トリガー

トリガー

1,540円 (税込)

7pt

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中学三年生の音羽(とわ)と亜沙見(あさみ)は、いつも一緒の親友同士だった。ところが姉が亡くなってから、日に日に亜沙見の様子がおかしくなり、突然家出をしてしまう。理由は出生の秘密。 生きる希望を見いだせない亜沙見と、彼女を全身で支えようとする音羽。そんな音羽にも忘れられない過去の傷があった。思春期の少女たちの危うく切実な心理を描く物語。

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トリガー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    最後の最後までほぼ暗い系の話だけど、
    最後は感動…。泣
    親友だから一緒に生きていける。
    「生きているから、生きていくんだよ。」
    のセリフや場面が個人的に好き。また、娘をずっと信じてくれていた母親にも感動。

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    Posted by ブクログ 2023年02月08日

    普通ってなに??
    普通じゃないことでも、時間がたったらあたりまえになって、自分のなかでいつのまにかそれが普通になる。普通にしようとしている。
    そうやって少しずつあたしたちは環境に慣れていく。どんなに受け入れがたいことでも、異質なことも、自分にとっての普通に変えながら生きていく。P161

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    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    中2という難しい年頃の女の子が、思いもよらない困難にぶちあたってしまう。
    そんな時に、自分の気持ちを素直に伝えられる人、わかろうとしてくれる人が周りにいてくれるといいなと思う。

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    Posted by ブクログ 2021年11月24日

    音羽と亜沙見、中2女子二人が、亜沙見の家出、その原因である亜沙見の悩みを通じて考え、行動し、昔を振り返り、歩き出す。音羽の視点から語られているので、視点がぶれず、共感して考えやすい。あなたの考えていること分かってるという大人は信用ならないというフレーズには同意。音羽の母親はシングルマザーですごく忙し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月06日

    心情の変化が丁寧に分かりやすく描写されていて二人の些細な仕草やちょっとした空気感が臨場感がでていて更に物語を深めていて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    「悩んでいることがないか、という質問は愚問でしかない。
    きくとしたらこうだ。
    ―自殺したくなるほど悩んでいることはない?」

    途中まではよかったけど、後半は強引にまとめられたような印象でちょっと残念。

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    Posted by ブクログ 2022年11月14日

    中学生の音羽は、一緒に帰宅したはずの亜沙美が家に帰っていないと知らされる。そういえば、帰りに踏切で「遮断機の中にいれば死んでいるね」と言っていた事を思い出し、不安になる。家出なのか事件なのか…

    複雑な出生の秘密にちょっと驚くけれど、中学生の揺れ動く気持ちがよく描かれていると思った。初代金八先生を思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月05日

    女子中学生の二人
    揺れ動く心情を丁寧に描いている
    もしや
    そう思いページをくった
    あーよかった
    前を向いてよろけながらでも歩いてほしい
    友だちがいてよかった

    ≪ 絶壁に 立つ現実 そのトリガー ≫

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月14日

    いとうみくは児童書の作家にしては難しい問題にも怯まず誤魔化さず挑んでいると思う。この作品も友情の危うさ、家族の問題を思春期のヒリヒリした実感とともに描いていて、その年ごろの子どもの心に響くだろう。
    ただ、シングルマザーとその一人の子どもとのやり取りは「ガイド」(小川洋子)、血のつながりのある会ったこ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月02日

    大好きな作品。
    この子たちのように、
    あの頃、1度でいいから家出なり失踪なりして逃げたかった。
    逃げるための足さえも縛られたあの時期に、感情をありのままにぶつけて、ぐちゃぐちゃになって死にたかった。

    0

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