飴村行のレビュー一覧

  • 路地裏のヒミコ

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    25年前に姿を消した、百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。漫画家志望の大輝は、3人の死を予言した「ヒミコのオッサン」の噂を聞き、彼を良く知る人物に取材を行うが…。恐怖の中篇全2作を収録。

    エロ、グロ、ホラー、ユーモア、ナンセンス、狂気…、飴村行の粘膜シリーズでいかんなく発揮された持ち味のうち、いくつかが欠けていた。それでも相変わらずのReadabilityで飽きることなく読ませる。でも特に表題作、かなり「イってしまっている」感があるが作者、大丈夫だろうか?
    (B)

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    2014年05月05日
  • 路地裏のヒミコ

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    表題の「路地裏のヒミコ」より「水銀のエンゼル」のほうがよかったw でも、飴村作品としては、ちょ~っと物足りない感があるなぁ~!次作に期待しますww

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    2014年04月12日
  • 粘膜蜥蜴

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    なんなんだ!一作目でやられて、そのまま二作目。エログロナンセンスと言ってしまえば、それまでか。一作目のレビューでも書きましたが、人にはお勧めしませんが、自分は絶対に続編を読む!なんなんだろう。この読後感。一作目より良かったですが、一作目がダメという訳ではないです。加速していく感じ。

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    2014年03月20日
  • 粘膜蜥蜴

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    前作よりも面白くなっています。
    グロテスクな表現や人間解体に耐性のある方にはオススメです。

    意外にも勧善懲悪が軸にあるようなので
    (何の罪もない人が悲惨なことになることもありますが)、
    比較的安心して読むことができました。

    富蔵の坊ちゃま応援歌にはやられました。

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    2013年10月16日
  • 爛れた闇

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    タイトルの意味を表す、「人間の心の奥底にはね、必ず爛れた闇が潜んでいるんだよ」というのは、登場人物の一人、慧爾先生の台詞。
    河童も爬虫人も出て来ないけれど、粘膜シリーズと同じく、人間の中のどろどろとしたものを描いた小説です。

    粘膜シリーズの醍醐味は、有り得ない設定を当たり前の事のようにさらりと書いてしまっている所や、人間のどろっどろした内面、派手に飛び散る血飛沫等が描かれ、更に壮絶な拷問が続く・・・と見せかけて、絶妙のタイミングで挿入される笑い、と、思っているのですが、それらが、この作品ではかなりソフトになっている印象なので、粘膜シリーズのファンには少し物足りないかもしれません。
    しかし、伏

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    2013年04月11日
  • 粘膜戦士

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    粘膜シリーズ。

    戦争って(・Α・)イクナイ!!

    グロいというか
    痛い...(´・_・`)

    へもやんお帰りw

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    2012年10月23日
  • 粘膜兄弟

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    粘膜三冊目


    やばいおもろいこのシリーズ。

    何だ、今回は恋模様の話かフンと鼻で笑いながら読み進めてたら足元をスパーーンと掬われた
    良い意味で

    恋話からヤクザから拷問から戦争から新婚生活

    ううむ目が離せなくなってしまった


    最後がなーーーー!!!!!!!


    とりあえず、ヘモやんが愛しい

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    2012年09月24日
  • 粘膜戦士

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    前3作ですっかり粘膜の虜になっていたので期待ワクワクの新刊!この表紙のロボットもどきはお兄ちゃんだったのね~。ベカやんヘモやんも驚きの登場で粘膜ファンなら拍手喝采でしょう。あとは懐かしい面々の名前も出てきて嬉しい限り。粘膜では初めての短編。でもリンクしてるところもあり、さすが飴村行!次回作も超期待です。

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    2012年04月08日
  • 粘膜戦士

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    占領下の東南アジアの小国で、大佐から究極の命令を下された軍曹。抗日ゲリラと交戦中、重傷を負い人体改造された帰還兵…。戦時下で起こる不可思議な事件を描くミステリー・ホラー。

    短編5篇から成る。ナムール国、ベカやん、ヘモやん、爬虫人…と、飴村作品でおなじみのキャラクターがところどころに登場する。個々の作品の完成度はこれまでの長編に比べると物足りないが、「飴村色」の濃さはかなりなもの。巻末の解説に、作者に取材したこれまでの作品の創作経緯が書かれていて、それも興味深かった。
    (B)

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    2012年06月02日
  • 粘膜戦士

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     帯に「猛毒ミステリ・ホラー」と書かれているが、猛毒さを描くためにミステリやホラーの手法を使用しているような印象であります。
     過去の粘膜シリーズと同じ世界観ですが、しかし全く飽きない圧倒的な気持ち悪さ。人体破壊なグロい描写も然ることながら、肉食のムカデを鼻に入れる拷問とか、もうたまらない気持ち悪さにゾクゾクきます。

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    2012年03月01日
  • 粘膜戦士

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    「粘膜シリーズ」の4作目で、5つの短編が収められています。
    1話目の『鉄血』から、「あ!」と驚かされます。
    この人は…あの人ですよね?
    他にも、いかにも粘膜!な話が続き、4話目の『極光』では、『粘膜人間』のアノ二人が登場します。
    そして更に、アノ老人までもが現れ、不思議な対決?が。
    やはりこの人、最強ですね。
    5話目の『凱旋』は、1話目の後日譚で、『粘膜人間』の少し前、の設定のようです。

