いとうみくのレビュー一覧

  • 蒼天のほし

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    読み始めてすぐにギョッとする。これはもしかすると育児放棄とかネグレクトとかの物語だろうか。重いストーリーは読みたくない時であり、放置していた。

    数日後、本を開き始めるとページをめくる手は止まらない。

    舞台は夜間保育園。一見チャラそうな若い男性保育士や訳ありのベテラン保育士や自分自身が育児放棄されつつあった子供時代、夜間保育園にお世話になった園長先生が働いている。

    園に我が子をあずける大人たちが日々の生活で葛藤する中、子供たちのストレートな言葉が心に染みる。

    いとうみくさんの本はいつも優しい、ことを思い出した。

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    2025年11月12日
  • 蒼天のほし

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    夜間保育園。
    みんなに温かい手が差しのべられて、その手は本の外にいる自分にも差し出されているようで心地よかった。

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    2025年11月04日
  • 朔と新

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    事故をきっかけに失明した兄、悔いる弟、そして弟を責めてしまう母。
    家族って近くて遠いものだし、近づき過ぎても色々あるから厄介で愛おしい。

    誰が悪いとかないけど、誰かのせいにしなきゃ心を保てないこともある。切ない。

    朔と新(あき)ってセカチューだなと思った。
    あっちは白亜紀の亜紀だけど。

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    2025年10月30日
  • 天使のにもつ

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    良かった……。清々しくて真っ直ぐで思いやりに満ちている作品でした。

    中二男子が、楽そうなイメージで選んだ保育園での職場体験が描かれています。
    言葉使いに関してはいかがなものかと思いましたが、彼が自然に他者に寄りそえること、そしてその人の気持ちを慮って咄嗟に動けるのがすごいと思いました。

    幼い子どもは幼いなりに大人が思っているよりずっとたくさんのことを考えているし、敏感にいろいろなことを感じている。

    心が痛むような現実がある一方で、手を差し伸べてくれる人や“差し伸べたい”と思っている人は想像しているよりももっといる。
    読みながら、保育園の在り方や意義についても考えさせられました。

    『小さ

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    2025年10月29日
  • 蒼天のほし

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    天使のにもつの続編です。前回の主人公であった中学生の風汰くんが、主人公ではありませんが登場して、大人になった姿も楽しめます。中学生の時から変わらず、いい意味でのゆるさと良くも悪くも素直なところがあり、こんな保育士さん子どもたちに人気だろうなと思いました。
    今回は、夜間保育がテーマです。子どもだけでの留守番が厳しく取り締まられるようになった昨今では、それに関連するニュースもよく目にします。ただ、ニュースになったり問題として扱われるケースはごく一部で、夜間にひとりで過ごす子どもは少なくないのだと思います。この問題は、親が悪いと片付けてしまうのはあまりに乱暴で、なにも解決しない気がします。綺麗事では

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    2025年10月13日
  • 天使のにもつ

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    風汰の素直な気持ちで、当たり前と思っていた事が当たり前じゃないなぁと気付かされました。

    出来ないことは周りに頼るのも大切

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    2025年10月08日
  • 蒼天のほし

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    虐待や育児放棄をする親を責めるだけでは何も解決はしない。ならば、困っている人にいろんな助けの手があれば不幸な事態は回避できるのではないか。それを実践する夜間保育園でのお話は、どれも身近にありそうで辛い。しかし、この園の園長先生や他の保育士の、子どもの幸せと共に保護者の幸せを考えるスタンスは素晴らしい。そんな人たちと関われた子どもにとってそこは、ずっと支えになる心のふるさととなるのだろう。どの親子にも笑顔でいてほしいと思う。

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    2025年09月30日
  • チキン!

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    真中さんは問題児だと思っていたけど事情があってみんなから変に思われていただけで本当は優しい人なんだなと思った。

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    2025年09月25日
  • チキン!

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    空気を読み合い本音を避けることで平和を保ってきたクラスに本音をズバズバ言う転校生がやってきて、うわべだけのクラスの調和を壊しながらそれぞれの本音を引き出し、本当の絆を再構築していく話。

    言いたいことを飲み込んで波風立てずに日々をやり過ごしていくのは、子供の世界でも大人の世界でもよくある話。でも、本音でぶつかり合えば実は理解し合えることって実は多いのかもしれない。大事なのは、ケンカ腰に文句を言うのではなく分かり合いたいという気持ちをもって相手に向かい合うこと。相手を信じる勇気を持つことの大切を教えてもらえた本だったように思う。

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    2025年09月24日
  • 天使のにもつ

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    職場体験で保育園に行った主人公。職場体験の経験はないけれど、保育園に子どもを預けていたので、なるほどと思いながら読んだ。親子のあり方についても、色々あるよねというモヤモヤした形で終わっているのだけど、それが、帰って現実感がある。いい加減な主人公なのだけれど、子どもに好かれているのも、裏表がないのを子どもが見抜くということなのかと思った。

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    2025年09月20日
  • 蒼天のほし

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    中学二年生・斗羽風汰が職場体験先の保育園で出会う子どもたちを描いた『天使のにもつ』の続編。

    風汰が二十二歳の保育士となって、夜間保育園"すずめ夜間保育園"で働いている。前作に引き続きユルさを持ちながらも子どもたちには人気の"風汰先生"の姿に、やっぱりこういうちゃらんぽらんともとれる、いい意味でユルい人間の方が子どもと関わる仕事には向いているんだろうなと実感。前作での風汰の指導係だった"リンダ"がちらっとだが出てきたのも良かった。"リンダ"は「わたしのおかげで保育士が将来の夢になった」と捉えていたが、最後の

