椎名優のレビュー一覧
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本好きの下剋上 第4部の7。
貴族院2年生のローゼマイン。このあたりから、政変だとか、王の条件だとか、そんな話の伏線が散りばめられてきてますね。ああ、これはあれだな、とか、そういえば、これはこうだったな、とかとか、web版で最後まで読んでいる者には、それなりの楽しみ方がたくさんあって飽きませんね〜。
さて、今回は、ドラマCDの第3弾付きの書籍を購入しました。今回のドラマCDは、アニメ化に伴ってキャストが一新されました。キャスト変更で一番気にかかるのが、推しキャラであるフェルディナンド。以前までは櫻井孝宏さん、今回からは速水奨さん。ふむ。
サイトで試聴したときには、速水さんのフェルディナ -
購入済み
限定SS はありません
本編は間違いなく面白い。 久々にハマっているシリーズです。
とても面白いので人にもすすめたいがボリュームがすごいので気軽に薦められないのが難点
楽しく読了した後他の方のレビューを読むと、限定SSが格納されているような記載があり、読み飛ばしたのかと見直すもやはり限定SS はありませんでした。
限定SS はTOブックス直販・本屋購入特典で、電子書籍購入の場合は読めないことになるかと思います。
期待した分悲しかったです。困惑させるレビューは控えてほしいと思います。 -
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限定SS 『旅商人の依頼と冬の準備』オットー視点。キレイになったエーレンフェストの昨年との違いが、他領の商人からどう見えるかが興味深い。
トゥーリやベンノのマインへの姿勢も伺える。
『プロローグ』お茶会でローゼマインが倒れた後。
『エピローグ』卒業式後、アナスタージウスとエグランティーヌの語らい。
『東屋での語らい』ハルトムートとクラリッサ、フィリーネとローデリヒが逃げたくなるような語らい。
『東屋での逢瀬』コルネリウスとレオノーレの真っ当な恋愛。
『本編』もちろん凄く楽しめました。
聖典検証会議後にフェルディナンドがルーフェンに何と言ったのか?具体的に書かれていた。ネットでは流されて -
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貴族院の各キャラ視点での外伝。
本編とは違う面白さでした!!
ハンネローレの時の女神ドレッファングーアに忘れられてるんじゃないかってくらいの壊滅的な間の悪さとか、ルーフェン先生ただの脳筋男じゃなかったんだねとちょっと見直したり(笑)とか。
最後のソランジュ視点の過去の司書達の話が切なくてグッときました。
『あぁそうだ。我等は知識の番人。出身地に意味はない。重要なことは人類の英知に敬意を払えるかどうか、それだけだ。』この台詞が特に印象に残りました。平気で焚書坑儒をする国に聞かせたいですね。
また外伝が出るといいなと思います。今度は成人貴族の話を読んでみたいです。ユストクスとかカルステッドと -
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ネタバレそうそう。これ、これが読みたかった。
貴族院二年生で何が起こるかとワクワクしていましたが、シュタープを神具に換え、水鉄砲を模した新たな飛び道具を作り、ターニスベファレン討伐のため祝福を行い、第二王子のみならず第三王子とも親睦を深め、再び王族の前で昏倒。こちらの期待に十二分に応えてくれる騒動をローゼマインは巻き起こしてくれました。
そして、この騒動を報告書で知ることとなる、ジルヴェスター、カルステッド、フェルディナンドの三人。すべてが面白い。
しかし、貴族院に居るはずのないターニスベファレンが出没したことにローゼマインが関わっているような嫌疑が上がるとは、不穏なところで終わるな。続きが待ち遠しい -
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時間SFミステリ青春風味として安定の仕上がり
SFというところには難点があって『タイムリープ』と「リセット」までは良いが
今回の未来視は作者もテトラポットで書いているのだろうけれど
明らかにパラドックス
『月見月理解』がミステリではない程度に本作もSFではないか
しかしそれはそれとして
理詰めというよりゲーム小説的にそれっぽく収まっていて素敵
どんな「能力者」でも現時点で得られた情報から正しくあるべく
選択を常に繰り返し続ける
将棋のような「ゲーム」と違って何手先まで未来を読んでも
自身の諦めという敗北までは行き着く処はない
「私が愛しているのは、ただの石ころなのかもしれない」
個人の観測では -
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記憶を保持する能力が欲しい。
