飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜人間
    エログロ・スプラッター・ホラー。
    読んでいて気持ち悪くなりながらも、ストーリーがおもしろくて最後まで読んでしまった。
  • 本格王2019
    2021/07/28 08:10
    よく読んでたベスト本格ミステリーの2019年の文庫版なんだな。
    前のノベルズはもっと収録されてる本数が多かったから、面白いのに当たる可能性も高いし、逆に趣味に合わないものに会う確率も高いのだけれど、これは文庫版になって6篇だけになったから、さてどうかなと思ったが、と...続きを読む
  • ジムグリ
    ちとジャンルに悩むところだけど、なんか小難しいこと言ってるから、SFってことにしよう。
    ただまぁ展開がどうなっていくか読みきれず、微妙にモヤモヤしてしまう。一体何の話だったんだっけ?だってタイムマシン的な話だとすると、最後の展開はSF的に色々問題なんじゃないの?いやまぁ最後のはこじつけだったとすると...続きを読む
  • 粘膜人間
    グロい…エグい…エロい…
    もろスプラッターですね。あまりこのジャンルは、読まんけど、何かタイトルに惹かれて…^^;
    時代も戦前か、戦中か知らんけど、何か怪しい時代。
    兵隊さんとか、河童も出て来て、スプラッター的世界設定完了!
    まぁ、こういう話なんで、仕方ないけど、何か命の値段安!
    ほんまに、爽快な程...続きを読む
  • 本格王2020
    結城真一郎「惨者面談」★★★☆☆
    凡そ結末の予想はついたけれど、文体が好き。

    伊吹亜門「囚われ師光」★★★☆☆
    「刀と傘」「雨と短銃」に続いて。
    この方の作品、個人的にとても好きなのだが、短編だと淡々とした印象がより強いかも。ただ母校の新島襄を出してくるところが強いな。

    中島京子「ベンジャミン」...続きを読む
  • ジムグリ
    正直なところ、まだストーリーの流れを理解できていない…。世界観はとても好き。粘膜シリーズに比べてエログロさがスッキリしすぎているのだけど、結局美佐と昌樹はどうなったのかとか、モグラの世界のこととかも理解できておらず…
  • 路地裏のヒミコ
    いつもの粘膜系よりもあっさりではあったけど「水銀のエンゼル」「路地裏のヒミコ」ともに『らしさ』は出てて面白かった。とくに「水銀のエンゼル」の方の最後の方のみなもの畳み掛けたまらない笑
  • 本格王2020
    【収録作品】「惨者面談」結城真一郎/「アリバイのある容疑者たち」東川篤哉/「囚われ師光」伊吹亜門/「効き目の遅い薬」福田和代/「ベンジャミン」中島京子/「夜に落ちる」櫛木里宇/「時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ」大山誠一郎
  • 粘膜人間
    ついに読んでしまった。ブク友さんのレビューで気になり、長らく積読本と化していた粘膜シリーズ第一弾。期待を裏切らないぶっ飛んだ世界観だ。

    個人的なエログロ愛を書き綴るのは自重するが、特売になりがちなこのジャンルでも殺戮のチープさはまるで無く、芸術的で美しいグロテスクを堪能した。そこに交わるエロに期待...続きを読む
  • 路地裏のヒミコ
    久々の飴村さん作品。
    「水銀のエンゼル」医学部を中退後に作家デビューを果たした晃介は、若く美しい隣人で自分の大ファンだと言うみなもと恋人同士になる。順調に交際していたが、ある時医学部時代の元カノからの連絡で全てが一変してしまう。

    数々の伏線もあり、みなもの正体もわかったが終わり方が呆気なかった。
    ...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    粘膜シリーズ第3弾。
    突拍子もない世界観のエログロ小説です。

    「粘膜人間」のキチタロウ様や「粘膜蜥蜴」のナムールでの戦争、蜥蜴人間なども登場します。

    冴えない双子の兄弟の高嶺の花ゆず子との恋愛話から、徴兵され戦地ナムールでの拷問、ヤクザとの対決、親の敵討ちなど、次から次へと幅広い展開されていきま...続きを読む
  • 粘膜人間
    ★★★
    今月11冊目。
    完全にハマった。
    この作品で受賞したのか。
    昔読んだが改めて奇妙な世界観。いいな飴村先生。
    河童と戦時中とホラー
  • 粘膜戦士
    ★★★
    今月6冊目。
    今回は短編系だが前回の要素も入っている。
    しかしこの作家はほんと頭がイカれてる。
    面白い
  • 本格王2019
    毎年ノベルスで出ていた『ベスト本格ミステリ』が、装いを変え今回から文庫になった。序文で「手に取り易いようにした」と書かれているが、結局縮小したって事だよね。収録作品も6編しかなく、創刊からずっと読み続けていたのでとても寂しい。
    尤も、6編に絞り込んだとも言えるので、作品の質は高かった。大山誠一郎さん...続きを読む
  • 粘膜人間
    日本ホラー小説大賞は、長編賞、短編賞、佳作も含めてまあまあ読んでいるのだけど、これは今まで読んだものに比べて驚きがなかった。
    ただのグロテスク・スプラッター・ホラーだ。
    『玩具修理者』みたいな衝撃的なラストはないし、『夜市』みたいな幻想的な展開もない。
    ただ、拷問シーンの凄惨さや不気味さに対して、そ...続きを読む
  • 本格王2019
    面白かった

    本格とあったから密室とか?とおもったら、シンプルにどんでん返しミステリーだった。既読もあったし、読みづらくパスした作品もあったけど、冒頭2作は面白かった。満足。
  • 粘膜蜥蜴
    これは兄弟の話か?
    と思いきや
    前作『粘膜人間』同様に3部でどんでん返しが待っていた。
    何となく怪しいな、とは思っていたがそう来たか。

    第1部は少年達の日常の裏側にあるちょっとした探検。
    第2部は本格的な冒険SFもの、巨大な虫だの出てきて大好物だ、むしろおかわり!

    二度も死んでしまう大吉少年は所...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    ヘモやん最初は気持ち悪い爺様なのに段々と親しみが涌き、可愛く見えてきました。
    粘膜シリーズ、最初は、ひぃぃとなるキャラが最後には親しみわくキャラが一人、二人いますね。
  • 爛れた闇
    目覚めると憲兵という腕章を付けた男に拷問されているシーンが繰り返されるパートと先輩で不良の崎山が母親と付き合うことになった高校生の正也の顛末が交互に描かれる。こうした筋であれば、当然両者は繋がるのだが、これが実に飴村行らしい突拍子もない設定と人の業と因果の重なりとなっているのが計算なのか天然なのか。...続きを読む
  • 粘膜探偵
    和風奇談の中にぶち込まれたドラッグセックスバイオレンスを期待した粘膜ファン(なんだそれ)としてはどうしてもちょっと破壊力が欲しかったところですが、他にない魅力があるこのシリーズの帰還を素直に喜んで読みました。