飴村行のレビュー一覧

  • 空を切り裂いた

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    正直な感想として表題のデザインがあまり好きではないです。
    堀永彩雲をKEYとした主格が切り替わる連作ホラーなのですが、一番最初の話が一番印象に残りました。
    個人的には、全体的に割と俯瞰でみる狂気の話のように感じました。

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    2022年08月09日
  • 本格王2019

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    2021/07/28 08:10
    よく読んでたベスト本格ミステリーの2019年の文庫版なんだな。
    前のノベルズはもっと収録されてる本数が多かったから、面白いのに当たる可能性も高いし、逆に趣味に合わないものに会う確率も高いのだけれど、これは文庫版になって6篇だけになったから、さてどうかなと思ったが、とびきりのものはひとつもなかったけれど、5篇はそこそこ、ちびまんとジャンボという話だけ、ミステリとしては多分面白いのだろうけど、カメムシを食うだのゲロだの、読んでて気分悪くなる話だったので残念だった。
    中で1篇、時代劇のミステリがあるが、宮部みゆきも、まぁ、あれはミステリとは言わないのかもだが、書いて

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    2021年07月28日
  • ジムグリ

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    ちとジャンルに悩むところだけど、なんか小難しいこと言ってるから、SFってことにしよう。
    ただまぁ展開がどうなっていくか読みきれず、微妙にモヤモヤしてしまう。一体何の話だったんだっけ?だってタイムマシン的な話だとすると、最後の展開はSF的に色々問題なんじゃないの?いやまぁ最後のはこじつけだったとすると、でも大田原さんのエピソードとか、昔洞窟に行った話とか、そうだ、そこらへんの伏線を全くと言っていいほど回収してないよ!だからモヤモヤするんじゃないか。ホントにもう。減点ですよ。

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    2021年07月01日
  • ジムグリ

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    正直なところ、まだストーリーの流れを理解できていない…。世界観はとても好き。粘膜シリーズに比べてエログロさがスッキリしすぎているのだけど、結局美佐と昌樹はどうなったのかとか、モグラの世界のこととかも理解できておらず…

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    2021年02月18日
  • 路地裏のヒミコ

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    いつもの粘膜系よりもあっさりではあったけど「水銀のエンゼル」「路地裏のヒミコ」ともに『らしさ』は出てて面白かった。とくに「水銀のエンゼル」の方の最後の方のみなもの畳み掛けたまらない笑

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    2021年02月16日
  • 粘膜人間

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    ついに読んでしまった。ブク友さんのレビューで気になり、長らく積読本と化していた粘膜シリーズ第一弾。期待を裏切らないぶっ飛んだ世界観だ。

    個人的なエログロ愛を書き綴るのは自重するが、特売になりがちなこのジャンルでも殺戮のチープさはまるで無く、芸術的で美しいグロテスクを堪能した。そこに交わるエロに期待値は高まったが、この融合は個人的に好みではなかった。
    美しさと下品で言えば圧倒的に後者であり、グロが完璧な分、やや残念。とはいえ、この世界観だもの、致し方なしです。

    村のはずれに棲む男達に当てはまる彼らの頭の弱さが愛おしくて仕方無かったり、その彼等との唯一の接触者である男の人物像が当たり前の様に覆

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    2022年03月02日
  • 路地裏のヒミコ

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    久々の飴村さん作品。
    「水銀のエンゼル」医学部を中退後に作家デビューを果たした晃介は、若く美しい隣人で自分の大ファンだと言うみなもと恋人同士になる。順調に交際していたが、ある時医学部時代の元カノからの連絡で全てが一変してしまう。

    数々の伏線もあり、みなもの正体もわかったが終わり方が呆気なかった。

    「路地裏のヒミコ」
    悪友の茂夫に誘われ踏み込んでしまった路地裏で、25年前に姿を消した百発百中の予言者、ヒミコのオッサンの存在を知る大輝。正体を探りはじめた二人に待っていたものとは...。