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    2025年09月16日
  • 天使のにもつ

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    中学二年生の斗羽風汰。職場体験先を選ぶ際、「ラクそうだから」という理由で保育園を選ぶ。だが、始まった職場体験は想像以上に大変で。しかし、そこでの保育士や子どもとの出会いに風汰は色々と考えさせられて…。


    面白かった。
    担任教師や一部の保育士からは"いいかげん"だと思われがちな風汰の性格。確かに"いいかげん"かもしれないが、子どもに人気はあるし、これぐらいの性格の方が保育園なり幼稚園なり学校なり子どもに関わる仕事をするのに向いているんだよなと実感する。
    ただの職場体験にきた現場をよく分かっていない者に対してろくに説明もせずにツンケ

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    2025年09月14日
  • 蒼天のほし

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    中学のときに職場体験先に選んだのが保育園だったという風汰は、今はすずめ夜間保育園で働いている。
    たまたま風汰が同じアパートで見かけた母子、その母親は娘をどこにも預けるところがなくてひとりで留守番させていた…という話から始まり、そこで働く千温が離婚した事情や息子がいるという話。
    父子家庭で子どもといっしょの時間の少なさに悩む父の話。
    すずめ保育園を開いた鈴音の事情など。

    子どもを幸せにするには、親も幸せにならないとというのがよくわかる。
    親が少しでも安心できるように。
    だれかが支えることで親子の暮らしを守ることができるのであれば、その努力はするべきだという鈴音の気持ちがそのまますずめ夜間保育園

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    2025年09月05日
  • 朔と新

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    いとうみくさんの本、児童書とはいえ興味を持つテーマが多く一度読んでみたいと思っていました
    数ある作品から選んだのはコチラ

    障がい者スポーツというものにパラリンピックから興味を持ち、伴走者に心惹かれて選んだ次第です

    児童書ですが、伴走者の役割、ブラインドマラソンについてかなり詳しく書かれていて、入門としては間違いなし
    それに加えて兄弟の葛藤も描かれて、マラソンというスポーツを通して互いの感情をぶつけ合いながらも思いやりの気持ちを忘れない姿

    家族や兄弟だからこそ、本気でぶつかることを避けたりしちゃいますよね

    やっぱりほかの作品も読みたいなぁと思わせてくれる本でした!

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    2025年08月27日
  • 朔と新

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    野間児童文芸賞受賞作品。
    人が視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感のなかで一番頼っていると言われる視覚。
    ある日、突然失うことになったら……?

    「ブラインドマラソン」を扱った作品は初めて。見えない世界、歩くだけでも怖いのに、走るって想像もつかない。

    兄弟二人が乗るバスが交通事故にあい、兄の朔が視覚を失った。自分は大きな怪我もなく、兄の怪我に負い目を感じている弟の新。
    どちらが悪いわけでもないのに、感情が追いつかない。家族だからこそ身近すぎて意識せずにはいられないし、複雑で余計に難しい。

    兄のことを「強い」という新。
    強いってなんだろう……
    強いと感じるなら、それはその人が強くあろうと努力し

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    2025年08月22日
  • つくしちゃんとながれぼし

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    『つくしちゃんとおねえちゃん』続編。こどもあるあるな言語化するのが難しい感情を上手に掬い取って寄り添ってくれる素敵な作品。

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    2025年07月30日
  • 蒼天のほし

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    夜間保育園

    子供を預け夜間まで働く親には様々な事情がありそして働いている保育士も様々

    子供を夜間に1人にしたくはないが生活の為

    そして子供たちもいろんなことを感じ考える

    大人の話を聞き取り感じ取る

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    2025年07月30日
  • 真実の口

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    「助けた自分たちは間違っていたのだろうか」
    保護した少女ありすが見せた抵抗に中三の周東律希、青山湊、七海未央は違和感を抱く。"真実"を知りたいと三人はありすを探しだし…。

    初めての作家さん。
    虐待を受けるありすに関わる三人が、大人への不信感を募らせながら自分の無力さにも打ちのめされる…複雑な心情を丁寧に描いていて好感が持てた。

    「下手に正義感なんて振りかざして、もし間違ってましたなんてことになってごらんよ、どう責任とるの?」大人は見なかった、気が付かなかったと面倒なことをさけて通ろうとする。
    「今度こそありすをちゃんと守りたい」

    主人公の周東律希は、弟の面倒をみている

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    2025年07月23日
  • 蒼天のほし

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    さらっとでもグッとくる
    園長先生のお話にガツンとやられた

    揉めて怒ってしまって呆れてしまって嫌になってしまう子育ての肯定的、寄り添い的なお話。
    子供を育てるってほんと尋常じゃないよな。

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    2025年07月20日
  • 蒼天のほし

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    保育園に子どもを預けている身としては、保育園の園長先生や保育士さんたちの言葉が身に沁みた。
    保育園は子どもの味方だけど、お母さんお父さんたちの味方でもいてくれる。
    それはいつも感じているけど、この本の中ではっきりと言葉で示してくれていて、安心して泣けてくる。
    毎日、限りある時間の中で、仕事家事育児をやりくりして頑張っている大人たちに読んでほしい。

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    2025年07月12日