感情タグBEST3
読書はエンターテインメント
なんだこの小説。いわゆるエロぐろってことにはなるのかな、なんだかわからないけど、数回声出して笑うくらい面白くて、数ページグロくて読み飛ばして、結果凄く引き込まれちゃった。読書はエンターテイメントを思い出させてくれます。
Posted by ブクログ
粘膜シリーズで一番好き。枚数も多いし。意外にも兄弟の青春活劇として読め、エロエグが売りのはずなのに爽やかな作品。といっても、目の拷問のシーンなどは目を覆わんばかりのグロさなのだけれど……。
物語作りが上手いので、ノンストップで読める。ゆず子を巡る兄弟の恋愛の遍歴としても楽しい。男の情愛がよく書けている。とても質の高いエンターテイメント。へもやんの変態ぶりもいいし、怪物黒助がなぜ表れるようになったのか、その結末も納得。最高です。
Posted by ブクログ
磨太吉、矢太吉、ヘモやん、
吉太郎、ポン太、黒助、亀吉。
可愛いユニークなキャラクター盛りだくさん。
これらを見られるだけで大満足。
展開は幸福と不幸を織り交ぜてながら
不幸な方へ傾いていく。
前作の『粘膜蜥蜴』のような愛のあるオチを
予想していたが、力技のラストが少し残念。
テンポが良く勢いのある疾走体験は同シリーズの
白眉。
Posted by ブクログ
★★★★
今月4冊目
今作は面白い。粘膜シリーズ3作目
1番面白いかも。
エログロと大スペクタクルが凄い。
場面展開多すぎだし飽きない。
傑作
Posted by ブクログ
粘膜三冊目
やばいおもろいこのシリーズ。
何だ、今回は恋模様の話かフンと鼻で笑いながら読み進めてたら足元をスパーーンと掬われた
良い意味で
恋話からヤクザから拷問から戦争から新婚生活
ううむ目が離せなくなってしまった
最後がなーーーー!!!!!!!
とりあえず、ヘモやんが愛しい
Posted by ブクログ
またもや、怖いもの見たさの一気読み、でした。ははぁ、なーるほど・・・・相変わらずの飴村ワールドがのっけから展開されるけど、「黒助」かぁ・・・ふーん。あー、なんだかんだ言って、結局シリーズ全部読んじゃいましたねぇ~ww
Posted by ブクログ
なかなか読み応えのある内容。
粘膜シリーズとしては三作目だけど、ようやく完成したなって感じになってる。
1作目の粘膜人間は物足りなさがあったし、
2作目の粘膜蜥蜴は場当たり的だった。
そういうのをすべてクリアしてあると思う。
キャラクタを見ても、主人公の双子やヘモやんの完成度はかなり高い。
そして、後半に出てきた亀吉もなかなかいい。
著者お得意のグロもなんどか出てくるけど、こちらもこの作品が一番いい。
特に何度かでてくる拷問描写が読んでて痛かった。
少し残念なのは、時代がまたまた戦時中ってことかな。
この辺は趣味の問題なんだけど。。。
Posted by ブクログ
粘膜シリーズ三作目。1番ストーリーがしっかりしていた。絶妙なファンタジック具合も良かった。一作目の耽美な感じももっと欲しかったけど満足出来る作品だった。
Posted by ブクログ
飴村さんが上手くなったのか、読んでるコチラ側が
麻痺して馴れてきたのか分からないんですが、もう
既にこの世界観を普通に、当然の如く受け入れてしまって
いる自分がいます。というか...前2作に比べて、所謂鬼畜っぷりや
ぶっ飛んだ描写などは少し控えめになっていて、今作の
主人公の「磨太吉」「矢太吉」の双子兄弟が、割と普通な
人間に感じることすらあるんですけどw。
しかし、その分本筋であるストーリーが壮大になりつつ、
しっかり飴村作品として収拾するラストはもはや、唯一無二
なんではないでしょうか? 行き当たりばったりで展開されて
いるようでいて、しっかり伏線(なのか??)も回収するあたりは
所謂ミステリ畑の読者も惹き付けるものを持ってますよね。
単純にエログロ好きなサブカル寄りや、スプラッタなホラー
寄りのファン以外をも、面白がらせてる所以ではないでしょうか?
