の家を改築し一階を保育園、二階を自宅にした逢沢涼音が園長の夜間保育所が舞台。夜に仕事をする親の子どもを預かっている。園長をはじめとするスタッフにも色々と抱えてきた事情がありきれいごとばかりではないリアルな世の中。「子どもを幸せにするには、親も幸せにならないと」がモットーである【すずめ保育園】はスタッフにとっても癒される居場所である。前作に引き続き今作でも涙、涙、涙。

    ※親から愛されていると実感できる子は幸せ

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    2025年07月08日
  • 蒼天のほし

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    「天使のにもつ」の主人公の風汰が22歳になり、すずめ夜間保育所に勤めている。「天使のにもつ」からこんな温かい希望に満ちた風汰の将来が想像できただろうか。風汰を取り巻く周りの保育士さん達も魅力的だった。子どもを幸せにするには、親も幸せにならないと”という想いで、夜間保育園を運営している園長の鈴音がとにかく素晴らしい。理想は希望。でも、現実に今困っている子どもや親から目を背けることなく寄り添い続けるすずめ夜間保育園は、素敵のひとこと。

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    2025年07月07日
  • 蒼天のほし

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    夜間保育園の様子が丁寧に書かれていて、自分の無知さを認識しました。
    いろいろな親子関係があり、それを支えるために必要な仕事に取り組む保育士さん達。
    誇りを持って関わる姿に感動あるのみでした。
    小説の世界だけでないことを祈りたいです。

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    2025年07月02日
  • 蒼天のほし

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    あらー風汰君もう就職したの! と軽い気持ちで読み始めたら、これただの風汰の成長物語じゃなくてかなりがっつりした夜間保育テーマの多視点型連作だぞ、と途中からかなり引き込まれて読みました。前作より大人向けですがラストで題名がわかる展開も美しく決まってて相当面白かった。

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    2025年06月24日
  • 真実の口

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    児童虐待がテーマ。
    母親に愛されている子は母親に対していい子であろうなんてしない、というセリフにグッときた。
    ありすちゃんが三人に出会えてよかった。
    ヤングアダルト向き。

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    2025年05月17日
  • 天使のにもつ

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    しおん君と風汰、風汰がしおん君に寄り添って行く、しおん君とお母さんとの関係は切ない、中2の風汰に幼い頃の私も出会えていたら良かったな

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    2025年05月15日
  • 真実の口

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    中学3年生の男女3人が雪のある日、迷子かと思われる4歳の女の子を保護して交番へ連れていった。翌日その功績を称え表彰されるが、3人は女の子の状況に違和感を抱えたまま…そして一年たち、3人が起こした行動とは…
    というさわりの話だけで引き込まれて読みたくなった。高校生の細かい心の動きを読むのが、とても興味深かった。
    普段はあまり考えないけど、高校生くらいになったありすと凪がメインの続編も読んでみたいと思った。

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    2025年03月30日
  • 真実の口

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    読み始めて主題が見えて3日置いた。

    タイトルが気になってまた手に取ってからは一気に。

    高校生ってこんなに素直?こんなに優しい?勇気ある?
    その違和感が読み進めるとひとつずつ解けてなくなっていく。

    迷いながらも一歩を踏み出してくれた 西村さんの言葉に涙…

    人を思う気持ちと
    自分自身を生きること

    人は人によって磨かれる
    信じるに足る存在に巡り合う

    心の波の表現と締めくくりがいい!

    タイトル⭐️⭐️⭐️⭐️
    表紙  ⭐️⭐️⭐️
    手触り ⭐️⭐️⭐️

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    2025年02月01日
  • 大渋滞

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    いつもの喧嘩がヒートアップしすぎて大変なことに…
    すごくハラハラしました。楽しむために旅行に行ったのに…
    とにかく主人公の悲しんでいる姿に心を痛めました。最後はハッピーエンドで良かったですが…

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    2024年08月23日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    しっかりもののおねえちゃん・かえでちゃんと、少し抜けてる(?)かわいい妹のつくしちゃん。二人姉妹のお話。
    読んでいてほのぼのする。

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    2024年08月14日
  • キッズ文学館 1ねん1くみの女王さま どきどきキャンプ

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    1年。夏休みにあるサマーキャンプにつむぎはすずちゃんと参加する。が、なんとゆめかちゃんも同じ班になってしまう。違う学年の子たちから1年生は優しく見守られながらのワクワク楽しいキャンプ。ゆめかちゃんのわがままに振り回されながらも充実した時間を過ごす。
    平穏じゃないゆめかちゃんの行動にハラハラしながらも、キャンプといういつもと違う環境に読み手も冒険気分になれる。

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    2024年07月29日
  • 真実の口

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    ネタバレ

    表彰までされた自分たちの行為に疑問を持ち、真実は何なのかを追求する3人の高校生たちの行動力がすばらしかったです。その先にある答えが、タイトルである「真実の口」に通じているところもなかなかでした。よかれと思ってやったことが実は相手を傷つけていたと知ったとき、正義が何なのかを追求できる人間でありたいと思います。

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    2024年06月15日
  • 真実の口

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    自分がやった事は本当に正義だったのかという事を思わず考えてしまう本だった。中学生三人はコンビニで座っている女の子を見つけ、その子を迷子だと思って交番へ連れて行って感謝状まで貰ってしまうが、彼らが高校生になったとある日再びコンビニ前で女の子を見つけてしまう。店から出てきたお母さんはその女の子を犬の様に外で待たせていた。自分達のあの時の行動は正しかったのか。改めて、児童虐待は本当に良くないと思った。

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    2024年06月09日