粘膜蜥蜴
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粘膜蜥蜴

小説・文芸
726円 (税込)
363円 (税込) 10月22日まで

1pt

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。父は町で唯一の病院、月ノ森総合病院の院長であり、権勢を誇る月ノ森家に、2人は畏怖を抱いていた。〈ヘルビノ〉と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人に出迎えられた2人は、自宅に併設された病院地下の死体安置所に連れて行かれた。だがそこでは、権力を笠に着た雪麻呂の傍若無人な振る舞いと、凄惨な事件が待ち受けていた……。

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粘膜蜥蜴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    飴村行からしか摂取できない地獄の中毒になってしまった。粘膜シリーズはこの『粘膜蜥蜴』から読んだ方がいい。『粘膜人間』はどうしてもシリーズを踏破したいコアなファン向け。

    前作からは想像できない完成度の高さ。端正な文章、全く予測できない筋運び、そして思い切りの良い肉体破壊はそのまま、きちんと芯の通った真っ当な価値観の人間が数名混ざることで狂った地獄の描写がより凄惨に引き立つ素晴らしい演出。
    大真面目にさらっと笑いをとりにいくスタイルも加わり、薄い文庫本というのに非常に濃密な一作となっている。
    読み終わるまでの2時間弱で情緒は振り回され、最後は心地よい疲弊を覚えること請け合い。

    まさか飴村行の作品で「AがBを殺したからといって、お前がBを殺していい理由にはならない」なんてまともな言葉が聞けるとは思わなかった。
    ネタが割れた後だろうと、何度でも読み直したくなる傑作。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    強烈‼︎
    前作は夢で見たから描けたのだと思った。
    それに匹敵するモノを創作できる筆者卍
    そもそもあんなのを夢で見ること自体が超絶脳

    0
    2022年03月16日

    Posted by ブクログ

    粘膜シリーズ。
    へルビノなる蜥蜴人間が登場。
    前作同様、読み終わるといろんな意味で疲れるなぁ。富蔵さんがいいキャラです。

    0
    2019年12月16日

    Posted by ブクログ

    もうありとあらゆるものが頭の中に深く焼き付き読み終わって何時間か立つ今も余韻に浸っています。
    富蔵さんかわいい。どこかドロヘドロのカイマンさんを思い出しました。

    0
    2019年03月03日

    購入済み

    しんどい

    最後の展開にダメージ食らい過ぎました。
    悲しい。
    胸が裂ける。
    読んだら後悔する、と思いつつよんで、
    やっぱり読むんじゃなかったと思った。
    素晴らしい内容です。

    0
    2015年11月08日

    Posted by ブクログ

    飴村さんの粘膜シリーズ第2弾。

    雪麻呂の暴君ぶりが子どもながらそら恐ろしかったり。
    ラストはなんだか切なくなりました。
    終わり方がとても印象的な作品。

    0
    2014年11月29日

    Posted by ブクログ

    なんとも衝撃的な作品だった!
    カバーデザインから単におどろおどろしいだけの話を想像していたが、実際はとてもしっかりした小説。ホラー/ミステリー/コメディどの部分も見事で、大いにおののき、大いに笑わせてもらった。第二章、密林行のくだりは息を飲む面白さ。初めて読む「粘膜シリーズ」の作品だったが次はどれにしようか悩む〜。

    0
    2014年10月30日

    Posted by ブクログ

     真樹夫は同級生の雪麻呂に自宅に招待され、友人大吉とともに雪麻呂の家に向かう。雪麻呂の家にはヘビルノという爬虫人が下男として仕え、さらには死体安置所があり……。同じころ真樹夫の兄、美樹夫は東南アジアのナムールという国で重要人物の護衛の任務を請け負うことになるのだが……。

     うわさには聞いていましたが予想以上のハチャメチャっぷりでした(笑)。まったく話のその後の展開が見えないまま第一部が終わると、第二部はいきなり戦地の東南アジアに話が飛び、第一部の閉塞的な状況とは打って変わっての冒険活劇風なストーリーに。さまざまな化け物や戦地でのゲリラとの戦いが終わったと思いきや、第3部ではまた日本、それも今まで真樹夫、美樹夫の一人称だったのに、急に雪麻呂の内省的な話になると思いきや、いきなりのヘビルノの富蔵に女の子を用意させて……

     グロ描写は当初の予想ほどページ数は割かれていませんでしたが、第2部の化け物の描写や第3部での決闘の描写などはうわさ通りしっかりとした描写でした。特に第2部はそうした描写のため美樹夫が生きて帰れるのか、ドキドキしながら読み進めました。

     そんな場面がありながらも笑える場面もあるのがまたシュールです。雪麻呂と富蔵のかけあい、中でも第3部の冒頭は「この作者はなに書いてんだ?」と思うくらいのばかばかしさでした(笑)。このシーンがいいんだよ、なんて友達に言ったらきっと変人扱いされるんだろうな、とは思いますが(苦笑)。

     雪麻呂や第二部で美樹夫が護衛することになる間宮もかなりの暴虐無人っぷりでイライラし通しだったのですが、不思議と嫌いになれませんでした。イライラが一周したのか、彼らのそうした振る舞いがどこかで自分みたいだ、とおもったからでしょうか。

     最後もまたすごかったです。1部、2部、3部と場面転換がかなり激しく、どう話に決着をつけるのか気になっていたのですが、そう来るとは……。力技ではありますが、めちゃくちゃっぷりの割には意外と綺麗に締められたように思います。

     ルールや常識、モラルに縛られず、作者の飴村さんが想像力を爆発させて書かれた作品だな、ということを読み終えてしみじみと実感しました。これだけ濃い想像力を見せつけられたら、好きになるか、嫌いになるかのほぼ二択になると思います。個人的には好きかも、という感じでしょうか。今後粘膜シリーズを読んでいくことになるかもしれません(笑)

     それにしてもこの本が日本推理作家協会賞を受賞しているとは……。失礼ながら世も末だなあ、という感じがしてしまいます(笑)

    第63回日本推理作家協会賞
    2010年版このミステリーがすごい!6位

    0
    2014年11月20日

    Posted by ブクログ

    「粘膜人間」から、じゃあ続編が出るならどうなんだ!!と気になって読破。
    戦況に関してはそこまで物語に影響しなさそうだったので読み飛ばしました…長々とそこはいらないかなぁ、と思ってしまった。
    ナムールでのハラハラ感は「お願いだから助かってぇ」と祈りたくなる面白さがありました。
    最後まで読んで、最後の台詞を読んで「はーーー!面白かった!!」と満足。クズがちゃんとクズとしての結末を迎えて良かった。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    今シリーズも面白かった
    けど前作よりはエログロは少なめだったかな

    昔の話(戦争中とかそこらへん)って想像しにくいから苦手だったんだけど読みやすかった
    蜥蜴だったからかな。

    久しぶりに「えっ」って声出た作品でした
    次のシリーズも楽しみです

    0
    2026年01月23日

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