木下半太のレビュー一覧

  • ロックンロール・ストリップ

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    映画監督になる夢をかかえ、仲間たちと売れない劇団をやりながら、小さなバーを経営している勇太。ある日、セクシーな客が現れ、劇団にストリップショーの前座をやってみないかと持ちかける。しかし、場末のストリップ劇場の客は数えるほどで、全て常連。さらにストリップを見に来ているために、劇団のコントなど見たくないのだった…。

    やたらとあちこちに自伝的小説と書かれているが、相当の脚色がなされている創作である。そのほうがいいけど。

    ストリップ劇場でのゴタゴタや、プライドも何も打ち捨ててウケ始めるあたりは、吉本新喜劇的なお約束の連続でも有るので、楽しく勢いよく読める。そこに謎の男、井手が出てきて話がややこしく

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    2024年03月12日
  • サバイバー

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    発売が比較的最近の作品。
    最初に木下半太の作品を読んだのが、悪夢のエレベーターだったので、何とはなしに比較しながら読んでしまった。

    以前は全体的に軽く、b級映画のような安っぽさがあった。しかしこの作品は様々な視点からの集約が読んでいて非常に読みやすかった。文章も全体的にしっかり描かれており、読み応えもあった。

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    2024年02月15日
  • 悪夢の観覧車

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    3つの視点でそれぞれ語りあって、最後は一つになる。という物語で。直二郎が復讐を果たすために、医者の真を、苦しめ殺す手立てを考えると言う内容です。
    コミカルで、状況描写が多く、面白かった。

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    2024年01月22日
  • 鈴木ごっこ

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    ネタバレ

    スラスラ〜と軽く読めるミステリー小説。
    話は淡々と進んでいくが続きが気になってあっという間に読める。

    同じ借金を抱えた男女が1年間「鈴木」という姓を名乗って家族として過ごせれば借金がチャラになると言われ、高級住宅街に集められる。

    後半まで読んでいくと“妙なズレ”を感じ、あれ?ん??とよくわからなくなる感覚に陥り、それでも読んでいき、やっと結末に辿り着いた時に『えっっ!?!?』と驚きの展開が待ち受ける。

    第一話の“わたしはカップラーメンを食べない”が後にこんな大きな意味を持っているとは…

    スキンヘッドの謎の男も、鈴木ごっこをさせられている連中と同じ立場なのかと思うと、この一連の首謀者は一

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    2023年12月24日
  • 裏切りのステーキハウス

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    展開が早くてハラハラドキドキではあるのだけれど、お話自体は大変大雑把な感じ。ステーキハウスの中で行われる一夜の復讐劇。エンタメ作品。

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    2023年10月21日
  • 極限トランク

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    目が覚めたら裸で手足を縛られ車のトランクに、女性の死体と一緒に放り込まれている男。
    黒幕が誰かを推理していくサスペンス。
    途中までギャグだと思って読んでいたが、ラストに行くつれなかなか重い展開があった。

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    2023年07月11日
  • 悪夢のクローゼット

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    作者の悪夢シリーズはほかに読んだことはないが、面白かった。主人公の設定と話の締め方に統一性があっていい。

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    2023年04月10日
  • 裏切りのステーキハウス

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    後半はセリフだけで流し読み。
    展開が早くて、サクッと読めた。
    舞台がステーキハウスという点が面白いと思った。

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    2023年03月18日
  • 悪夢の観覧車

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    コメディークライムノベルとでも言いましょうか。。。

    お話は、大阪天保山にある観覧車が爆弾を抱えたヤクザ者に乗っ取られ、人質は60機のゴンドラに乗る乗客。
    身代金は6億円。
    身の代金の受け渡しは?犯人はどうやって逃げるのか?

