飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜蜥蜴

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    なんとも衝撃的な作品だった!
    カバーデザインから単におどろおどろしいだけの話を想像していたが、実際はとてもしっかりした小説。ホラー/ミステリー/コメディどの部分も見事で、大いにおののき、大いに笑わせてもらった。第二章、密林行のくだりは息を飲む面白さ。初めて読む「粘膜シリーズ」の作品だったが次はどれにしようか悩む〜。

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    2014年10月30日
  • 路地裏のヒミコ

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    評判があまりよくなかったので期待しないで読んだらのめりこみました。正直表題作よりも水銀のエンゼルのほうがいい。ぐるんと展開が動く瞬間は「あ、これミステリだったんだ…」とどきどきします。
    規格外の怪作、と帯には煽りがありますが、普通の本と割り切って読んだ方がいいです。特別なグロもないので安心して読めるし、むしろ読みやすい部類ではないかと感じました。
    「いわゆる身も心も美しい女なんてこの世に存在しねーからな」

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    2014年08月02日
  • 粘膜蜥蜴

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     真樹夫は同級生の雪麻呂に自宅に招待され、友人大吉とともに雪麻呂の家に向かう。雪麻呂の家にはヘビルノという爬虫人が下男として仕え、さらには死体安置所があり……。同じころ真樹夫の兄、美樹夫は東南アジアのナムールという国で重要人物の護衛の任務を請け負うことになるのだが……。

     うわさには聞いていましたが予想以上のハチャメチャっぷりでした(笑)。まったく話のその後の展開が見えないまま第一部が終わると、第二部はいきなり戦地の東南アジアに話が飛び、第一部の閉塞的な状況とは打って変わっての冒険活劇風なストーリーに。さまざまな化け物や戦地でのゲリラとの戦いが終わったと思いきや、第3部ではまた日本、それも今

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    2014年11月20日
  • 粘膜戦士

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    変態的気持ち悪さはそのまま。

    相当の資料を読んで書いたテーマである。

    本筋とは関係無いが「兄」に早く死んでくれと願う心理、これは戦時中にあった独特の空気を理解出来る人には、極上のホラーである。

    小松左京「召集令状」の雰囲気が持つ不気味さがあった。

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    2012年04月15日
  • 粘膜兄弟

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     粘膜シリーズで一番好き。枚数も多いし。意外にも兄弟の青春活劇として読め、エロエグが売りのはずなのに爽やかな作品。といっても、目の拷問のシーンなどは目を覆わんばかりのグロさなのだけれど……。
     物語作りが上手いので、ノンストップで読める。ゆず子を巡る兄弟の恋愛の遍歴としても楽しい。男の情愛がよく書けている。とても質の高いエンターテイメント。へもやんの変態ぶりもいいし、怪物黒助がなぜ表れるようになったのか、その結末も納得。最高です。

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    2011年11月17日
  • 粘膜蜥蜴

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    今シリーズも面白かった
    けど前作よりはエログロは少なめだったかな

    昔の話(戦争中とかそこらへん)って想像しにくいから苦手だったんだけど読みやすかった
    蜥蜴だったからかな。

    久しぶりに「えっ」って声出た作品でした
    次のシリーズも楽しみです

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    2026年01月23日
  • 粘膜戦士

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    作者の粘膜シリーズ4作目にして初の短編集。
    起承転結分かりやすく、意外と短いのも得意なのかと感じる出来。
    輪をかけてダークな仕上がりで、「鉄血」「柘榴」など、この悪趣味さは他では読めないなと感じる。
    他作との関連も多少あるが、未読でも問題無い範囲。

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    2026年01月14日
  • 粘膜人間

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    エログロだけど面白かった!
    理解しようとするとなかなか難しいけど、河童はコメディチックなところがあって登場時には一息つける感じ
    拷問のところはちょっと辛かった

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    2026年01月12日
  • 粘膜蜥蜴

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    ネタバレ

     実家の病院地下で非道の限りを尽くす傍若無人な少年・月ノ森雪麻呂、彼の下男であり『ヘルビノ』と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人の富蔵、南方にある架空の国・ナムールで一人の軍人が体験した摩訶不思議な出来事という奇天烈な要素が上手く絡み合い頁を読み進める手が止まらず、終盤ので明かされる真相に心底驚かされた。

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    2025年12月10日
  • 粘膜人間

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    ネタバレ

    思ってた以上に面白かった
    エロは射精ばかりで興奮って感じもなかったが。
    グロは中々だと思う串刺しの所は辛かった
    あの終わり方で良かったのかもしれないけども、最後結末まで読みたかったなぁってのはある。なので星4
    弟がとにかく好みじゃなかった。
    次のシリーズも読みます

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    2025年11月17日
  • 粘膜蜥蜴

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    面白かったが、粘膜人間に比べて、グロテスクな美しさは減ったような気がした。読みながら少し物足りなさを感じた。ただ、蜥蜴については素晴らしいと思う。この異様で奇怪な存在が、読書中、不思議な緊張をもたらしていた。

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    2025年05月02日
  • 粘膜人間

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    強靭で暴力的な三男 雷太に脅える長男 利一と次男 祐二が、河童と協力して弟の殺害を計画する話。

