飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜蜥蜴

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    月ノ森医院の御曹司・雪麻呂はその権力を笠に着る傍若無人な初等生である。同級生二人を招き自慢するものは医院の地下施設、死体を実験用に保存する惨憺たる光景だった。そして、もう一つのおぞましい光景。それは雪麻呂の世話人である富蔵という者、彼の頭は蜥蜴であった。

     粘膜シリーズ第二弾。角川ホラー文庫の上梓ながら推理作家協会賞を受賞した異色作である。年代は特に明言されていないが前作同様に戦時中のようだ。そして爬虫人という頭がトカゲの生物が受け入れられている。この奇天烈な設定をさも当たり前に展開するのも前作同様だ。
     とにかく繋がりの見えない事象の連続で第二章を終えて、どのように風呂敷を畳むのか心配にな

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    2023年01月10日
  • 空を切り裂いた

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    「読後正気を保っていられるか?」と言う点で、
    『令和のドグラ・マグラ』の帯は頷ける( ᐙ )



    飴村行さんの作品といえば『粘膜シリーズ』が大好き(〃´-`〃)

    粘膜シリーズは、蜥蜴人間や河童などが登場する、帝国時代の日本を舞台に軍人達や狂人達とバイオレンスな日常を描くエログロホラーシリーズです。(言い過ぎ?笑)

    あの世界観、たまりません♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝


    この『空を切り裂いた』は世紀末を舞台にした、奇書『蘇る光』を巡って起こる、ある意味宗教的なお話。

    帯の『令和のドグラ・マグラ』は、読んだ後にあなたは正気でいられるか?!という意味かなと思います。

    理解がで

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    2022年11月28日
  • 粘膜蜥蜴

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    粘膜シリーズ第2弾!
    前作とあんまり関係ないけど…
    まぁ、何というか凄い世界ではある。
    そういう雰囲気は、前作と同じ…
    こういう世界は、やはり、帝国陸軍みたいな戦時中が合ってる感じ。

    何やねん!爬虫人って…
    何か召使い的に、雇ってるけど、こんな知性のあるの使うの怖い。
    グロいのオンパレードで、分かってはいたんやけど、凄い。
    そんな平気に人殺したり、生き返らせたり、更に切ったり付けたり…理不尽極まりないが…
    神様をあっさり冒涜してる感満載!
    何か昔、ホルマリン漬けの死体が浮いてくるのを沈めるバイトを思い出した…(都市伝説かも?ホンマにあるか不明…)
    しかし、これにハマるのが、我ながら…自己嫌悪

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    2022年11月13日
  • 粘膜人間

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    恐ろしいけど面白い

    物語自体も物語を書く筆者も恐ろしく感じさせる作品。ですが、それを表現する言葉の一つ一つはとても繊細で、物語を掴むことは難なくすることができました。ホラー好きの方はぜひ!!

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    2022年08月21日
  • 爛れた闇

    購入済み

    伏線回収が秀逸だったことと、レビューを先に見ていたので、2つの話が後につながるとわかっていたのに、まさかと思う展開で先が気になり、一気に読んでしまうくらい面白かったです。

    #ドロドロ

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    2021年06月05日
  • 粘膜探偵

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    粘膜シリーズ第5弾。

    今回は犯人探しがメインです。
    いつものように時代背景は戦時中。
    主人公の鉄児が、噂の保険金殺人の可能性のある事件を調査していく。

    相変わらずの暴力表現多めで、シリーズに出てくるナムールに生息するヘルビノの女中。軍が拷問で使用する薬品「髑髏」も登場します。

    ナムールの昆虫や植物など想像できないのですが、イメージに留めているくらいが不気味さを増してちょうどいいのかもしれません。笑

    現実逃避して、飴村ワールドに浸っていたいが、今これが粘膜シリーズ最新。
    続きをくださいっ。

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    2021年05月11日
  • 粘膜蜥蜴

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    大本命、読むのが勿体なくて積読される悲劇の粘膜シリーズ第二弾。
    「河童」の次は「蜥蜴人間」 「髑髏」の次は「姫幻視」相も変わらずのぶっ飛んだ世界観に導入される密林の化け物達。30センチを超える蛭に人の腕を喰らおうとする巨大ミミズ 更にそれを食するテラフォーマーズ(G) 知らん方からすればハテナマークのオンパレであるこの世界観を一から説明したら世が明ける。夜では無いです世紀跨ぎます。

    物語は雪麻呂サイドと雪麻呂の友人の兄サイドで進む。雪麻呂Partでは自分のイタズラが過ぎて死んだ友人を別の友人に解体させ、自身の父の権力にて不慮の事故とし隠蔽しようとする雪麻呂の傍若無人な振る舞いで幕開。支配す

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    2021年03月10日
  • 粘膜戦士

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    「粘膜」シリーズ第4弾。
    求めるエログロの基本は変わらず期待通りでした。

    今回は短編集なのですが、シリーズに出てくる登場人物の前日譚のような話や、戦地ナムールやゲリラのルミン・シルタ、爬虫人など、ファンなら心地よい飴村行ワールドが繰り広げられています。

    危機迫る場面も、拷問シーンも、想像しやすい表現力で、とても読みやすく自然に世界観に入り込めます。

    続編は「粘膜探偵」
    脳味噌が休息を欲した時に読みたいです。

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    2020年12月11日
  • 粘膜蜥蜴

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    なんて天才的な想像力。
    「粘膜人間」同様、旧国家の日本が舞台なのですが、頭が蜥蜴の爬虫人の村がナムールに存在し、独特で想像を絶する世界観が広がります。
    金持ちでわがままな病院の息子、雪麻呂が、友人や家族との関係で生じるトラブルが気持ちいいくらいあっさり処理されていくのが、何だか爽快です。
    エロくてグロテスクでバイオレンスですが「愛」がテーマなのだと思います。
    ラストもすごく良かったです。
    とんでもない世界観のお話ですが、道徳のお勉強にもいいかもしれません、、、よ?
    刺激強めですが。

