【感想・ネタバレ】粘膜蜥蜴のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年03月16日

強烈‼︎
前作は夢で見たから描けたのだと思った。
それに匹敵するモノを創作できる筆者卍
そもそもあんなのを夢で見ること自体が超絶脳

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Posted by ブクログ 2019年12月16日

粘膜シリーズ。
へルビノなる蜥蜴人間が登場。
前作同様、読み終わるといろんな意味で疲れるなぁ。富蔵さんがいいキャラです。

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Posted by ブクログ 2019年03月03日

もうありとあらゆるものが頭の中に深く焼き付き読み終わって何時間か立つ今も余韻に浸っています。
富蔵さんかわいい。どこかドロヘドロのカイマンさんを思い出しました。

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購入済み

しんどい

2015年11月08日

最後の展開にダメージ食らい過ぎました。
悲しい。
胸が裂ける。
読んだら後悔する、と思いつつよんで、
やっぱり読むんじゃなかったと思った。
素晴らしい内容です。

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Posted by ブクログ 2014年11月29日

飴村さんの粘膜シリーズ第2弾。

雪麻呂の暴君ぶりが子どもながらそら恐ろしかったり。
ラストはなんだか切なくなりました。
終わり方がとても印象的な作品。

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Posted by ブクログ 2014年10月30日

なんとも衝撃的な作品だった!
カバーデザインから単におどろおどろしいだけの話を想像していたが、実際はとてもしっかりした小説。ホラー/ミステリー/コメディどの部分も見事で、大いにおののき、大いに笑わせてもらった。第二章、密林行のくだりは息を飲む面白さ。初めて読む「粘膜シリーズ」の作品だったが次はどれに...続きを読むしようか悩む〜。

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Posted by ブクログ 2014年11月20日

 真樹夫は同級生の雪麻呂に自宅に招待され、友人大吉とともに雪麻呂の家に向かう。雪麻呂の家にはヘビルノという爬虫人が下男として仕え、さらには死体安置所があり……。同じころ真樹夫の兄、美樹夫は東南アジアのナムールという国で重要人物の護衛の任務を請け負うことになるのだが……。

 うわさには聞いていました...続きを読むが予想以上のハチャメチャっぷりでした(笑)。まったく話のその後の展開が見えないまま第一部が終わると、第二部はいきなり戦地の東南アジアに話が飛び、第一部の閉塞的な状況とは打って変わっての冒険活劇風なストーリーに。さまざまな化け物や戦地でのゲリラとの戦いが終わったと思いきや、第3部ではまた日本、それも今まで真樹夫、美樹夫の一人称だったのに、急に雪麻呂の内省的な話になると思いきや、いきなりのヘビルノの富蔵に女の子を用意させて……

 グロ描写は当初の予想ほどページ数は割かれていませんでしたが、第2部の化け物の描写や第3部での決闘の描写などはうわさ通りしっかりとした描写でした。特に第2部はそうした描写のため美樹夫が生きて帰れるのか、ドキドキしながら読み進めました。

 そんな場面がありながらも笑える場面もあるのがまたシュールです。雪麻呂と富蔵のかけあい、中でも第3部の冒頭は「この作者はなに書いてんだ?」と思うくらいのばかばかしさでした(笑)。このシーンがいいんだよ、なんて友達に言ったらきっと変人扱いされるんだろうな、とは思いますが(苦笑)。

 雪麻呂や第二部で美樹夫が護衛することになる間宮もかなりの暴虐無人っぷりでイライラし通しだったのですが、不思議と嫌いになれませんでした。イライラが一周したのか、彼らのそうした振る舞いがどこかで自分みたいだ、とおもったからでしょうか。

 最後もまたすごかったです。1部、2部、3部と場面転換がかなり激しく、どう話に決着をつけるのか気になっていたのですが、そう来るとは……。力技ではありますが、めちゃくちゃっぷりの割には意外と綺麗に締められたように思います。

 ルールや常識、モラルに縛られず、作者の飴村さんが想像力を爆発させて書かれた作品だな、ということを読み終えてしみじみと実感しました。これだけ濃い想像力を見せつけられたら、好きになるか、嫌いになるかのほぼ二択になると思います。個人的には好きかも、という感じでしょうか。今後粘膜シリーズを読んでいくことになるかもしれません(笑)

 それにしてもこの本が日本推理作家協会賞を受賞しているとは……。失礼ながら世も末だなあ、という感じがしてしまいます(笑)

第63回日本推理作家協会賞
2010年版このミステリーがすごい!6位

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Posted by ブクログ 2012年12月30日

―――東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは?
戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。
現代ホラーの最先端を走る著者の最新作!


