木下半太のレビュー一覧

  • 鈴木ごっこ
    サクサク読めた。

    ラストを読んでからパラパラ読み返すと、

    お世辞にも可愛いとは言えないはずのカツオの娘がエキゾチック美女になってたり、
    二階堂家の娘のことが好きだったダンがコンビニ店員と付き合ってたり、
    クソ皮肉屋のタケシが戦闘機のおもちゃで現実逃避したり、

    あとそれぞれの呼び方が若干違ったり...続きを読む
  • ロックンロール・トーキョー
    新刊の棚にあったので三年ぶりくらいに手に取る。半自伝的書き下ろし。やっぱこの人は人柄だよね。私自身も含め、都合の悪いこと、嫌なことには目をつぶったり、知らん顔してる人間が多い中、この人は自分に誠実だから、立ち止まって「何があかんかったのか」「なんでや」と事件を受け止め、咀嚼する。そんな作者に寄り添う...続きを読む
  • 鈴木ごっこ
    『鈴木家に成り済まして暮らせば、2500万円の借金はチャラだ』
    それが男3人女1人が偽家族として過ごす一年のはじまり。
    コントのようで楽しく、軽快で読みやすく、そんな中に浮いてくる違和感。
    終わりには全てが繋がって少しにやけます。
  • ロックンロール・トーキョー


    前作『ロックンロール・ストリップ』に続く二作目。著者の半自伝小説。

    今回は、極めて渋いというか、コメディ要素はないな。ただ、勇気づけられる一冊ではある。前作も半自伝だったが、笑える要素があった。
    誰しも、大なり小なり挫折は経験するだろう。特に芸事関係の生業に身を置く方々は特に勇気づけられるので...続きを読む
  • 鈴木ごっこ
    漫画みたいに一気に1冊読めた。面白かったけど、たこ焼きパーティーの時に、睡眠薬みたいなのを混ぜた意味がわからない。
  • 悪夢のエレベーター
    予備知識なく読みました。

    何か良く分からないけど・・・で、始まり途中から視点が変わり・・・ はて??

    うん?おや?はぁーっと、なりますが最後まで読んで
    そーきたかぁ、で終わりました。

    結論。賛否あるかも知れませんが、あたしは面白かったです‼︎
  • 悪夢の水族館
    悪夢のギャンブルマンションの続編的作品!
    今作はかなり入り組んだ内容なので、出来れば一気読みが望ましいと思いました。
  • D町怪奇物語
    オムニバスぽいストーリーで切がイイです。
    恐怖系と思いきや、不思議系かな…
    「夫婦幽霊」と言う話は作者らしい話で、笑いを堪えるのに苦労しました。(マクドナルドで読んでいた為)
    「カウンターの復讐屋」この話もオススメです。
  • ビデオショップ・カリフォルニア
    日本全国の読者のうち、はたして何人がこのピンポイントすぎる舞台を知っているというのでしょうか。お好み焼き「金的」、ラブホ「シャルル・ペローの白いチャペル」、レストラン「ピエロ」、どれもこれもすべて実在。特に、今はもうない金的の名前が出たときは懐かしさに震えました。

    読みやすさの点ではピカイチの木下...続きを読む
  • サンブンノイチ
    騙し合いのサスペンス。
    銀行強盗をした後の逃亡劇、というか、抜け駆け劇が、緊迫感とどんでん返しの連続で展開し、その合間に過去に戻って騙しのネタバラシがある、という凝った展開。
    しかも、先に進むに連れ、どんどん追い詰められていき、大逆転はあるのか、となかなかのジェットコースター的なスリルだ。
    ただ、途...続きを読む
  • 悪夢のエレベーター
    友達のおすすめで購入。
    作者さんは小説家の他にも映画監督、脚本家などもしているとのことです。
    だからなのか、どことなく劇っぽいと言うか、場面のイメージもしやすいけど派手というかあんまり合わなかったような感じでした。
    読んだのが結構前なので、感想もうろ覚えです。
  • サンブンノイチ
    借金を背負った仲間が一発大逆転の銀行強盗を成功させ、金を分けるまでの話。色々な人物が金を狙い仲間と見せかけて騙し合う大どんでん返し。警察に追われるとかは全く無いが、騙し騙されが痛快である。
  • きみはぼくの宝物 史上最悪の夏休み
    江夏七海は小五の夏休みに、落ちぶれた冒険家の父に連れられ、宝探しの仕事に向かう。だが、「危ないことが大好物」の父が、“宝”の正体を聞いて顔色を変えた!一方の七海は、依頼主の豪邸で見た写真の少女にひと目惚れ。もはや父は邪魔なだけ。友人と宝探しを始めるが、裏切り、襲撃、誘拐と、手に負えない困難ばかり…。
  • 悪夢のドライブ
    悪夢シリーズの二作目です。

    前作同様とても面白く、先が読めないスピーディーな展開に、最後まで翻弄されっぱなしでした。

    とにかく、登場人物が多いのですが、描き分けもしっかりされているので、混乱することもありません。
    前作の登場人物が、さりげなく出てくるところも良いですね。
    なので、前作を読んでいる...続きを読む
  • 奈落のエレベーター
    悪夢のエレベーターを読んだのはかなり前だったので、ほとんどおぼえていなかったが、それでも普通に楽しく読めた。
  • 鈴木ごっこ
    他の人も言っている通り「へ〜そっか〜」で終わる。結構ありきたりな設定。
    しかも「鈴木」である理由が分からない。きっとこれは齋藤でも田中でもなんでもいいのだと思う。
    これが鈴木である意味をもっと見いだせたら良かった。
    あと最初に張った伏線とあとからのネタばらしで矛盾が生じる点があるからそこが惜しい。
  • 悪夢の商店街
    象のキャラが面白いし、そこから母性に目覚める主人公も良い。施設の園長のキャラがよい!!コミカルでもあり、サスペンス要素もあって楽しめると思う。
  • 悪夢のエレベーター
    以前から度々目にして、ずっと気になっていた、木下半太さん。

    この『悪夢のエレベーター』がデビュー作になります。

    エレベーターの中に閉じ込められるという、想像しただけで恐怖感しかない状況が、コミカルに描かれていて、とても読みやすい作品でした。

    ドラマ化、舞台化、映画化ない、更に漫画化もされている...続きを読む
  • 悪夢のエレベーター
    誰の視点で書いているのかが、時々わからなくなった。でも、これは映像を文章にしたものなんだと思ったら、迷うことがなくなった。 カメラが切り替わる感じ。
    結末が怖い。
  • 悪夢の水族館
    悪夢シリーズ 第10弾

    プロローグ
    第一章 深海魚の男
    第二章 晴夏の家族
    第三章 結婚式の惨劇
    第四章 深作の過去
    第五章 晴夏の過去
    第六章 水族館の惨劇
    第七章 ラストショー
    エピローグ1
    エピローグ2

    沖縄に集結した洗脳の大魔王・深作正美と、ターゲットのカップル・信次と晴夏、そして対...続きを読む