    全然シビアなプロットはありませんが登場人物のキャラが立っていて面白い。
    荒唐無稽、ご都合主義のお話ですがコメディーですから問題なし。

    著者はコメディー劇団を主宰し脚本も手がけるそうなのでその延長線での感覚で読めば納得です。

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    2023年02月18日
  • 悪夢の観覧車

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    サクサク読める。最後切なかったな、エンタメ要素強めの軽めの小説だし、ハッピーエンドがよかったかも。朝子さんかっこよすぎた。

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    2022年12月14日
  • 悪夢の観覧車

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    『悪夢のエレベーター』、『悪夢のドライブ』に続くシリーズ三作目です。

    観覧車をジャックし、身代金目的の誘拐を企てる犯人が、衆人環視の中いかにして身代金受け渡しを行い、逃走経路を確保するのかを最大の焦点にして物語が進みます。

    多少強引なところも見受けられますが、スピーディかつ予測不能な展開はエンターテインメント性に富んでいて、映像化しても面白そうです。

    読み進めるにつれ増してくるサスペンス性に加え、程よくコメディ要素を融合させたとても読みやすい作品で、最後まで飽きることなく楽しませていただきました。

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    2022年09月09日
  • サンブンノイチ(2)

    購入済み

    暇つぶしに

    やってることはめちゃくちゃで意味不明だけど、ある程度の画力と読みやすさがあるので暇つぶしで読むのはいいかも?

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    2022年07月13日
  • 悪夢の商店街

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    ネタバレ

    結婚詐欺師とヤクザと女子高生ペテン師がアジア人だけに感染するインフルエンザウイルスを探す。
    大して分厚くもない文庫本によくこれだけ詰め込んだな。
    タイトルだけ見たらホラーかと思ったのでびっくりはしたが読みやすくて良かった。

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    2022年05月12日
  • 鈴木ごっこ

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    そんなオチだったとは。ラストの衝撃は高め。ただ途中は続きが気になってしょうがない、ってほどじゃなかったので厳しいかもしれないけど星3つ。

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    2022年05月02日
  • 鈴木ごっこ

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    よくわからないらないまま、軽妙なテンポで話が進んでいく。
    最後、結末がわかると、めっちゃ怖い❗️
    なかなか、面白かった❗️

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    2022年05月02日
  • 悪夢のエレベーター

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    物語の流れは面白かった。内容が二転三転して進んでいくので最後まで飽きを感じずによめた。
    しかし、描写がかなり薄いように感じた。淡々と進んでしまうので感情移入という段階まで進めずに物語が終わってしまう。心情描写や、個人への焦点があまりないなぁと思ってしまった。
    読みやすさという点ではかなり読みやすいと思う反面、深みはあまりかんじられない。

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    2022年04月24日
  • 鈴木ごっこ

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    面白かった。割とあっさり季節が進んでいくなぁと思ってたら、やっぱり。そりゃそう簡単にはいかないよね。
    それにしても救いが無さすぎる。
    ラストのオチにもびっくり。
    小梅さんはいつ解放されるんだろう?

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    2022年02月12日
  • ビデオショップ・カリフォルニア

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    割とじめっとしたカリフォルニアでした。主役の桃田竜君が最後まで悩める軟弱者に見えたからでしょうかね。

    若林さんとヤブちゃんの包容力に救われる。人生廻すのは女だよな~と再認識。

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    2022年01月26日
  • サンブンノイチ

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    化かし化かされ、誰が誰を裏切っているのか…?
    これで決着、と思われた局面が息もつかせず二転三転する。
    一体最後はどうケリがつく?の興味が最後まで尽きない。

    で、多分「まだまだ続くぜ」と気取ったんだろうなーとは思うんだけど、なんとなく結末がしょぼくない?

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    2021年10月26日
  • 爆ぜるゲームメイカー

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    ネタバレ

    まただよ。「本当の狙い」「戦慄の結末」とか煽るから、どんでん返しがあるんだなって身構えちゃって想定内の結末だと肩透かし食ったような気になっちゃうという…。
    そもそも、人を殺してまで一千万手に入れたやつは、枕元に一千万あったら絶対思い出すでしょう? 後半の種明かしのためにリアクションさせないのは…。
    小谷野が滝川を誘い、滝川が宮下を誘って三人組になったのに、三人ともにあらかじめ関係者に数えられてる。誘わなかったら、あるいは違う人を誘っていたらどう修正するつもりだったの?
    宮下は勝美が死んだと思い込まされていたのに、田園調布で再会した時に何にも言わない。実は生きていたって事前に知るシーンがあったの

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    2021年09月18日