    どの話も、凄く面白くて、一気に読み終えてしまいました。
    でも、一番好きなのは、『石榴』かな…。

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    2012年02月27日
  • 粘膜兄弟

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    またもや、怖いもの見たさの一気読み、でした。ははぁ、なーるほど・・・・相変わらずの飴村ワールドがのっけから展開されるけど、「黒助」かぁ・・・ふーん。あー、なんだかんだ言って、結局シリーズ全部読んじゃいましたねぇ~ww 

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    2011年12月18日
  • 粘膜兄弟

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    ネタバレ

    なかなか読み応えのある内容。
    粘膜シリーズとしては三作目だけど、ようやく完成したなって感じになってる。

    1作目の粘膜人間は物足りなさがあったし、
    2作目の粘膜蜥蜴は場当たり的だった。
    そういうのをすべてクリアしてあると思う。

    キャラクタを見ても、主人公の双子やヘモやんの完成度はかなり高い。
    そして、後半に出てきた亀吉もなかなかいい。

    著者お得意のグロもなんどか出てくるけど、こちらもこの作品が一番いい。
    特に何度かでてくる拷問描写が読んでて痛かった。

    少し残念なのは、時代がまたまた戦時中ってことかな。
    この辺は趣味の問題なんだけど。。。

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    2011年06月26日
  • 粘膜蜥蜴

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    異様な登場人物(人でもない)、グロテスクな描写、さらに時間と場所を越えた展開に圧倒された。これだけカオスな世界観で、ストーリーを見失わないのは筆力がある証拠だろう。

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    2015年02月18日
  • 粘膜兄弟

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    粘膜シリーズ三作目。1番ストーリーがしっかりしていた。絶妙なファンタジック具合も良かった。一作目の耽美な感じももっと欲しかったけど満足出来る作品だった。

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    2011年05月17日
  • 粘膜兄弟

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    ネタバレ

    飴村さんが上手くなったのか、読んでるコチラ側が
    麻痺して馴れてきたのか分からないんですが、もう
    既にこの世界観を普通に、当然の如く受け入れてしまって
    いる自分がいます。というか...前2作に比べて、所謂鬼畜っぷりや
    ぶっ飛んだ描写などは少し控えめになっていて、今作の
    主人公の「磨太吉」「矢太吉」の双子兄弟が、割と普通な
    人間に感じることすらあるんですけどw。

    しかし、その分本筋であるストーリーが壮大になりつつ、
    しっかり飴村作品として収拾するラストはもはや、唯一無二
    なんではないでしょうか? 行き当たりばったりで展開されて
    いるようでいて、しっかり伏線(なのか??)も回収するあたりは
    所謂ミ

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    2011年05月11日
  • 粘膜兄弟

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    <>可愛い知人から紹介されて読んだ一冊。可愛い女の子が持っていたら、だいぶ理解に苦しむ話だった。グロが苦手なので、途中ダウンしそうになったけど、この玉手箱的なフシギ感はなかなかにすごかった。シリーズ読んでしまいそう。

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    2011年02月06日
  • 粘膜兄弟

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    あらすじ
    ≪ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は自力で生計を立てていた。二人には同じ好きな女がいた。駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、言い寄る男も多かった。二人もふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった…。待望の「粘膜」シリーズ第3弾。≫
    作品の世界観、時代設定はこれまでのシリーズと同じで、
    読み始めの時の取っ掛かりこそ、なぜかすんなり頭に入ってこないような軽い抵抗があるんですが、
    読み進めてしまえばストーリー運びの上手さもあるの

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    2010年08月15日
  • 粘膜兄弟

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    昭和初期。双子の須川磨太吉と矢太吉には同じ好きな女がいた。カフェーで働くゆず子は美人で言い寄る男も多かった。二人もふられ続けたが、ある日、なぜかゆず子が食事を申し出た。が、それは凄惨な運命の幕開けだった…。
    「粘膜」シリーズも3作目に入って作者の力量が上がったのがよくわかった。その分、荒削り・破天荒な魅力がやや無くなったように感じたのは残念。物語の最終盤で私の笑いのツボにハマるシーンがあって、電車の中で読んでいなくてよかったと思った。ヘモやん、最高!
    (B)

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    2010年07月27日
  • 粘膜人間

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    ネタバレ

    グロテスクさと不思議さが混ざり合った異様な作品だった。
    第2章、串刺しの場面はあまりに生々しく、読む手が止まるほどの衝撃。
    河童登場して一見ファンタジーと思いきや、見た目もグロテスクだし、怖さや醜さが際立っていて、どこか現実的な恐怖を感じさせる。
    それぞれの対決シーンも残酷で緊張感が続く。
    物語が決戦前で終わるのは意外だったが、河童が勝つ未来は想像しづらく、この終わり方で正解だった気もする。

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    2025年10月27日