谷川流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
※分裂・驚愕通してのレビューです。
分裂単体だと、ラストは"つづく"で終わってしまうので、分裂、及び驚愕の前・後、3冊で一つのストーリーになっています。
新キャラとして新手の未来人・宇宙人・超能力者とハルヒポジションに担ぎ上げられそうな女性キャラが出てきたり、SOS団の新入部員志願が出てきたりして、いろんなキャラクターがそれぞれの思惑でドタバタするという話があるが、世界が複数に分岐しており、ドタバタを経験するキョンと経験しないキョンの話があります。
その登場人物が意識し得ない平行した世界を、話の読者というメタな視点から読み進め、やがて収縮するという構成をとっており、大変楽 -
Posted by ブクログ
角川スニーカー文庫のそれぞれの作品の番外編を綴ったアンソロジーノベル。
作品は「問題児が異世界からくるようですよ?」「彼女たちのメシがマズい100の理由」「大奥のサクラ」「七星降霊学園のアクマ」「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」「Round-Trip」
今読んでる(問題児)や読んでいたことのある作品(脳内選択肢)は面白く読めましたが、読んだことのない作品は全然ついていけなかった。
詳しい設定とかまったく説明がないんだもん。
レーベルの落ち度だな。
でも、メシマズは読んだことなくても単純な設定と思われるのでちょっと読んでみたくなりました。 -
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Posted by ブクログ
いつも通りの日々をすごしていた、SOS団の面々。
ある日、いつも通り目覚め、学校についたキョンを待っていたのは、涼宮ハルヒのいない世界で、という話。
10年ぶりに再読しました。
この本が出た時は表紙のキャラは完全に新キャラだと思ってましたよ。
朝倉とか、一巻でちょい出てた長門の引き立て役で、本作でも、脇役とは言わないですが、
表紙を飾るほど活躍もしないと思うんですけどね。
アニメだの同人誌だの出た今となっては、まぁメインキャラと言えるんでしょうが。
内容はそこそこ面白かったです。伏線を残しての終わりですが。
あと、見てないですが、映画の原作は本作だそうですね。 -
Posted by ブクログ
短編集、ですかね。いや、中編?かな。
最初に収録されている、SOS団の皆が小説を書く話「編集長一直線」が結構長めなので主にそのお話。毎度のことながら、ハルヒ→キョンだよなーと。
ハルヒの命令で恋愛小説を書くことになったキョン。実体験を元に小説を書いたはいいものの、オチを入れずにプリントアウトした小説をハルヒに読まれ、この小説に出てくる女とはどういう関係なのか、と詰め寄られてしまう…。
この2人が大好きな私にとっては2人のこういうやりとり大歓迎なんですが、ただ、2人ともそういう行動しといて何も変わらないから現実味ないなーとは思ってしまいますね。
さて、物語の中でも、夏が来て秋が来て冬が来てと。