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キナコは、ネコです。ネコだけど、あたしの妹です。なのに、ママが、赤ちゃんが生まれるからって、キナコをおばあちゃんにあずけようって言いだした。あたしはそんなの絶対にヤダ! キナコを預けるくらいなら、赤ちゃんなんていらない! キナコはあたしが守るってきめた。キナコをおばあちゃんちに連れていかれないように、学校に連れてきて、倉庫に隠した。でも、キナコがどこかにいなくなっちゃった……。「ママのせいじゃん! ママがわるいんだよ。ママがキナコのこと、じゃまにしたから、赤ちゃんばっかりだいじにして。キナコが いなくなっちゃったのは、ママのせいだもん!」 いっぱいいっぱいどなって、わーって、ないた。「ごめん。ごめんね」 ママは、あたしを ぎゅってした。家族が増えることに対する戸惑いや葛藤を通じて、少しずつ成長していく女の子の物語。第39回日本児童文芸家協会賞受賞者による幼年童話です。
Posted by ブクログ 2017年01月29日
もうすぐ赤ちゃんが生まれるから、猫のキナコはおばあちゃん家に預けるよ!とお母さんに言われてゆまは怒る。
キナコは私が守る、と学校に連れて行って、キナコは行方不明になってしまう。
キナコはなかなか見つからない。
そのうち、赤ちゃんも生まれた。
ゆなはキナコも赤ちゃんの一緒に暮らしたかったんだよ。
で...続きを読む
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