その昔、自分のおこづかいからごく初めのころ買った『フォーチュンクエスト』の2巻か3巻において、すべてを忘れられなくなり他人を避けて暮らしている人物、という話が語られていた。
楽しいことも悲しいこともみな忘れることができず、いつまでも覚えていなければならない。それはとてもつらいことである、と。
当時、なるほどそれはつらい事だと同意した。印象的だった。そして今でも覚えている。(今ならインデックスさんを今を昔と思うころに思い浮かべるかもしれないがどうだろう)
しかし、今は思う。辛い苦しみも、恥ずかしく思い出したくもないことも、思い出せなくなるのは嫌だ。
いやむしろ、全 -
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同時発売『サクラダリセット』最終巻と
どちらを先に読むか悩んでこちらから読む
作者の作品が同じ月に2冊も読めるとは幸せすぎる
しかもどちらもぶ厚くて素晴らしいな
とか思っていたが
良く見ると紙質が悪くなって厚くなっているだけだった
見返したら先月の『問題児』もそうだった
いままでわりと良い紙を使っていたスニーカー文庫だけに落差がすごい
そのわりには先月気付かなかったわけだが
『サクラダ』完結月までは良い紙を使って欲しかったかも(後はどうでも良いのか)
でこの作品だが
死神ものの一冊完結連作短編
学校の演劇部が採用しそうな教科書に載りそうなくらい上品上品質だが
これならより巧みに書ける作家はい -
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文語口語違いの問題かもしれないが「てよだわ言葉」に違和感を感じるし
難易度でというなら濃淡度とか高低度とかいうべきでないかとか
どおでも良いことを思うくらいことばにこだわっている感じの文章と
当たり前で無垢な願いが、彼の本質だ。
サクラダリセット。聖なる再生。正しい方法での、世界の改変。
を衒い韜晦なく実行しようとするだけでなくしてしまうという内容が
奇妙な「透明な」味わいという名前の味である
作品全体を通してみると「マンガの(重要)『封神演義』みたいな」ファンタジーバトル小説なのだが
そうでない変なところに入っているという異で
『円環少女』などと同じく中高生向け娯楽小説であるライトノベルとい -
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やっと連続刊行の最新刊に追いつきました!(笑)
外伝だけで1冊分という、超超超待ちわびていた1冊。本編はローゼマイン視点のみなので、彼女から見た物語の、裏側を知ることができて嬉しい。
こうやって外伝を読んでいて思うのは、登場人物1人1人のキャラクタ設定がしっかりしているということ。作者の香月美夜さんの脳みその中の創造力の緻密さよ! 異世界転生してしまったローゼマインが引き起こす様々なドタバタが、どれだけその世界の常識から外れているのか、というのを、ローゼマイン以外の視点から記述してくれるとよく分かる。なんと素晴らしい外伝集!
そして、椎名優先生のキャラクタデザインが素敵。本編ではあまりス -
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本好きの下剋上第四部の4巻。
ストーリーはweb掲載版を読んでいるので全部知っているのだけれど、加筆&新SSが読めるので毎回購入。
内容は、貴族院の1年目が終わってからの領主会議〜春の祈念式ぐらいまで。
追加のストーリーとして、ヴィルフリート視点での婚約についてや、ギーべ・ハルデンツェル視点での祈念式後のかるステッドとの会話、ギュンター視点での劇的ビフォーアフターの前後など。
主人公のローゼマイン視点の物語だけでなく、周りの登場人物たちからの視点で見ることによって、物語の緻密さがわかってくるのが面白い。
さ、やっと、ここまで読めたから、最新刊の貴族院外伝が読めるぞー! さらにいろんな人 -
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ちょっと遅くなりましたが読み終わりました。続巻も購入済み。
これドラマCDがついているんでしたっけ。なので、紙の書籍で購入。すでに知っている話だし、イラストページだけをざっと見て、あとで読もう〜と積んでおいたら、あっという間に数ヶ月。電車での移動中や、カフェで本を読むことが多いので、紙の書籍だとついつい後回しに…。
web版ですでに読んでいる話だけれど、加筆されていたり、別の登場人物視点のショートストーリーが付け加えられているので、新しく知ることもたくさんあって面白かった。
予約特典でついてきたフィリーネ視点のSS(これは購入直後に読んでましたが)には感動しました。彼女には彼が凛々しい騎