    粘膜人間の世界観を期待し過ぎてしまったのか、物足りなかった。
    もっとめちゃくちゃな展開が欲しかった。

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    2020年09月24日
  • 粘膜兄弟

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    粘膜シリーズ第3弾。
    突拍子もない世界観のエログロ小説です。

    「粘膜人間」のキチタロウ様や「粘膜蜥蜴」のナムールでの戦争、蜥蜴人間なども登場します。

    冴えない双子の兄弟の高嶺の花ゆず子との恋愛話から、徴兵され戦地ナムールでの拷問、ヤクザとの対決、親の敵討ちなど、次から次へと幅広い展開されていきます。

    グロい表現が続く中でも「双生児」を双子の意味だと知らず「ソーセージ」だと思って上官に解答するという可愛い場面もあったり、全体的にギャグっぽい印象のお話です。

    定期的に軽い気持ちで読みたくなるシリーズです。
    素晴らしい想像力に、毎回感動させられます。

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    2020年08月04日
  • 粘膜戦士

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    ★★★
    今月6冊目。
    今回は短編系だが前回の要素も入っている。
    しかしこの作家はほんと頭がイカれてる。
    面白い

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    2020年03月17日
  • 本格王2019

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    毎年ノベルスで出ていた『ベスト本格ミステリ』が、装いを変え今回から文庫になった。序文で「手に取り易いようにした」と書かれているが、結局縮小したって事だよね。収録作品も6編しかなく、創刊からずっと読み続けていたのでとても寂しい。
    尤も、6編に絞り込んだとも言えるので、作品の質は高かった。大山誠一郎さんがベスト。短いページの中で多重解決のフーダニットになっていて、それぞれの解答が納得出来てしまうハイ・クオリティ。大好きだ。白井智之さんのグロさも凄いなあ。フナムシ大食い競技の中での殺人なんて、普段何を考えていたら思いつくのだろう?(^-^)

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    2020年01月16日
  • 本格王2019

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    面白かった

    本格とあったから密室とか?とおもったら、シンプルにどんでん返しミステリーだった。既読もあったし、読みづらくパスした作品もあったけど、冒頭2作は面白かった。満足。

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    2019年12月08日
  • 粘膜蜥蜴

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    ネタバレ

    これは兄弟の話か?
    と思いきや
    前作『粘膜人間』同様に3部でどんでん返しが待っていた。
    何となく怪しいな、とは思っていたがそう来たか。

    第1部は少年達の日常の裏側にあるちょっとした探検。
    第2部は本格的な冒険SFもの、巨大な虫だの出てきて大好物だ、むしろおかわり!

    二度も死んでしまう大吉少年は所謂運の無いやつ、間抜けなのだろう。
    流石にジャイロの場面は笑ってしまった。

    エゴイストな雪麻呂と献身的な富蔵の掛け合い、それを愛でるそんな作品でした。

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    2019年09月17日
  • 粘膜兄弟

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    ヘモやん最初は気持ち悪い爺様なのに段々と親しみが涌き、可愛く見えてきました。
    粘膜シリーズ、最初は、ひぃぃとなるキャラが最後には親しみわくキャラが一人、二人いますね。

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    2019年03月10日
  • 爛れた闇

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    ネタバレ

    目覚めると憲兵という腕章を付けた男に拷問されているシーンが繰り返されるパートと先輩で不良の崎山が母親と付き合うことになった高校生の正也の顛末が交互に描かれる。こうした筋であれば、当然両者は繋がるのだが、これが実に飴村行らしい突拍子もない設定と人の業と因果の重なりとなっているのが計算なのか天然なのか。ただ、他の作品と比べるのはどうかと思うが、やってることは粘膜シリーズと似ているが、それと比べると大人しいために、物足りない感じは否めない。振るなら振り切るか、まとめるなら理に落とすかにして欲しかった。

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    2018年10月23日
  • 粘膜探偵

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    和風奇談の中にぶち込まれたドラッグセックスバイオレンスを期待した粘膜ファン(なんだそれ)としてはどうしてもちょっと破壊力が欲しかったところですが、他にない魅力があるこのシリーズの帰還を素直に喜んで読みました。

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    2018年08月10日
  • 粘膜探偵

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    ネタバレ

    帰ってきた飴村さんの粘膜シリーズ!