それにしても今作で登場する「ヘモやん」の存在の大きいことw。
こういうキャラを書かせたら本当に天下一品。ある意味、この
キャラが全てを持っていってしまいそうなのに、そうせず、印象的な
存在としてのみ扱うセンスが凄い。
あり得ませんが...実写化しても、この役を受ける俳優なんて
絶対にいないと思うw。
Posted by ブクログ
人体切断、獣姦、拷問云々、相変わらず超インモラルな変態小説です。ただ前二作と比べ、勢いが落ちた感じがします。「蜥蜴」で推協賞を取った手前、嫌でもミステリ(的な要素)を期待しちゃうわけですが、「人間」にあった我武者羅に突き進む感じが薄れてしまった気がします。
Posted by ブクログ
<>可愛い知人から紹介されて読んだ一冊。可愛い女の子が持っていたら、だいぶ理解に苦しむ話だった。グロが苦手なので、途中ダウンしそうになったけど、この玉手箱的なフシギ感はなかなかにすごかった。シリーズ読んでしまいそう。
Posted by ブクログ
あらすじ
≪ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は自力で生計を立てていた。二人には同じ好きな女がいた。駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、言い寄る男も多かった。二人もふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった…。待望の「粘膜」シリーズ第3弾。≫
作品の世界観、時代設定はこれまでのシリーズと同じで、
読み始めの時の取っ掛かりこそ、なぜかすんなり頭に入ってこないような軽い抵抗があるんですが、
読み進めてしまえばストーリー運びの上手さもあるので、またあの世界が始まったなと、すんなり入れました。
物語は全部で三章に分かれていて、
第一章で主人公の磨太吉と矢太吉が出てきて、
それから家で飼育するフグリ豚の世話をする、
ヘモやんという72歳のじいさんが出てくるところまでは普通なんですが…、
って、いやいやフグリ豚ってww…、いきなりフグリ豚ですからね、金玉豚ww、おいおい。
そんで、そのヘモやんの唯一の楽しみというか生き甲斐が、メスのフグリ豚の梅子と毎日“やる”ことで…、
ちょwwちょぉーっつ、いきなりですかい(笑)
ヘモやんはかなりの面白キャラですけど、初めてこの世界観に触れる人はどんな反応するんでしょうかね。
でもこれこそ粘膜ワールドなわけで。
飴村ワールドなわけで。
さらに第一章は、カフェーで働くゆず子という女が出てきて、
恋してしまった磨太吉と矢太吉が争ったり、ヤクザの組長とゆず子を巡って命懸けの戦いしたりで、
まさかまさかのラブストーリー展開。
えぇーっ!!
思いもしなかった恋愛小説のような話に驚きました。
第二章は、第一章のラストで日本軍に召集されて、場面が一気に変わって第二次世界大戦真っ只中の船上から。
第二章はこれまたまさかまさかの戦争小説で、展開の変わりようにびっくりしました。
「粘膜蜥蜴」でも戦場のシーンはありましたが、
この「粘膜兄弟」でも戦場の描写は細かいとこまでリアルに想像出来たので、
飴村さんの戦場を描く才筆はかなりのものだと思います。
巨大サソリの登場も不気味で面白かったです。
それから、ちゃんとエログロ入れてくるあたりもさすがだなって思いました。
そして窮地を脱して逃れ逃れて、第三章は再び日本の兄弟の家から。
磨太吉とゆず子の穏やかな生活。
殺したヤクザの組長の子分との対決。
昔、父親を自殺に追い込んだ者への復讐。
磨太吉と矢太吉、兄弟の確執。
時たま矢太吉を襲っていた謎の黒い影、黒助の正体…と、
次から次へと、一体この小説はなんなんだ!!、という感じにもなりましたが、
お腹一杯になったんで、まぁ満足はしました。
「粘膜蜥蜴」にも登場した爬虫人や、死体と“やる”のが生き甲斐のじいさんの話が出てきたり、
ちょっとだけですけど「粘膜蜥蜴」とリンクしてるのは面白いと思いました。
爬虫人の亀吉が、のちの富蔵だったりしたら凄いなと思ったんですけどね。
今作にも「粘膜人間」「粘膜蜥蜴」にあったようなミステリー的部分が一応はあって、
子供の頃から矢太吉を襲う謎の黒い影・黒助の正体が、ラストで明らかになるんですけど、
一応伏線と驚きもあったので、この辺りは広義のミステリーとして評価されるんでしょうか。
年末のミステリーランキングに入るのかは分かりませんが、
今作もこれまでの粘膜シリーズ作品に負けず劣らず面白かったです。
それにしてもほんとこの作品は、恋愛、ホラー、サスペンス、ミステリー、戦争、冒険、エロ、と、
もう何でもありでジャンル分けは難しいし、読んでても、展開も何もめちゃくちゃだなと思う時もありますけど、
でもそこがこのシリーズ、この作品のいいところなんでしょうね。
このスタイルこそ粘膜シリーズなんですよね。
綺麗に上品に上手くまとまってたら、それこそ普通の作品にしかならないでしょうから。
Posted by ブクログ
昭和初期。双子の須川磨太吉と矢太吉には同じ好きな女がいた。カフェーで働くゆず子は美人で言い寄る男も多かった。二人もふられ続けたが、ある日、なぜかゆず子が食事を申し出た。が、それは凄惨な運命の幕開けだった…。
「粘膜」シリーズも3作目に入って作者の力量が上がったのがよくわかった。その分、荒削り・破天荒な魅力がやや無くなったように感じたのは残念。物語の最終盤で私の笑いのツボにハマるシーンがあって、電車の中で読んでいなくてよかったと思った。ヘモやん、最高!
