椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレKU。
香月美夜著『本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習いⅠ』は、第一部で描かれた「本を作る」というシンプルかつ情熱的な目的から一歩踏み出し、舞台を神殿へと移すことで、物語により深い厚みを与えている。確かに、本来の目的である書物づくりの試行錯誤からはやや逸脱し、社会制度や権力構造との駆け引きへと軸が移った印象を受ける。しかしながら、この逸脱は単なる脱線ではなく、マインという少女の行動がいかに多層的な意味を持ち、周囲の人間関係や社会を巻き込みながら拡張していくかを浮き彫りにする仕掛けとなっている。
神殿における孤児院の改革、側仕えとの信頼関係の構築、そして権威を象徴する神官長との対話。その -
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大人買い
原作は読んでないけど、値引きキャンペーンを機に一部二部は全部読んじゃった!一部ではマインの本しか考えてない、本当に前世で成人したのか?って勝手な部分がちょっとイライラしてたけど、長く読んでるとこういう人だと慣れてきた。
三部は無料だけ読んで考え中ですが、四部は貴族院でのやり取りなどなど面白くて一番好みです。ヴィルフリートはローゼマインの側近からなんとなくイラつかれてるのね、この後またやらかすのかな?? -
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先まで知って読み返してみると、下剋上というタイトルどおりここからずい分遠くまで行けたものだと思います。予想外の出世の仕方。そのスピードもすごい。
1部ではマインの心情に寄り添うより(気持ちはわかるんだけどもーと)、周りもたいへんだよねぇの思いも強かった・・。それが成長して家族への思いの切なさなどが加わっていくと、もっと入り込んで同情するようになっていきましたね。 -
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ネタバレ 無料版購入済み
今回もマイン前世の知識を有用に活用し過ぎでした。コミカルな描写があちこちにあって笑えるのですが、読み通してみて後まで残るのはルッツに向けて磁石のように惹きつけられるマインの姿だったかなぁ(寂しいの我慢してるんだなぁと)。お屋敷のおかえりなさいの挨拶に家族を思い出す一コマの挿入にもぐっと来た。
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重要人物ベンノさん登場。コリンナさんも初出だったか。おまけのSSは後の巻で出るフリーダが洗礼式を見ていて、トゥーリの様子、髪の艶とか髪飾りに目を惹かれるエピソード。
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マイン貴族院へ。制服が一人ひとりのセンスとアレンジでちょっとずつ違うのも見る楽しみの一つです。新たに加わっていく側近たちも個性の違いが佇まいなどで描き分けられてるの良い。
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おもしろいけど、
マインは知識はあるのに(前世ではトゥーリよりずっと大人だったのに)お姉ちゃんとはいえまだまだ子供のトゥーリがどんなに頑張ってくれてるかへの感謝がないのでちょっとイラつきました。笑
とはいえ人気みたいだし、無料3巻まであるからもうちょっと読んだら印象変わるかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレ大作ファンタジー第4部4巻。
(第1部1巻は半分くらいで挫折してしまい、続きを漫画で読んで、第2部から小説版を読んでいます。)
この巻は大きな盛り上がりはなかったけれど、色々小話があって飽きずに読めました。
劇的ビフォーアフターにエントヴィッケルンという名前がついて、造語なのにとてもしっくりくるのが、いつもながらすごいと思いました。
エントヴィッケルンとヴァッシェンで下町が綺麗になったのはいいとして、第一部からどうしても違和感があった2点。
その1、本も知らない貧しい下町の平民が、どうやって5階建の建物をあんなに密に作れたのか?
その2、汚物は窓から投げ捨てていたらしいが、平屋ならともか