    トッケー隊とか、残虐描写とか、独特なセリフまわしなど飴村ワールドが繰り広げられてますが、どれも前作たちに比べるとおとなしめです。
    あとエピソードがどれも半端な気がして、いつもの突き抜けた感じがなく正直物足りなく感じました。

    ジムグリの世界観がちょっと入ってるのは飴村ファンとして嬉しかった。

    影子好き!
    もうちょっとトッケー隊の先輩たち(久世中心)のシーンが見たかった。
    久世たちがどうなったのかが詳しく知りたい…!

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    2018年07月16日
  • 路地裏のヒミコ

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    2017年、19冊目は、約1年半振り『爛れた闇』以来の飴村行。120p前後の中編2本収録。

    水銀のエンゼル:チョコボールのCM、「銀のエンゼル」のパロディー的タイトル(?)。医大を中退した藤村晃介は、新人作家。やっと、仕事が軌道に乗り始めたために上京。その住まいの隣には、偶然にも彼のファンの女性が住んでいた。

    路地裏のヒミコ:大学卒業後も、ネオモラトリアムな生活を送る大輝。大学からの彼の友人でミュージシャン志望の茂夫。二人は25年前、預言者として地域のカリスマであった「ヒミコのオッサン」の、その後を追いかけるようになる。

    飴村行と言えば、『粘膜』シリーズ。そこで見せた、エロ、グロ、暴力、

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    2017年05月08日
  • 粘膜蜥蜴

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    白井智之さんの『おやすみ人面瘡』、『東京結合人間』を読んで面白かったので似たスタイルの作家さんいないかな?と
    探したら飴村行さんがホラーで面白いと紹介されてたので
    いちばん人気の『粘膜蜥蜴』を読んでみました。

    このミス2010年6位、文春7位、 日本推理作家協会賞受賞

    ホラー+冒険小説+コミカル+ミステリ-なエンターテイメント小説ですねぇ。
    コミカルなところが思ったより強かったかな
    探してたタイプとちょっと違った
    ミステリ-にもっと寄ってるほうが好みかな。

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    2017年04月02日
  • 粘膜黙示録

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    ネタバレ

    2016/9/10 アミーゴ書店Blumer神戸店にて購入。
    2018/4/23〜4/25

    粘膜シリーズでお馴染みの飴村行さんのエッセイ。シリーズを愛読しているが、不思議とこれまで飴村さんの生い立ちのようなものを全く知らずにいた。作家になるまで中々ハードな生活をしておられたんだ。もうすぐシリーズ新刊も出るので楽しみにしていよう。

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    2018年04月25日
  • 粘膜黙示録

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    期待したほど面白くなかった~!!!
    でも、あとがきを先に読んじゃったのが敗因かもw

    いろいろと過酷でシュールな体験をしているけど、作風自体は高校生の時から出来上がっていたようなので、それとは関係ないらしいw
    それにしてもなー・・・同じ年代で、そう遠くもない場所に住んでいた人がこんな体験をしているとは驚きである。
    確かに、現代版「蟹工船」と言ってもいいかもーww

    とか書いてるうちに、もういっぺん読み返したら面白いかも・・・という気分になってきた。
    そうだ、きっといろんな注釈があったから気が散ったのかもしれない。うーん、なんか面白かった気がしてきたぞ。
    もいちど読んじゃおっかな~~www

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    2016年05月03日