飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜人間

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    前々から気になって積読本として長い間眠っていたこちら。今はなき日本ホラー小説大賞長編賞受賞。過去の受賞作を見ると小林泰三、貴志祐介、岩井志麻子等々ビッグネームがずらり。もうページを開いた瞬間からゾクゾクが止まらない。垂涎物の大好物。時代も少し古くて河童が出てきてもなんの違和感もない民間信仰的雰囲気。そこにグロテスクなスプラッター要素も満載で堪らない面白さ。私の好きなジャンルが盛りだくさん。ホラー好きには是非読んで見てほしい。ホラー好きなら既に言うまでもなく当たり前に知ってるか。妖気と臭気が漂う異形の小説。

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    2025年07月30日
  • 粘膜人間

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    身長2m弱、体重100kg超えの小学生の弟 に日頃から暴力を受けていた中学生の兄達。
    弟を殺そうと村外れの河童達にお願いしたが…
    稀に見る全登場人物が残虐!
    どのページ開いてもグロテスク!
    昔話をグロテスクにしたような感覚で面白い。

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    2025年06月09日
  • 粘膜人間

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    かなり面白かった。ラストまで夢中で読んだが、人によっては気分が悪くなることもあると思う。それほど暗く、湿っていて、グロテスクで、美しかった。排水溝に溜まった髪の毛を食べに集まった虫を少し遠くから見ていて、気持ち悪いと思うのに目が離せないような、そんな読書体験だった。

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    2025年05月03日
  • 粘膜人間

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    ネタバレ

     超悪趣味!しかし…クセになる!本作はそんな感じの問題作である。
     グロに次ぐグロと、生理的に気持ちが悪い描写が重ねられるが、その徹底したグロい世界観はとても色鮮やかであり、描写を見た瞬間に脳にそれが易々と浮かび上がってくれるため、全く退屈はしなかった。
     最後らへんのモモ太と雷太の交流もグロさ100%の交流なのだが、前半の容赦のなさに比べるとほのぼのとしていて、少し癒されてしまった。記憶がなくなって半バカになった雷太と、彼に対しお兄ちゃんぶるモモ太の交流がいい。
     総評として、本作は一回見たら絶対に忘れられない超名作のグロ小説である。

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    2025年04月15日
  • 粘膜人間

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    オススメされてからずっと気になってた1冊。
    ホラー小説に初めて手をつけたけれど、本当に本当に面白くてあっという間に読み終わってしまった。
    グロい表現が多くてたまに薄目で呼んだけど、新鮮かつ刺激的で良かったし、結末も綺麗だった。シリーズ作品全部読みたい。仕事が始まってからというものの、仕事終わりにこれを読むのが楽しみで楽しみで仕方なかった。

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    2025年03月11日
  • 粘膜人間

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    グロテスク一辺倒に思われがちだが、自分は作者のストーリー構成力と文章力に感銘を受けた。
    作中に蔓延る、一見会話が通じるように見える怪物達が空恐ろしく、主人公達の非力さも相まって一触即発の緊迫感を生んでいる。
    特に、知能は低いが人間の狡猾さと、獣の冷徹な尺度を併せ持った河童が素晴らしいデザインだった。
    普段は静かな文学をこよなく愛する自分だが、とても魅力的なエンタメ性を感じた。

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    2025年01月10日
  • 粘膜人間

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    好き。モノホンの河童が出てくるようなお下劣バカストーリーなのに、五感に訴える表現は終始丁寧で、同じエログロナンセンスでも首チョンパ赤インクブッシャー系B級映画では得難い鮮烈なグロにブン殴られる。

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    2024年03月29日
  • 路地裏のヒミコ

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    わたしの中で、彼という存在はすでに神格化されているのかもしれない。言葉の一つ一つが網の目を縫う様にして、わたしの脳内へ遺憾なく流れ込んでくる。それはリアルな情景として、脳内で上映される悲惨な末路だ。

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    2023年05月07日
  • 空を切り裂いた

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    正直内容はよく分かってないんだけど、とにかく雰囲気が良い。物語がとにかくカラフルで極彩色という修飾が似合う不思議な小説でした。面白かったです。

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    2023年05月04日
  • 粘膜蜥蜴

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    強烈‼︎
    前作は夢で見たから描けたのだと思った。
    それに匹敵するモノを創作できる筆者卍
    そもそもあんなのを夢で見ること自体が超絶脳

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    2022年03月16日
  • 粘膜兄弟

    購入済み

    読書はエンターテインメント

    なんだこの小説。いわゆるエロぐろってことにはなるのかな、なんだかわからないけど、数回声出して笑うくらい面白くて、数ページグロくて読み飛ばして、結果凄く引き込まれちゃった。読書はエンターテイメントを思い出させてくれます。

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    2021年02月13日
  • 粘膜黙示録

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    粘膜シリーズを知らずにこれを手に取った私を誇りに思います、エッセイ面白すぎるのにそこからの飴村さんの作品のエログロな唯一無二の感じがとても好き

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    2021年02月02日
  • 粘膜蜥蜴

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    粘膜シリーズ。
    へルビノなる蜥蜴人間が登場。
    前作同様、読み終わるといろんな意味で疲れるなぁ。富蔵さんがいいキャラです。

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    2019年12月16日
  • 粘膜蜥蜴

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    もうありとあらゆるものが頭の中に深く焼き付き読み終わって何時間か立つ今も余韻に浸っています。
    富蔵さんかわいい。どこかドロヘドロのカイマンさんを思い出しました。

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    2019年03月03日
  • 粘膜戦士

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    今までの粘膜シリーズに出て来たキャラが登場して楽しく読めました!一番好きなのは『石榴』ですね!このドロドロさ、タマリマセン!

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    2016年10月19日
  • 粘膜黙示録

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    ネタバレ

    大いに笑いました。
    声が出るほどで、面白かったです。

    嘘をつく、ずるい、逃走する、拝借する、それらを正当化する、おっさんたちを見下す。
    でもなんだか憎めないのは、適度に抜けてていろんなことに巻き込まれ、その分ちょっと怖い目に遭ってるからかな(笑)
    うまく立ち回れない分、職場の人には愛されてたような。

    笑っちゃいけない時に笑いが込み上げるのすっごいわかるわー(笑)

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    2016年07月03日
  • 粘膜黙示録

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    とにかく笑える。ツボにはまったとしか言いようがないが、表現が絶妙なのだ。単身赴任先の部屋で一人で、しかも昨日泣きたいくらいショッキングな知らせを受けて落ち込んでいるにもかかわらず、三回も声を出して笑ってしまった。そのくらい強力。本を読んで声を出して笑ったのは久しぶりだと思う。笑える作者ではないはずなのに。

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    2016年03月13日
  • 粘膜蜥蜴

    購入済み

    しんどい

    最後の展開にダメージ食らい過ぎました。
    悲しい。
    胸が裂ける。
    読んだら後悔する、と思いつつよんで、
    やっぱり読むんじゃなかったと思った。
    素晴らしい内容です。

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    2015年11月08日
  • 粘膜戦士

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    「変態!」を褒め言葉と受け止める人種のための短編集と言えましょうか。こういう作家がいてくれるだけでホラーファンとしてはありがたい、、、へもやん大好き!

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    2014年12月09日
  • 粘膜蜥蜴

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    飴村さんの粘膜シリーズ第2弾。

    雪麻呂の暴君ぶりが子どもながらそら恐ろしかったり。
    ラストはなんだか切なくなりました。
    終わり方がとても印象的な作品。

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    2014年11月29日