オススメされたので新規
こいつぁすげえな

しょっぱなから全開のスプラッターホラーで離陸して
権力を笠に着た暴君、掛け合い漫才のような会話、...続きを読む血みどろの決闘
と最後まで無秩序な回転を繰り返して

…着陸してみたら純愛ものだった。

っていう奇跡みたいな小説

読み終わった瞬間肌が粟立った

一家に一人富蔵が欲しくなるお話笑”

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

意外にミステリ要素が強く新鮮だった。相変わらずどこまで本気なのかがわからない。トカゲ人間が存在する世界で種明かしをされたところで変な笑いしか出てこないんだよな。

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Posted by ブクログ 2023年01月10日

月ノ森医院の御曹司・雪麻呂はその権力を笠に着る傍若無人な初等生である。同級生二人を招き自慢するものは医院の地下施設、死体を実験用に保存する惨憺たる光景だった。そして、もう一つのおぞましい光景。それは雪麻呂の世話人である富蔵という者、彼の頭は蜥蜴であった。

 粘膜シリーズ第二弾。角川ホラー文庫の上梓...続きを読むながら推理作家協会賞を受賞した異色作である。年代は特に明言されていないが前作同様に戦時中のようだ。そして爬虫人という頭がトカゲの生物が受け入れられている。この奇天烈な設定をさも当たり前に展開するのも前作同様だ。
 とにかく繋がりの見えない事象の連続で第二章を終えて、どのように風呂敷を畳むのか心配になってしまうぐらいだった。そしてラストの一撃、もうミステリー調とはかけ離れた作風過ぎてフェアとかアンフェアとかの領域を超えている。

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Posted by ブクログ 2022年11月13日

粘膜シリーズ第2弾!
前作とあんまり関係ないけど…
まぁ、何というか凄い世界ではある。
そういう雰囲気は、前作と同じ…
こういう世界は、やはり、帝国陸軍みたいな戦時中が合ってる感じ。

何やねん!爬虫人って…
何か召使い的に、雇ってるけど、こんな知性のあるの使うの怖い。
グロいのオンパレードで、分か...続きを読むってはいたんやけど、凄い。
そんな平気に人殺したり、生き返らせたり、更に切ったり付けたり…理不尽極まりないが…
神様をあっさり冒涜してる感満載!
何か昔、ホルマリン漬けの死体が浮いてくるのを沈めるバイトを思い出した…(都市伝説かも?ホンマにあるか不明…)
しかし、これにハマるのが、我ながら…自己嫌悪(^^;;
雪麻呂くん〜人として外れまくってるけど、富蔵さんと幸せに〜!

もう第3弾も手元にあるし。
もう少し温めてから読も〜(^_^)v

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Posted by ブクログ 2021年03月10日

大本命、読むのが勿体なくて積読される悲劇の粘膜シリーズ第二弾。
「河童」の次は「蜥蜴人間」 「髑髏」の次は「姫幻視」相も変わらずのぶっ飛んだ世界観に導入される密林の化け物達。30センチを超える蛭に人の腕を喰らおうとする巨大ミミズ 更にそれを食するテラフォーマーズ(G) 知らん方からすればハテナマー...続きを読むクのオンパレであるこの世界観を一から説明したら世が明ける。夜では無いです世紀跨ぎます。

物語は雪麻呂サイドと雪麻呂の友人の兄サイドで進む。雪麻呂Partでは自分のイタズラが過ぎて死んだ友人を別の友人に解体させ、自身の父の権力にて不慮の事故とし隠蔽しようとする雪麻呂の傍若無人な振る舞いで幕開。支配する者とされる者たちの暴力と血と淫で塗れた描写が続く。グロいです。

兄Part。
ここでも当たり前のように理不尽が飛び交い人がバタバタと脱落していき、更に上記怪物が乱入ともうお祭り騒ぎ。蜥蜴人間達もしっかり登場。言うまでもありませんが暴力と淫に塗れております。
この作者様は本当に人を壊すのがお上手だ。

そしてなにより雪麻呂と富蔵のキングオブコントな二人。彼等の会話のテンポが気持ち良く感じたのは私だけではないはず。全てを理解した後に富蔵の応援歌を考えると...なんとも居た堪れない...
(フレフレぼっちゃん!イケイケぼっちゃん!)

