推しが好きな小説とのことで読みました。
ホラー・スプラッタ苦手なので吐きそうになりながらも読み切りました。なら読むなという感じですが…以下感想になります。
上記してあるように、グロ耐性が皆無なので読み進めていくのはかなりしんどかったです。
特に第二章の拷問、髑髏あたりは描写がサイケ+悪趣味+グロ
...続きを読むの3点欲張りセットになっていて、一度本を置きました。少女たちの処刑シーンで死体から蕎麦が出てくるのに執行人及び観客が歓声を上げるシーンは狂気そのもので耐えられず読み飛ばしてしまいました。(冷静に考えれば死体から蕎麦が出てくるなんてギャグっぽいのだけど、その前後の描写がキショすぎるので笑う余裕はありませんでした。)
エログロを除けば(この本の大半だけど)良い小説だったなと思います。章によってパラレルワールドの世界線+視点変え+他の世界線とリンクするようなところがあって面白かったです。特に、髑髏を使われた清美、脳の半分を物理的に失った雷太はそれぞれ、感情と痛覚を失いますが、それも精神と肉体の半分を失った時どうなるのかみたいな対比のように感じました。
総評として、小説としては面白いし一度読み始めると最後まで読みたい!と思わせる強い作品だと思います。ですがいかんせんグロすぎるので、体調が良い日に読むことをお勧めします。