木下半太のレビュー一覧
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木下半太の長篇小説『極楽プリズン』を読みました。
ここのところ、木下半太の作品が続いています。
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バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。
男は「恋人を殺した無実の罪で投獄されたが、今、脱獄中だ」と打ち明ける。
そして、飲酒OK、ジムやシアタールームまであり、「出入り自由」な刑務所の話を始める。
「死んだ彼女を救うため、脱獄を繰り返す奇妙な男」の真相に近づいたとき、理々子が目にした恐ろしいものとは――?
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幻冬舎発行の月刊PR誌『PONTOON(ポンツーン)』に連載後、20 -
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木下半太のホラー連作短篇集『D町怪奇物語』を読みました。
『爆ぜるゲームメイカー』に続き、木下半太の作品です。
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作家デビュー前の「わたし」が、寂れたD町のバーの店主だった頃、日々怪異なものばかり目にした……。
事故を誘発するマグカップ。
意志を持ったサイコロ。
「金縛りに遭う様子を見ていてくれ」と懇願する客。
人に言えないモノが映ったラブホテルの映像――。
ここは磁場が歪んでいるのか、それとも「わたし」が引き寄せているのか? 戦慄の13編。
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2015年(平成27年)に刊行された作品です。
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木下半太のサスペンス作品『鈴木ごっこ』を読みました。
木下半太の作品は先月読んだ『女王ゲーム』以来ですね。
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「今日から、あなたたちは鈴木さんです」。
巨額の借金を抱えた男女四人が豪邸に集められた。
彼らの責務は、ここで一年間、家族として暮らすこと。
見知らぬ者同士が「家族ごっこ」に慣れてきたある日、貸主から次なる命令が下った。
失敗したら四人に未来はない―。
貸主の企みの全貌が見えた瞬間、想像を超えた“二重の恐怖”がつきつけられる!
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2015年(平成27年)に刊行された作品です。
■第一話 わたしはカップラーメンを食べない
■第二話 キャッチボールと缶コー -
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木下半太のサスペンス作品『女王ゲーム』を読みました。
木下半太の作品は先月読んだ『GPS:沖縄県庁 幽霊の告白』以来ですね。
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『悪夢のエレベーター』の鬼才が描くババ抜き勝負!
女王ゲームとは命がけのババ抜き。
優勝賞金10億円、イカサマ自由、但し負ければ死。
裏をかきあい知力を尽くす死亡遊戯の開始だ!
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2013年(平成25年)に刊行された女王シリーズの第1作です。
賞金10億円、敗北すれば死、それが女王ゲーム、命がけのババ抜き……参加者は美女と奴隷のペア、イカサマ自由、細工したカードの持ちこみ可、、、
主催する謎の美女に挑むのは、イケメン東大生と美女教師、 -
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木下半太のエンターメイト作品『サバイバー』を読みました。
木下半太の作品は先月読んだ『フィーバー5』以来ですね。
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崩壊した東京で生き残るんだ!!
『悪夢』シリーズで話題沸騰の才人が描く戦慄の群像劇
何の前触れもなく、地球が崩壊した。
全ての移動・通信手段は失われ、世界の人口は千分の一に。
東京では、占い師に縋(すが)る者たち、瓦礫に落書きを描き続ける大人のグループ、徒党を組んでレイプを繰り返す男たち、リアルモンハンに興じる子ども集団が跋扈していた。そして駒沢公園跡に墜落したジャンボ機の中では、男が物語を綴り始めた――彼が書く、その理由とは何なのか!?
壊滅した終末の都市で、 -
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木下半太のサスペンス作品『フィーバー5』を読みました。
木下半太の作品は10年近く前に読んだ『オーシティ』以来なので久し振りですね。
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スーパーキッズアイドルグループとして一世を風靡した「フィーバー5」。
その後解散し、メンバーのうちミドリだけ大スターとなるが、他の四人はそれぞれ負け犬人生に絶望する毎日を送っていた。
解散後二十年が経ったある日、「フィーバー5」へテレビ出演依頼が舞い込み、五人が久しぶりに集まることに。
そこで四人の人生はミドリに陰で操られていたことが発覚する……。
ミドリへの復讐を誓い、その場で暗殺計画を企てる四人。
だが、事態は思わぬ方向へ――予測不可能な感動