    かなりパンチ力のあるグロテスク表現を多用しながらも、ただのエログロホラーでは終わらない叙述トリック的な要素もあり、かなり面白かった。
    オチは、ここで終わるのか〜感も否めないけど、逆にズルズル長引かせるよりは簡潔でこちらに委ねる形のラストです。

    エロやグロに偏軽偏重しただけの作品は正直かなりあるけれど、本軸であるストーリー構成が圧倒的に良く読み応えがあった。
    この作品の中で唯一 美紀子だけが巻き添えを食らった感はある。
    河童はあまりにも河童です。人間の常識が通用しない。でもクスリと笑えるキャラクタ

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    2025年02月16日
  • 粘膜蜥蜴

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    ネタバレ

     飴村行の粘膜シリーズ。
     ちょっとクセになる。
     残虐行為の描写は相変わらずエグい。
     今回も蜥蜴人間が出てくる。時代は太平洋戦争の初期。
     町で唯一の総合病院の院長の息子である、月ノ森雪麿呂が主人公。
     雪麿呂は国民学校初等科に通っている。
     権力を傘に来た、その傍若無人さは子供とは思えない振る舞いだ。
     雪麿呂に使える下男の富蔵は爬虫人である。雪麿呂に対して忠誠を尽くしている。
     富蔵は子供の頃にナムールから日本へ連れて来られた。自分は生粋の日本人だと思っている。
     雪麿呂の同級生の二人の堀川真樹夫と中沢大吉は雪麿呂の家に招待される。
    その豪華な家と調度品の数々に驚きを隠せない。
     真樹

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    2025年02月01日
  • 粘膜蜥蜴

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    80~90年程前と推察される戦時中の日本が舞台だが、“爬虫人”という生物が当たり前の様に存在している世界観。
    読み終われば見事に緻密なスプラッタミステリーだが、表紙や表題、作中のエンタメに寄った会話劇などからどこまで本気か分からず、煙に撒かれた様な不思議な読後感を残す。
    この外し具合としっかり落とす所のバランスが作者の力量と魅力だと感じる。

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    2025年01月29日
  • 粘膜人間

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     2人の兄が強靭な肉体を持つ弟の殺害を河童に依頼する場面から始まる終始エロ×グロ×バイオレンスにほんの少しのユーモアが足されたスプラッタホラーで、コンプライアンスフル無視の残虐な描写や作中に出てくる幻覚剤『髑髏』のえげつなさ、そして何より人間の狡猾さと獣の獰猛さを併せ持つ河童の造詣が下品ながらも魅力的で良い意味で気持ち悪い小説だった(誉めてる)。思った以上にグロ描写がしんどかったがそれと同等の面白さも確実にあり、続編もあるみたいなので是非読みたい。

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    2025年01月22日
  • 粘膜人間

    購入済み

    わたしは大丈夫

    うす気持ち悪いような感じで苦手な人は苦手だろうけど、私は大丈夫だった。話にも連続性があって面白いなあと思った。

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    2024年12月30日
  • 粘膜人間

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    筆者に失礼を承知の上でいうと、とっても気持ち悪い小説です。

    子供なのに強靭すぎる弟。
    弟を殺して欲しいと河童にお願いするところから物語は始まる。。
    怪奇のイかれた世界観が、独特の気持ち悪い造語で甘くねっとりと襲ってくる。ぐっちゃね。

    尖った荒い文章が魅せる生命力あふれる一冊でした。ぐっちゃね(本編造語)

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    2024年12月12日
  • 粘膜兄弟

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    ネタバレ

     双子の兄弟、須川麿太吉・矢太吉が主人公。
     時代背景は太平洋戦争の初頭から始まる。
    今回は何故か子どもの「爬虫人」(頭が蜥蜴で体が人間)が出てくる。
     兄弟が戦地のナムールから「爬虫人」を日本へ連れ帰る。
     そして、「粘膜人間」にも出て来た、黒い外套に身を包んだ、顔が睾丸の瘤だらけの二頭身の神様「吉太郎」も出てくる。
     何も無い空間にスリットが出来て、そこから現れる全身が真っ黒の人間が、矢太吉を殴りに現れる。殴った後は帰って行く。謎の現象。

     今回も残虐行為の描写が出てくるが、「粘膜人間」ほどではない。エロ度も低め。
     兄弟が関わる、使用人のヘモ爺や、子どもの爬虫人との会話には、何度も笑っ

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    2024年11月30日
  • 粘膜人間

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    湿度の高い文字列と、凄惨な描写の親和性の高さ。
    掻き立てられたくもない想像力が、フル稼働してしまうから要注意。にも関わらず、頁を捲る手が止まらない不思議。ラストはもう少し勢いがあっても良かったと思うけれど、敢えて明言しない事で最後の最後までイマジネーションを刺激してくるのは本当狡い。

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    2024年09月23日
  • 粘膜探偵

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    「粘膜」シリーズ第5弾。「髑髏(ドクロ)」を主軸に物語が展開するが、やや強引に「粘膜」フォーマットに落とし込んだ感は拭えず、終盤にかけての展開もホラー寄りが強くて他作品と比べると一歩、二歩劣る印象。単体作品としては十分面白いのだが、「グッチョネ」や「ヘモやん」といったあの何とも言えないブラックでナンセンスなギャグ要素とミステリー要素が欲しいところ。

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    2024年09月10日