飴村行のレビュー一覧

  • 粘膜探偵
    帰ってきた飴村さんの粘膜シリーズ!

    トッケー隊とか、残虐描写とか、独特なセリフまわしなど飴村ワールドが繰り広げられてますが、どれも前作たちに比べるとおとなしめです。
    あとエピソードがどれも半端な気がして、いつもの突き抜けた感じがなく正直物足りなく感じました。

    ジムグリの世界観がちょっと入ってるの...続きを読む
  • 路地裏のヒミコ
    2017年、19冊目は、約1年半振り『爛れた闇』以来の飴村行。120p前後の中編2本収録。

    水銀のエンゼル:チョコボールのCM、「銀のエンゼル」のパロディー的タイトル(?)。医大を中退した藤村晃介は、新人作家。やっと、仕事が軌道に乗り始めたために上京。その住まいの隣には、偶然にも彼のファンの女性が...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    白井智之さんの『おやすみ人面瘡』、『東京結合人間』を読んで面白かったので似たスタイルの作家さんいないかな?と
    探したら飴村行さんがホラーで面白いと紹介されてたので
    いちばん人気の『粘膜蜥蜴』を読んでみました。

    このミス2010年6位、文春7位、 日本推理作家協会賞受賞

    ホラー+冒険小説+コミカル...続きを読む
  • 粘膜黙示録
    2016/9/10 アミーゴ書店Blumer神戸店にて購入。
    2018/4/23〜4/25

    粘膜シリーズでお馴染みの飴村行さんのエッセイ。シリーズを愛読しているが、不思議とこれまで飴村さんの生い立ちのようなものを全く知らずにいた。作家になるまで中々ハードな生活をしておられたんだ。もうすぐシリーズ新...続きを読む
  • 粘膜黙示録
    期待したほど面白くなかった~!!!
    でも、あとがきを先に読んじゃったのが敗因かもw

    いろいろと過酷でシュールな体験をしているけど、作風自体は高校生の時から出来上がっていたようなので、それとは関係ないらしいw
    それにしてもなー・・・同じ年代で、そう遠くもない場所に住んでいた人がこんな体験をしていると...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    このミスベスト10、2010年版6位。グロい小説。嫌悪感を抱かせる場面がほとんどなんだけど、なんだか面白いし、さわやかささえ感じる。次はどうなるのかと期待しながらサクサク要み進めてしまう不思議な小説。それでもやはり、人には進められない。そもそもこれはミステリーなの?
    確かに、終盤は予想の斜め上をいく...続きを読む
  • 粘膜戦士
    いやはや相変わらずのグロでエロの粘膜シリーズ。
    短編集だから読みやすかった。
    この人の本って全体を通して何とも言えない世界観が統一されているなあ。
    「石榴」が面白かった。
    あとタイトルのも。
  • 爛れた闇
    残酷な虐待シーンはあるけど、今までのシリーズからするとボリュームは少なめ。
    話もなんか中途半端な感じがした。
    ちょっと残念。
  • 路地裏のヒミコ
    中編2編。

    飴村さんの作品を初めて読んだ。
    ミステリとユーモアとホラーが融合されていて
    おもしろかった。

    粘膜シリーズがすごいらしいので
    読んでみようと思う。
  • 粘膜戦士
    相変わらずとっかかりがドイヒーだな。それをさらに泥沼化させて、最後はなぜかきちんと着地してみせる。短編だから暴走が足りない気もするが、これまでの記憶と結びついてビビっとくる。
  • 路地裏のヒミコ
    粘膜シリーズより比較的われわれのいる世界と地続きの世界での話。しかしやはり一筋縄ではいかないから安心、というかむしろ安心できないというか。こういう感じも書けるなら直木賞狙えば取れるね、きっと。
  • 粘膜戦士
    粘膜シリーズ肆作目。初の短編集。全伍編。
    前参作の前日譚「鉄血」「凱旋」。
    『粘膜兄弟』と並行する『極光』。
    新キャラ(?)機動斥候兵が登場する(初の?)絶望系「肉弾」。
    時系列的に「肉弾」に続き、『粘膜蜥蜴』~『粘膜兄弟』の爬虫人活躍の「石榴」。
    粘膜シリーズ参作を読んだ方々には違和感なく受け入れ...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    飴村行流エンターテイメント、粘膜シリーズ三作目。
    今回は恋愛エッセンスや、宗教感まで持ってきた。
    そして、シリーズ、壱作目『粘膜人間』の吉太郎様。弐作目『粘膜蜥蜴』のナムール国の爬虫人、病院の死体置き場の徳一。と点が線となった。なので、通して読むことをお勧めします。
    『粘膜蜥蜴』第参章の雪麻呂と富蔵...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    シリーズ通して相変わらずだけど、やや暴走感は薄れたか。
    しかし読後の後味の悪さは一番かもしれない。
    宗教観や哲学的なテーマが見え隠れするのに方向も着地も定まらない。
    エログロなのに官能や恐怖をあまり感じさせない。
    滑稽さと嫌悪感だけを募らせるのでずっと読み心地が悪い。
    ラストも無難に収まりそうだった...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    前作のように方向性も結末も定まらず、激しい衝動のみが暴れまわるのかと思いきや、メチャクチャななかに因果応報の要素をもって、しっかり着地しているではないか。
    エロとグロとバイオレンスに充満した世界に不快感以外のものを感じるのは、私が特にイカれているからではあるまい。
    すべてのキャラクターたちの滑稽で悲...続きを読む
  • 路地裏のヒミコ
     約2年ぶりに味わう飴村節。『爛れた闇の帝国』では、ひたすらにグロい粘膜シリーズとは一線を画した進歩性を示した。中編2編という構成だが、長いインターバルを経て、今回はどんな狂気を見せてくれるのか。

     「水銀のエンゼル」。医大を中退後、紆余曲折を経て作家デビューした男。隣りの部屋に住む女性に作家であ...続きを読む
  • 粘膜戦士
    粘膜シリーズ?の短編集。実は…的な話が面白い。ん?と思う部分もあるが、細かいとこは気にさせない勢いが凄い。なんとなくだけど、飴村さんと言う作者が本当に楽しんで書いてるのかな…なんて思ってしまう。なんだかよくわからないうちに引き込まれるのは、そこんとこか。
  • 粘膜兄弟
    前の2作品よりも少々インパクトに欠けるように感じました。
    このシリーズは戦争がちょいちょい絡んでくるところが好きです。
  • 粘膜蜥蜴
    なんとなく気になって読み進めてしまった。
    グロテスクが大丈夫で、胸糞悪くても良い!という方におすすめ
  • 粘膜蜥蜴
    知人に強くおすすめされたので読んでみた。ひとことで言えば戦前昭和グロテスク小説系アバターだった。一見関係の無い3つの物語がふとした場面でつながるなど展開や文章の妙は素晴らしいので、グロテスクな小説が好きな人には傑作だろう。ただ、趣味の異なる人にも読ませるような境地(たとえば『ドグラ・マグラ』のように...続きを読む