いとうみくのレビュー一覧

  • あっちもこっちもこの世はもれなく

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    あっちもこっちもこの世はもれなく不公平だ。
    人は平等なんていうけど、みんな違うんだから同じじゃないよなー。背の高さももちろんだし、外見とか環境とか。今の世の中、努力すれば自分次第かもしれないけど、スタート地点が違うだけでズルいって感じる。そんなこといってもしょうがないのが人生なのかもしれないけど。
    希来里のおじさんの言葉、
    「生きる権利はみんな公平にある。これはなきゃダメだ。でも、人生は不公平だよ。だれかと比べたとたん、全部が不公平になる。」
    これはたしかになぁと思ってしまった。

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    2022年09月19日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    2年生のつくしちゃんと、4年生のおねえちゃん。
    おねえちゃんは頭もよくて、ピアノも弾ける。おこりんぼうでいばりんぼうだけど、つくしちゃんの自慢のおねえちゃん。

    読書感想文の課題図書は優等生的で面白くないという勝手な思い込みがあったけど、この本には感動した。

    先に読んだ娘が面白い、特に「あと五分」のお話がいいと言っていたが、私もそのお話が一番好き。
    おねえちゃんの妹への優しさと気恥ずかしさと、妹がおねえちゃんを守るところ。
    年が近い姉妹の、喧嘩するけど大好きで、大好きだけどやっぱり嫌いって思ってしまうこともある絶妙な関係性が伝わってきた。

    大人にもおすすめ。

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    2022年09月18日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    つくしちゃんは小2、お姉ちゃんは小4。娘たちと同じ。そして私と同じ年齢差。

    お姉ちゃんはしっかり者でおこりんぼうでちょっといじわる。ふむふむ、私の姉もそうだ。
    お姉ちゃんは足を引きずって歩く、詳しくは描かれていないけど、そのせいか、すごく努力家だ。

    くつひもが解けたまま歩いてるつくしちゃんを気にして、ぶっきらぼうに注意するお姉ちゃん。それがきっかけで2人は遅刻しそうになる。
    その時のつくしちゃんの行動に喉の奥がキュッと痛くなった。

    その他にも、つっけんどんのお姉ちゃんと妹らしいつくしちゃんの、よくある、でも心温まる話が詰まっている。

    私のお姉ちゃんも、長女も、つっけんどんで優しい。いつ

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    2022年08月15日
  • あっちもこっちもこの世はもれなく

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    背が低くて、この世は不公平だ、と思ってる公太の話。背が高くてうらやましい友達にも悩みはあって…
    競馬ってあまり子どもの本には出てこないだけに、さわやかな印象を残します。

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    2022年07月03日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    2022年度課題図書、低学年の部。

    またいとうみく作品が課題図書に!
    また泣かせてくるぞ!
    って、わかってたのに、やっぱり最後はうるっと感動してしまいました。

    つくしちゃんの視点から見た、
    ちょぴり意地悪で、意地っ張りで、でもとても優しいおねえちゃんのはなし。

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    2022年06月24日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    2022年読書感想文課題図書低学年
    つくしちゃんは小がく2ねんせいです。4ねんせいのおねえちゃんがいます。おねえちゃんはピアノもじょうずだし、むずかしいほんもよめるし、つくしちゃんのじまんなんです。
    でも、ちょっとしたことでけんかもします。
    あとね、おねえちゃんはあしがちょっとわるいんです。はしることはできません。
    光村の2年国語、すみれちゃんの単元でも使える本でした。お姉ちゃんとの関わり、ちょっとした問題から起きる心の動きが良く現されていました。

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    2022年06月08日
  • チキン!

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    「チキン!」という題名に興味を持ち、読んでみました。「チキン」とは少し鈍い人のことだそうです。この表紙に一番大きく描かれているのが「真中さん」、後ろにいる男の子が「日色」です。真中さんと日色の関わりが面白かったです。全体的に文量もそこまで多くないので、読みやすいかと思います。

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    2022年06月06日
  • 朔と新

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    読もうと思う設定ではなかったけど、読み出したら最後まで読んだ。
    兄弟という設定が、個人的に泣けた。
    好き、とかではないんだけど、うまいなー、という感じ。

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    2022年03月27日
  • 車夫

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    高校を中退した主人公が浅草で車夫になる話。
    主人公に関わる様々な人達の短編集になっているので、とても読みやすかったです!

