飴村行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなかなか読み応えのある内容。
粘膜シリーズとしては三作目だけど、ようやく完成したなって感じになってる。
1作目の粘膜人間は物足りなさがあったし、
2作目の粘膜蜥蜴は場当たり的だった。
そういうのをすべてクリアしてあると思う。
キャラクタを見ても、主人公の双子やヘモやんの完成度はかなり高い。
そして、後半に出てきた亀吉もなかなかいい。
著者お得意のグロもなんどか出てくるけど、こちらもこの作品が一番いい。
特に何度かでてくる拷問描写が読んでて痛かった。
少し残念なのは、時代がまたまた戦時中ってことかな。
この辺は趣味の問題なんだけど。。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ飴村さんが上手くなったのか、読んでるコチラ側が
麻痺して馴れてきたのか分からないんですが、もう
既にこの世界観を普通に、当然の如く受け入れてしまって
いる自分がいます。というか...前2作に比べて、所謂鬼畜っぷりや
ぶっ飛んだ描写などは少し控えめになっていて、今作の
主人公の「磨太吉」「矢太吉」の双子兄弟が、割と普通な
人間に感じることすらあるんですけどw。
しかし、その分本筋であるストーリーが壮大になりつつ、
しっかり飴村作品として収拾するラストはもはや、唯一無二
なんではないでしょうか? 行き当たりばったりで展開されて
いるようでいて、しっかり伏線(なのか??)も回収するあたりは
所謂ミ -
Posted by ブクログ
あらすじ
≪ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は自力で生計を立てていた。二人には同じ好きな女がいた。駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、言い寄る男も多かった。二人もふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった…。待望の「粘膜」シリーズ第3弾。≫
作品の世界観、時代設定はこれまでのシリーズと同じで、
読み始めの時の取っ掛かりこそ、なぜかすんなり頭に入ってこないような軽い抵抗があるんですが、
読み進めてしまえばストーリー運びの上手さもあるの -
Posted by ブクログ
粘膜シリーズ第5巻
今回の主人公は、十四歳の少年。
特別少年警邏隊という、軍が管轄する所属があり、そこへ主人公の鉄児が入隊したところから始まる。
相変わらず、暴力シーンは多い。
今回はエロシーンはほとんど無い。
時代設定も、やはり太平洋戦争初期の日本。
南国のナムール、爬虫人も出てくる。
今回のお話では妖怪は出てこないが、ナムールに生息する奇怪な植物が出てくる。
粘膜シリーズの前4部作と比べると、強烈なインパクトは無い。
作者は粘膜シリーズ前作までで、出し切ってしまった感があり、本作は少々物足りない。
最後は以外な面白い結末で終わる。少し笑ってしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集で、鉄血、肉弾、柘榴、極光、凱旋を収録。
時代は太平洋戦争の初期の頃のお話。
「鉄血」では、ナムールでの狂った大佐が登場し、軍曹の丸森清は大佐を殺害し、脱走する。
ここでも南方のナムール国が出てくる。
「凱旋」は、丸森清が日本に戻って来るが、脱走兵としての負い目が在る為、身を隠しての帰還である。そこへ、ある男に依り、捕らわれの身となる。
どの短編も戦時中の出来事で、少し狂った人々が登場する。
登場人物は残忍で、粘膜シリーズ得意の拷問、残酷描写のオンパレードだ。
どの短編も、これまでの粘膜シリーズの時代背景や場所、人物を継承していて、「ああ、あの人物か」と笑ってしまう。