(B)
Posted by ブクログ
粘膜シリーズ第三弾。
戦時下を舞台に山奥でひっそり暮らす兄弟とカフェで女給として働く一人の美女。三角関係の恋路は戦争をきっかけに大きく動き出す。ナムールへの出向命令、現地で出会う爬虫人、そして時折現れる黒い影の正体は何なのか? ホラー、グロテスク、SFそしてラブロマンスを加えた物語はとんでもないラストへ。
まともな話だと思ったんですよね途中までは、そしたらいきなり異空間から黒い影があらわれるんだからびっくりしちゃう。河童と蜥蜴はまだ説明がつく存在だったんですけど今回はいよいよ分からない。そして舞台はまたもや戦時下最前線のナムールへ、話もぐちゃぐちゃだし体もぐちゃぐちゃになったところで盛大なネタバラシ。
Posted by ブクログ
粘膜シリーズも第3弾目を読み終えた。前作までの異様な世界を引き継ぎつつ、物語は多少奥深くなった気がする。いずれにしろ常人には思いつかないような話だけど。
Posted by ブクログ
粘膜シリーズ第3弾。
突拍子もない世界観のエログロ小説です。
「粘膜人間」のキチタロウ様や「粘膜蜥蜴」のナムールでの戦争、蜥蜴人間なども登場します。
冴えない双子の兄弟の高嶺の花ゆず子との恋愛話から、徴兵され戦地ナムールでの拷問、ヤクザとの対決、親の敵討ちなど、次から次へと幅広い展開されていきます。
グロい表現が続く中でも「双生児」を双子の意味だと知らず「ソーセージ」だと思って上官に解答するという可愛い場面もあったり、全体的にギャグっぽい印象のお話です。
定期的に軽い気持ちで読みたくなるシリーズです。
素晴らしい想像力に、毎回感動させられます。
Posted by ブクログ
ヘモやん最初は気持ち悪い爺様なのに段々と親しみが涌き、可愛く見えてきました。
粘膜シリーズ、最初は、ひぃぃとなるキャラが最後には親しみわくキャラが一人、二人いますね。
Posted by ブクログ
飴村行流エンターテイメント、粘膜シリーズ三作目。
今回は恋愛エッセンスや、宗教感まで持ってきた。
そして、シリーズ、壱作目『粘膜人間』の吉太郎様。弐作目『粘膜蜥蜴』のナムール国の爬虫人、病院の死体置き場の徳一。と点が線となった。なので、通して読むことをお勧めします。
『粘膜蜥蜴』第参章の雪麻呂と富蔵の漫才然とした会話が、今回はツッコミ磨太吉、中ボケ矢太吉、大ボケヘモやんで展開される第壱章。
同じく『粘膜蜥蜴』同様、南国ナムールで展開される、冒険活劇的第弐章。
そして、クライマックス、第参章。
文章のドライブ感とでも言うべき、テンポの良さは相変わらず抜群。450p超も何のその。さらに、今回はヘモやん筆頭に、亀吉等々登場キャラ、それぞれの個性が素晴らしく立っている。
★評価がイマイチ伸びなかったのは、コレまでの破天荒とも言える程の展開があまり感じられなかった。そして、オチが個人的好みで前作を越えられなかったかな?の二点によるもの。
情報によると粘膜シリーズ、次作はスピンオフ的短編集とか?!また、近いうちに、手を出しちゃうんだろぅな……。
Posted by ブクログ
シリーズ通して相変わらずだけど、やや暴走感は薄れたか。
しかし読後の後味の悪さは一番かもしれない。
宗教観や哲学的なテーマが見え隠れするのに方向も着地も定まらない。
エログロなのに官能や恐怖をあまり感じさせない。
滑稽さと嫌悪感だけを募らせるのでずっと読み心地が悪い。
ラストも無難に収まりそうだったのに容赦がない。
それが魅力なのかなあ。
Posted by 読むコレ
飴村さんが上手くなったのか、読んでるコチラ側が
麻痺して馴れてきたのか分からないんですが、もう
既にこの世界観を普通に、当然の如く受け入れてしまって
いる自分がいます。というか...前2作に比べて、所謂鬼畜っぷりや
ぶっ飛んだ描写などは少し控えめになっていて、今作の
主人公の「磨太吉」「矢太吉」の双子兄弟が、割と普通な
人間に感じることすらあるんですけどw。
しかし、その分本筋であるストーリーが壮大になりつつ、
しっかり飴村作品として収拾するラストはもはや、唯一無二
なんではないでしょうか? 行き当たりばったりで展開されて
いるようでいて、しっかり伏線(なのか??)も回収するあたりは
所謂ミステリ畑の読者も惹き付けるものを持ってますよね。
単純にエログロ好きなサブカル寄りや、スプラッタなホラー
寄りのファン以外をも、面白がらせてる所以ではないでしょうか?