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    2022年02月20日
  • トリガー

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    中2という難しい年頃の女の子が、思いもよらない困難にぶちあたってしまう。
    そんな時に、自分の気持ちを素直に伝えられる人、わかろうとしてくれる人が周りにいてくれるといいなと思う。

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    2021年12月04日
  • トリガー

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    音羽と亜沙見、中2女子二人が、亜沙見の家出、その原因である亜沙見の悩みを通じて考え、行動し、昔を振り返り、歩き出す。音羽の視点から語られているので、視点がぶれず、共感して考えやすい。あなたの考えていること分かってるという大人は信用ならないというフレーズには同意。音羽の母親はシングルマザーですごく忙しいし土日も家にいないけど、子どもに、音羽のこと私はわかってないと思うって言っちゃうところとか、ちゃんとご飯作ったり夜遅くなっても仕事行くところとかを音羽が見ているから、音羽が芯のある対応できるのだと思う。
    中学生で妊娠のエピソードあるので、小学校には学校により検討本。平易に読める量で考えさせられる良

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    2021年11月24日
  • トリガー

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    心情の変化が丁寧に分かりやすく描写されていて二人の些細な仕草やちょっとした空気感が臨場感がでていて更に物語を深めていて面白かった。

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    2021年11月06日
  • つくしちゃんとおねえちゃん

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    ネタバレ

    お姉ちゃん本当は、優しいけど、つくしちゃんかんちがいしてお姉ちゃんの自由帳に「バカ」って書いちゃた…。

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    2021年11月06日
  • 朔と新

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    兄を失明させてしまったと自分を責める弟と 苦しみから立ち直ろうともがく兄。弟にとっての判走 家族にとっての判走 彼女にとっての判走はそれぞれ違う。葛藤を話し合う兄弟がとってもすてきだ。
    母がイヤな奴なのがとってもリアル

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    2021年08月15日
  • あおぞらこども食堂はじまります!

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    ハルさんは独り暮らし。子どもたちは独立し、旦那さんは天国へ。
    こもりがちだったハルさんは、久しぶりにお弁当を持って公園へ。
    そこで「子ども食堂」を始めるきっかけになった女の子に出会う。

    「孤食」という問題を、いとうみくさんがやさしく丁寧に語ってくれている。

    最後のページで子どもたちの成長が見れてホッコリとした。

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    2021年07月11日
  • チキン!

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    2017年度課題図書。

    小学生の頃から空気を読まなきゃうまく生きていけない雰囲気の日本社会。転校生の凛はものごとはっきり言いすぎて周りとトラブルになってしまう。
    それを、同級生の男子、拓の視点で語られるのがおもしろい。
    「ケンカ、見てるだけで腰引けてたよ」と、「チキン」と凛に言われた拓。

    「ぼくは、人がまちがっていることをしていても、いつも気づかないふりをする。目をつぶって近づかない。人ともめるのがイヤだから。それに、まちがったことをして困るのは、ぼくじゃない。ぼくには関係ない。そんなふうにも思ってた。だから、人ともめることもなかった。」

    凛のおばあちゃんで、拓がよく遊びに行く麻子さんの

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    2021年05月30日
  • 朔と新

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    朔も新も、お互いを思い合ってすてきだ。
    それにしてもいとうみく氏は、嫌なタイプの親を描くのが上手い…。

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    2021年05月03日
  • 朔と新

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    さわやかな兄とひねくれ者の弟、という感じだったけど、最後の最後で兄、朔の葛藤がわかった。

    様々な人の複雑な感情が丁寧に書かれていて、ちょうどいい読み応え。

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    2021年03月10日
  • 車夫

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    すごく読みやすい。そして、人生の厳しさについてやんわり知ることができるということで、小学校高学年の子どもたちにはなかなかいいなあと感じた。

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    2020年08月08日
  • チキン!

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    小学生たちの教室という、小さいけど子ども達には世界のすべての中での息苦しさと成長をとても小気味良いストーリーで一気読みさせてくれる本です。
    小学6年生の設定ですが、登場人物たちがそれにしてはもうちょっと幼いかも。
    小学生の課題図書に適した一冊でした。

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    2020年02月08日