ーーー
この人は本当に人間なのだろうか...と不安になる著者の脳内。前作「粘膜人間」で鳥肌のその先へ連れていってくれた「髑髏」の存在も凄かった。人間の破壊とメンタルの破壊を繰り返す悪魔のような書物だった。それを踏まえての今作品。
今回の髑髏枠は「姫幻視」だろう。やはり私は女性側として健全に正常に完全に引かせていただきました。気になったそこの麗しき貴女、共にこの不快感を味わおうじゃありませんか。

恐らく「粘膜シリーズ」は内容を全てお話出来たとしても人にこの世界観を伝えるのは不可能だろう。手に取り読んで初めてこの気狂いな世界を体感出来るのだ。決してオススメはしませんが。
手に取ったら後悔するかこの凄まじい世界観に感嘆するかのどちらかです。残念ながら圧倒的に前者側に陥る方が殆どだと思う。

....ホラー映画嫌いなのに気になって見ちゃってその夜を全力で後悔しながら眠りにつくタイプの貴方の傍らにそっと置いときます。

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Posted by ブクログ 2020年06月22日

なんて天才的な想像力。
「粘膜人間」同様、旧国家の日本が舞台なのですが、頭が蜥蜴の爬虫人の村がナムールに存在し、独特で想像を絶する世界観が広がります。
金持ちでわがままな病院の息子、雪麻呂が、友人や家族との関係で生じるトラブルが気持ちいいくらいあっさり処理されていくのが、何だか爽快です。
エロくてグ...続きを読むロテスクでバイオレンスですが「愛」がテーマなのだと思います。
ラストもすごく良かったです。
とんでもない世界観のお話ですが、道徳のお勉強にもいいかもしれません、、、よ?
刺激強めですが。

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Posted by ブクログ 2020年03月10日

★★★★
今月3冊目
こりゃら凄いっすよ、前粘膜人間読んだが、これは面白い。作者の頭の構造がわからん。
説明ができないが
とにかく面白いワールドだ。

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Posted by ブクログ 2018年09月03日

1部、2部を回収する3部ほんとに嫌すぎだから、頑張って読んでください。
著者がガロに投稿歴があると解説で読んで、あーってなった。
富蔵は嫌可愛い。

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Posted by ブクログ 2016年10月27日

これは思いのほか楽しめました。爬虫人の描写がそこまで突拍子のないものではないから、自分なりにイメージしやすい。この物語における重要な存在だから、その部分の分かりやすさは大事だと思われる。あとは、すっかり人間界に定着してしまった感のある、下人の爬虫人が愉快で、会話の返しとか、かなりセンスの良い笑いを提...続きを読む供してくれました。展開もテンポ良くて、無駄にダラダラ長引かせずにクライマックスを迎えるから、そういう点も好印象でした。機会があれば、シリーズ他の作品も読んでみたいかも。

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Posted by ブクログ 2014年03月20日

なんなんだ!一作目でやられて、そのまま二作目。エログロナンセンスと言ってしまえば、それまでか。一作目のレビューでも書きましたが、人にはお勧めしませんが、自分は絶対に続編を読む!なんなんだろう。この読後感。一作目より良かったですが、一作目がダメという訳ではないです。加速していく感じ。

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Posted by ブクログ 2013年10月16日

前作よりも面白くなっています。
グロテスクな表現や人間解体に耐性のある方にはオススメです。

意外にも勧善懲悪が軸にあるようなので
(何の罪もない人が悲惨なことになることもありますが)、
比較的安心して読むことができました。

富蔵の坊ちゃま応援歌にはやられました。

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Posted by ブクログ 2013年04月16日

表現はとにかくグロかった感。主人公?のクソみたいなのが「最後は純愛」みたいなのを聞いていたのでプリズンホテル的に改心するのかと思ってたらクソのままだった。しかし話はすごい引き込まれる。

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Posted by ブクログ 2012年09月24日

粘膜人間を読み終わってから、あ、シリーズものなんだと気付き、早速読んでみました。

まさか、このシリーズで涙をこぼすとはおもわなんだ


富蔵…!!!!!!!!

