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徴兵されながらも戦争を生き抜き、戦後、文壇の寵児としてもてはやされた孤高の作家・堀永彩雲。しかしその後半生は、絶望と狂気に彩られていた。昭和四九年に享年五〇で自害した作家の作品は、世間からは忘れ去られたが、一部で狂乱の読者を生み育んだ。そして今、彩雲の子らは真の目覚めを迎え、世紀末日本で覚醒する!
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Posted by ブクログ
正直内容はよく分かってないんだけど、とにかく雰囲気が良い。物語がとにかくカラフルで極彩色という修飾が似合う不思議な小説でした。面白かったです。
「読後正気を保っていられるか?」と言う点で、 『令和のドグラ・マグラ』の帯は頷ける( ᐙ ) 飴村行さんの作品といえば『粘膜シリーズ』が大好き(〃´-`〃) 粘膜シリーズは、蜥蜴人間や河童などが登場する、帝国時代の日本を舞台に軍人達や狂人達とバイオレンスな日常を描くエログロホラーシリーズです...続きを読む。(言い過ぎ?笑) あの世界観、たまりません♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ この『空を切り裂いた』は世紀末を舞台にした、奇書『蘇る光』を巡って起こる、ある意味宗教的なお話。 帯の『令和のドグラ・マグラ』は、読んだ後にあなたは正気でいられるか?!という意味かなと思います。 理解ができない〜。とかではなく、そのままこのお話を受け入れようという気持ちで読むととても楽しめました。 堀永彩雲という作家に魅了され取り憑かれる5人の人物。 その様子が連続短編で描かれています。 堀永彩雲の作品である『人魚の涙』と『蘇る光』に込められたメッセージ。 堀永彩雲と作品の謎が解き明かされるにつれ、どんどん不穏な結末に…。 好みが割れるエログロ表現健在。 飴村行さんの遊び心のある表現に「やっぱ好きだわ〜」と再確認したひとときでした( ˶°⌓°˶)⸝⸝⸝♡
とある街の住人たちの狂気を描いた短編集。バラバラな彼らのストーリーにはとある共通点があり…。まあ面白いのもあれば訳が分からないのもありで、当初思っていたよりは纏まりのある終わり方だった。The怪奇小説って感じ。
以前の作品よりも小説としてのレベルが上がっている。内容はぶっ飛んでるものを期待しますがこれはこれで良いかなと思う
★★★ 今月5冊目。 久々の飴村行。 やばいまじで狂ってる、後半訳がわからん。 この著者の謎のグロ回想シーンとロイドメガネとどーいう頭の構造したら発想できるのかわからん。今作はだいぶ訳がわからない。
正直な感想として表題のデザインがあまり好きではないです。 堀永彩雲をKEYとした主格が切り替わる連作ホラーなのですが、一番最初の話が一番印象に残りました。 個人的には、全体的に割と俯瞰でみる狂気の話のように感じました。
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