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『粘膜人間』で華々しいデビューを遂げたホラー作家、飴村行。しかし、そこに至るまでは聞くものをみなドン引きさせるほどの苦難の日々があった。漫画家を目指し大学を中退するも、あっと言う間に挫折。癖のあり過ぎる人々に囲まれ、過酷な環境で働いた派遣工時代を、逆恨み精神満載で綴った爆笑エッセイ。現代版『蟹工船』がここにある!
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Posted by ブクログ
粘膜シリーズを知らずにこれを手に取った私を誇りに思います、エッセイ面白すぎるのにそこからの飴村さんの作品のエログロな唯一無二の感じがとても好き
とにかく笑える。ツボにはまったとしか言いようがないが、表現が絶妙なのだ。単身赴任先の部屋で一人で、しかも昨日泣きたいくらいショッキングな知らせを受けて落ち込んでいるにもかかわらず、三回も声を出して笑ってしまった。そのくらい強力。本を読んで声を出して笑ったのは久しぶりだと思う。笑える作者ではないはずな...続きを読むのに。
著者の作品は一つも読んだことがございませんが(!)、このエッセイは面白かったですねぇ…! 僕も著者と似たような立場に居るため、←つまりは底辺労働者ということですが…共感できました。 ヽ(・ω・)/ズコー 今でもこのような酷い・過酷な職場ってあるのかな? とか思うんですけれども、どうなんでしょう...続きを読む? 派遣労働で言えばアレですよね、グッドウィル?だかなんだか忘れましたけれども、確かそのような会社が法的に違法だと判断されたと思うんですけれども、そのような判断がされる前、つまりは著者が派遣労働に従事していた頃っつーのはやはり、派遣会社に言いように働かされていたんでしょうね…。 ヽ(・ω・)/ズコー もちろん、今現在もそのような、キツイ立場に置いて働かれている方は多くいらっしゃると存じます…。 工場っていう環境がダメなんでしょうかね? 工場で働いたことがないので分かりませんけれども、なんだか閉鎖された世界というか…そんなイメージですねぇ…。 で、その閉鎖された環境の中でヤンキー上がりみたいのがえばったりしていたら最悪ですよね! そうした最悪な環境を見事生き抜いて作家デビューしたのは著者なわけですが…。 ヽ(・ω・)/ズコー きつい環境の中でもユーモアを忘れない著者の筆致に思わず笑いがこみ上げることも…! 底辺労働者必読のエッセイです(!) さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー
本当面白い!飴村さんはエッセイ向きなのでは。もちろん長編も面白いけど。現代版「蟹工船」ってあるけど、本当その通りだし、なかなか現状を発表できる人がいない今、もっと表に出てほしいなあと思う。
『粘膜人間』で華々しいデビューを遂げたホラー作家、飴村行。しかしそこに至るまでは、聞くものみなをドン引きさせるほどの苦難があった。漫画家を目指し決死の覚悟で歯科大学を中退するも、あっという間に挫折。逆恨み精神満載でつづる現代版『蟹工船』。 あれだけ異形の小説を生み出すのだから、いったいどんな下積み...続きを読む時代を送ってきたのか興味深かった。‘逆恨み精神満載でつづる現代版『蟹工船』’という謳い文句には激しく同意するけれど、それなら芥川賞作家西村某だって同じはず。どうして飴村の体験が「爬虫人ヘルヴィノ」を生み出したのか?は結局わからなかった。 (B)
期待したほど面白くなかった~!!! でも、あとがきを先に読んじゃったのが敗因かもw いろいろと過酷でシュールな体験をしているけど、作風自体は高校生の時から出来上がっていたようなので、それとは関係ないらしいw それにしてもなー・・・同じ年代で、そう遠くもない場所に住んでいた人がこんな体験をしていると...続きを読むは驚きである。 確かに、現代版「蟹工船」と言ってもいいかもーww とか書いてるうちに、もういっぺん読み返したら面白いかも・・・という気分になってきた。 そうだ、きっといろんな注釈があったから気が散ったのかもしれない。うーん、なんか面白かった気がしてきたぞ。 もいちど読んじゃおっかな~~www
大いに笑いました。 声が出るほどで、面白かったです。 嘘をつく、ずるい、逃走する、拝借する、それらを正当化する、おっさんたちを見下す。 でもなんだか憎めないのは、適度に抜けてていろんなことに巻き込まれ、その分ちょっと怖い目に遭ってるからかな(笑) うまく立ち回れない分、職場の人には愛されてたような...続きを読む。 笑っちゃいけない時に笑いが込み上げるのすっごいわかるわー(笑)
2016/9/10 アミーゴ書店Blumer神戸店にて購入。 2018/4/23〜4/25 粘膜シリーズでお馴染みの飴村行さんのエッセイ。シリーズを愛読しているが、不思議とこれまで飴村さんの生い立ちのようなものを全く知らずにいた。作家になるまで中々ハードな生活をしておられたんだ。もうすぐシリーズ新...続きを読む刊も出るので楽しみにしていよう。
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