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Posted by ブクログ 2012年06月30日

雪麻呂の時折垣間見える富蔵への優しさが、ドロドロの描写の中ホッとさせられる。どんな展開になるのかさっぱりわからず、最後はびっくり。

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Posted by ブクログ 2015年02月18日

異様な登場人物(人でもない)、グロテスクな描写、さらに時間と場所を越えた展開に圧倒された。これだけカオスな世界観で、ストーリーを見失わないのは筆力がある証拠だろう。

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Posted by ブクログ 2024年02月26日

軍国主義の日本を舞台にした荒唐無稽な話
エロくてグロくて正気をゴリゴリ削られる話だけど読み進めてしまう妙な魅力がある
でもこれホラーか?

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Posted by ブクログ 2023年09月26日

粘膜人間もそうなのですが独特の世界観が癖になります。エログロではあるのですが、おとぎ話のような感覚が好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年09月17日

これは兄弟の話か?
と思いきや
前作『粘膜人間』同様に3部でどんでん返しが待っていた。
何となく怪しいな、とは思っていたがそう来たか。

第1部は少年達の日常の裏側にあるちょっとした探検。
第2部は本格的な冒険SFもの、巨大な虫だの出てきて大好物だ、むしろおかわり!

二度も死んでしまう大吉少年は所...続きを読む謂運の無いやつ、間抜けなのだろう。
流石にジャイロの場面は笑ってしまった。

エゴイストな雪麻呂と献身的な富蔵の掛け合い、それを愛でるそんな作品でした。

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Posted by ブクログ 2017年04月02日

白井智之さんの『おやすみ人面瘡』、『東京結合人間』を読んで面白かったので似たスタイルの作家さんいないかな?と
探したら飴村行さんがホラーで面白いと紹介されてたので
いちばん人気の『粘膜蜥蜴』を読んでみました。

このミス2010年6位、文春7位、 日本推理作家協会賞受賞

ホラー+冒険小説+コミカル...続きを読む+ミステリ-なエンターテイメント小説ですねぇ。
コミカルなところが思ったより強かったかな
探してたタイプとちょっと違った
ミステリ-にもっと寄ってるほうが好みかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年02月25日

このミスベスト10、2010年版6位。グロい小説。嫌悪感を抱かせる場面がほとんどなんだけど、なんだか面白いし、さわやかささえ感じる。次はどうなるのかと期待しながらサクサク要み進めてしまう不思議な小説。それでもやはり、人には進められない。そもそもこれはミステリーなの?
確かに、終盤は予想の斜め上をいく...続きを読む展開になるけど、もともと異常な世界なのでそんなに驚かない。

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Posted by ブクログ 2014年07月20日

前作のように方向性も結末も定まらず、激しい衝動のみが暴れまわるのかと思いきや、メチャクチャななかに因果応報の要素をもって、しっかり着地しているではないか。
エロとグロとバイオレンスに充満した世界に不快感以外のものを感じるのは、私が特にイカれているからではあるまい。
すべてのキャラクターたちの滑稽で悲...続きを読むしいまでの愚かさが作品を祝福すべきものに変えている。
作者はただ単に、残酷であることに酔っているとは思われない。
異形であれ、忌むべき存在であれ、愛も救いも与えられている。

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Posted by ブクログ 2013年05月19日

なんとなく気になって読み進めてしまった。
グロテスクが大丈夫で、胸糞悪くても良い!という方におすすめ

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

知人に強くおすすめされたので読んでみた。ひとことで言えば戦前昭和グロテスク小説系アバターだった。一見関係の無い3つの物語がふとした場面でつながるなど展開や文章の妙は素晴らしいので、グロテスクな小説が好きな人には傑作だろう。ただ、趣味の異なる人にも読ませるような境地(たとえば『ドグラ・マグラ』のように...続きを読む)には到達していないように思った。

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Posted by ブクログ 2014年07月30日

前作「粘膜人間」も読んでいたので覚悟して読み始めたが、思ったほどでもなかった。読みやすくはなったけど、もの足りなく感じるのは私だけか?どうせならとことん行って欲しい気がする。

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Posted by 読むコレ 2013年02月16日

なんだかんだ言って読んでしまった...。
むー...特には感想が...ないw。結局なんだったんだろう。
色々と書き散らかしたようなものをラストに無理繰り
くっつけた様な...。ホラー云々ということではなく
こういった世界感と自分が合わないってことでしょうねー。

所詮自分は似非アングラ。

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