飴村行のレビュー一覧

  • 空を切り裂いた
    「読後正気を保っていられるか?」と言う点で、
    『令和のドグラ・マグラ』の帯は頷ける( ᐙ )



    飴村行さんの作品といえば『粘膜シリーズ』が大好き(〃´-`〃)

    粘膜シリーズは、蜥蜴人間や河童などが登場する、帝国時代の日本を舞台に軍人達や狂人達とバイオレンスな日常を描くエログロホラーシリーズです...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    粘膜シリーズ第2弾!
    前作とあんまり関係ないけど…
    まぁ、何というか凄い世界ではある。
    そういう雰囲気は、前作と同じ…
    こういう世界は、やはり、帝国陸軍みたいな戦時中が合ってる感じ。

    何やねん!爬虫人って…
    何か召使い的に、雇ってるけど、こんな知性のあるの使うの怖い。
    グロいのオンパレードで、分か...続きを読む
  • 本格王2022
    いろんなシチュエーションの推理小説なので、それぞれ楽しめる。
    決して殺人事件の犯人捜しだけじゃないんだ。
    特に面白かったのが浅倉秋成さんの「糸の人を探して」。
    冴えない、モテない大学生の河瀬倫義が、友だちに誘われて5×5の合コンに行く(その友だちは用事があり来れない)。しかも自分に好意をもっている女...続きを読む
  • 粘膜人間

    恐ろしいけど面白い

    物語自体も物語を書く筆者も恐ろしく感じさせる作品。ですが、それを表現する言葉の一つ一つはとても繊細で、物語を掴むことは難なくすることができました。ホラー好きの方はぜひ!!
  • 本格王2022
    初めて読む作家さんの作品に触れられて良かった。本格王と言うだけあって難しく何度も戻って読んだものも、、道尾秀介の眠らない刑事と犬が1番好き。
  • 粘膜人間
    非常に読みやすい。

    長編作品ではあるが、話毎に視点もストーリーも変わるので飽きずに一気読みできる。

    ホラーとしては、現実離れした世界観でグロさもあり面白かった。第2章はミステリー的要素も良き。

    グロいと評判だったけれど、構えすぎたのかそこまでではないと感じた。痛そうだなあとは思う。
    登場人物が...続きを読む
  • 粘膜人間
    面白い!気持ち悪い!

    ホラーのおすすめで書名を知って、ほぼ予備知識なしで読んだことでさらに面白さが加速した。
    これから読む人も何も知らずに読んでほしい。

    まず2人の兄が弟を殺そうとするんだけど、その弟は195cm、105kgある小学5年生で、ってところが冒頭の2ページなのでここから先は本編で楽し...続きを読む
  • 粘膜人間
     2008(平成20)年刊。
     うーん、これは評価して良いかどうか迷う作品だ。エンタメ小説としてはとても面白いし、噂どおり文章もしっかりしているのだが、第2章の拷問の場面が凄惨すぎて読んでいてつくづくイヤな感じがし、倫理的問題から、これは人にはあまり勧めたくないものと感じた。
     アメリカのホラー映画...続きを読む
  • 粘膜人間
    【購入きっかけ】
    エログロ本格ミステリー作家?の「少女を殺す100の方法」の作者『白井智之』さんが高校時代に読んで衝撃を受けた本ということで購入。
    たしかに彼の作品に確実に影響をあたえているであろう部分を垣間見ることができたような気がする…笑

    【感想】
    非常におもしろかった。
    設定がかなりぶっとん...続きを読む
  • 粘膜人間
    めちゃくちゃ面白い世界観だけど、2回目はいいかな... ホラー小説読んでると、ぶっ飛びすぎて現代の日本人の倫理観では捉えきれないような表現が出てくることがあるけど、これがそれ。読んだだけなのにちょっと疲れた。
  • 爛れた闇
    伏線回収が秀逸だったことと、レビューを先に見ていたので、2つの話が後につながるとわかっていたのに、まさかと思う展開で先が気になり、一気に読んでしまうくらい面白かったです。
  • 粘膜探偵
    粘膜シリーズ第5弾。

    今回は犯人探しがメインです。
    いつものように時代背景は戦時中。
    主人公の鉄児が、噂の保険金殺人の可能性のある事件を調査していく。

    相変わらずの暴力表現多めで、シリーズに出てくるナムールに生息するヘルビノの女中。軍が拷問で使用する薬品「髑髏」も登場します。

    ナムールの昆虫や...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    大本命、読むのが勿体なくて積読される悲劇の粘膜シリーズ第二弾。
    「河童」の次は「蜥蜴人間」 「髑髏」の次は「姫幻視」相も変わらずのぶっ飛んだ世界観に導入される密林の化け物達。30センチを超える蛭に人の腕を喰らおうとする巨大ミミズ 更にそれを食するテラフォーマーズ(G) 知らん方からすればハテナマー...続きを読む
  • 粘膜人間
    私の好きな漫画家は丸尾末広なのだが、
    それに似た世界観でとても自分好みでした。

    妖怪が出てきたり、薄暗い夕日の様な色彩が常に脳裏に浮かぶ感じの、とても暗い世界観であり、またそこに、尋常でない巨体な小学生だったり妖怪だったり、異質なものが混じり合っていて、読んでいてとても楽しい物語でした。

    グロさ...続きを読む
  • 粘膜戦士
    「粘膜」シリーズ第4弾。
    求めるエログロの基本は変わらず期待通りでした。

    今回は短編集なのですが、シリーズに出てくる登場人物の前日譚のような話や、戦地ナムールやゲリラのルミン・シルタ、爬虫人など、ファンなら心地よい飴村行ワールドが繰り広げられています。

    危機迫る場面も、拷問シーンも、想像しやすい...続きを読む
  • 粘膜人間
    これも自分的ホラー特集の一環として。”粘膜蜥蜴”を結構前に読んだけど、それに関する記憶はもはやあやふや。順番が入れ替わってしまったけど、粘膜シリーズ第一作の本作を、今更ながら読むことに。怪物的弟を屠るのがメインテーマかと思いきや、ひとまず1章/3章で決着。次、全然違う方面からの展開になっていく訳だけ...続きを読む
  • 粘膜蜥蜴
    なんて天才的な想像力。
    「粘膜人間」同様、旧国家の日本が舞台なのですが、頭が蜥蜴の爬虫人の村がナムールに存在し、独特で想像を絶する世界観が広がります。
    金持ちでわがままな病院の息子、雪麻呂が、友人や家族との関係で生じるトラブルが気持ちいいくらいあっさり処理されていくのが、何だか爽快です。
    エロくてグ...続きを読む
  • 粘膜人間
    奇妙なエログロ物語です。
    脅威である弟の殺害を企てるのですが、出てくる登場人物が人間だけではなく、独特の世界観があります。
    次から次へと強烈な展開が進んでいくので、あっという間に読み終わります。
    エログロが苦手な方にはおすすめできません。
    暴力描写がリアルで痛々しいのですが、突拍子なさすぎて思わず笑...続きを読む
  • 粘膜兄弟
    ★★★★
    今月4冊目
    今作は面白い。粘膜シリーズ3作目
    1番面白いかも。
    エログロと大スペクタクルが凄い。
    場面展開多すぎだし飽きない。
    傑作
  • 粘膜蜥蜴
    ★★★★
    今月3冊目
    こりゃら凄いっすよ、前粘膜人間読んだが、これは面白い。作者の頭の構造がわからん。
    説明ができないが
    とにかく面白いワールドだ。