それにしても今作で登場する「ヘモやん」の存在の大きいことw。
こういうキャラを書かせたら本当に天下一品。ある意味、この
キャラが全てを持っていってしまいそうなのに、そうせず、印象的な
存在としてのみ扱うセンスが凄い。
あり得ませんが...実写化しても、この役を受ける俳優なんて
絶対にいないと思うw。
Posted by ブクログ
―――ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。
二人には同じ好きな女がいた。
駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、二人はふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。
二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった…。
待望の「粘膜」シリーズ第3弾。
テスト前とか知らね(・∀・)
粘膜シリーズ第3弾
人間の本能の中でも一番ドロドロヌメッとした部分が『粘膜』な訳か3冊読んで少し分かった
やはり最後の最後まで予想を裏切り続ける展開やなぁ
分類不可能なエンターテイメント性が好きです
Posted by ブクログ
トカゲ人間がいる昭和初期のパラレルワールド、粘膜シリーズの3作目。
相変わらず超絶グロい。
が、シリーズの中では比較的ストーリーがまともで、ぶっ飛び感が減っている気がする。
読みやすくなった反面、このシリーズ独特の魅力が薄れたとも言える。
どちらにしても個人的には相変わらず苦手。面白いから読んでしまうんだけど。
Posted by ブクログ
450ページ以上あって過去二作よりページ数多く期待したが、グロさ、アングラさ共に過去二作より弱くここまで上品に何でしちゃうの??って読み終えた瞬間突っ込み入れた。そう、例えるならまるでタール数低いタバコみたいな感じ。あと、前の二作を読まないと分からない部分とかもあるから飴村行デビューの人が最初にこれだけ読んでもイマイチ楽しめないかも。
Posted by ブクログ
ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は自力で生計を立てていた。二人には同じ好きな女がいた。駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、言い寄る男も多かった。二人もふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった…。待望の「粘膜」シリーズ第3弾。
Posted by ブクログ
飴村行の『粘膜』シリーズ第3弾。前作『粘膜蜥蜴』に続いて、今回も飴村ワールド全開。幻想の第二次世界大戦期の日本とアジアを舞台に、凶暴なまでのエログロユーモアの物語が繰り広げられる。
■
圧倒的なオリジナリティと文章のテンポの良さに引きつけられた第1作『粘膜人間』、めちゃくちゃで行き当たりばったりな物語展開と思いきやラストで唸らされた第2作『粘膜蜥蜴』に続いて、今作は今までの良い部分を上手く継承してまとめている感じがする。
そのぶん物足りない面は確かにあるが、今作ではとにかく作者の笑いのセンスが炸裂しており、エンターテインメントとして充分満足できた。「今目の前で物凄ぇ事が起きてる気がすんな」。このトランプのくだりは笑った。
これだけのオリジナリティと表現力が、今のところエンターテインメントにしか生かされていないのは惜しいと思う。テーマ性のある作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
吉太郎が出てきたり、ヘルビノが出てきたり・・・と過去2作を読んでるとつながりがわかるんだけど、面白さでは粘膜蜥蜴を超えられず。
粘膜シリーズの集大成ではあるけど、最高傑作ではない。
ただ、へもやんとフグリ豚はよかった。
あいかわらず独特のキャラが冴えてる。