苫米地英人のレビュー一覧
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ネタバレこの本は”口ぐせひとつでキミは変わる”と似ている内容の本です。著者は違いますが、”口ぐせ”で書かれている内容をより詳しく体系化した本と考えていいと思います。ただ著者である苫米地さんの本はきき慣れない言葉がよく出てきて、最初に読むと???となってしまうことがあると思います(私がそうでした)。そういう時は、何回も繰り返し読んでいただくか、同じ著者の本を読むか、関連書籍(ここでは”口ぐせ”の本)を読むことで知識を落とし込んでいけると思います。
この本の中では、なぜ夢(ゴール)が達成できないかについても書かれていますので簡単に説明します。
自宅にいる時と、500人の前で講演をする時では、自宅にいる時 -
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ネタバレ評価:★★★★☆
本書は、著者が2010年に出した『なぜ、脳は神を創ったのか?』を一部修正・加筆したものらしい。
そっちも発売当初に読んだのだが、だいぶ時間もたっているので記憶がおぼろげなところもある。
その上で言いたいのは、『なぜ~』を読んだ人も気にせず、新作として読めるくらい修正・加筆してある(と思う)。
著者は、価値観を決めるものを全て宗教とする。
価値観とは一言で言うと「何が正義で、何が悪か」ということ。
その境界線をはっきり引くことで、本来なら遺伝子レベルで禁忌なはずの同族殺しが可能になり、人は人を殺せるようになる。
皆が疑いなく正しいとしている正当防衛ですら、一歩間違 -
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ネタバレテレビを見てはいけない、という題名から、テレビを見てはいけない理由について書かれているだけかといえば、そんなことはなく、その大半は苫米地先生が得意とする洗脳に関する記述が大半を占める。確かにテレビがどれほど庶民に害悪を与えるかも知ることが出来るが、テレビ以外の他人からだって我々は洗脳されている。「空気」を読むことで我々は夢を失ってしまうのだ。洗脳とは何か、洗脳から抜け出すためにはどうすればいいか。テレビを代表的な例に出してお答えしているのがこの本だ。
ちなみに僕は印象的だと思ったのはブームはマニアから生まれるという章だ。
あらゆるカルチャーは、最初はごく少数のマニアックな人たちが始めて、それが -
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経済大国であるという国の財布と個人の財布にお金があるかは全然別の問題だと思いつつ、共通点も多いですよね。どっちも、何かやりたいことや必要に迫られたことができたときに対応できるだけの余裕は必要だと思う。そのために、国の一般会計と特別会計の特性を明らかにしながら、どんな策があればもっと豊かさを感じられるようになるかを検討してみたのがこの一冊。個人的におもしろいと思ったのは、国家がはじめるクリエイティブなファイナンス。これができるようになったら、税金だけでなくいろんなお金の作り方が考えられそうだし効果もありそう。だからこそ逆に、財務省ってできることまだまだやってないんじゃないの?増税だけが手段じゃな
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いいこと書いてあるし、今の新しい第二言語習得の考えに基づいてる。これをここまでわかりやすく、悪く言えば、わかりやすく単純に書きすぎて、胡散臭くなってしまっているほどに、そこまで書いてある本は他にないんじゃないだろうか。
ただわかりやすく書きすぎているがために内容が薄い。
今の第二言語習得に基づいているのに、短略かしすぎてて、胡散臭い。もっと、どうして文法は勉強しても役に立たないのか、どうして、英語は脳で処理する部分が違うという主張になるのか、そしてそれを分けたほうがいい理由はなんで、本当に第二言語でも、臨界期後にパラメータリセットできるのか?
そういうところを、まずしっかり簡単でもいいから -
Posted by ブクログ
ネタバレ人(をはじめとする知能のある動物)の脳は、イヤなこと、予想が外れたときのことを「重要な情報」と判断して記憶する。同じ間違いを繰り返さないために。この仕組みは大昔は失敗=命の危機だったので大きな意義があったが、そこまでの危険が及ばない現代人の社会では、過去の失敗ばかりを集積する機能がいささか過剰な働きをしている状態にあり、「悩みの種が尽きない」「私の人生は失敗ばかりだ」といった感情につながっているのだそうだ。
専門知識が無くてもできる主な対策は以下の通り。
・一つ上の抽象度で考える(前頭前野の理性を使い、視野を上げ、「自分の怒りはまっとうな怒りであるか」と内省的に問い、理由や対策を考える)。