椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ婚約者候補たちから口説かれて動揺するハンネローレ様はかわいいですね。でも過去から帰ってきたハンネローレ様は以前みたいにオドオドしたりフラフラしてなくてダンケルの領主候補生らしくてかっこいい。自分の意思をきちんと伝えられててほんとに偉い…。
オルトくんもハンネ様に負けず劣らず間が悪い人で切なかったなあ。めちゃくちゃ恋じゃん。ドレヴァンヒェルも大変なんですね。大領地は大領地で大変だ。
書き下ろしのシャルロッテ視点を読んでため息が…ヴィル兄はどうしてあんな…なかなか成長しない人だなと思ったけどシャルの言う通り他責だからなんだろうな。シャルも大変だほんとに。シャルに言われてきちんと改められるかかなりあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大作ファンタジー第4部3巻。
(第1部1巻は半分くらいで挫折してしまい、続きを漫画で読んで、第2部から小説版を読んでいます。)
表紙と巻頭のカラーイラストを見て、若干ネタバレの巻末の4コマ漫画もついつい先に読んでしまってから本編を読んでいます。
第一部を読んでいた頃は、マインはルッツかベンノとくっつくのかと思っていたけれど、下町との別れがあり、その線は完全に消えたよう。
巻頭イラストでフェルディナンドがローゼマインを抱きしめていて、源氏物語の紫の上的な展開になっていくのかと思いきや、ヴィルフリートと婚約してちょっとがっかり。でも、その辺りはきっとこれから色々あると期待したい。
ユストク -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼い少女マインが抱く「本を読みたい」というひたむきな願いは、この第三巻において確かな輪郭を帯び始める。病弱な身体に阻まれながらも、彼女は知恵と工夫を重ね、紙作りという具体的な形を手にしつつある。その過程で浮かび上がるのは、単なる好奇心や欲望ではなく、夢を現実へと引き寄せる強靭な意志である。
また、この巻の大きな魅力は、人と人との絆の深化にある。ルッツと心を通わせる場面には、信頼と共鳴が瑞々しく描かれ、彼がいるからこそマインは歩みを止めずにいられることを読者もまた確信する。そして家族との関係性は、一層温かみを帯びつつも切なさを含み、父母や妹と交わす日常のやりとりが、彼女にとってかけがえのない基