あらすじ
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ハルさんはお弁当を持って公園に出かけました。となりのベンチで、ひとりの女の子がパンの袋をがさがささせています。「いっこあげる」とパンをさしだす女の子。ふたりは友だちになり、ハルさんはひとりで食事をしているこどもが多いことを知ります。そこでハルさんが考えたのは、こども食堂を開くこと。町のみんなも手伝いにきて……。心あたたまるこども食堂の物語。「こども食堂ってどんなところ?」がわかるおまけページつき。
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Posted by ブクログ
「こども食堂」というと、子どもの貧困問題が頭に浮かび、暗い気持ちになりがちだけれど、挿し絵が動物のせいか、読んでいてあたたかい気持ちになります。
巻末のハルさんへのインタビューを読むと、こども食堂についての理解も深まります。
ハルさんの「こども食堂って、ただ食事を出すだけじゃなくて、おとなもこどもも、みんなが安心してあつまれる場所」という言葉がよかったです。
いとうみくさんの作品は、とりあえず読んでみる価値があると思います。私にとっては当たり外れもありますが。
Posted by ブクログ
ハルさんは、みんなでご飯が食べられる食堂のような居場所を作ることを思いつきました。周りの人たちも食材を寄付してくれたり、調理を手伝ってくれたりと協力してくれます。大人も子どもも、みんなで集まってご飯を食べたりおしゃべりしたりするこども食堂。ワクワクするお話です。
Posted by ブクログ
1.2年。春見つけに美味しいものをもって公園に行ったハルさん。そこで小さなお友達と出会い、一緒に食べるご飯の良さを感じる。1人でご飯食べている子供達が集まり、さらには周りも協力的に。
ラジオのある生活や綺麗な季節の味わい方がとても穏やかで、みんなの優しさに嬉しくなれるお話。
Posted by ブクログ
低学年の子たちに、ちょっと長めの物語を読んでほしくて、学校で買いました。
同じ思いをしてる子がいると思うから、こうやって物語を読みながらこども食堂のことがわかるのはいいなと思いました。
Posted by ブクログ
ハルさんは独り暮らし。子どもたちは独立し、旦那さんは天国へ。
こもりがちだったハルさんは、久しぶりにお弁当を持って公園へ。
そこで「子ども食堂」を始めるきっかけになった女の子に出会う。
「孤食」という問題を、いとうみくさんがやさしく丁寧に語ってくれている。
最後のページで子どもたちの成長が見れてホッコリとした。