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国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。父は町で唯一の病院、月ノ森総合病院の院長であり、権勢を誇る月ノ森家に、2人は畏怖を抱いていた。〈ヘルビノ〉と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人に出迎えられた2人は、自宅に併設された病院地下の死体安置所に連れて行かれた。だがそこでは、権力を笠に着た雪麻呂の傍若無人な振る舞いと、凄惨な事件が待ち受けていた……。
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Posted by ブクログ
強烈‼︎ 前作は夢で見たから描けたのだと思った。 それに匹敵するモノを創作できる筆者卍 そもそもあんなのを夢で見ること自体が超絶脳
粘膜シリーズ。 へルビノなる蜥蜴人間が登場。 前作同様、読み終わるといろんな意味で疲れるなぁ。富蔵さんがいいキャラです。
もうありとあらゆるものが頭の中に深く焼き付き読み終わって何時間か立つ今も余韻に浸っています。 富蔵さんかわいい。どこかドロヘドロのカイマンさんを思い出しました。
しんどい
最後の展開にダメージ食らい過ぎました。 悲しい。 胸が裂ける。 読んだら後悔する、と思いつつよんで、 やっぱり読むんじゃなかったと思った。 素晴らしい内容です。
飴村さんの粘膜シリーズ第2弾。 雪麻呂の暴君ぶりが子どもながらそら恐ろしかったり。 ラストはなんだか切なくなりました。 終わり方がとても印象的な作品。
なんとも衝撃的な作品だった! カバーデザインから単におどろおどろしいだけの話を想像していたが、実際はとてもしっかりした小説。ホラー/ミステリー/コメディどの部分も見事で、大いにおののき、大いに笑わせてもらった。第二章、密林行のくだりは息を飲む面白さ。初めて読む「粘膜シリーズ」の作品だったが次はどれに...続きを読むしようか悩む〜。
真樹夫は同級生の雪麻呂に自宅に招待され、友人大吉とともに雪麻呂の家に向かう。雪麻呂の家にはヘビルノという爬虫人が下男として仕え、さらには死体安置所があり……。同じころ真樹夫の兄、美樹夫は東南アジアのナムールという国で重要人物の護衛の任務を請け負うことになるのだが……。 うわさには聞いていました...続きを読むが予想以上のハチャメチャっぷりでした(笑)。まったく話のその後の展開が見えないまま第一部が終わると、第二部はいきなり戦地の東南アジアに話が飛び、第一部の閉塞的な状況とは打って変わっての冒険活劇風なストーリーに。さまざまな化け物や戦地でのゲリラとの戦いが終わったと思いきや、第3部ではまた日本、それも今まで真樹夫、美樹夫の一人称だったのに、急に雪麻呂の内省的な話になると思いきや、いきなりのヘビルノの富蔵に女の子を用意させて…… グロ描写は当初の予想ほどページ数は割かれていませんでしたが、第2部の化け物の描写や第3部での決闘の描写などはうわさ通りしっかりとした描写でした。特に第2部はそうした描写のため美樹夫が生きて帰れるのか、ドキドキしながら読み進めました。 そんな場面がありながらも笑える場面もあるのがまたシュールです。雪麻呂と富蔵のかけあい、中でも第3部の冒頭は「この作者はなに書いてんだ?」と思うくらいのばかばかしさでした(笑)。このシーンがいいんだよ、なんて友達に言ったらきっと変人扱いされるんだろうな、とは思いますが(苦笑)。 雪麻呂や第二部で美樹夫が護衛することになる間宮もかなりの暴虐無人っぷりでイライラし通しだったのですが、不思議と嫌いになれませんでした。イライラが一周したのか、彼らのそうした振る舞いがどこかで自分みたいだ、とおもったからでしょうか。 最後もまたすごかったです。1部、2部、3部と場面転換がかなり激しく、どう話に決着をつけるのか気になっていたのですが、そう来るとは……。力技ではありますが、めちゃくちゃっぷりの割には意外と綺麗に締められたように思います。 ルールや常識、モラルに縛られず、作者の飴村さんが想像力を爆発させて書かれた作品だな、ということを読み終えてしみじみと実感しました。これだけ濃い想像力を見せつけられたら、好きになるか、嫌いになるかのほぼ二択になると思います。個人的には好きかも、という感じでしょうか。今後粘膜シリーズを読んでいくことになるかもしれません(笑) それにしてもこの本が日本推理作家協会賞を受賞しているとは……。失礼ながら世も末だなあ、という感じがしてしまいます(笑) 第63回日本推理作家協会賞 2010年版このミステリーがすごい!6位
面白かったが、粘膜人間に比べて、グロテスクな美しさは減ったような気がした。読みながら少し物足りなさを感じた。ただ、蜥蜴については素晴らしいと思う。この異様で奇怪な存在が、読書中、不思議な緊張をもたらしていた。
80~90年程前と推察される戦時中の日本が舞台だが、“爬虫人”という生物が当たり前の様に存在している世界観。 読み終われば見事に緻密なスプラッタミステリーだが、表紙や表題、作中のエンタメに寄った会話劇などからどこまで本気か分からず、煙に撒かれた様な不思議な読後感を残す。 この外し具合としっかり落とす...続きを読む所のバランスが作者の力量と魅力だと感じる。
飴村氏の「粘膜」シリーズ第二弾。気味の悪い表紙と奇抜すぎる題名のせいでイロモノ感を感じさせるが(イロモノではあるが)、内容は洗練された文章と緻密に設計された物語で構成された作品。大日本帝国旺盛の第二次世界大戦中という時代背景もマッチしている。残虐や凄惨な事柄をリアリズムを持ってこれほど細緻そして的確...続きを読むに描写する著者の筆力に圧倒される。最後はしっかりと伏線回収がなされ、カタルシスも得られるので、不思議と読後感も悪くない。グロ耐性はそれなりに必要だが、エンターテイメント作品として上質なものに仕上がっている。
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