飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜蜥蜴
    飴村さんの粘膜シリーズ第2弾。

    雪麻呂の暴君ぶりが子どもながらそら恐ろしかったり。
    ラストはなんだか切なくなりました。
    終わり方がとても印象的な作品。
  • 粘膜蜥蜴
    なんとも衝撃的な作品だった!
    カバーデザインから単におどろおどろしいだけの話を想像していたが、実際はとてもしっかりした小説。ホラー/ミステリー/コメディどの部分も見事で、大いにおののき、大いに笑わせてもらった。第二章、密林行のくだりは息を飲む面白さ。初めて読む「粘膜シリーズ」の作品だったが次はどれに...続きを読む
  • 路地裏のヒミコ
    評判があまりよくなかったので期待しないで読んだらのめりこみました。正直表題作よりも水銀のエンゼルのほうがいい。ぐるんと展開が動く瞬間は「あ、これミステリだったんだ…」とどきどきします。
    規格外の怪作、と帯には煽りがありますが、普通の本と割り切って読んだ方がいいです。特別なグロもないので安心して読める...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
     真樹夫は同級生の雪麻呂に自宅に招待され、友人大吉とともに雪麻呂の家に向かう。雪麻呂の家にはヘビルノという爬虫人が下男として仕え、さらには死体安置所があり……。同じころ真樹夫の兄、美樹夫は東南アジアのナムールという国で重要人物の護衛の任務を請け負うことになるのだが……。

     うわさには聞いていました...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    ―――東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは?
    戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。
    現代ホラーの最先端を走る著者の最新作!


    オススメされたので新規
    こいつぁすげえな

    しょっぱなから全開のスプラッターホラーで離陸して
    権力を笠に着た暴君、掛け合い漫才のような会話、...続きを読む
  • 粘膜戦士
    変態的気持ち悪さはそのまま。

    相当の資料を読んで書いたテーマである。

    本筋とは関係無いが「兄」に早く死んでくれと願う心理、これは戦時中にあった独特の空気を理解出来る人には、極上のホラーである。

    小松左京「召集令状」の雰囲気が持つ不気味さがあった。
  • 粘膜兄弟
     粘膜シリーズで一番好き。枚数も多いし。意外にも兄弟の青春活劇として読め、エロエグが売りのはずなのに爽やかな作品。といっても、目の拷問のシーンなどは目を覆わんばかりのグロさなのだけれど……。
     物語作りが上手いので、ノンストップで読める。ゆず子を巡る兄弟の恋愛の遍歴としても楽しい。男の情愛がよく書け...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    意外にミステリ要素が強く新鮮だった。相変わらずどこまで本気なのかがわからない。トカゲ人間が存在する世界で種明かしをされたところで変な笑いしか出てこないんだよな。
  • ジムグリ
    非常に好き。心に闇を抱えた主人公が、闇との相性がいい(意味不明)と言われジワジワと地下の世界に心を奪われていく様子と、住人の胡散臭さと地下世界の陰鬱なイメージとが相まって終始気持ち悪かった。ツチヘビとかシャーベとか妙にイメージしやすいモチーフでの飾り付けが見事。写実的な表現がうまいんだと思う。
    理解...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    なんとも説明しがたいし、内容のある物語だとは思わなかったけども、引き込まれたし、続き気になったし、好きなんだと思う!
  • 粘膜兄弟
    磨太吉、矢太吉、ヘモやん、
    吉太郎、ポン太、黒助、亀吉。
    可愛いユニークなキャラクター盛りだくさん。
    これらを見られるだけで大満足。

    展開は幸福と不幸を織り交ぜてながら
    不幸な方へ傾いていく。

    前作の『粘膜蜥蜴』のような愛のあるオチを
    予想していたが、力技のラストが少し残念。
    テンポが良く勢いの...続きを読む
  • 粘膜探偵
    高校時代に粘膜人間、蜥蜴人間、粘膜兄弟の3作を読んでいたので、新作が出ているのを見て嬉しくなり手に取った。このシリーズはエログロとギャグチックな作風がなぜか上手くマッチしていて大変面白いのだけど、今作はエログロ抑えめで謎解き要素強めな印象でこちらも読みやすく良かったと思う。私は基本的には綺麗なものや...続きを読む
  • 本格王2023
    1 今村さん
    別の本は途中読むのを辞めてしまったが、
    こちらの小説は面白い。
    どんでん返し

    2結城さん
    面白い、なるほど。こんな言葉だったのか。っと思いました。

    3潮田さん
    うーん、
    まずは、文章の書き方が読みづらい。

    4矢樹さん
    面白い 自業自得だった。

    5荒木さん
    面白い

    6白井さん
    ...続きを読む
  • 本格王2023
    ミステリ―が読みたーい!でも最近の作家さん知らなーい!となってる方におすすめ。2022年に発表された本格ミステリー短編から選ばれた7つの作品を読むことが出来て、新しい作家さんを知る機会となります。矢樹純さんと荒木あかねさんが好きでした!
  • 本格王2020
    1結城さん 
    『真相をお話しします』と言う本を購入
    こちらの本と同じ内容でした。
    小説はとても面白いですが、別の小説かと期待した。

    2東川さん
    個人の感想です。
    内容が細かく、その細かい内容は必要なのか?
    っと、退屈になる。

    3伊吹さん
    個人の感想です。
    時代モノなので面白いかとおもったが、
    ...続きを読む
  • 粘膜人間
    解説まで読み終わり、謎に面白かったなと思った後、ふと「ずたぼろぐっちょんになって死んでるっ!」って何だよと笑ってしまった。
    串刺し場面や、地底怪人Xの場面も、謎に言葉遣いが面白くなってしまい、グロをすっかり脇に置いて感心してしまった。信じられないくらいグロテスクなのに、雷太の脳味噌みたいにスッキリ突...続きを読む
  • 粘膜人間
    10年以上前に読んだ本を再読。
    中身はないし、この本から何かを得るようなものではないが、エンタメとしてはやっぱり面白い。
    串刺しにするシーンは10年間ずっと印象に残っていた。
  • 粘膜人間
    「頭おかしくなリュー」ってもはやなりそうになりながらも読む手が止まらなくなる
    なんでこの本面白いんだろ、不思議
  • 粘膜蜥蜴
    月ノ森医院の御曹司・雪麻呂はその権力を笠に着る傍若無人な初等生である。同級生二人を招き自慢するものは医院の地下施設、死体を実験用に保存する惨憺たる光景だった。そして、もう一つのおぞましい光景。それは雪麻呂の世話人である富蔵という者、彼の頭は蜥蜴であった。

     粘膜シリーズ第二弾。角川ホラー文庫の上梓...続きを読む
  • 本格王2022
    ミステリ―が読みたーいってなったものの「最近の作家さん知らんな…」となって書店で彷徨っていたところ発見した本。6名の作品が読める贅沢な一冊でした。道尾秀介さんの作品以外読んだことなかったので新たに作家さんを知ることが出来て良かった。浅倉秋成さんが好きでした!