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    2020年06月22日
  • 粘膜兄弟

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    ★★★★
    今月4冊目
    今作は面白い。粘膜シリーズ3作目
    1番面白いかも。
    エログロと大スペクタクルが凄い。
    場面展開多すぎだし飽きない。
    傑作

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    2020年04月10日
  • 粘膜蜥蜴

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    ★★★★
    今月3冊目
    こりゃら凄いっすよ、前粘膜人間読んだが、これは面白い。作者の頭の構造がわからん。
    説明ができないが
    とにかく面白いワールドだ。

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    2020年03月10日
  • 爛れた闇

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    粘膜シリーズで鍛えたはずだったが、やっぱり読み終わると疲れる。
    過去と繋がって、登場人物の闇が深くなるにつれて面白くなっていった。

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    2020年01月04日
  • 粘膜探偵

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    ネタバレ

     飴村行という作家を知ったのは、2009年の年末ランキングで『粘膜蜥蜴』がトップ10入りしたことがきっかけだった。その後、粘膜シリーズはすべて読んだ。本作は、昨年刊行された、粘膜シリーズとして6年ぶりの新刊に当たる。

     偶然読んだインタビューによると、近年の飴村さんは精神的に追い詰められて、書けなくなっていたという。一言で述べると、エログロ、スプラッターな作品でデビューした飴村さん。自分を含め、一部のファンには大受けしたが、飽きられやすい作風かなあとは思っていた。

     あらすじがあって無きが如しのこのシリーズ、今回もやっぱり戦時下の「パラレル」日本が舞台。主人公の14歳、鉄児が「トッケー隊」

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    2019年06月07日
  • 粘膜蜥蜴

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    1部、2部を回収する3部ほんとに嫌すぎだから、頑張って読んでください。
    著者がガロに投稿歴があると解説で読んで、あーってなった。
    富蔵は嫌可愛い。

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    2018年09月03日
  • 粘膜探偵

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    2018年、15冊目は、飴村行の粘膜シリーズ、最新刊。

    今回、あらすじは、あえて省略いたします。

    ナムール、ヘルビノ、……。あの粘膜ワールドが帰って来た❗

    と、両手を挙げ喜んでイイものか……。

    幻想世界、暴力、不条理、ブラックユーモア等々、飴村行、一流のエンターテイメント性は生きてます。一方で、『粘膜蜥蜴』『粘膜兄弟』で見られた、南方ジャングルでの冒険活劇要素はありません。個人的には『粘膜戦士』の一編を膨らませ、ミステリ寄りに仕立てた印象あり。その辺りが両手を挙げ、喜びきれない部分。

    コレをスタートに粘膜シリーズ第二部開始するのかな❓ソレを期待させるような感じもしたのよね。顕著に感じ

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    2018年05月30日
  • 爛れた闇

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    ネタバレ

    飴村行作品、初読み。
    いきなり戦時中、上官に拷問されるおそらく脱走兵の物語で、非常に退屈しましたが、物語が1980年代と戦時中の物語を行き来する構成だとわかると一安心。
    心配だったのは、角川ホラー文庫なのに、戦時中の拷問シーンと1980年代の青春物語が続き、一体いつホラーになるのか、でしたが、ちゃんとホラー的な終末を迎えてくれました。
    1980年代パートの主人公の小学生時代のエピソードで、周りの子供達がジャンプの漫画を読んでいるのに、手塚治虫の漫画を読んでいた、というのが、まるで自分のことのようで非常に共感できましたね。
    この作家さんは自分と同年代だし、読んでいた本や観てきた映画が自分と似てい

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    2018年03月30日
  • 粘膜黙示録

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    著者の作品は一つも読んだことがございませんが(!)、このエッセイは面白かったですねぇ…! 僕も著者と似たような立場に居るため、←つまりは底辺労働者ということですが…共感できました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    今でもこのような酷い・過酷な職場ってあるのかな? とか思うんですけれども、どうなんでしょう? 派遣労働で言えばアレですよね、グッドウィル?だかなんだか忘れましたけれども、確かそのような会社が法的に違法だと判断されたと思うんですけれども、そのような判断がされる前、つまりは著者が派遣労働に従事していた頃っつーのはやはり、派遣会社に言いように働かされていたんでしょうね…。

    ヽ(・ω・)/ズ

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    2017年11月03日
  • 粘膜黙示録

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    本当面白い!飴村さんはエッセイ向きなのでは。もちろん長編も面白いけど。現代版「蟹工船」ってあるけど、本当その通りだし、なかなか現状を発表できる人がいない今、もっと表に出てほしいなあと思う。

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    2017年10月30日
  • 粘膜蜥蜴

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    これは思いのほか楽しめました。爬虫人の描写がそこまで突拍子のないものではないから、自分なりにイメージしやすい。この物語における重要な存在だから、その部分の分かりやすさは大事だと思われる。あとは、すっかり人間界に定着してしまった感のある、下人の爬虫人が愉快で、会話の返しとか、かなりセンスの良い笑いを提供してくれました。展開もテンポ良くて、無駄にダラダラ長引かせずにクライマックスを迎えるから、そういう点も好印象でした。機会があれば、シリーズ他の作品も読んでみたいかも。

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    2016年10月27日
  • 粘膜兄弟

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    やっと読み終わった…。面白くない訳ではないけど時間かかった。
    今回のナイスキャラはやっぱりヘモやん!

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    2016年09月29日